ニキビ跡・外傷・虫刺されによる炎症性色素沈着
ニキビや外傷・虫さされなど肌に炎症を起こすものが刺激になり、メラノサイトが活性化されてメラニンが生成されてそれが残ったものです。
特に頬からあごにかけてできるアダルトニキビは繰り返しできることもあり、毛穴が炎症を起こしがちで色素沈着が残りやすいです。
他にもふき取りタイプのクレンジングやゴシゴシ肌を擦る洗顔、湿疹やかぶれ、刺激の強い基礎化粧品を使うことでも、その刺激と摩擦で炎症が起こるので、炎症性色素沈着の原因になります。
炎症性色素沈着の原因と発症メカニズムについて
ニキビ跡の色素沈着やアトピー性皮膚炎の色素沈着などは典型的な炎症性色素沈着になります。
ニキビ・アトピー・接触性皮膚炎(かぶれ)など炎症を伴う皮膚疾患以外にも、擦り傷、肌を引っ掻く、肌を擦る、肌を叩く、衣服と擦れるといった物理的な外傷や刺激が原因でできてしまう炎症後色素沈着もあります。
いずれの場合も炎症が強ければ強いほど、炎症や摩擦が習慣性になっていて、繰り返せば繰り返すほど、色素沈着も濃くなってしまう特徴があります。
※ 虫刺されや外傷による傷が原因の一時的な色素沈着に比べて、ニキビ跡やアトピー性皮膚炎のように炎症の度合いが大きく、慢性的なものほど色素沈着はひどくなります。
一時的にしろ慢性的にしろ、炎症を起こしている部分の皮膚は、炎症によるダメージのせいで角質層が損傷しているケースがほとんどです。皮膚はそれを回復させるために、新しい角層を生み出そうと表皮細胞が一気に活性化するようになります。
その際、メラノサイトも一緒に活性化してしまうため、メラニン色素の産生が促進されてしまって色素沈着が起こってしまうわけです。ほとんどの炎症性色素沈着はこうした発生パターンになっているはずです。
炎症の程度が軽い場合は、肌のターンオーバーの過程で炎症をきっかけに発生したメラニンも古い不要になった角質とともに剥がれおちていくので、期間としては早くて1か月、遅くても2~3ヶ月もすれば薄くなって自然に消えていくことがほとんどです。
しかし、半年以上経過してもなかなか消えない炎症性色素沈着もなかにはあって、その場合は、炎症のダメージで表皮と真皮の間にある基底膜が壊れてしまったことで、本来、表皮に放出されるメラニンが真皮側に落ちてしまい、マクロファージに取りこまれて、メラノファージとして真皮層に居座っているケースが考えられます。
※マクロファージとは白血球の1種で免疫細胞。生体内に侵入してきた細菌・ウイルス・異物を捕食して消化する掃除屋さん。メラノファージは、メラニンを貪食したマクロファージのことです。
真皮層は表皮と違ってターンオーバーが起こりません。マクロファージがメラニンを分解・吸収・排出してくれるのを待つしかないんですが、それには年単位の時間がかかることがあります。
さらにいうと、ストレスなどで皮膚の免疫力が落ちてマクロファージ活動が弱っていたり、真皮に落ちてしまったメラニンの量があまりに多いとそのまま消えずに残ってしまうこともあります。
このパターンの炎症性色素沈着は、ニキビやアトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎(かぶれ)のように、はっきりとした表皮全体に強い炎症が起きた場合に生じることが多いです。
また、ニキビやアトピー性皮膚炎のようなはっきりとした炎症ではなく、見た目には分からない程度の微弱炎症でも、長期的続いたり、頻繁に繰り返せば、やはり消えないタイプの炎症性色素沈着の原因になりますから注意しなければいけません。
アイメイクで目の際を擦るとか、美容ローラーでマッサージをする、コットンで肌を擦る、パッティングをする、毛抜きで毛を抜くといったことは、知らず知らずのうちに炎症を引き起こしてしまうので心当たりがある方は気をつけたほうがいいと思います。
炎症性色素沈着の治療~美白ケアが効果的!
炎症性色素沈着は、シミの種類のなかでも比較的改善しやすいという特徴があります。
しかし、紫外線を浴びる・ニキビ・アトピー・叩く・引っ掻く・擦る等の間違ったスキンケアによる摩擦など、炎症が続いている間はメラノサイトの活性化し続けるので炎症性色素沈着は消えることがありません。
あくまで炎症性色素沈着を改善するためには、原因の炎症を鎮め、収束させることが最優先です。
炎症性色素沈着を早く消すためのコツ
(1) 炎症を鎮静化すること
(2) 紫外線を防ぐ&患部への摩擦・刺激を避けること
(3) 美白化粧品でメラノサイトの活性化を抑えてメラニンの生成を防ぐこと
(4) 肌のターンオーバーを促して色素沈着したメラニンを排出すること
炎症性色素沈着は、美白化粧品を使ったスキンケアの効果を実感しやすいというのが特徴で、ハイドロキノンやビタミンCなどメラニンを還元する作用のある美白成分や抗炎症作用を併せ持つトラネキサム酸などが高い美白効果を発揮してくれます。
スキンケアによる対策としては同時にメラニンをスムースに排出するためのピーリングなど代謝ケアも取りいれると、さらに炎症性色素沈着が消えるまでの期間を短縮できると思います。
※ 傷跡や虫刺され後の色素沈着、はてはキスマークを消すにも効果があるといわれて人気の小林製薬のアットノンですが、有効成分のヘパリン類似物質は血行促進が効能でメラニンの排出をサポートする効果が期待できます。ただ、直接メラニンに作用するわけではないので、使うとしてもハイドロキノンやビタミンCと組み合わせたほうが良さそうです。なお基本的には身体に使うものとして考えられているので、顔に使った場合の効果は自己責任とのこと(※担当者談)。
炎症の程度が強く、真皮層にメラニンが沈着してしまっている「メラノファージ」の状態になっていると、これはもうコスメやスキンケアでどうにかできる問題ではないので、美容外科や美容皮膚科でレーザー治療で対処するしかありません。
色素沈着の原因になった炎症が治まっていることを確認してから、Qスイッチレーザーを使って治療するのが一般的です。保険適用外なので万単位のお金が飛んでいくのがちょっと辛いところ。
まずはメラニン還元作用のある美白美容液を使ってからというのがいいかもしれません。
炎症性色素沈着に効果のある美白美容液<Best3>
密着するスポットケア用美白美容液で効率よくケア!
炎症性色素沈着もレーザー治療は、炎症を増長することがあるため不向きといわれていましたが、レーザートーニングの登場により状況は変わりつつあります。
とはいえ、やはりレーザー治療は最後の手段です。まずはハイドロキノンやビタミンCなどの美白成分を配合した美容液でポイントケアしつつ、ピーリングなども加えてきれいになるまでの期間を短縮するというケアのほうが取り組みやすいと思います。
メラニン還元作用についてビタミンCも効果がありますが、結果が出るまでが早いのは断然ハイドロキノンのほう。
さらに炎症性色素沈着のケアは、気になるところに密着するスポットケア用の美白美容液を使ったほうが有効成分をピンポイントで効かせられるので無駄がなく効率的です。
アンプルールはそうした炎症性色素沈着のケア向きの条件をすべて満たしていますし、トライアルセットがあるので、効果や刺激がしっかり確かめられるので手に取りやすいのではないかと思います。