ゴーヤは丸ごとをいただきましょう

 みなさんはゴーヤ(ゴーヤー・にがうり)を召し上がりますか? わたしはもちろん、もりもり頂きます。びっくりするぐらいいただきます。

 ゴーヤの栄養成分はよく聞きますね。ゴーヤは疲れ目や目の乾燥を防ぎ、肌の必要な油分と水分を調整するビタミンA、血行を促し、若返りのビタミンとも言われる抗酸化ビタミンEが豊富な食品です。よくとりあげられるビタミンCは、実はそんなに多くないのですが、加熱しても壊れにくい特徴があるのだとか……。果物の回(第27回「なんてったってフルーツ」)で紹介しましたが、りんご自体にビタミンCは多くないのに、りんごを毎日いただくことによって、血液中のビタミンC濃度が上がるデータがあります。もしかするとゴーヤにもそんな効果があるのかも……と期待するわけです。


ゴーヤの苦味は夏バテ防止に効果的

 ゴーヤはその苦味が特徴ですね。独特の苦味成分は「モモルデシン」という成分。胃腸を刺激して食欲を増進させる働きがあり、食欲が落ちて栄養状態が不良になる夏バテ防止におすすめです。食事の前にジュースとして飲むと食欲が増し、食事中に召し上がると、適度の苦味が口の状態をリフレッシュしてくれて次の一口がおいしくなるという、おいしく食べたいダイエット中の食事の強い味方です。

  そしてなにより皆さんにとっておきの裏技は、共役リノール酸!!! 共役リノール酸は体内で使われずに残った脂肪が脂肪細胞に蓄積されるのを抑える働きがあるといわれる栄養素です。ダイエットに効果が高いと(私が出会ったのは8年ほど)前から、ボディビルダーたちの間で脂肪を落としていくときに使われていたサプリメント。当時、ジュースバーのように、野菜ジュースといくつかのサプリメントを合わせてダイエットセットとして飲んでみました。飲んだ後、カンフーエクササイズをして体がなんだかいい感じ、と実感したことを覚えています。

体脂肪に効果的な「ゴーヤの種」

 余談はさておき、天然にはあまり共役リノール酸を多量に含んだ食品がありません。でも共役リノール酸が多く含まれているのが「ゴーヤの種」なんだそうです。共役リノール酸の最大の特徴は、遊離脂肪酸が脂肪に戻るのを防ぐこと。よりイメージしやすくいうとダイエット中に糖質を減らしたり、長時間の運動でエネルギー切れになったときに、エネルギー源として、ぼてっとつかめるぐらい蓄積されたさまざまな箇所の体脂肪から動員される遊離脂肪酸が脂肪に戻ることを防ぎ、エネルギーとして使われるようにするのです。

 4年前にゴーヤ茶など、ダイエットものの検索をしていたところ、「え?? 種?」。その事実に気付き、早速、ダイエット茶を買って飲んだあとのふやけたゴーヤをきんぴらみたいにして食べたら……お茶よりおいしいことを発見。さっそくゴーヤを買って綿を食べてみると……苦いと思い込んでいたものが……苦くない!

 なーんだ、じゃ種は? ということで未熟な種を食べてみると? 生でもどうにか食べられる。そしてゴーヤチャンプルーをするときに、ワタと種をそのまま焼いて、その後普通にチャンプルーをつくったら、なんと! いけるんです。種がこりこり……香ばしくておいしくて、実より種のほうがおいしいぐらい。そこで、私はどの料理提案でも種をつけてレシピ化をしていたのですが、CSテレビ局「Foodies」の『健康一番野菜のおかず』というテレビ番組以外はすべて「普通じゃないから」と制作サイドから却下……。そんなもんなのですよ。雑誌はもっとひどい。「うちの雑誌の読者はゴーヤをあまり食べないから、ゴーヤは省いていただけますか?」って。そんなぁ! なんて思うわけです。

 そして、そんなもんだ……とあきらめていたところで、イトーヨーカドー様の店舗に置く冊子で急遽「夏野菜のジュース」という仕事が。次いで、フジテレビで土曜11時40分からの『幸せレシピ』という千秋さん主演の番組で、ゴーヤの仕事。ゴーヤの種について平野がスタッフに説いて、ようやく彼女たちも納得。作ってみると種ありのほうがおいしい有様。

 ということで、今回は種も使ったゴーヤの料理。

苦甘さっぱり、ゴーヤのジュース

 早速ゴーヤジュースを!
 ゴーヤを丸ごといただくシンプルなジュース。苦味が食欲を高め、青シソの香りとパイナップルジュースのほのかな酸味と甘みがさっぱりとさせます。甘みはお好みではちみつをプラスして。

ゴーヤとシソのジュース

●材料(1人分)
ゴーヤ………………………1/4本(70g)
青シソ………………………2枚
パイナップルジュース……200cc
はちみつ……………………適宜

●作り方
種ごとのゴーヤとシソをざく切りにして、パイナップルジュースとともにミキサーにかける
氷を入れたグラスに注ぐ。お好みではちみつをプラスして
※ゴーヤを種ごとミキサーにかけて、シークワーサーやレモンなどの酸味と炭酸を加えたゴーヤジュースもけっこうおいしいですよ


苦みがぴったり、炒めご飯

 ショックを覚えた一品です。スタッフのマッチが持ってきてくれた沖縄の味「ヒバーチ」というこしょうがポイントですが、ないときはないでこれまた結構です。玄米や雑穀ごはんが、我が社、食(ダイエット)デザイナーズのいつもの食事。玄米入りで食べると炒めご飯がおいしいんですよね!

ゴーヤライス

●材料(2人分)
ゴーヤ………………………1/2本(150g)
玄米入りご飯………………茶碗2杯(300g)
塩……………………………小さじ1/3
こしょう(ヒバーチ)……適宜
炒りゴマ……………………小さじ2
サラダ油……………………小さじ2

●作り方
ゴーヤは種ごと3mmの厚さにスライスし、塩水に5分ほど浸ししんなりさせてから、水気を絞る
フライパンにサラダ油をひき、ゴーヤ、塩、ヒバーチ、玄米ご飯(白米3:玄米1で炊いたものを使いました)を順に炒め、最後に炒りゴマを加えてできあがり!


食べてビックリ、驚きの味

 実は、この味もショックでした。黒砂糖で炒められたゴーヤ、実においしそうで、食べてビックリ!! 長方形の物体は昆布だったのです。あ〜やられた、こんなレシピがあったんだ。そして、甘みが変わったらまたおいしいんですね。

ゴーヤの黒糖炒め

●材料(2人分)
ゴーヤ………1本(280g)
昆布…………1枚(10cm四方角)
塩……………小さじ1/3
こしょう……適宜
黒糖…………小さじ2
サラダ油……小さじ1

●作り方
ゴーヤはもちろん種をつけたまま、4mmにスライスし、昆布(だしをとった後のものでOK!)は小さく角切りにする
フライパンにサラダ油をひき、ゴーヤ、塩、こしょう、昆布の順に炒め、最後に黒糖をからめてできあがり!


グリーンがキレイ! 爽やかなスープ

 きれいなんだけど、ぱっと見は「え??」と驚いたスープ。食べると爽やかでおいしかったのです! ジュース以外は3品ともスタッフが作ってくれたまかないで食べたレシピなのですが、その面白い発想に脱帽の平野です。

ゴーヤときゅうりの冷製スープ

●材料(2人分)
ゴーヤ……………………1/2本(150g)
きゅうり…………………1本
みょうが…………………1/2個
だし汁……………………2カップ
梅干………………………2個
塩…………………………小さじ1/4
こしょう…………………適宜
醤油………………………小さじ1/2
くず粉または片栗粉……大さじ1(大さじ3の水でとく)

●作り方
だし汁を温め、塩、こしょう、醤油を加えて味を調える
くず粉を加え、木べらで混ぜながら十分にあたためてとろみをつけ、粗熱をとる
ゴーヤときゅうりと粗熱をとった2をミキサーにかけて、器に注ぐ
冷蔵庫で冷やして、梅干とみょうがのみじんをかけていただきます


 さて、今年は何本のゴーヤが食べられるかな? 今が旬のゴーヤ! 思いっきり食べて動いてシェイプアップ大作戦です!

 さて、待望の本が発行されました! 『マイセルフダイエット』です。このマイセルフダイエットというのは、東京メディアアカデミーという専門学校のモデル専攻科(日本のモデル養成専門学校の草分けであり、トップです!)の学生に行っている食(ダイエット)プログラムをベースにしています。皆さんに利用していただけるマイセルフダイエットの準備講座です。必ずやせて、ココロが喜ぶダイエット、どうぞ参考にしてください。そして維持できる貴女でありますように。

 私は健康関係の仕事をしているのですが、それでも、不養生というかやりたいことを突き進んだ結果、今日から入院。3週間ほど復帰はできないとか……(編集注※現在は元気に退院されています)。そのチャンスになんとか、できることをしたいと思います! 皆さまがますますお幸せでありますよう、そして、皆さまのご健康とご多幸をお祈りして。