最近では、スーパーやコンビニなどで様々なゼロカロリー食品が販売されています。
ゼロカロリーだから食べても太らないと普通なら思うところですが、逆に太ってしまうといった意見もあるようです。
本当のところはどっちなんでしょうか?
結局太るのであればゼロカロリー食品をわざわざ選ぶことはないですし、太らないのであればダイエット中の心強い味方になるので気になるところです。
今回はそんなゼロカロリー食品について、詳しく見ていきたいと思います。
ゼロカロリー食品の秘密
ゼロカロリー食品といえば、ジュースやゼリーなどのデザートなどで良く見かけますが、甘いのにカロリーがゼロというのは何故でしょうか?
それは砂糖の代わりにカロリーがない甘味料を使用しているからです。
この甘味料には、人工甘味料と天然甘味料の2種類があり、その商品によって何が使われているかはそれぞれ違います。
例えば、ゼロカロリー飲料の代表とも言えるコーラなどに使われるアスパラテームやスクラロースなどが人工甘味料であり、キシリトールガムなどに使われているエリスリトールなどが天然の甘味料です。
人工甘味料、天然甘味料のどちらとも、国で安全性は認められており、食品添加物として使うことが認可されています。
ゼロカロリー食品の誤解
ゼロカロリーやノンカロリーというと全くカロリーがないと思うかもしれませんが、実はそうではありません。
この2つの表記ができる条件は国で決まっていて、その条件とは100g(100ml)あたり5kcal未満です。
つまり、100gあたり4kcalのものでもゼロカロリーなどと表記することができるので、全ての商品が本当の意味でゼロカロリーではないということです。
ちなみに、他にも糖質ゼロやプリン体ゼロなど、『ゼロ』という表記をしている食品もありますが、それらも厳密に言えば『ゼロ』ではないものがあります。
ゼロカロリー食品は太るのか?
ゼロカロリー食品のことを調べていると、カロリーはゼロでも逆に太るという意見が意外と多いです。
ダイエットの基本では、消費カロリーが摂取カロリーを上回れば痩せると言われており、普通に考えればカロリーがほとんどないゼロカロリー食品で太るとは思えません。
どうやら太ると言われる理由は、カロリーとは別のところにあるようです。
人工甘味料を摂るとインスリンが大量に分泌され太る?
まず、人工甘味料を摂取すると血糖値が上がり、インスリンが分泌されるので、脂肪を蓄えやすくしてしまうという内容のものがあります。
これは、そのような内容の記事が報道されたことによって広まったのですが、これは膨大な論文から一部分だけを抜粋した誤解のようです。
人工甘味料そのものに対しては血糖値も上がらず、インスリンも分泌されないようです。
これに付随して、上がった血糖値が急降下することによって空腹を感じるといった内容や、インスリンが分泌してもエネルギーに変える糖分がない為に、インスリンの働きが悪くなり、その結果太りやすくなるといった内容もあるのですが、そもそも血糖値も上がらず、インスリンも分泌しないとなればちょっと違うような気がします。
カロリーゼロの安心感から食べ過ぎて太る
これはカロリーゼロの食品を取り入れることによって、減らした分のカロリーを他の食べ物や飲み物で余計にとってしまうということです。
せっかくカロリーゼロの食品で摂取カロリーを抑えているのに、他の食品をいつもより多く食べてしまったら意味がありません。
それどころかカロリーオーバーになりかねません。
余計に食べた分しっかりと脂肪として蓄えてしまうので、これは確かに太る原因になりそうです。
ゼロカロリー食品を飲食すると血糖値が上がりやすくなる
こちらは実験の結果でわかったことですが、水を飲んだ後にブドウ糖の負荷テストを行った時と、カロリーゼロ飲料を飲んだ後にテストを行った時とは後者のほうが血糖値が高く上がり、インスリンの分泌も増えたというものです。
つまり、人工甘味料自体は血糖値を上げたりはしないが、その後の血糖値を上げやすくしてしまうということです。
そうなると、人工甘味料が太りやすくなるというのは納得できます。
味覚が狂い、依存性がうまれる
人工甘味料は砂糖に比べて、数百倍、ものによっては数万倍の甘みがあります。
これだけ甘いものなので、ゼロカロリー食品には少量しか使われませんが、摂りすぎると味覚が狂っていき、甘いものを好むようになってしまう傾向があるようです。
そうなると、他の甘いものを食べた時に余計に食べてしまったり、頻繁に甘いものが欲しくなるため、太る原因や糖尿病になるリスクが高くなってしまいます。
ゼロカロリー食品は太らない?
一方でゼロカロリー食品は太らないという話も良く聞きます。
ゼロカロリー食品に使われている甘味料は人間の体内では消化できず、吸収されないため、血糖値にも影響を与えず、そのまま排出されるからといった理由からきています。
これは太るという意見がゼロカロリー食品以外のところに注目しているのに対し、太らないという意見はゼロカロリー食品そのものに注目している違いがありそうです。
3日間食べ続けた結果、体重が減った
あるテレビ番組で3日間ゼロカロリー食品を飲食し続けたらどうなるのか?といった検証実験が行われ、その結果体重が減少したことが話題になり、この情報が広まったのだと思われます。
確かに最低限の食事をしながら、物凄い量のゼロカロリー食品を食べ、運動もしないで体重が減少したというのは、結果だけみると凄いと感じます。
以前からゼロカロリー食品は太ると思っていた人でしたら、尚更そう感じるでしょう。
ゼロカロリーでも食べ過ぎれば太ると思っている人が多いからこそ、このような企画を行ったのかもしれません。
しかし、太るという側の意見を見てから良く考えると、この3日間の後のほうが重要な気もします。
この実験が終わった後に、どうなったのか?
血糖値の上昇や甘いものへの依存は見られないのか?
といったことがどうしても気になってしまいます。
たった3日間では依存しないのかもしれませんが、日常的にゼロカロリー食品を食べることが増えてくれば、甘いものを食べることが習慣化され、元の食事へ戻した時にリバウンドしかねません。
ゼロカロリー食品は太る?太らない?
双方の主張を踏まえると、ゼロカロリー食品自体は太らないという結論に至ります。
しかし、ゼロカロリー食品に含まれる人工甘味料によって、糖質を摂取した時の感受性が上がってしまったり、甘いものに対する依存がうまれる可能性を考慮すると、ゼロカロリー食品を日常的に摂ることによって、太りやすくなる可能性があるので注意が必要です。
少量をたまに食べるならダイエットにも影響はないと思いますが、ゼロカロリーだからと言って食後にゼリーなどの食品を食べていると、いつの間にかそれが当たり前のようになってしまうので気を付けましょう。
ダイエット中のゼロカロリー食品との付き合い方
最後にダイエット中のゼロカロリー食品との付き合い方ですが、ダイエット中にゼロカロリー食品を食べるのはあまりおすすめできません。
なぜなら、ダイエット中は食事制限などによって代謝自体も落ちている場合が多いですし、その後の糖質への感受性を上げてしまい、リバウンドの原因となる可能性があるからです。
どうしても甘いものが欲しくなった時には、水分量の多い果物を食べたりするほうが良いと思います。
また、少量であれば、高カカオチョコレートも良い気分転換になって良いでしょう。
実際に、体重の管理がシビアなモデルの中でもダイエット中にチョコを食べる人は多くいます。
高カカオチョコレートについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
ゼロカロリー食品には多くの場合、人工甘味料が使われています。
人工甘味料は、少量で砂糖の数百倍の甘みを感じられるもので、コスト削減にもなる便利なものですが、その歴史はまだ比較的浅く、身体に与える影響など、完全に解明されていないのが現状です。
国で安全性は認められ、全く摂ってはいけないものではないですが、日常的に摂ることによって、意図しない結果になるという可能性もあるので注意しましょう。
また、ゼロカロリー食品に頼らなくても他に色々なダイエット方法があります。
短期間で痩せたいという方は、人気もあり成功者が多い酵素ダイエットがおすすめです。
酵素ダイエットについては、こちらの記事も参考にしてみて下さい。