ウェブブラウザのJavaScript(ジャバスクリプト)の設定が無効になっています。Javascriptが無効になっていると、サイト内の一部機能がご利用いただけません。 3年2組ダイエット同好会!(けいおん!!SS)2013年5月26日 00:55-それはある日のお昼休み「じゃあパン買ってくるねー」「ちょ、ちょっと唯さすがに食べ過ぎよ!あなた自分の持ってきたお弁当や私の卵焼きとかも食べてじゃない」「そうだぞ唯、さすがに食べ過ぎじゃないかぁ?」「大丈夫だよりっちゃん、和ちゃん。ほら前にも言ったように私っていくら食べても太らないんだ~♪」-ピクッ-ピクッ-ピクッ-ピクッ-またある日のお昼休み「エリ、またコーラ?いつもコーラばっかり飲んでてよく飽きないね~」「アカネの言うとおりだよ~、それにコーラばっかりだと太っちゃうんじゃない?」三花の疑問に、とし美とまきがうんうんとうなずく。「大丈夫だって!バレー部でちゃんと運動するし、あんまり太らないから!」-ピクッ-ピクッ-ピクッ-ピクッ「ん?」思わず4人はお互いの顔を見やった。[newpage]「というわけで、このたび結成しました3年2組ダイエット同好会、これより第一回目の会議を開催したいと思います」黒板を背に秋山澪が開会の挨拶を行う。表情は真剣そのものだ。そして澪に向かって正面の机には琴吹紬と木村文恵、そして菊池多恵が座っている。同じく顔は皆真剣そのものだ。初めての会議ということの緊張もあってか、まさに重々しい…こりゃ失敬、厳かな雰囲気…のはずが気づくと好きなお菓子の話などに話題が逸れていた。「あ、もうこんな時間」多恵が気づいて時計を指さすと、文恵は時刻を見て思わずびっくりした。「ホントだ、こんなに話していたんだ、気づかなかった…」「結局お菓子の話をしちゃってたな…。じゃあ、また次回に集まろう。今度は話題も逸れないようにしないとな」「そうね、集まりましょう。じゃあ今日はお開きっていうことで~」澪の次回の提案をすると紬が賛同する。他の2人も同じくうなずいていた。[newpage]-そしてまたまたとある日の放課後「じゃあ、そろそろ部室に行こうぜぃ」「うん行こう行こう!今日のムギちゃんのケーキは何かな~♪」「ごめんなさい、私今日部活に出られないの」「わたしもなんだ、ゴメンな唯」「そっか、なんかあるの?」「うん、ちょっと大事な話し合いが…ね」紬は澪と一瞬の目配せをしながら答えた。「そっか、じゃあ私も参加しちゃおうかなぁ~?」「「「「ダメッ!!!!」」」」冗談で言ったつもりが、澪だけではなく数人からも断りの返答が聞こえてきたため、唯は思わず目を丸くした。「わ、わかった。じゃあ今日の部活はしょうがないからとりあえず休みだな。あ、梓には伝えとくから…」ただならぬ気配を感じ取った律は、唯を連れてそそくさと帰ることにした。「じゃあ澪、今日は先に帰ってるぜ。んじゃな~」「ケーキ…ケーキ…」律は名残惜しそうにつぶやき続けている唯を連れて教室を後にした。「さてと…」教室に4人以外がいなくなったことを確認して澪が黒板の前へと歩みを進める。「(さすがにこの集まりを見せるわけには…いかない…特に唯には)」黒板を背に立つ澪は心の中でつぶやくと、なぜか他の3人からその通りだという賛同の視線を感じたような気がした。[newpage]「今日は普段の生活とかをみんなから話してもらって、それぞれ意見を言い合うってのはどうかな」「賛成~」「じゃあまずムギからお願い」「はい!私は…」-そこで紬の口から発せられたのは色々なパーティー。知らない豪華な食べ物などの話だった。「というわけなの~」「すごい…」「うらやましい…」文恵と多恵が口をぽかんと開けて驚いている。「た、確かにムギは家柄でパーティーとか多くなるって聞くな」「そうなの、でもそういうのにはどうしても参加しないといけないし…そうすると色々と食べたりもしないといけないの」「確かにいちいち参加するのは大変そう…」文恵がポツリとつぶやいた。-考え中-「じゃあこういうのはどうかな。多分招待されるだけでなく琴吹家が招待する主催側のパーティーもあると思うんだ。そういう時は和風の趣の会にしてもらう。それならきっと献立の中には塩分の少ない精進料理なんかも。」「なるほど、外国の方を招いたりするときはちょうど日本文化の紹介にもなりそうだよね」澪の出した案を文恵が感心する。「澪ちゃんグッドアイデア!今度早速相談してみるわね」[newpage]「じゃあ次は木村さん」「う、うん。私はこのぽっこりしたお腹をへこませたくて…。」「ふむふむ」「でもいつも甘いものを見ちゃうと我慢できなくて…あとカラメルソースとかメイプルとかも大好きで」「(カラメルソース、メイプル…今度何かの歌詞で使えそう)」「…秋山さん?」「あ、ゴメン。続けて続けて」「う、うん。それで甘いものが大好きだから結局食べちゃって」「わかるわ~その気持ち!」文恵がお腹をさすりながらそうつぶやくと、紬はいてもたってもいられず文恵の手を握ってきた。「ありがとう、共感してくれてうれしい」「頑張ろうね文恵ちゃん!」-考え中-「あ、こういうのはどうかしら。辛い物も少しずつ好きになるようにするの」「辛い物を好きに…、例えば?」紬の提案に澪が質問をする。「例えば、カレーライスの辛さ!文恵ちゃんは普段どんなカレーを食べるの?」「えっと…甘口」「じゃあ今度からは中辛にするとか、突然変えなくても甘口に少しずつ中辛を混ぜたりして慣らしていくの。好きになるまで行かなくても甘いものだけじゃないように味覚を広げる形で」「なるほど…でもまるで『カレーのちライス』みたいだな」「あ、そういえばホント~」澪と紬は顔を見合わせて思わず笑ってしまった。「甘いものだけじゃなくて辛いものも…琴吹さんありがとう、今度試してみるね」「うん、頑張ってね文恵ちゃん」[newpage]「じゃあ次は菊池さん…ってうぉい!」zzz…多恵の発言がしばらく聞こえていないと思ったら、多恵は机に向かって突っ伏せていた。[pixivimage:35988850]しかも一度寝始めたら起こそうとしてもなかなか起きない。「多恵ちゃんケーキよ」-ムクリなかなか起こそうとしても起きないので、紬が試しに耳元でこうささやいてみると一発で起きた。「(唯かよっ!)」澪は心の中で全力でツッコんだ。「じゃ、じゃあ改めて多恵ちゃんお願い」澪が仕切りなおして多恵に話題を振る。「うん、私もどうしても痩せたくて」「でも、痩せてる気もするけどなぁ」「そうね、うらやましいくらい~」澪と紬は多恵ちゃんの全身を見ながら言う。「そうだよ、菊池さん十分細いよ」「ありがと木村さん、でもどうしてもこの顔がぽっちゃりしてるのが嫌で…」-考え中-「そういえば、多恵ちゃんは食べた後運動したりするの?」「うーん…寝てるかな」「それだ!」「それね!」「それだよ!」澪、紬、文恵は声を揃えてツッコんだ。[newpage]「じゃあ、最後は澪ちゃんね」「う…うん。私もどうしても太っちゃったりするから悩んでいて…。普段は詞とかを書いたりしてるけど。一応家の中じゃなくて外に出たりもして考えたりしてるんだ」-考え中-「うーん…」ただ考えようにも良い案なども浮かばず四人は思わず考え込んでしまった。「そもそも原因がわからないのよねぇ」「あ、もうこんな時間」文恵が時計を見て驚いたように叫ぶ。「本当だ。またすっかり話し込んじゃったな。また次回集まれたら集まろう」「そうね、今度は澪ちゃんの原因もわかるといいわね」[newpage]「いけないいけない、すっかり話し込んじゃったよ…」ムギと横断歩道で別れると、澪は駆け足で家路へと歩みを進める。そこに突然携帯にメールが来た。「ん、誰だろう。…なんだ律か」「おじゃましまーす」「いらっしゃ~い♪今日部活なかったから早く帰って来ただろう?だから夕食でも作ってみようと思ってさ~♪」「そう言いながら部活ある日もよく作ってるよな?」「へへん、まあな。今日も色々と味付け替えてみてるから食べてみてよ」澪が軽くツッコむと律は照れ臭そうにしながらテーブルの上のお手製ハンバーグなどを指さす。「まったく私は毒見係か?」まんざらでもなさそうに澪が笑いながら言う。「うん、これはなかなかイケる。」「だろ?!それ自信あったんだ~。あ、これもあるから食べて食べて。まだまだ沢山あるからな~」美味しそうに箸を進めていた澪だったが、その動きが突然止まった。「ん、どうした澪?」「これか…」「へ…?」「これが原因だったのかぁああああああああああ」田井中家に澪の悲痛な叫びが響き渡った。おしまい