アボルブとは
アボルブはもともと前立腺肥大治療薬としてグラクソスミスクライン社から発売されましたが、2001年に米国、2002年に欧州で承認、そして2009年には厚生労働省の認可を得て、日本でも販売されるようになりました。今では世界で何百万人という方に使用されている薬となります。
その後、アボルブカプセルに含まれる成分のデュタステリドがAGAの原因であるジヒドロテストステロンを抑制する効果がみられたため、日本でも厚生労働省の認可を得て2016年の6月にザガーロという名称で発売が開始されました。ザガーロは前立腺肥大症として発売していたアボルブを、AGA治療薬として認可し直し、同じグラクソスミスクライン社から発売したものになりますので、成分も含有量も全く同じものになります。
アボルブの成分デュタステリドとは
アボルブカプセル0.5mgに含まれるデュタステリドという成分が持つAGA改善効果の作用機序についてお話ししたいと思います。デュタステリドとは脱毛の原因であるテストステロンとリダクターゼ(5α還元酵素)の結合を阻害する薬になります。男性ホルモン(テストステロン)が悪性の男性ホルモン(ジヒドロテストステロン)に変換されると、脱毛であったり薄毛という問題に繋がってきます。
デュタステリドと同じ作用を持つフィナステリド(プロペシア)との違いを説明しますと、フィナステリド(プロペシア)がリダクターゼのⅡ型のみをブロックする薬なのに対して、デュタステリドはリダクターゼのⅠ型とⅡ型両方をブロックする事が出来ます。つまりⅠ型とⅡ型両方をブロックできるデュタステリドのほうがフィナステリドよりもAGA進行抑制効果が強いのです。
ではこのリダクターゼⅠ型Ⅱ型とは一体なんなのかと疑問に思った方はいませんでしょうか?実はこのⅠ型リダクターゼとⅡ型リダクターゼという知識は育毛作用、発毛作用においては非常に重要な知識となります。なぜかと言うと、Ⅰ型とⅡ型では、必要になってくる栄養、成分、治療薬というものが全く変わってくるからです。
まずⅠ型の特徴をお話ししますと、Ⅰ型リダクターゼは全身の皮脂腺という部分に存在しています。頭の部分でいうと、前頭部と後頭部に存在が確認されています。脂性タイプの人に多いとされています。次にⅡ型の特徴ですが、Ⅱ型リダクターゼは毛乳頭という髪を作るところに存在しています。頭の部分で言うと、前頭部と頭頂部に存在しています。Ⅱ型は髭や体毛が濃い人の方が分泌が多いと考えてられています。前頭部や後頭部の薄毛が気になる方は、フィナステリドを用いたAGA治療だと効果が不十分かもしれません。
アボルブの副作用について
アボルブにはいくつかの副作用が知られています。ただし、いずれもそれほど頻度の高い副作用ではありませんので、過度な心配は不要です。万が一、副作用と思われる症状が出た場合には、医師にご相談ください。
性欲減退・勃起不全
勃起不全(ED)とは陰茎の勃起が十分でないために、満足な性交渉ができないことを言います。アボルブによる性欲減退は男性ホルモンの減少により性欲自体が減少する事で生じます。ただし精神的要因もあるので、薬剤が原因ではなく、心因性のEDというパターンもあります。副作用の過度な心配はかえって心因性EDを招いてしまいますので、あまり心配しすぎないようにしましょう。
初期脱毛
初期脱毛はAGA治療においては比較的頻度の高い副作用になります。これはヘアサイクルと呼ばれるものに関係があります。髪の毛のサイクルには成長期と退行期と休止期の3つの期間がありますが、初期脱毛はこのうちの休止期や退行期の古い髪の毛が新しい毛に押し出されるために起きる現象になります。ですので初期脱毛が起きてもコシのある髪の毛が生えてきている証拠と考え、あまり心配する必要はないでしょう。生じた場合でも通常は一ヶ月ほどでおさまりますので、この時点で体に合わなかったと思って服用中止したりしないようにしましょう。臨床上は初期脱毛が起きる方の方が、そのあとの発毛効果が高いです。
腎機能障害、肝機能障害
薬は肝臓で処理されて、腎臓から排泄されます。アボルブを服用する事によって、腎臓や肝臓に負担をかけてしまい、腎機能障害、肝機能障害が起こる可能性もあります。アボルブを服用する場合は腎機能や肝機能の数値などの情報が必要になり場合もありますので、偽物である可能性も高い個人輸入等は絶対にせずに、医師に健康状態など相談の上で処方してもらうようにしましょう。
食欲不振・倦怠感
アボルブの服用をし始めて体が重くだるく感じたり、食欲が服用前よりなくなったりすることがあります。その他にも頭痛や吐き気、ふらつきといった症状となることもあります。体のだるさであったり、食欲がなくなったりなどの副作用は、内服薬には比較的起こりやすいものですが、服用しているうちに慣れて感じる事がなくなるという場合がほとんどになります。もし症状が気になり治らない場合は、服用を中止し医師にご相談下さい。
アボルブと子作り
アボルブを服用中の子作りに関して、臨床試験の結果としましては、ほとんど気にしなくていいという結果になっています。ただし、アボルブカプセル(デュタステリド、フィナステリド)は女性が触れたり、服用してはいけません。触れただけでも成分を吸収してしまうので、妊娠中の女性が触れたり服用してしまった場合、赤ん坊の生殖機能に悪影響を及ぼす可能性があります。胎児への危険性も否定できないものになっていますので、服用する男性以外の女性は触れたり、飲んだりしないように注意してください。
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横浜ユナイテッドクリニックは下記の駅から徒歩3分で受診でき、非常にアクセス良好です。JR横浜駅「きた西口」の右前の小橋を渡り、直進し、「鶴屋町2丁目交差点を左折」(右手にすき屋鶴屋町店、左手にラーメン町田商店横浜店)してください。数軒先にある第7浅川ビルの4階が横浜ユナイテッドクリニックになります。
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