脱毛後にできるのはニキビではなく毛嚢炎!早めのケアが大事
脱毛をしてから数日、施術箇所がプツプツと白く盛り上がり、ニキビのような吹き出物ができてきた…!という経験をした方はいませんか?
経験をしている方はご存知かと思いますが、これはニキビではなく「毛嚢炎」という吹き出物です。ニキビと非常に似ているので、多くの人が勘違いをしてしまうそうですが、ベースは同じでも全くの別物です。
この毛嚢炎を簡単に説明しますと、レーザーなどの光の力で毛根細胞を破壊すると同時に、お肌のバリア機能まで一緒に破壊をしてしまい自浄作用が減少し起こる肌荒れです。
今回は、この毛嚢炎について詳しくご紹介します。
脱毛後にニキビができた!実は毛嚢炎(毛包炎)という毛穴の炎症です
毛嚢炎ができる原因とは?
脱毛を行うと、通常ではありえない強い光を一度に浴びるので、肌や毛穴に大きな負担がかかります。この負担は、自己処理で行うカミソリや毛抜きを使ったムダ毛処理よりもダメージが大きいです。
この状態は、毛穴の中に傷ができている状態と同じです。そしてこの傷口にブドウ球菌が感染することが原因で毛嚢炎にかかってしまいます(ブドウ球菌は、お肌の常在菌のひとつです)。
ブドウ球菌は、じめじめとした環境下で繁殖をしていきます。そのため、冬場よりも夏場の汗をかいて湿った状態のお肌の方が、毛嚢炎にかかるリスクが高まります。
見た目は化膿をした状態のニキビと似ているので、顔にできた場合ニキビと勘違いをして発覚までに時間がかかってしまうこともあります。
ニキビと同じく、日常生活でのストレスや食生活の乱れなどが原因で発症することもあるので、ますます見分けを付けるのが難しいですが、毛嚢炎はニキビと同じものではないので、注意が必要です。
ニキビと毛嚢炎の違いとは?
大まかにくくると、ニキビの中の一つの種類として毛嚢炎は分類をされるのですが、すべてがイコールではありません。ニキビはホルモンバランスの乱れから起こることが多い吹き出物ですが、毛嚢炎はブドウ球菌の繁殖で起こる吹き出物です。
見た目や根本的な部分は同じですが、できる原因に違いがあります。
毛嚢炎ができやすい部位
毛嚢炎は、おでこ・背中・ワキ・膝小僧・太もも・ふくらはぎ・デリケートゾーンにできやすいといわれています。これらの共通点は、じめじめとしていて皮脂の多い点です。つまりムダ毛が多くて蒸れやすく、雑菌が繁殖しやすい箇所です。
男性の脱毛の場合は、ひげの脱毛と陰毛の脱毛時に起こりやすいといわれています。
毛嚢炎はブドウ球菌と結びつくことで起こる吹き出物で、これは細菌感染の一種です。そのため疲労やストレスが溜まった、身体の免疫力が下がっている時にニキビができやすい人は、毛嚢炎にもなりやすいです。
思春期の男の子の顔にできるニキビと同じく、皮脂が多く分泌される男性の方が毛嚢炎になりやすいです。女性でも生理前のホルモンバランスが崩れているときに肌荒れを起こしやすい人は、要注意です。
フラッシュ脱毛より照射が強いレーザー脱毛の方が、毛嚢炎ができやすい
脱毛の方法にもさまざまな方法が開発され、低刺激で脱毛を完了できるようになってきています。それでもお肌への負担は大きいです。
中でもレーザー脱毛は、肌へのダメージが高く、毛嚢炎になるリスクもグンと上がります。レーザーを用いた脱毛の仕組みは、色の濃い部分にのみレーザーが反応し、光を照射します。
この光が照射された後に、光は体内で熱に変わり、毛根と毛根周辺の毛包を破壊します。毛根細胞のみを破壊するといわれていますが、肌へのダメージが大きいので、赤みが起こったりヒリヒリ感が出てしまいます。これは毛穴周辺の皮膚がレーザーの刺激により炎症を起こしているからです。
毛嚢炎には痛みを伴うものもあれば、まったく痛みを感じないものもあります。また施術から時間の経過したころに、免疫力が下がったタイミングで急にできることもあるので、脱毛が原因で起こっていると気付かない人もいるくらいです。
毛嚢炎の対処法
早めにクリニックや皮膚科に相談して、薬を処方してもらおう
脱毛後に白い吹き出物が施術箇所にできたら、ニキビではなく毛嚢炎の可能性が高いです。この場合は、通常のニキビケアとは違ったケアが必要となるので、早めに受診をして薬を処方してもらいましょう。
毛嚢炎という難しい自体を見ると、なかなか治らない吹き出物なのでは…と不安になりますが、根っこはニキビの仲間なので、抗生剤を飲み、抗炎症剤を塗ればあっという間に治ります。
ニキビ治療は、その時の体調やストレス度合いで長引くことも多々ありますが、意外にも毛嚢炎は薬を塗れば数日で完治をするので、早めに医療機関を受診して治すようにしましょう。
絶対に潰してはダメ!悪化して色素沈着などの原因に
これはニキビ治療と同じくではありますが…毛嚢炎をつぶすのは絶対にNGです!
確かに白い膿みを持った吹き出物なので、中の膿みを出してしまえば治るようなイメージがありますが、これはニキビと同じく、膿みを出すことで手指の雑菌が傷口から侵入し、悪化をしてしまいます。
また押しつぶした時に、お肌に圧力がかかり、色素沈着の原因ともなります。もしできてしまった場合は、薬での治療が早期解決のカギなので、すぐに病院へ行きましょう。
毛嚢炎の予防
脱毛後は、入念な保湿ケアで肌の乾燥を防ごう
毛嚢炎は前述の通り、細菌感染からくる皮膚の病気なので、特に以下の点に注意をしてください。
- 施術箇所は清潔を保つ
- しっかりと保湿をする
- ストレスや疲れ、ホルモンバランスの乱れに注意をする
疲れやストレスが溜まっているときは、一番ダメージを受けている箇所に症状が出やすいです。脱毛後は、特にこれらを意識して生活をするようにしてください。
そしてしっかりとした保湿がポイントです。それも効果なクリームなどを使ったケアよりも、プチプラでも構わないので、たっぷり使って満足いくまで肌を潤してあげるのが良いです。
この時使うクリームなどに、アロエなどの自然由来の抗炎症作用が含まれたものを選ぶと、さらに良いでしょう。
脱毛後のお肌は、日焼けと同じく目で見える乾燥というよりかは、どちらかといえば肌の奥から乾燥をしているイメージです。こまめにしっかりと保湿剤を塗り込んであげて、脱毛箇所の乾燥を防ぎましょう。
ダメージを受けているお肌なので、保湿剤は赤ちゃんのお肌にも塗ることのできる、低刺激のものを選びましょう。
オーガニックといわれていても、意外にもいろんな成分が入りすぎて結局オーガニックでないものが多く販売されているので、購入時は必ず成分表を確認してください。
低刺激の保湿剤を、なでるようにやさしく、指の腹や手のひらを使って入念に塗り込んであげてください。この時にゴシゴシを力強く塗り込むのはNGです。
保湿をすることで肌の抵抗力がグンと上がります。脱毛後は、いつも以上に高保湿なケアを心がけましょう。
施術箇所を清潔に保つのは基本中の基本ですが、洗いすぎるのはダメです。洗浄能力の高い、最近の洗顔フォームやボディーソープを使って洗うと、汚れと一緒に肌に必要な菌まで洗い流してしまいます。
この必要な菌を洗い流してしまうことで、かえって肌が乾燥をしたり、毛嚢炎の原因につながったりします。
脱毛後のお肌は清潔にしましょうと病院でいわれますが、普段通りの洗い方でOKです。特別なことをすると肌もびっくりするので、いつも通りの洗い方を徹底してください。
そして脱毛後はストレスをためない!これは脱毛をしているから…というわけではありませんが、ストレスや疲れは良からぬ症状につながります。
しっかりとバランスのとれた食事と質の高い睡眠をとって、ストレスフリーな生活を心がけましょう。
毛嚢炎に注意をしてしっかりとしたケアをしよう
美しくなりたくてスタートする脱毛ですから、脱毛による肌トラブルは絶対に防ぎたいですよね。ニキビとそっくりな形状で、しかも痛みがなければ、毛嚢炎と気付かずに過ごしてしまいそうですが、もしいつもと違うな…と感じたら、早めに受診をしましょう。
薬の力を借りれば、すぐに治るものなので、焦る必要はありません。毛嚢炎にならないためにも、脱毛後はしっかりと保湿をし、肌を労わってあげましょう。
ケアをするとき以外は触らず、ニキビの治療の時と同じく、つぶしたりは絶対にしないでください。過度な洗浄は、肌の良い菌まで洗い流してしまう恐れがあるので、いつも通りの洗い方でやさしくケアをすることが早期改善になるでしょう。