アトピー性皮膚炎のかゆみ止めに最適!論文で実証ずみの簡単ケア方法は?

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アトピー性皮膚炎のかゆみは、普通の湿疹や皮膚炎より非常に激しいことが知られています。

実際に私の子供も激しい痒みに悩まされ、我慢はするんですが、つい我慢できなくなって掻きむしり悪化させてしまうことがよくありました。

 

アトピー性皮膚炎でかゆみがなぜ起こるのか、なぜ激しいかゆみが出現するのか、そしてかゆみをコントロールするために必要なことは、以前別の記事で詳しくお伝えしました。

 

そこで今回は、実際に研究で効果があったアトピー性皮膚炎の治療法から、家庭でもできるかゆみ対策を解説します。

 

 

かゆみ止め薬以外のかゆみ対策

アトピー性皮膚炎のかゆみには、通常は抗ヒスタミン剤や抗アレルギー剤の併用で対応します。そして湿疹病変の炎症をステロイド外用薬で沈静化させるとかゆみは治まります。

 

しかし、良くなっては悪化を繰り返すアトピー性皮膚炎で、ステロイド外用薬を続ける場合、毛細血管拡張や皮膚萎縮など、副作用も確かに心配になります。

 

結局、アトピー性皮膚炎の炎症を抑えないとかゆみが治まらないので、つまり皮膚の湿疹の状態を良くするとかゆみはおさまり楽になります。

 

そこで、研究結果で効果が認められ注目されているのが温泉成分の効果です。

 

温泉成分がアトピー性皮膚炎に対して効果があるとわかっても、自宅で温泉を使えないと思われるかもしれません。

 

しかし、最近は天然の温泉成分の結晶である湯の花を家庭でも使用できますので、もし興味があれば最後までお付き合いください。

 

 

アトピー性皮膚炎をお風呂でケア

アトピー性皮膚炎に温泉の成分が効果があるというのは、群馬大学医学部附属病院の論文『アトピー性皮膚炎に対する草津温泉療法の効果』で証明されています。

 

この論文では、アトピー性皮膚炎の患者さんに対して草津温泉で1日10分(1日1~2回)の入浴を3週間から28週間行った結果、70%の患者さんが皮膚層の症状が改善しました。

 

そして、改善が見られた患者さんの半数以上でかゆみが改善したという実験結果が得られました。

 

もちろん効果を比べるために、同じようにアトピー性皮膚炎の患者さんにはただの水道水でのシャワー浴だけで観察しましたが、何の効果も得られなかったので、温泉の効果だと結論付けできます。

 

このことから、アトピー性皮膚炎に効果のある温泉成分を含んでいる湯の花、または入浴剤があれば、自宅のお風呂でもアトピー性皮膚炎の改善とかゆみの改善が期待できるということです。

 

それでは、温泉水のどの成分がアトピー性皮膚炎に効果があるのでしょうか?

 

 

アトピー性皮膚炎に効果のある成分は?

温泉水がなぜアトピー性皮膚炎に効果があるのか。

 

群馬大学医学部附属病院の検証結果では、黄色ぶどう球菌が酸性温泉水によって消滅、または減少した成績と関係があると結論づけています。

 

この論文で使用した草津温泉の温泉水はpH2.0の酸性温泉水であり、この殺菌作用で黄色ブドウ球菌が消滅することで皮膚症状の改善につながってると考えられます。

 

そして草津温泉の温泉水で皮膚症状が悪化した患者さんはいませんでした。

 

ただし、酸性温泉水なら殺菌効果はありますが、場合によっては皮膚症状を悪化させてしまう例も考えられ、草津温泉の場合は他にも様々な物質が含まれていて、それが皮膚を保護している可能性が推定されています。

 

黄色ぶどう球菌は、健常人の皮膚からは検出されませんが、アトピー性皮膚炎の患者からは、皮膚症状の程度に比例して多数検出されていいます。

 

つまり、アトピー性皮膚炎が悪化している皮膚ほど黄色ブドウ球菌が多いということですね。

 

黄色ブドウ球菌の悪循環

アトピー性皮膚炎の皮膚にある黄色ブドウ球菌は、腸管毒、中毒性ショック症候群毒、表皮剥離毒などを産生しています。

 

そしてこれらが皮膚の炎症の悪化に作用している可能性が指摘されています。

 

黄色ブドウ球菌により悪化したアトピー性皮膚炎は強いかゆみを引き起こし、掻破する事でさらにその部位で黄色ブドウ球菌が繁殖してしまう悪循環になります。

 

ですから、酸性温泉水で黄色ブドウ球菌を消滅または減少させることが、アトピー性皮膚炎の悪化を防ぎ皮膚症状の改善を促すのはわかりやすい流れだと思います。

 

かゆみを抑えられるのはなぜ?

論文によれば、高温浴や草津温泉独特の温泉の利用の仕方「時間湯」では、一過性に血液内のβエンドルフィンが上昇することが判明しています。

 

つまり、通常より少し温度が高めの温泉水に入ることで、本来脳内麻薬と言われ鎮静効果のあるβエンドルフィンが分泌され、かゆみを抑える掻痒鎮静作用を発揮したと考えられます。

 

もちろん、アトピー性皮膚炎の部位が改善することで炎症や刺激が減り、ヒスタミンの産生が抑えられることも忘れてはいけません。

 

 

家庭で効果のある成分を使用するには?

このように、群馬大学医学部附属病院の研究論文から、草津温泉の酸性温泉水にはアトピー性皮膚炎を改善させる効果がかなりの割合で期待できることがわかりました。

 

実際に、草津温泉のホームページを見てみると、「特にアトピーや乾癬は、社会復帰多数の実績をもつ」と明記されていました。

 

それでは、自宅で同じ効果を持つ酸性温泉水を利用することは可能でしょうか?

 

温泉水を購入することは難しいですが、温泉の結晶状の沈殿物「湯の花」を使用すれば同等の効果が期待できます。

 

湯船にお湯を張って湯の花を溶かすことで、温泉水成分の恩恵を受けることができるので、温泉地から湯の花を取り寄せるか、湯の花成分を使用したアトピー肌専用入浴剤で代用できます。

 

ただ、本物の湯の花は貴重で、草津温泉の天然湯の花で年間8,000個しか採取できないようです。

 

研究論文では草津温泉以外に、秋田の玉川温泉、大分の別府温泉の酸性温泉水が有効としていますが、それぞれ今回の研究では使っていないので検証はできていないようです。

 

酸性温泉に家庭で入るには?

調べてみると、草津温泉の湯の花はネット通販で現地のお土産物屋さんなど数社が取り扱っていました。

 

値段や在庫は各ショップで違いますが、貴重な商品のようでお一人様1個で毎月安定して入手するのは少し大変かもしれません。

 

アトピー治療に草津温泉のような酸性温泉の湯の花を使用する場合、入浴後にすぐに湯船を水で洗い流しましょう。

 

もちろん、残り湯は洗濯に使用することができません。そして金属は変色したり腐食する恐れがありますので、結婚指輪などは外すことをおすすめします。

 

追い焚きもお風呂を傷める可能性があるようなので、追い焚きしないように注意が必要です。

 

アトピー用入浴剤で酸性温泉成分もあります

論文でアトピー性皮膚炎に有効とされていた別府温泉の酸性温泉の湯の花を使用したアトピー性皮膚炎専用の入浴剤も販売されています。

 

こちらは家庭で使用できるように開発した商品なので、残り湯を洗濯に使用できるなど、湯の花よりは普段の生活で使いやすいかもしれません。

 

ホームページを見た限りでは、温泉成分以外にもアトピックドライスキン(アトピー性皮膚炎の乾燥肌)にも対応しているようです。

 

 

さいごに

アトピー性皮膚炎は家族でなる場合が多く、私の家族も妻と子供がアトピー性皮膚炎です。

 

草津温泉の湯の花を試してみましたが、酸性温泉水を使う改善方法は、確かに毎日このお風呂に入っているとアトピー部分の改善がいつもよりとても早いと実感できました。

 

1個分続けた感想ですが…

 

良い点はきっちり効果が確認できたところと、温泉水ということでアトピー持ちの家族だけでなく、1回分で家族全員が温泉を楽しめるところですね。

 

家族全員の肌がツルツルになるので、本当にいいものを使っているんだなというのが正直な感想です。

 

悪い点は、湯の花の入手が安定しないことで、私が購入したショップでは一人1個限定で買いだめができず、ほしい時に売り切れになっていることがあります。

 

それと結婚指輪を外すのが少し面倒ですね。

 

別府温泉の湯の花を使った入浴剤も同等の効果が得られていますので、今はそちらを使い続けて寛解に近いところまで持っていけてますね。

 

酸性温泉水はかなりおすすめですので、よかったら試してみてもいいかもです。

 

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