女性は生理前になると、女性ホルモンのひとつであるプロゲステロンという(黄体ホルモン)が分泌されます。これは妊娠中にも分泌されるホルモンです。
この黄体ホルモンの影響により、基礎体温が高くなり、体はだるく、眠気もあります。余分な熱は上半身に集まりやすいので、のぼせたような状態を引き起こします。
この熱に老廃物が加わると、大人ニキビを招いてしまいます。さらに、黄体ホルモンの分泌の増加によって、男性ホルモンの分泌が減ったため、肌の乾燥が起こるのです。
とてもデリケートな女性の肌ですが、何とかして大人ニキビを治したいですよね。ですが、このままニキビ薬を使っては肌が荒れてしまうのではないと心配な方もいらっしゃるのではないでしょうか。
特に、ニキビ薬を使用したことがない人にとっては、未知の存在はマイナス方向にとらえがちです。どうしても、躊躇してしまいます。そこで、薬を使用した初期に荒れてしまうのではないか?という不安を払拭するべく、薬が荒れない方法について解説していきます。
塗り薬を使用した初期に荒れる原因は、接触性皮膚炎!?
塗り薬(軟膏)というものには湿疹や痛み、炎症、化膿、外傷などに塗る薬で、基剤に主剤をまぜ、よく練って作られています。
基剤となるのは、皮膚を保護軟化させる作用のあるワセリン、分泌物の吸収にすぐれているマグコロール、乾燥した患部は、保湿効果のあるクリームなどが使用されます。薬としては、副腎皮質ステロイド薬や、消炎鎮痛剤、かゆみ止め、抗生物質などがあります。
大人ニキビは肌のバリア機能が低下したため発生するわけですから、適切な軟膏を塗布することで、効果がでやすいといえます。
それは、ステロイド剤に対しても同じです。もちろん、個人差はあります。ニキビを治そうと思って購入した、または医師から処方された薬が肌に合わず、かえって悪化した、荒れてしまった。このような症状を『接触性皮膚炎』が考えられます。次の項目では接触性皮膚炎について詳しい説明をしていきます。
接触性皮膚炎とは
接触性皮膚炎は一般的に『かぶれ』と呼ばれています。これは外からの化学物質が原因となり皮膚にかゆみや、痛みなどの反応があります。
皮膚表面は、赤くなる、ただれる、腫れる、ブツブツができるといった炎症を引き起こす疾患です。
かぶれには種類があり、刺激性接触性皮膚炎とアレルギー性接触性皮膚炎があります。また、ついた化学物質に光が当たることで、はじめてかぶれる光毒性接触性皮膚炎と、光アレルギー性接触性皮膚炎があります。
ここでは、塗り薬を使用した初期に荒れる原因についてなので、刺激性接触性皮膚炎とアレルギー性接触性皮膚炎、早期発見についてご説明させていただきます。
刺激性接触性皮膚炎
刺激性接触性皮膚炎は、刺激をおこす化学物質が高濃度で肌に付着することで、どなたにでも現れる症状です。
その原因は、高濃度の化学物質が肌の細胞膜を傷つけることや、代謝を障害して皮膚機能を傷めてしまうことにあります。
アレルギー性接触性皮膚炎
アレルギー性接触性皮膚炎は誰にでもおこるものではありません。これは皮膚についた化学物質が吸収されて、真皮の樹状細胞にとりこまれた結果、その人にとって悪い影響があるものだけにおこるのがアレルギー性接触性皮膚炎です。
もちろん、ニキビの塗り薬や、かぶれを治す目的で使用する、ステロイド剤も例外ではないのです。
大人ニキビ肌は、黄体ホルモンが優位になり、男性ホルモンが減少するため肌が乾燥します。皮脂膜が薄くなり、セラミドが少なくなることで肌のバリア機能が低下しています。
いわば超敏感肌になっています。このような状態では、刺激性接触性皮膚炎がおこってもおかしくありません。
早期発見のポイント
薬剤を塗布後、すぐにヒリヒリする赤くなる症状がある場合は、刺激性接触性皮膚炎の可能性があります。とりあえずは、すぐに使用は中止して添文書(説明書)を読みましょう。
使用上の注意をよく読み、使用方法が間違えてないか、用法、容量は適切か確認しましょう。
薬剤によっては、使用の最初のうちはピリピリした刺激があるものもあります。医師や薬剤師から説明がなく症状が出た場合は、医師にご相談をおすすめします。
塗り薬を使用した初期に荒れる原因は、副作用!?
薬の効果が現れてくることによって出る、副作用(皮膚科医の観点では随伴症状)と呼ばれるものがあります。
ここで紹介するのは、その一例です。
ディフェリンゲル
ディフェリンゲルがニキビに効果的なのは、アダパレンを0.1%含むことで、角質の生成を抑制され、異常角化による毛穴の詰まりを防ぐ薬理作用にあります。
しかし、角質の生成を抑制すると、角質層は薄くなり、皮膚はビニール肌のようになってしまいます。
角質層はバリア機能をひとつです。皮膚の乾燥を防ぐ、外部から肌を守ってくれるなどの役目があります。その角質が薄くなることで、肌は乾燥状態になり、肌のバリア機能も低下します。外部からの刺激にも敏感になります。
全体の80%の患者さんに、ディフェリンゲルを使用して副作用がでましたが、約1カ月で改善の報告があります。
副作用の症状
- 乾燥、カサツキ
- ピリピリする痛みや、熱感、不快感
- 落屑
- 赤み
- 痒み
副作用がでた時のセルフケア
- 保湿剤の使用
角質層が薄くなってきているので、刺激の少ないものがいいでしょう。
サンホワイトP-1など高品質な白色ワセリンはドライスキンの人には最適です。軟膏の基剤にもなっているので、おすすめです。
しかも、このサンホワイトはミネラルオイルといって、酸化しないオイルなのです。リップにも使用できます。わたしも肌が弱いですが、これを使用して調子がいいです。安価ですし、ぜひお試しを。
ニキビ用の薬ディフェリンゲルとクリンダマイシンゲルを皮膚科で処方された方はよくいます。どちらも強力なものなので、お肌に刺激を与えます。ニキビ部分にのみ塗ってください。
アゼライン酸は天然物由来の酸で、毛穴のつまりを防ぎ、にきび菌の増殖を押さえるはたらきがあります。面皰から赤く腫れたにきびまでに効果的ですが、ディフェリンゲルやトレチノインなどのビタミンA類の薬より皮膚への刺激性が少なくなっています。妊娠している方でも使用できます。
— 富山県高岡市 皮膚科ちえこクリニック (@chiekoclinic) May 7, 2013
RT @chiekoclinic: ディフェリンゲルは毛穴のつまりを解消することにより、にきびを初期の段階で治したり予防したりする薬です。塗り始めに乾燥して赤みがでるなどの刺激症状がでることがありますが、しばらくすると慣れていきます。効果がでるまでまずは3ヶ月。治療は継続し
アクアチムクリーム
アクアチムクリームの主成分は、ナジフロキサンといいニューキノロン系の抗菌薬です。
ニキビの原因菌を殺菌して炎症を鎮め、腫れを抑えてくれる効果があります。
- 副作用の症状
副作用には、使用時の刺激感や乾燥、かゆみがあります。アクアチムクリームを使用後に、かゆみや赤み、かぶれが生じた場合はすぐに使用を中止し、医師に相談してください。
パッチテストをしてみよう!?
接触性皮膚炎を防ぐうえでも、使用前のパッチテストがおすすめです。ここでは、自宅でも簡単にできるパッチテストのやり方を紹介します。
- 用意するもの
※48時間放置するので入浴のため:防水フィルムと小ガーゼ。もしくはガーゼ付きの防水フィルム。
やり方
- 軟膏をガーゼに薄くつけ、二の腕の内側に48時間放置する。
- 48時間後にかぶれの有無を確認します。
- かぶれていたら、軟膏の使用は控えましょう。
- かぶれて無いのなら、まずは患部に少量使用して様子を見ます。
- 30分ほど症状がないようなら、少しずつ患部に塗り拡げていきましょう。
皮膚科来た( ˙꒳˙ )
とりあえずビタミン剤と塗り薬出してもらう( ˙꒳˙ )
ニキビなんだけど、アレルギーもあるだろうねって言われたから来週パッチテストする( ˙꒳˙ )怖い
私も顔中に大量にニキビ(吹き出物)ができて悩んだ時期があったけど、ベピオゲルという薬を処方されたことはない。もし処方されて副作用がひどいと体だけじゃなく心がつらくて泣いただろうな。医者も看護師も薬剤師も副作用のことを事前に詳細に伝えるべきだしパッチテストもするべき。
まとめ
大人ニキビの肌は、とてもデリケートな存在です。ホルモンの変化や、ストレスでも敏感に反応します。
また、生理前の肌は妊娠中の肌と同じホルモンバランスの影響を受けるため、余計に敏感になりやすいといえます。強い塗り薬を使用する際は、パッチテストを行いましょう。