「シミを消すには、美白化粧品を使うしかないのかな…」と、思い込んではいませんか?
実は食べ物の中には、美白効果がある栄養素を豊富に含んだものが数多くあります。本記事で毎日の食事を見直して、体の中から美白ケアをしていきましょう!
(※)本記事内での「美白」は、「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすの原因を防ぐ」ことです。
食べ物でシミが消えるって本当?効果的な栄養素
シミを消す方法はレーザー治療以外にまだ確立されておらず、市場で販売されている美白コスメも、ほとんどが肌のくすみや色むらを予防するだけです。
しかし食べ物の中には、シミを消すために役立つ栄養素を含んだものが数多くあることを知っていますか?
シミの改善に効果があり、かつ、日常的に摂りやすい3つの栄養素を紹介します。
【おすすめの美白栄養素】
ビタミンC
ビタミンCは、肌の色を濃くしてシミの原因となりやすい体内の色素、「メラニン色素」を薄くする働きがある栄養素です。
メラニン色素を薄くするビタミンCが豊富な食べ物を摂れば、肌のトーンが明るくなる効果を期待できますよ。
また、ビタミンCはメラニン色素の過剰発生を抑制し、シミがさらに黒ずむことを防ぐ作用も持っています。
シミの改善と悪化防止、どちらにも効果があるため、ビタミンCはシミを消したい人に特におすすめできる栄養素です。
ビタミンCはビタミンA・Eと一緒に摂るのがおすすめ
ビタミンC・ビタミンA・ビタミンEには互いを助け合う性質があるため、合わせて摂ると、それぞれが体内に留まる時間が長引いて美容効果が持続します。
また、ビタミンAにもビタミンEにもメラニン色素の過剰生成を抑える働きがあるので、2章「肌のトーンを明るくする食べ物と効果的なとり方」を参考に、ぜひビタミンCと一緒に摂ってみてくださいね。
ポリフェノール
ポリフェノールは植物の樹皮や種に含まれる苦み・アクなどのことを指し、現在5,000種類以上あると言われています。
5,000種類すべてに共通しているのは、「体内の細胞がサビつくのを抑え、シミを作るメラニン色素の過剰生成を予防する」という作用。
従って、ポリフェノールを摂ると肌のトーンの明るさが保たれるようになり、シミの悪化や増殖が起こりにくくなりますよ。
ポリフェノールの中の1種「エラグ酸」は、美白化粧品に含まれている美白成分ハイドロキノンと同等の力があると、株式会社わかさ生活などといった健康食品会社が発表しています。
また、エラグ酸には血行を良くして肌のターンオーバー(皮膚の生まれ変わり)を促す働きも備えているため、ポリフェノールを摂るならぜひエラグ酸に注目してみてください。
カロテノイド
カロテノイドとは、自然界に存在する天然の色素です。ポリフェノールほどではありませんがカロテノイドも種類が豊富で、現在600種以上が見つかっています。
すべてのカロテノイドにメラニン色素の過剰発生を抑える効果があるのですが、種類によって「特に目に働きかけるもの」「特に肌に働きかけるもの」など特徴が異なりますので気をつけてみてください。
カロテノイドの1種「リコピン」がおすすめ
カロテノイドの中で、特におすすめなのは赤い果肉の野菜に含まれている「リコピン」という種類です。
現在リコピンは、皮膚科学教授マーク・バーチ・マチン氏の実験により「リコピンを豊富に含むトマトを食べた女性は、日焼けが軽減されて紫外線ダメージを受けにくくなる」ということが判明しています。
実は肌の色を濃くするメラニン色素は、紫外線を浴びることで体内に発生する物質。
紫外線を防いでくれるリコピンは、数あるカロテノイドの中でも肌のシミや色むらの防止に特に効果があります。
ポリフェノールと同じく、カロテノイドを摂るときも種類に注目してくださいね。
ポリフェノールやカロテノイドを含んだ食べ物でシミの悪化を防ぎつつ、ビタミンCが豊富な食べ物で、肌のトーンを黒ずませるメラニン色素を薄くしていくのがおすすめです。
肌のトーンを明るくする食べ物と効果的なとり方
シミを消したいという悩みに効果的な、ビタミンC・ポリフェノール・カロテノイドを豊富に含んだ食べ物を紹介します。
身近にあって取り入れやすい食べ物を中心に選んでいますので、ぜひ参考にして、さっそく今日からでも献立に加えてみてくださいね。
ビタミンCが豊富な「赤と黄色のピーマン・パプリカ」
赤と黄色のピーマン・パプリカの摂取量目安…1日約1,5個
ビタミンCというと、柑橘系の果物から摂れるイメージがありませんか?
確かにビタミンCはレモンやキウイに多く含まれているのですが、柑橘系の果物を食べると、紫外線を肌に吸収しやすくする有害物質「ソラレン」が体内に生まれます。
シミの主な原因であるメラニン色素は紫外線によって増える性質のため、紫外線を浴びやすい朝・昼に柑橘系の果物を食べるのは避けてください。
そこで、柑橘系の果物よりもおすすめなのが「赤・黄色のピーマンとパプリカ」。
赤・黄色のピーマンとパプリカにはソラレンが含まれていない上、栄養士や食品の専門サイトの調査によれば、レモンに比べて2倍近くビタミンCの含有量が豊富です。
朝でも夜でも安心して食べられる食材ですので、スーパーに行った際は、ぜひ赤・黄色のピーマンとパプリカをチェックしてみてくださいね。
食用油と肉の種類にも気を使ってみよう
ビタミンCと一緒に摂ることで、シミを消したい悩みへのアプローチ力が増すビタミンA・ビタミンEは、「レバー」と食用油の「ひまわり油」に特に豊富に含まれています。
そのため油を買い足すとき、おつまみを作るときなどは、肉や食用油の種類を意識してみるようにしてください。
ポリフェノールが豊富な「ベリー類」
いちご(大粒)の摂取量目安…1日約5粒
ポリフェノールは、いちごをはじめとするベリー類に特に豊富に含まれています。
またベリー類に入っているのは、ポリフェノールの中でも美白効果が一際高いエラグ酸。
おやつや間食にいちごなどを取り入れることで、シミの改善を目指していきましょう。
いちごには、ポリフェノールに加えてビタミンCも豊富なので、美容効果が高くおすすめですよ。
果物に含まれる糖分の摂り過ぎに注意!
果物に含まれる糖分(果糖)に限らず、糖分を摂り過ぎると血糖値が上がって太りやすくなります。
果糖は他の糖分より血糖値を上げにくい性質ですが、摂り過ぎれば体重増加につながる可能性もありますので注意してくださいね。
カロテノイドが豊富な「トマト」
プチトマトの摂取量目安…1日約15粒
数あるカロテノイドの中で、美白対策に最もおすすめのリコピンは、赤い果肉の野菜や果物に多く入っています。
リコピンを含む食べ物として、代表的なものはトマト。
食品業界や美容業界でも「リコピンといえばトマト」というくらいに、トマトのリコピン含有量は他の食べ物から抜きん出ていますので、積極的に食事に摂り入れるようにしましょう。
トマトは加熱して食べると美白効果大!
リコピンは熱・油に馴染みやすく、火を通すことで体への吸収率を高めることができます。
従って、火を一切使わないトマトサラダよりも、トマトソースを使った煮込み料理などの調理法で摂取した方が美肌作りに最適ですよ。
シミを作りやすくする食べ物に気をつけて
シミの改善に効果がある食べ物がある一方で、逆に肌悩みを悪化させやすい食べ物もあります。
シミを濃くしたり、増やしたりする恐れがある食べ物をまとめましたので、注意して見てください。
シミを悪化させやすい代表的な食べ物
食べ物 | シミへの悪影響 |
白砂糖 | 白砂糖はメラニン色素の過剰生成を促すため、シミの悪化や増殖につながる。 |
カフェイン | カフェインはメラニン色素を広範囲に広めて、肌のトーンを全体的に暗くなる。 |
古くなった油 | メラニン色素は酸化した油に反応しやすいため、シミが増殖してしまう。 |
食材の間違った摂り方・使い方は、シミの悪化を中心とする肌トラブルにつながるので、美しい肌作りの邪魔になってしまいます。
摂取目安量としては、白砂糖なら1日ティースプーン約6杯、カフェインが入ったコーヒーなら約2~3杯程度まで。
摂取目安量を守って、シミができにくい肌を保つようにしましょう。
また調理で使用する油は、必ずメーカーの指示する消費期限は必ず守ってください。
美白効果がある栄養素を正しく摂り、シミのない美しい肌を目指しましょう。