原因を知り本質的な対策を 専門家オススメのニオイ・マネジメント
ひとくちにニオイ・マネジメントといっても、汗による体臭、加齢臭、口臭などさまざまなタイプがあり、原因も異なります。それぞれに適した方法でニオイをマネジメントしましょう。
加齢臭
加齢臭は40代にさしかかる頃から発生する中年期特有の体臭のこと。朝起きて枕のニオイを嗅いだ時、若い頃には決して感じなかった、謎のニオイがしたなら加齢臭とみていいでしょう。加齢臭の原因は、皮脂腺から分泌されるノネナールというニオイ成分で、皮脂の量が増えると強まる傾向があります。食生活や運動不足、喫煙などで生活習慣が乱れると皮脂の量が増え、ノネナールが発生しやすくなります。不摂生を控え、健康的な生活を送ることが予防の第一歩です。
ミドル脂臭
ミドル脂臭は、最近の体臭研究で新たに発見されたニオイで、汗のニオイ、加齢臭に次ぐ第3の体臭として注目されています。その名の通り、30~40代の比較的若い世代に発生しやすく、使い古した油のようなニオイを発します。原因は、汗の中に含まれる乳酸と、皮脂が酸化してできる中鎖脂肪酸の結合によってできるジアセチルというニオイ物質。加齢臭と同じく生活習慣が乱れたり、疲労がたまったりすると、発生しやすくなるので、オーバーワークや脂っこい食事は控えめに。
加齢臭、ミドル脂臭が気になる人のための消臭対策:肉を控えて野菜や薬味を多めに
加齢臭やミドル脂臭を引き起こす要因の一つは、偏った食生活。とくに脂っこい食事の摂りすぎは、ニオイ成分の元となる皮脂の量に影響するので、できるだけ控えましょう。代わりに野菜の摂取量を増やし、ワサビやショウガ、ネギ、大根おろしなどの薬味も積極的に摂ってください。薬味は一時的にニオイが残るものの、胃液の分泌を高める働きがあり、血液の浄化を助けてくれます。結果的にはニオイを抑えることができるのですから、食べない手はありません。
口臭
口臭のおもな原因は、「口内環境の悪化」と「内臓状態の悪化」の大きく2つに分かれます。前者は虫歯や歯周病、唾液の分泌量の低下などにより、口の中の細菌が増えるために起きます。歯のメンテナンスと合わせて、細菌が付着しやすい舌のケアを心がけましょう。後者は、胃腸や肝臓など内臓で起きているトラブルを知らせるサインです。一般的な口臭とは異なる、卵が腐ったようなニオイやカビ臭さを感じたら、消臭対策を探すよりも早めに病院を受診してください。
口臭が気になる人のための消臭対策:唾液の分泌機能を高める食習慣を
唾液は、口臭の元凶である口腔内の細菌と、細菌の温床である舌苔を洗い流してくれる洗浄剤です。唾液に含まれるリゾチームという酵素が細菌の細胞壁を溶かして破壊し、仮に口の中に細菌が生き残ったとしても、唾液と一緒に飲み込んでしまえば胃酸によって死滅します。唾液が豊富に分泌されれば、細菌の繁殖が抑えられ、口の中のべたつきや乾燥もなくなり、ひいては口臭の予防につながるというわけです。
唾液は咀嚼によって分泌が促されるので、食事をする時はよく噛んで食べるのが鉄則。とくに早食いの人は、よく噛まずに飲み込んでいる場合が多く、唾液の分泌機能が低下しているおそれがあります。口の中のものがなくなるまでよく噛むように心がけて、食事をゆっくりと楽しみましょう。また、普通のおしゃべりにも唾液腺を刺激する効果がありますから、ぜひ実践を。それから、ちゃんと歯を磨いて寝ていても、朝起きた時、口の中が乾いて不快な感じがすることがありますよね。睡眠中は唾液の分泌が抑制されるため、細菌が繁殖しやすいんです。朝の口臭を引きずらないために、朝食は抜かず、唾液による浄化を促しましょう。
汗のニオイ
汗には、臭わない「いい汗」と、ニオイを発する「悪い汗」の2種類があります。悪い汗は、運動不足やエアコンのきいた室内に居続けるなど、普段から汗をかかない生活をしていて、汗腺の働きが低下することによって出やすくなります。また、悪い汗をかいてしまった時は、乾いたハンカチではなく、濡れタオルで拭き取るほうがニオイ予防には効果的。ニオイの元になる雑菌の繁殖を抑えられ、時間が経っても臭いにくくなります。
汗のニオイが気になる人のための消臭対策:通気性、速乾性のある下着を選ぶ
長年の習慣で下着は綿のぴたっとしたものが好きだという方。せめて発汗の多い季節だけでも、通気性がよく、速乾性もある化学繊維の下着を身につけましょう。汗がすぐに蒸発するので、従来の綿素材に比べると汗のニオイを抑える効果が格段に高く、着心地もさらっとして爽快です。また、ワイシャツやスーツも通気性・速乾性に優れたものが多く出回っていますから、ニオイ対策の一環としてぜひ取り入れてみてください。
足のニオイ
足の裏は、身体の中でも特に多くの汗をかく場所です。加えて、摩擦などによって角質がはがれやすく、垢がたまりやすいため、それをエサとする細菌にとってはまさにパラダイス。独特の臭気を発する足のニオイは、細菌が足裏からしみ出た汗を分解してつくり出す脂肪酸と、皮脂腺から出る分泌物などが混ざった時の産物なのです。足の裏に制汗スプレーをふきかけ、よく乾かしてから靴下や靴を履くことにより、汗の量と細菌の活動を一挙に抑えられ、ニオイも軽減します。同じ靴ばかり履いていると、ニオイがしみつくので、最低3足は用意して、毎日違うものに履き替えるようにしましょう。
足のニオイが気になる人のための消臭対策:帰宅後は20円で足のニオイを消す
靴や靴下を脱いだあとの足のニオイは、足を洗えばひとまず収まりますが、ニオイ成分がしみ付いたままの靴を履いてしまったら元の木阿弥。靴のニオイを取り除くひと手間を怠ってはなりません。といっても、方法はとても簡単かつ経済的。まず10円玉を2枚用意し、よく洗って水分を拭き取ってから、1枚ずつ靴の中に入れておくだけです。10円玉は銅でできているため、銅が本来持っているイオンの酸化還元反応によって消臭効果が生まれ、ニオイを除去してくれます。10円玉を入れた靴を風通しのよい場所に置いておけば、汗による湿り気も臭気も一気に解消できますよ。
すべての体臭に効果的なイチオシ消臭対策:メカブ納豆で腸肝循環を正常化
最後に、すべての体臭予防に効果的な、オールマイティーのアイテム・メカブ納豆を。
血液の中には、アンモニア、脂肪酸、乳酸、尿素、ケトン体など、さまざまなニオイ成分が存在しており、それらが浄化されないまま身体の中をめぐると、やがて体臭となって体外に放出されます。通常であれば、腸と肝臓が血液中のニオイ成分を浄化してくれるのですが、機能が弱まっていると十分な働きをしません。
そこで、ぜひ食べていただきたいのがメカブ納豆。メカブには、フコイダンという物質が含まれ、アンモニアや硫化水素といったニオイ成分を包み込み、その多くを便として排出させる働きがあります。さらに、回腸の消化管粘膜を維持して、ニオイ成分が直接リンパ管内から全身にまわるのを妨げる機能も持ち合わせています。一方、納豆は食物繊維が豊富で、ニオイ成分を含んだ便の排出を強力にサポート。納豆菌の働きで腸内環境も整えられます。
摂取方法はいたって簡単です。メカブ、納豆を各50g(1パックずつ)混ぜ合わせて醤油などで調味して食べるだけ。1週間ほど続けると、血液内のニオイが正常なレベルまで下がるという実験結果も出ています。食事前に食べればお腹がふくれ、食事量を無理なく減らせるので、加齢臭やミドル脂臭の温床となりやすい肥満の解消にも効果的です。
自己臭恐怖や自己臭妄想という言葉、ご存知でしたか? 夏になり、汗をかくことが多くなれば誰しも一度は、周囲に漂う汗臭さから自分のニオイを気にしたことはあるでしょう。とても身近な出来事が、神経症の入り口になっていたりするものです。
考え方のヒントとして紹介した、ニオイの専門家・五味先生にうかがった「心と体のニオイ・マネジメント」。いずれも正しい理解があれば、難しいことではありません。特に後半でご紹介したニオイ対策は、当座しのぎのものではなく、身体本来の機能を高めたり、ニオイの発生源に働きかけたりしてニオイを元から断つ対策が並びます。
ニオイ対策と重く捉えるのではなく、心身を健康に整えることで、心身ともに自信に満ち溢れた自分になる。その時、自己臭恐怖や自己臭妄想を遠ざけることができるでしょう。
「自分のニオイを気にしすぎる「自己臭恐怖」が増加中? 専門家が説く心と体のニオイ・マネジメント」より
http://www.mensholos.com/feature/14536.html/4
加齢臭
加齢臭は40代にさしかかる頃から発生する中年期特有の体臭のこと。朝起きて枕のニオイを嗅いだ時、若い頃には決して感じなかった、謎のニオイがしたなら加齢臭とみていいでしょう。加齢臭の原因は、皮脂腺から分泌されるノネナールというニオイ成分で、皮脂の量が増えると強まる傾向があります。食生活や運動不足、喫煙などで生活習慣が乱れると皮脂の量が増え、ノネナールが発生しやすくなります。不摂生を控え、健康的な生活を送ることが予防の第一歩です。
ミドル脂臭
ミドル脂臭は、最近の体臭研究で新たに発見されたニオイで、汗のニオイ、加齢臭に次ぐ第3の体臭として注目されています。その名の通り、30~40代の比較的若い世代に発生しやすく、使い古した油のようなニオイを発します。原因は、汗の中に含まれる乳酸と、皮脂が酸化してできる中鎖脂肪酸の結合によってできるジアセチルというニオイ物質。加齢臭と同じく生活習慣が乱れたり、疲労がたまったりすると、発生しやすくなるので、オーバーワークや脂っこい食事は控えめに。
加齢臭、ミドル脂臭が気になる人のための消臭対策:肉を控えて野菜や薬味を多めに
加齢臭やミドル脂臭を引き起こす要因の一つは、偏った食生活。とくに脂っこい食事の摂りすぎは、ニオイ成分の元となる皮脂の量に影響するので、できるだけ控えましょう。代わりに野菜の摂取量を増やし、ワサビやショウガ、ネギ、大根おろしなどの薬味も積極的に摂ってください。薬味は一時的にニオイが残るものの、胃液の分泌を高める働きがあり、血液の浄化を助けてくれます。結果的にはニオイを抑えることができるのですから、食べない手はありません。
口臭
口臭のおもな原因は、「口内環境の悪化」と「内臓状態の悪化」の大きく2つに分かれます。前者は虫歯や歯周病、唾液の分泌量の低下などにより、口の中の細菌が増えるために起きます。歯のメンテナンスと合わせて、細菌が付着しやすい舌のケアを心がけましょう。後者は、胃腸や肝臓など内臓で起きているトラブルを知らせるサインです。一般的な口臭とは異なる、卵が腐ったようなニオイやカビ臭さを感じたら、消臭対策を探すよりも早めに病院を受診してください。
口臭が気になる人のための消臭対策:唾液の分泌機能を高める食習慣を
唾液は、口臭の元凶である口腔内の細菌と、細菌の温床である舌苔を洗い流してくれる洗浄剤です。唾液に含まれるリゾチームという酵素が細菌の細胞壁を溶かして破壊し、仮に口の中に細菌が生き残ったとしても、唾液と一緒に飲み込んでしまえば胃酸によって死滅します。唾液が豊富に分泌されれば、細菌の繁殖が抑えられ、口の中のべたつきや乾燥もなくなり、ひいては口臭の予防につながるというわけです。
唾液は咀嚼によって分泌が促されるので、食事をする時はよく噛んで食べるのが鉄則。とくに早食いの人は、よく噛まずに飲み込んでいる場合が多く、唾液の分泌機能が低下しているおそれがあります。口の中のものがなくなるまでよく噛むように心がけて、食事をゆっくりと楽しみましょう。また、普通のおしゃべりにも唾液腺を刺激する効果がありますから、ぜひ実践を。それから、ちゃんと歯を磨いて寝ていても、朝起きた時、口の中が乾いて不快な感じがすることがありますよね。睡眠中は唾液の分泌が抑制されるため、細菌が繁殖しやすいんです。朝の口臭を引きずらないために、朝食は抜かず、唾液による浄化を促しましょう。
汗のニオイ
汗には、臭わない「いい汗」と、ニオイを発する「悪い汗」の2種類があります。悪い汗は、運動不足やエアコンのきいた室内に居続けるなど、普段から汗をかかない生活をしていて、汗腺の働きが低下することによって出やすくなります。また、悪い汗をかいてしまった時は、乾いたハンカチではなく、濡れタオルで拭き取るほうがニオイ予防には効果的。ニオイの元になる雑菌の繁殖を抑えられ、時間が経っても臭いにくくなります。
汗のニオイが気になる人のための消臭対策:通気性、速乾性のある下着を選ぶ
長年の習慣で下着は綿のぴたっとしたものが好きだという方。せめて発汗の多い季節だけでも、通気性がよく、速乾性もある化学繊維の下着を身につけましょう。汗がすぐに蒸発するので、従来の綿素材に比べると汗のニオイを抑える効果が格段に高く、着心地もさらっとして爽快です。また、ワイシャツやスーツも通気性・速乾性に優れたものが多く出回っていますから、ニオイ対策の一環としてぜひ取り入れてみてください。
足のニオイ
足の裏は、身体の中でも特に多くの汗をかく場所です。加えて、摩擦などによって角質がはがれやすく、垢がたまりやすいため、それをエサとする細菌にとってはまさにパラダイス。独特の臭気を発する足のニオイは、細菌が足裏からしみ出た汗を分解してつくり出す脂肪酸と、皮脂腺から出る分泌物などが混ざった時の産物なのです。足の裏に制汗スプレーをふきかけ、よく乾かしてから靴下や靴を履くことにより、汗の量と細菌の活動を一挙に抑えられ、ニオイも軽減します。同じ靴ばかり履いていると、ニオイがしみつくので、最低3足は用意して、毎日違うものに履き替えるようにしましょう。
足のニオイが気になる人のための消臭対策:帰宅後は20円で足のニオイを消す
靴や靴下を脱いだあとの足のニオイは、足を洗えばひとまず収まりますが、ニオイ成分がしみ付いたままの靴を履いてしまったら元の木阿弥。靴のニオイを取り除くひと手間を怠ってはなりません。といっても、方法はとても簡単かつ経済的。まず10円玉を2枚用意し、よく洗って水分を拭き取ってから、1枚ずつ靴の中に入れておくだけです。10円玉は銅でできているため、銅が本来持っているイオンの酸化還元反応によって消臭効果が生まれ、ニオイを除去してくれます。10円玉を入れた靴を風通しのよい場所に置いておけば、汗による湿り気も臭気も一気に解消できますよ。
すべての体臭に効果的なイチオシ消臭対策:メカブ納豆で腸肝循環を正常化
最後に、すべての体臭予防に効果的な、オールマイティーのアイテム・メカブ納豆を。
血液の中には、アンモニア、脂肪酸、乳酸、尿素、ケトン体など、さまざまなニオイ成分が存在しており、それらが浄化されないまま身体の中をめぐると、やがて体臭となって体外に放出されます。通常であれば、腸と肝臓が血液中のニオイ成分を浄化してくれるのですが、機能が弱まっていると十分な働きをしません。
そこで、ぜひ食べていただきたいのがメカブ納豆。メカブには、フコイダンという物質が含まれ、アンモニアや硫化水素といったニオイ成分を包み込み、その多くを便として排出させる働きがあります。さらに、回腸の消化管粘膜を維持して、ニオイ成分が直接リンパ管内から全身にまわるのを妨げる機能も持ち合わせています。一方、納豆は食物繊維が豊富で、ニオイ成分を含んだ便の排出を強力にサポート。納豆菌の働きで腸内環境も整えられます。
摂取方法はいたって簡単です。メカブ、納豆を各50g(1パックずつ)混ぜ合わせて醤油などで調味して食べるだけ。1週間ほど続けると、血液内のニオイが正常なレベルまで下がるという実験結果も出ています。食事前に食べればお腹がふくれ、食事量を無理なく減らせるので、加齢臭やミドル脂臭の温床となりやすい肥満の解消にも効果的です。
自己臭恐怖や自己臭妄想という言葉、ご存知でしたか? 夏になり、汗をかくことが多くなれば誰しも一度は、周囲に漂う汗臭さから自分のニオイを気にしたことはあるでしょう。とても身近な出来事が、神経症の入り口になっていたりするものです。
考え方のヒントとして紹介した、ニオイの専門家・五味先生にうかがった「心と体のニオイ・マネジメント」。いずれも正しい理解があれば、難しいことではありません。特に後半でご紹介したニオイ対策は、当座しのぎのものではなく、身体本来の機能を高めたり、ニオイの発生源に働きかけたりしてニオイを元から断つ対策が並びます。
ニオイ対策と重く捉えるのではなく、心身を健康に整えることで、心身ともに自信に満ち溢れた自分になる。その時、自己臭恐怖や自己臭妄想を遠ざけることができるでしょう。
「自分のニオイを気にしすぎる「自己臭恐怖」が増加中? 専門家が説く心と体のニオイ・マネジメント」より
http://www.mensholos.com/feature/14536.html/4