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妊娠初期症状とは
「何だか身体がダルい。」「熱っぽいかも。」「最近腰が痛くて……。」「やたら眠いんだけど。」
このような症状を感じつつ生理予定日を過ぎても生理が来ない場合、もしかしたら妊娠の兆候が症状に現れているのかもしれません。
妊娠をすると大量の女性ホルモンが分泌されます。そして、その女性ホルモンの影響によって、身体に様々な症状が起こることを「妊娠初期症状」と言います。
身体に起こったちょっとした症状によって「……もしかして妊娠?」と気付く感が良い人もいるでしょう。反対に、妊娠初期症状が全く現れずに、気付いたら生理予定日を過ぎて生理が来ないことで妊娠を疑う人もいるでしょう。
なぜ、妊婦は妊娠をしたときに妊娠初期症状が現れることがあるのでしょうか。また、妊娠初期症状にはどのような症状があるのでしょうか。
今回は、あれ?できたかも…を疑う様々な妊娠初期症状についてお話したいと思います。
一般的な妊娠初期症状が現れる妊婦は、生理予定日後から徐々に現れる場合が多いでしょう。
ただし、妊娠初期症状には様々な症状がありますが、妊娠を確信できる症状はありません。あくまでも妊娠を疑う症状なので、あまり妊娠初期症状自体にとらわれないようにしましょう。
妊娠初期症状2.おりものの変化
おりものには生理と同じ様に周期があります。通常、排卵前におりものが増えて黄体期におりものが減少しますが、このおりものの状態変化には妊娠後に分泌される「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」が深く関わっています。
エストロゲン(卵胞ホルモン)が増えると、黄体期に入ってもおりものの量は増え、生理前の粘り気があるおりものから、さらさらなおりものに変わります。また、色も薄い白色ではなく白色だったり、クリーム色ではなく黄色だったり、少量の血が混じって薄茶色くなる場合もあります。
妊娠初期症状3.高体温
一般的に生理初日から排卵日までは、卵胞が成長してエストロゲン(卵胞ホルモン)が増えることで低体温が続き、排卵後から生理予定日近くまでは、プロゲステロン(黄体ホルモン)が増えることで高体温が続きます。
ところが、妊娠によるプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加で、普段の高体温よりもさらに0.5度前後体温が高くなったり、生理予定日後も高体温が続きます。
妊娠初期症状4.倦怠感、眠気
妊娠初期はプロゲステロン(黄体ホルモン)によって高体温が続くため、常に身体が熱を帯びている状態です。そのため、倦怠感を感じたり、強い眠気を感じるようになります。
妊娠初期症状5.ほてり
妊娠後の高体温状態が続くことで、体のほてりを感じ、熱っぽい症状が出る場合があります。
妊娠初期症状6.貧血
妊婦は、妊娠をすると胎児や胎盤を形成する血液を確保するため、血液が増加して血流が良くなります。ところが、赤血球の量は徐々に増えるため、一時的に血液濃度が薄まり貧血状態になります。
妊娠初期症状7.寒気
妊婦は、血液濃度が薄まり貧血を起こすため、寒気を感じるようになります。
妊娠初期症状8.手足の冷え
妊婦は、女性ホルモンの乱れ、自律神経の乱れによって身体の細部への血行不良が起こり、冷えを発症しやすくなります。
妊娠初期症状9.むくみ
血行不良によって手足が冷えることで、同時にむくみも起こります。むくみが起こる仕組みやむくみによる影響は、以下を参考にしてください。
妊婦のひどいむくみ症状の原因は?解消方法と効果的な食べ物妊娠初期症状10.頻尿
妊娠の初期症状で頻尿になる理由は、1つが子宮が大きくなり膀胱を圧迫するため、2つ目は血液量が増えて腎機能が活性化するため、3つ目がプロゲステロン(黄体ホルモン)が膀胱の筋肉を弛緩する働きがあるためです。
妊娠初期症状11.下痢
妊娠の初期症状で下痢になる理由は、ホルモンバランスが崩れて自律神経が乱れたり、ストレスによって小腸の働きを悪くしてしまい、適切な水分量をコントロールできなくなるためです。
妊娠初期症状12.便秘
妊娠の初期症状で便秘になる理由は、分泌されたプロゲステロン(黄体ホルモン)が胃や腸の筋肉を緩めることで、腸のぜんどう運動が低下してしまうためです。
妊娠初期症状13.下腹部痛
生理痛、排卵痛と同じように、妊娠後も妊娠初期症状として下腹部痛が起きる場合があり、いくつか理由があります。
1つは子宮内膜に着床した胎芽の成長を促進するよう子宮が収縮を繰り返すため、2つ目はホルモンバランスが崩れて胃腸の働きが低下し下腹部痛が起こるため、3つ目は拡大した子宮が他の内臓を圧迫するためです。
妊娠初期症状14.胸の張り
胸の張りも下腹部痛と同様、よく起こる妊娠初期症状です。胸の張りは、妊娠によるホルモンバランスの変化により、乳腺や乳管が発達し、母乳生成の準備が始まることで起こります。
妊娠初期症状15.乳首の痛み
妊娠初期症状として胸の張りを感じるようになると、乳首がこすれるなど少しの刺激で痛みを感じることがあります。これは、プロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌によって乳首が過敏になるためです。
妊娠初期症状16.乳首・乳輪の肥大・黒ずみ
プロゲステロン(黄体ホルモン)はメラニン色素の沈着を起こし、乳首や乳輪などを黒く大きくしてしまう場合があります。
妊娠初期症状17.腰痛、内もも、足の付根の痛み
妊娠初期には、リラキシンというホルモンが分泌されます。リラキシンは、出産に備えて骨盤の関節や靭帯を弛緩させる効果があります。
ただ、骨盤周辺の関節や靭帯が緩んでしまうと、それを支えようとする腰やおしりの筋肉を使うことになり、腰痛、内もも、足の付根の痛みが起きる場合があります。
妊娠初期症状18.頭痛
エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)には、血管を拡張する作用もあります。血管が拡張すると血流が良くなり、胎盤形成を促します。
ところが、脳の血管が拡張すると、三叉神経が圧迫されて刺激を受けて偏頭痛を起こす場合があります。
妊娠初期症状19.歯痛・虫歯
プロゲステロン(黄体ホルモン)によって神経が過敏になると、妊娠性歯痛と言う歯痛が起こる場合があります。虫歯がある場合はさらに痛みが増すかもしれません。
妊娠初期症状20.胃痛
プロゲステロン(黄体ホルモン)が胃の働きを抑制することで、胃痛を感じる場合があります。
妊娠初期症状21.ゲップ・おなら
胃の働きが弱まると食べ物の消化が悪くなり、多くのガスが発生します。そのため、ゲップやおならが出やすくなります。
妊娠初期症状22.着床出血
子宮内膜に着床した受精卵の絨毛が、子宮を傷つけて出血を起こす場合があります。これを着床出血と言います。着床出血は個人差がありますが、大抵は出血量が少なくおりものに血が混じる程度です。
妊娠初期症状23.味覚の変化
つわりによって味覚が変化し、食べ物の好みが変わる場合があります。味覚が変化する原因は一般的なつわりや匂いつわりで、急激なホルモン分泌、代謝の変化、環境の変化によるものと考えられます。
つわり症状はいつまで続く…ピークは?原因と予防・治療法妊娠初期症状24.嗅覚の変化
エストロゲン(卵胞ホルモン)は、嗅覚を敏感にする作用があると考えられています。そのため、以前は気にならなかった食べ物や場所の匂い、コーヒー、タバコも以前より不快に感じる場合があります。
妊娠初期症状25.唾液過多
妊娠初期症状には、よだれが増えるよだれつわり(唾液過多症)があります。よだれつわりは、主にhCGによって嘔吐中枢が刺激されたり、プロゲステロン(黄体ホルモン)で胃腸の働きが抑制されるため起こります。
つわりの種類と嘔吐・吐き気・眠気・唾液過多など症状の対処法妊娠初期症状30.体毛が濃くなる
妊娠すると急にお腹周り、腕、足などの体毛が濃くなることがあります。また、髪の毛の量も増えたように感じます。これは、プロゲステロン(黄体ホルモン)によって体毛量が増えるとともに、抜けにくくなることが原因です。
出産後にはプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が減ることで徐々に目立たなくなるそうですが……。
産後の抜け毛がひどい…原因と予防・対策は?再発した理由は?そのため、妊娠を確認したければ、やはり、生理予定日を過ぎてから妊娠検査薬を使う方法が1番確実で、精神的にも落ち着きます。
女性の身体は妊娠関係なく敏感です。そのため妊娠初期症状は、あくまでも不安材料をなくす知識として知っておく程度に留めておきましょう。