ワキガって悪化するの?
最近ワキガの臭いが強くなってるような気がする・・・
「今日はワキガの臭いが強烈だな」「今日はいつもより臭わないな」このような経験をしたことがある方が多いのではないでしょうか。ワキガ自体は生まれつきの体質で決まっているので、突然ワキガになってしまうことや治ることはないのですが、ワキガが悪化して臭いが強くなることはあります。
ワキガが悪化してしまう原因を知ることでワキガを治すことは出来ませんが、ワキガ臭が強くなってしまうことを予防することは出来ますので、ここではワキガが悪化してしまう原因と改善策をご紹介します。
ワキガが悪化する3つの原因
1.アポクリン線(汗腺)の変化
ワキガの臭いは、アポクリン線から出る汗を皮膚上にいる雑菌が分解することで発生します。このアポクリン線の数は生まれた時に決まっているので、成長の過程で増えたりはしませんが、大きさや質、活動量は生活習慣や食べ物で変化します。
アポクリン線が大きくなったり活動が活発になるとワキガは悪化してしまいます。
エクリン線
主に体温調節をするためにある汗腺で、成分のほとんどが水分なので臭いはそれほど強くありません。細菌によって分解されると一般的に汗臭いと言われている臭いがします。
アポクリン線
臭いを出すための汗腺と言われていて、昔は固体識別や異性をひきつけるためのフェロモンの役割があったようです。エクリン線から出る汗と比べるとたんぱく質や脂質、アンモニアなどのニオイの元となる物質が多く含まれているので、細菌によって分解されるとあの独特のワキガの臭いが発生します。
食べ物
動物性たんぱく質や脂肪分が多い食事は、アポクリン線を刺激してワキガを悪化させる原因になります。ワキガの手術を行っているクリニックでも、最近の食の欧米化で昔に比べるとアポクリン線が大きくなっているというデータがあるようです。
野菜や魚などの和食中心の食事を心がけることで、ワキガが悪化することを予防することができます。
お酒、煙草
お酒と煙草はワキガを悪化させる大きな原因になります。
お酒
お酒に含まれているアルコールはそれ自体とても臭いが強く、自分のワキガ臭が分からない嗅覚脱失の人はいますが、アルコールの臭いがわからなくなる人はまずいません。
さらにアルコールは発汗を促進します。お酒を飲むと血流が良くなり体温が上がり汗の量を急激に増やしますし、直接汗腺を刺激して活動を活発にします。急激に発汗した汗は通常の汗よりも臭い成分が多く含まれているのでワキガの臭いも強くなってしまいます。
また、アルコールは代謝の過程でアセトアルデヒドや酢酸というさらに臭いが強い物質に変化します。これらの物質は汗からも排出されるので、体臭を強くします。
煙草
煙草に含まれているニコチンは、脳にある体温調節中枢を刺激してエクリン線からの発汗を促進します。また交感神経も刺激するのでアポクリン線からの汗の分泌も促進します。
アポクリン線から出る汗をエクリン線から出る汗が拡散することになるので、相乗効果でワキガの臭いが悪化してしまいます。
ストレス
私たちの体はストレスを受けるとアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されると汗腺が刺激されて汗の量が増えます。ストレスを感じて手のひらや脇に大量に汗をかいた経験があると思いますが、それはアドレナリンによるものです。
アポクリン線から出る汗の量が増えると単純にワキガの臭いも強くなってしまいますし、エクリン線からの汗の量も増えてアポクリン線からの汗を拡散してしまうので、相乗効果で臭いが強くなってしまいます。
現代社会ではストレスを受けないように生活をすることは難しいと思いますが、自分なりのストレス解消法を見つけてうまく付き合うことでワキガが悪化することを防ぐことができます。
2.常在菌(細菌)の増加
ワキガの臭いの原因はアポクリン線から出る汗なのですが、実は汗自体に臭いはなく常在菌によって分解されてはじめて臭いが発生します。
皮膚上にいる常在菌は、悪さをする細菌の侵入を防いでくれるのですが、臭いの原因になる物質が大好物なので臭い物質をエサにして代謝として臭いを出します。細菌の量が少なければ臭いは弱いですし、細菌が大量に発生すると臭いも強くなります。
ストレス
上記でもご紹介しましたが、ストレスを感じるとアドレナリンや男性ホルモンが大量に放出されます。これらのホルモンは皮脂の分泌を活発にします。皮脂は細菌の大好物なので皮脂の量が増えると細菌も大量に繁殖しますので、ワキガの臭いが強くなってしまいます。
ストレスは汗の量も細菌の数も増やしてワキガを悪化させるので、ワキガ体質の方には大敵です。
風通しの悪い服
脇の臭いはデオドラントシートなどで汗を拭き取ってデオドラント剤を使用すれば抑えることができますが、一度服にうつってしまったワキガの臭いを取るのはなかなか難しいです。
梅雨の時期の洗濯物はなかなか乾かないので生乾きの臭いが発生してしまいます。ワキガの臭いも同じように風通しが悪い素材のものやピッタリとした服は、汗が乾かず細菌が繁殖しやすくなりワキガが悪化する原因になります。
風通しのよい素材で少し大きめの服を選ぶことで通気性が良くなるのでワキガの臭いを抑えるのには効果的です。また汗脇パットと使用するのも効果的ですね。最近のものは消臭効果や殺菌効果があるものもありますし、小さくて薄いので使いやすいと思います。
3.手術
ワキガが悪化するという表現があっているかはわかりませんが、ワキガの手術をすることで臭いの悩みが増えることがあります。
上記でもご紹介しましたが、ワキガの臭いはアポクリン線から出る汗を細菌が分解すると発生します。(アポクリン線から汗をかく⇒細菌が分解する⇒ワキガ臭が出る)
ワキガの手術は色々な方法がありますが、ワキガの原因のアポクリン線を除去することが目的です。外科的な手術でアポクリン線を取ってしまえばワキガの臭いの元となる汗は出なくなりますし、もちろん細菌も繁殖しませんのでワキガの臭いは発生しなくなります。ですが手術にはリスクもあります。
他の部分の臭いが強くなる
ワキガの臭いの原因のアポクリン線は脇に集中していますが、他の部分にもあって「耳の中」「乳輪周辺」「陰部周辺」「肛門周辺」にもあります。乳輪周辺のワキガは「チチガ」陰部周辺のワキガは「スソワキガ」と呼ばれています。
医学的根拠はないようなのですが、ワキガの手術をして他の部分の臭いが強くなったという相談が多くあるのは事実のようです。ワキガの臭いは軽くなったけどスソワキガが悪化してしまったということが結構あるということです。
臭いが再発する
ワキガの手術は医師の技術によって結果が大きく左右されます。一番成功率が高い手術法は、脇を切って皮膚を裏返して実際にアポクリン線を見ながら切り取っていく方法ですが、この方法でも臭いが再発することがあります。
原因はアポクリン線の取り残しやアポクリン線の根元がのこっていて再生するからです。汚いはなしですがう○ちの量が半分に減っても臭いですよね?同じようにアポクリン線が残っていると結局臭いのです。
また、目視でアポクリン線を取り除く手術は、必ず傷跡が残りますし、酷い場合だと引きつれをおこして腕が上がらなくなってしまったりする場合があります。反対に脇を小さく切開して器具を入れてアポクリン線を吸い出す方法は、傷跡は小さいですが、直接見ていないのでアポクリン線の取り残しの可能性が高くなります。
私の姉も手術をしましたが、かなり大きな傷跡が残っていますし、臭いは多少軽くなったようですが今でもデオドラント剤を使用しています。
まとめ
現代の生活でワキガの悪化を防ぐのは難しいと思います。食事は欧米化が定着していますし、ストレスは多くなっていく一方ではないでしょうか?そのストレスを解消するためにお酒や煙草の量も増えてしまうと思います。
また、ワキガ自体がワキガを悪化させる原因になっていて「私に臭ってる?」という精神的不安がストレスになって汗の量が増えて、ワキガの臭いが強くなってしまうという悪循環になってしまいます。
私がおすすめする改善方法は、効果的なデオドラント製品を使うということです。手術も成功すればいいのですが、失敗して傷跡が残ってしまったり引きつれをおこしてしまったら後悔することになってしまうので、自分にあったデオドラント剤をみつけてワキガとうまく付き合っていくのか安全ですし手軽だと思います。