手ぬぐいの専門店が、洗顔について語るのもどうかと思いますが、あえてそこに触れるのも悪くないので、キーを叩いています。
きっかけは、手ぬぐい洗顔が注目されている!って、2016年に書かれた記事に書かれていたので、今更じゃないのかな?!と思い、ちょっと調べてみました。
手ぬぐいで洗顔という言葉が、この世に出始めたのいつ頃なのでしょうか?
第一人者の高辺しおりさんがやられているブログから推測するに、少なくとも2011年11月には誕生していたことになります。
私が耳にしたのはいつ頃でしょうか?恐らく3~4年前だと思います。
私が知ったのはメディア経由での情報なので、「実は今・・・」って言われると違和感がすごいです!笑
それはともかくとして、手ぬぐいの洗顔ですが、必ずしも良いとは限らないようです。
何故そんなことになっているのか?疑問に思って、いくつか記事を読んでみると、その理由が分かりました。
そこで今回は、危ない手ぬぐい洗顔と題して、問題点を探って行きます。
洗顔の効果というけれども・・・
多くの方は、手ぬぐいの目が細かく、肌触りも良いため、お肌に負担をかけずに汚れを落とすことが出来ると発信しています。
確かに間違いではありません。生地の目が細かく、肌触りの良い生地で制作された物であれば、想定していた感触が実感できるでしょう。
しかし、一般的に販売されているものが、すべて条件に該当する、洗顔にふさわしい生地であると、思っていませんか?
手ぬぐい洗顔について書かれた多くの記事は、この点に対して、抜けていることがあります。
だから期待していたのに「効果が出なかった!!」。そればかりか、「逆に肌が荒れてしまった!!!」ってことになる可能性があるわけです。
制作を行う際、生地選びも重要な要素だったりします。
何故か?
単純に1枚あたりの単価が違うからです。
使われる生地には、特岡、岡、総理や文と言った糸の太さが違う素材が用いられます。
手ぬぐい洗顔について書かれた多くの記事が言う、目が細かくて、肌触りが優しい生地とは、一体どれを指すんでしょうか?
その答えを書いている記事は、ざっとネットサーフィンしたところ、1~2記事しかありませんでした。
だから、手ぬぐい洗顔は危ないのです!
ちなみに、答えは後ほど。。。
手ぬぐい洗顔のやり方が正しくても・・・
やり方にはスタンダードな方法があるようです。
簡単でシンプルなので、誰でも始められそうですね。
- 顔に十分なお湯をかける
- 手ぬぐいをお湯に浸す
- 石鹸を手ぬぐいの上に置いて泡立てる
- 指に手ぬぐいを巻きつけて、顔を撫でるように洗う。※この際、決してゴシゴシしないこと!
- よく、お湯で流して終わり
- なお、お顔全体をこの方法で毎日洗うのはオススメできません。
- 肌質を考えて、週2~3回にしましょう!
以上です。簡単ですね。
手ぬぐい洗顔は、壊しれてしまいがちな、お肌の保湿性を保つセラミドを破壊せず、古い角質をきれいに取ることができます。続けていくことで、お肌のキメが整います。
また、一般的な洗顔料では強すぎて、肌荒れを起こしてしまう方にとっても、手ぬぐい洗顔は強い味方となります。
お肌に優しい石鹸は、洗浄力に問題があります。そこを手ぬぐいで補う。
洗浄力を高めるだけでなく、古い角質を落とす、つまりはピーリングを行い、肌が本来持つ保湿機能を蘇らせることに繋がり、乾燥肌やアトビー肌などのトラブルを抱えた方にとっても、オススメの洗顔方法なのです。
正しい手ぬぐいを選べば・・・ですが。
また、手ぬぐい洗顔はメイク落としも不要です。
毛穴の奥に詰まったファンデーションなんかを目の細かな生地での洗顔なら、優しく拭き落とすことが出来るからです。
それもやっぱり、正しい手ぬぐいを選べば・・・ですが。
正しいやり方で行い、きちんとした効果を得たいのならば、道具にもこだわらなければならないってわけです。
デザインが可愛いからって、100円均一で買ってはいけませんよ?
手ぬぐいはすぐ乾く?確かに生地が薄いから乾きます。けど・・・雑菌が繁殖してませんか?
端が切りっぱなしじゃないと、衛生的ではありませんよ!
色落ちするから白地なのはいいけど・・・プリント染めがいい??
デザインを表現する方法には、注染や反応染めから、顔料やインクジェットプリントがあります。
確かに染めは、色落ちします。
ただその色落ちは、オリジナル制作した際、それが味わいだとお喜びいただける点でもあります。
一方、顔料やインクジェットプリントは、染料ほど気になる色落ちはしません(厳密には使えば使うほど、色は落ちていきます)。
手ぬぐい洗顔に関連した記事内で、素材について触れている物は多い印象を受けました。
無地や無色がオススメや無蛍光の物が良い、さらにはプリント染めが良いとか何とか・・・。
無地や無色を選択するのは私も賛成です。ただこれだと、市販されている物はサラシや布巾になるのでは?と言った懸念もあり、両手を挙げてとも言いにくいです。
では、無地や無色の次にオススメなのは、どんな物なのかといえば、注染で染められたものです!
注染の手ぬぐいは確かに、色落ちします。その為、実際に使用される前には、2~3度の手洗いを推奨しています。
この間に落ちる色の正体は、生地を染める際に余分だった染料や糊などです。
注染は出荷前に工場できれいな水に晒して、しっかりと染料を落とします。
それでも落ちきれなかった染料や糊を落とす目的で、使用前に2~3度の手洗いを推奨しています。
一方で、プリント染めである顔料やインクジェットは、インクを生地の上に乗せたり、吹きつけたりしてデザインの表現を行っています。
そのため、生地の内部まで色がついているわけではなく、表面の生地が固く仕上がってしまいます(特に顔料は)。
もちろん、顔料やインクジェットだから出来ることもあるわけですが、それでも洗顔という目的で手ぬぐいを使うのであれば、ダントツに注染がオススメです。
無地や無色と言うことでなければ、昔ながらの豆絞り柄が良いでしょう。
手ぬぐいの制作専門店だから言える洗顔にオススメ生地とは?
先程のクイズ、覚えていますか?
特岡、岡、総理や文の中で、洗顔にもっともふさわしい生地は?ってやつ(出題文が変わってますが^^;)。
正解は、特岡です。
目が細かく、肌触りが優しい生地は「特岡」になります。
ちなみに、総理や文は太めの糸で目を荒くして作っています。
乾きが早く、さっぱりとした肌触りが特徴で、低コストで制作が行えます。
また岡は、ちょうど中間にあるような生地になります。
特岡の生地を使い、注染で染められた手ぬぐいであれば、理想とする洗顔を行うことが出来ます。
ただ、既製品として販売されているのが特岡であり、注染で染められているのかなんて分かりませんよね?
そこでいくつか、見分ける方法をご紹介します。
まずは生地が「特岡」かどうか。
これは、販売しているお店に確認することで解決します。
もしくは、タグなどで記載している物もありますので、手ぬぐい洗顔を行う際は、事前にご確認下さい。
次に注染で染めているか?プリントではないか?
注染は、よく言えば素朴。悪く言えば、不鮮明です。生地の内部を染めているので、細かな線表現が苦手なんです。
逆にインクジェットや顔料は、細かな線表現や色彩が豊かです。
また、注染は繊維を直接染めていることで、裏抜けが起こっており、表裏、どちらから見てもデザインがよくわかります。
一方、プリントした手ぬぐいは、裏抜け率が低く、裏から見ると、表のデザインが透けて見えているのが分かります。
これは手軽に判断できることなので、ぜひご確認下さい。
なお反応染めは、良いとこ取りのハイブリットなので、色彩や線表現も豊かであり、生地の柔らかさを損ないません。
近年、反応染めの手ぬぐいは人気であり、販売されていることも多いです。
洗顔用として一番のオススメの製法は、注染で染められた特岡ですが、反応染めで仕上げられたものであっても、肌に優しい美容グッズとして十分、満足な効果が得られると思います。
もし、洗顔用で作成したいとお考えの際は、お気軽にお問い合わせ下さい。
ノベルティやプロモーショングッズとして、付録や物販品としてなど、様々な視点でお使いいただけるオーダーメイド手ぬぐいを承ります。