自分の喜怒哀楽を吐き出す吐き溜めBlog。(たまにMOVIEをUP)
毒舌で毒吐くけど、言われた人は気にしないでね(笑)

京都のスタジオラグWebマガジンにて一部記事を転載中!
(プロフィールにリンク有)

ずっと前々から記事にしたかったのだけれど、中々現行のモノを入手する機会が無かったけど、今回ようやく紹介記事が出来ますわ(笑)





ってな訳で、今回は「Phaser/フェイザー」について俺なりに。

さて、Phaserと言えば、ズバリMXRのPhase90と口を揃えて答えるでしょう。



1972年にプロトタイプが製造され、その第1号機が後に「Phase90」と名が付く事になる。

Phase(フェイズ)効果は原音と位相をずらした音を混ぜる事で出来る音響効果を言い、位相差の周期とスピードがウネりを生み出してる。

それまでフェイズ効果を生み出すエフェクターは世にはあったけど、エフェクターとしては大型だった。 その効果で大型の機材をPhase 90は一気に手の平サイズに詰め込み、そのサウンドと耐久性の優秀さ故、ミュージシャンの手に渡り爆発的に広まったとされている。

日本では75年頃から販売されるが、高価でアマチュアには高嶺の花だったのもあってか、日本国内でPase 90をお手本にしたエフェクターが数多く販売された。

皆も知っての通り、エディの使用で70年代はファンクやクロスオーバーに不可欠なフェイザーも、ロックやHR/HMにも浸透して行ったとされている。


80年代中期にMXRは廃業にまで追い込まれるが、87年にJim Dunlopに買収され、MXRはJim Dunlopにて生産を続ける事になり現在に至る。

年代によってパーツやロゴ、スイッチやジャック等々と仕様が変化していったのも特徴。

現在、Phase 90の種類として、

・M-101 Phase 90
・EVH-90 Eddeie Van Halen Phase 90
・CSP-101S Script Phase 90
・CSP-101SL Script Phase 90
・ZW-90 Wylde Phase
・CSP-026 '74 Vintage Phase 90

の5種類。

日本国内では、輸入代理店である「モリダイラ」と「キョーリツ・コーポレーション」があり、モリダイラでは独自の「MMI」から始まるシリアルナンバーで表示されてる。

箱に品番の後、「MOR(M)」と「KYO(K)」で差別化されているが、何でも微妙に同じエフェクターでも音が違うとの話もあるが、実際比べてみないと分からない(笑)

モリダイラの方が昔から正式な輸入代理店である為、モリダイラからのヤツだと、Jim Dunlop/MXRのカタログやらなんやらが話の中に入ってたりする。








さてさて、コレが現在のスタンダードにして、長年作られてきた、


【MXR M-101 Phase-90】
世に生まれ出た時からモデルチェンジする事無く生産され続けてる、フェイザーのド定番モデル。

モデルチェンジは無いけど、年代によるパーツの違い、それによる音や揺れの違いがある。

Jim Dunlop買収以降のものを「近年のリイシュー版」と表現する事が多い。
所謂、Jim Dunlopによる再生産と言う事でこう言う言い方になる訳だ。

オレンジの筐体にSPEEDのツマミ1つと言うシンプルかつ強烈なインパクトがあるね(笑)

このオレンジ色になった由来は、当時のフォード社の車のカラーからだと言う話。



サウンドは「これが基本」と言える音になってる。

11時方向でクリーントーンで弾けば心地好いウネリで、弾いてて気持ち良い。

歪みに使うと、少し音が潰れると言うか、Wahを半踏みした様なサウンドに似た感じになる。

強烈なサウンドになるね。





さてさて、この音が潰れた感じになってしまうのには原因がある。

それは、Phase-90は全体的に音量が少し上がると共に歪みを伴って、歪みが加わるのが特徴。
この歪みを「これこそPhase-90!」と思うか、「この歪み嫌だな」と思うかは人それぞれだが、俺的には「これこそ!」と思う(笑)

エディが使ってたオリジナルとは音が異なるが、俺の好きなDOWNと言うバンド、前に紹介したライブ版(DVD付き3枚組)に収録の「stone the crow」のイントロで聴けるフェイズサウンドはまさにPhase-90でしか出せないと言える。

口で言うと、
「ジョワン、ジョワン」
とサウンドの表現になる(笑)





この歪みを取り除き、自然にフェイズが掛かる様にする改造方法も有名。

それが「R-28」と言う改造方法。


コレはPhase-90の中身で少し分かりにくいが、ピンクの棒が指している抵抗が「R-28」と言う部分になり、ここのリード線をニッパーなんかで切断する。

これで歪みが無くなる訳だ。

これだけでも十分な人もいるだろうが、「なんか…」と思う人もいるだろうが、その場合はブルーの棒が指してる抵抗「C-11」と爪楊枝が指してる抵抗「C-12」も同じ様にリード線を切断する事で、透明感と言うか安定感が出て、歪み無く音量も上がらずに自然にフェイズサウンドが掛かる様になる。

尚、任意の改造になり保証は一切効かないので、改造する際はその辺を十分理解の上やって下され。









では、お次にコレ。


【MXR EVH-90 Eddeie Van Halen Phase 90】
言わずと知れたEdward Van Halen(エドワード・ヴァン・ヘイレン)モデルになる。

俺が一番最初に手に入れたPhaserはMXRでは無く、BOSSのPH-2 Super Phaserだった。
これは瀧川一郎さんの影響で、一郎さんが使っていたから使ったんだが、使い方と言えばフレーズに使うと言うよりは1発の効果音としての使い方で、俺的にはフェイザーのイメージが少し違ってたかも知れない。

20歳位までそう言った使い方をしてたが、それ以降はフェイザーを使わなかった。

しかしながら、2005年にZakk WyldeがBlack Label Societyの6th「MAFIA」にて、EVH-90を使用し、自身の足元にも追加された事で俺も興味を持った経緯がある(笑)

しかしながら、俺がEVH-90を自分の足元に加えたのは2010年辺りだったと思う。
やはり、最初の「Phaser=効果音」と言う間違ったイメージが躊躇させてたと思う。





さて、EVH-90はエディモデルではあるが、エディが使ってたオリジナルとはサウンドが少々異なる。

EVH-90は先程のR-28をやった様な、音量は一切上がらずに原音にそのままフェイズが乗る感じだ。
勿論歪む事も無い。

端にScriptスイッチがあり、通常のPhase-90とScript時代の昔のオリジナルPhase-90のウネリを再現したモードと切り替えが出来る。

揺れ具合が結構違ってくるが、Zakk WyldeがScriptモードで使っていて、俺もそう使ってた。

あまりにも自然に掛かる為、ソロと言うよりはフレーズに合わせてフェイズ効果を使うのに適してると思う。

前期のRotovibeのサウンドに違いものがあるね。

かなり心地好く弾いてて気持ち良い。 クリーンに掛けても、歪みに掛けても良い具合だ。

口で表現すると、
「ショワン、ショワン」
と言った感じだ(笑)

歪みが無いからね。



このEVH-90が販売されて後に、冒頭で言った種類のCSP-101S、CSP-101SLが販売されたんだが、実は中身がScriptスイッチを取り除いただけで、EVH-90と全く同じ基盤を使ってる(笑)

今のMXRはこう言う事を平気でやってくる。

例えば、ZW-44とGT-ODはGT-ODの方に少し歪みを抑えただけで、他は同じだし、ZW-38とM-234は中身は同じだったりする(笑)









最後にコレ。


【MXR ZW-90 Wylde Phase 90】
見ての通り、Zakk Wylde(ザックワイルド)モデルだ。

俺も現在メインで使ってる。

このZW-90、2011年のみの限定生産ではあるものの、現在も普通に販売されてる(笑)
EVH-90も限定だったハズだが(笑)

ZW-90が発売になってからも、ザック本人は変わらずEVH-90を使ってた事で、「ZW-90とEVH-90の音は同じ感じか?」と俺が自分で入手するまで不明だった。

入手してみて、サウンドはかなり違った(笑)

ZW-90のサウンドは音量が少し上がるんだが、Phase-90とは違い全体的に上がる感じでは無く、弾いた音だけがピンと張り、前に出る感じだ。
公式説明では「カミソリの様にシャープ」とあるが、まさにそんな印象ではある。

フレーズよりもソロ向きなフェイザーだと言える。 ザック本人もソロで使用してるから、ソロで使用する為に考えられたのだろうと思う。

シングルコイルのギターに歪ませて使うと、少し耳に来るかも知れないなと思うが。

EVH-90もZW-90も用途で使い分けたくなるぐらい違いがある。



ZW-90の特徴として、Phase-90やEVH-90よりもメモリ2ぐらい揺れの回転が速いってのがある。

Phase-90、EVH-90が11時方向のメモリの揺れならば、ZW-90は9時方向で大体同じ揺れ具合と言える。

結構速めに思える。





ZW-90のサウンドを口で表現すると、
「キョワン、キョワン」、
もしくは、
「キュワン、キュワン」
っと言った所だ(笑)


キーボードで「キョワワ~」と言わせるサウンドと似たサウンドでもある。

実際昨年末のアニソンバンドでカヴァーした1曲にキーボードのフレーズがあったが、ZW-90を使って俺がギターで再現した。












今回もZW-44の時と同様に、

こんな感じで弾き比べをやった(笑)

筐体の重さやON/OFFスイッチの踏み心地等、それぞれ違ってて面白い。

しかしながら、フェイザーって病み付きになる。

現在、MXRの創始者である、マイケル・ライアコナ本人による究極のオリジナルMXR Phase-90として、WHIREWIND(ワールウィンド)と言うメーカーでOrange Boxと言うのが販売されてる。

オリジナルを再現すると共に現代のニーズに合わせてトゥルー・バイパスを採用し、9Vアダプター端子も付け現代的にもなってる。

これ、結構気になってるんよね(笑)
MXR '74 Vintage Phase-90と結構音が違いそうだが、まぁ当然どちらもMXRのオリジナルを目指してるからね。

機械があったら手に入れたいな。

MXRにはPhase-90の兄弟機があり、半分の「Phase-45」や「Phase-100」、最新モデルでは「Phase-99」と言ったラインナップがある。

今度試奏してみようと思う。













っと、そんな訳で、今回はフェイザーについてでした。

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