2015年01月16日



メデル シャンプー リラックスアロマ
420ml 979円
※2015年1月16日現在 amazonでの価格


成分表示が順に、基材の水につづきラウレス硫酸Na、コカミドプロピルベタイン、ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa

と、ここまで洗浄剤の界面活性剤がつづき、グルコシルセラミド を挟んで、ふたたび デシルグルコシド(低刺激、起泡力を持つ界面活性剤)が登場。

そして、

加水分解コメヌカエキス、コメヌカエキス、ヘチマエキス、モモ葉エキス、カミツレ花エキス、ツバキ油、オレンジ油、レモン果皮油、グレープフルーツ果皮油、ラベンダー油、ヒノキ油

と、植物由来成分がずらずらずら…。

後半は他の製品と同様に、クエン酸(ph調節)、テトラオレイン酸ソルベス-60(乳化目的、界面活性剤)、エタノール(抗菌、清涼感)、フェノキシエタノール(防腐剤)、安息香酸Na(防腐剤)、EDTA-2Na(酸化、変色防止剤)、メチルクロロイソチアゾリノン(防腐剤)、メチルイソチアゾリノン(防腐剤)

と、製品の成り立ちに欠かせない成分群が占めており、その中にBG(吸湿性により保湿する保湿剤)、ポリクオタニウム-7(皮膜形成剤)のような成分がちらっと混ざっています。


界面活性剤の組み合わせも、各種植物エキスで保湿、消炎を狙うという目論見も、最近のノンシリコンシャンプーによくある感じです。

これも消費者の自然派志向の高まりを反映してでしょうか。



と、特に成分を見るだけでは、特段個性的には見られないこの製品をなぜ取り上げてみたのかと言うと…。

製品の謳い文句に引っかかりを覚える方が多そうだな~、と思ったからなんです。



今回、サンプルを購入したのですが、そのサンプルにはこのように書いてあります。

98%天然由来からできたシャンプー
鉱物油フリー・シリコンフリー・パラベンフリー・石油系界面活性剤フリー・合成香料フリー・動物性原料フリー
 製品サンプル裏面より


お分かりでしょうか。

「98%天然由来からできたシャンプー」
「石油系界面活性剤フリー」


……。


え? 悪名高い ラウレス硫酸Na 入ってるじゃないか!!!


と、思いませんでしたか?


これね、ラウレス硫酸Naの新しい見せ方ですね。

面白いのです。


ラウレス硫酸Naの元("元" という言い方が化学的に正しいのかどうか…。ニュアンス違っていたら申し訳ない)は「ラウリルアルコール」というやつらしいのですが、このラウリルアルコールというのが、ラウリン酸というものを還元して得られるらしいのです。

そして、そのラウリン酸はヤシ油に多いため、原料にヤシ油が使われることが多いそうで。


つまり…


ざっくり言うと、


(二段階ぐらい遡れば)原料はヤシ油だから!!!


ということかな、と。笑


個人的にはラウレス硫酸Naにはあまり否定的ではないで、この着想はある意味天晴れだな、と思います。

まあ一般的には天然由来とは言わず、やっぱり「アルコール」と言うのではないかとは思いますけれどね。

ココイルグルタミン酸TEAのような成分を、やはりヤシ油由来というのではないかと。

でも天然由来は嘘ではないですよね。


一番興味が引かれたのはこの件なんですけれど。

せっかく取り上げたので、他の成分も見て行きます。


保湿剤の要はグルコシルセラミド。通称、植物型セラミドです。

成分表示からすると、かなり量が入っていそうです。

…が、それ以外に強い保湿剤が全く入っていません。

植物エキス類は働きそのものが穏やかで、水で簡単に流れてしまいますので。


主の洗浄成分がラウレス硫酸Naだし、かなりさっぱりした洗い上がりになるのではないかと予想。

でもね、ここのメーカーさん、ビーバイイーというところなんですけれど、あの 凛恋rinRen を作っているところなんですよね。

凛恋はとても個性的な製品で、成分見たイメージと実際の使用感にギャップがある製品です。

強い保湿成分や、皮膜形成成分が入っていないのにも関わらず、何だか分からないけどしっとり優しい洗い上がりになるのですよね。

それを踏まえると、予想外にしっとりした仕上がりにしてきそうな気もします。



使ってみました。


なるほどーーーー。

面白いです。

やはり、成分見ただけのイメージよりも、かなりしっとりした仕上がりになってきます。

しかも、ラウレス硫酸Naの存在感が薄い。

ラウレス硫酸Naはすぐれた起泡力があり、洗浄力が強い成分なのですが、こちらの製品、ぺたっとしたハリのない泡で、これはどちらかと言うと後方のアミノ酸系洗浄剤の感触が強いかも。

いつものテストと同じ条件で行ったので、特別に私の頭皮が脂っぽかったということはないと思います。

まあ、冬の皮脂は固いので量が多くなくても落としにくいという面はありますけれど、ね。

特別条件が悪かったというほどではないかと。


成分表示上は界面活性剤のTOPですが、以外と入っている量は少ないのかなぁ… なんて、感触からは想像してしまいます。

ただ、凛恋の方が界面活性剤の種類は良質なので、位置づけとしては凛恋の下位互換といってよいのではないかと。

グルコシルセラミドは魅力的ですけれどね。

皮脂量が減ってきており、なおかつ髪質の劣化も始まっている40以降の女性(もちろん個人差あります)には、対髪アプローチがものたりないかもしれません。

パッと思い浮かぶのは、

髪の質が高い、またはヘアケアの必要性が高くない人、香り付与効果を求めていない人

に向いている製品かな、と。

小学校高学年~中学生ぐらいの女の子、そして、男性とかに良いかもしれませんね。

高校生以降となると、女の子は髪の香りとか艶とか求めるのかな~と思うので。(子どもと無縁なオバサンの勝手なイメージ)

30代半ばくらいまでで髪がショート~ボブくらいの、ナチュラル志向の女性にも良いかもしれません。

面白い製品だと思います。


私はナチュラルよりも効果・効能を求めるので、立ち位置は大分遠いところにあるんですけれど、ここのメーカーさんの切り口とか、思想とか個人的にはなんか好きです。

個性的。

というか、美学が感じられるのかも。


* * * * * * * * * * * * * *

メデル シャンプー リラックスアロマ
420ml 979円
※2015年1月16日現在 amazonでの価格


勝手に評価(満点は★5つ)
性能 ★★★★
コストパフォーマンス ★★★★
お勧め度 ★★★
総合評価 ★★★★

※主観的なものですので、あくまでもご参考程度に


- 利害関係について -

ステマに加担するつもりはないし、特定のメーカーさんや製品を持ち上げたり貶めたりということが目的でもないのでそういうこともしませんが、製品テストのための資源になればいいな~と思い、amazonアソシエイトのリンクを貼っています。

もし、「なかなか面白い記事だったよ!」とか「役立ったよ!」と思って下さった方で、amazonでお買い物する機会があれば、このカテゴリに貼ってあるリンク先からamazonへ入ってお買い物いただくと、私にわずかな報酬が入ります。

お客様は損しませんし、シャンプーでないものを購入されても私は報酬をいただけます。(びっくり)

ご協力、いつもありがとうございます!

もちろん、実際に足をお運びいただいているお客様に最上の感謝を。



最近のノンシリコンは詰め替えが標準装備ですね




不人気なラウレス硫酸Naですが、ラウリル硫酸Naに比べると皮膚への刺激は温和なようです。
硬度に関わらず安定した起泡力と洗浄力を発揮するようですし、原価が安価なのも魅力ですね。

洗浄力が高いので、配合量や他の成分との兼ね合いによっては洗浄力が強すぎてかゆくなったり、荒れたりすることはあるかもしれません。

ただ、頭皮は人間の体のなかでも最も皮脂量が多いところですし、髪がわさわさ生えているので洗浄しにくいところでもあります。

さらに、皮脂量は女性でも30代がMAX(20代というデータもあります)、男性は40代がMAXと、20歳以降低下する水分量とは違う放物線を描きます。

意外としっかり洗ったあげた方が、トラブルが少ない可能性が高いのです。

※ただし、皮膚に慢性的な炎症などトラブルがある方をのぞく。そういう方は信頼できる皮膚科医へご相談を

頭皮の皮脂量は年齢、性別による基本的な差はもちろん、ライフスタイルにもかなり影響されて個人差が大きいように思います。

サロンではヘッドスパの際に頭皮を拝見して、このくらいの洗浄力のシャンプーがおすすめです、とこのブログに書いてある製品名をあげてご紹介することがありますが、同じ年代、同じ性別の方でもおすすめしたい製品は、かなり違います。

自分に合うシャンプーを選ぼうと思ったら、まずは自分の頭皮のコンディションをチェックすることからはじめてみてはいかがでしょう。
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