女性にとって腕や足のムダ毛処理は美容という面だけではなく、今では身だしなみとしても当たり前となっています。そのため自宅で気軽にできてかつ安上がりなカミソリや脱毛クリームなどの自己処理、家庭用の脱毛器やエステやクリニックで施術してもらう脱毛など様々な方法で皆さんムダ毛を処理しています。
しかしアトピーの人がムダ毛処理をしようとする際には注意が必要です。なぜならアトピー持ちの人は健康的な方とは違い、ちょっとした刺激に反応してすぐにブツブツができたり炎症が起きたりするからです。
そのため普段から人一倍肌への刺激があることには敏感で避けておられる方がほとんどですが、やはり夏場になると腕や足を出すことが増えるのでムダ毛の処理はどうしてもしたいと思われている方も多いようです。
ではどのような方法でムダ毛を処理するのがアトピー持ち人には向いているのでしょうか。
乾燥肌の方は、ムダ毛処理で肌荒れしやすくなります
アトピーの方の特徴として「乾燥肌」であるということがあります。ムダ毛処理というのはどんな方法で行うにしても肌のうるおいが削り落とされてしまいますので、頻繁に行うと元々の乾燥している状態を更に悪化させてしまう原因になります。
またその乾燥状態の皮膚に夏場は汗をたくさんかきますので、乾燥肌にとってはそれも刺激の一つとなりかゆみを引き起こししまいます。
そうなるとかゆみが我慢できずかいてしまうのでその結果皮膚がただれたり湿疹ができたり、その引っかき傷から雑菌が入り炎症をおこしてしまったりという色々なトラブルが多発することになります。
このような事などから乾燥肌の方がムダ毛処理をすると肌が荒れやすいと言われています。
アトピー持ちの方は「バリア機能」が弱まっています
アトピーの方は治療に使われているステロイドなどの影響で皮膚が薄くなっていることが多いです。そのため外部からの刺激を防いでくれたり皮膚の水分を保持する機能などが弱く、いわゆる「バリア機能」の役割がうまく機能しない状態になります。
ですから特にこれといった刺激を与えていないにも関わらず、日常的なことでもすぐにアレルギー反応を起こしてブツブツができやすくなっています。
また元々普段から食事やお手入れなどにも反応しやすい体質なのにムダ毛処理の方法には刺激が強いものが多いので、この様々な要因が組み合わさることによりアトピーが悪化するという事態になりかねません。このためできるだけ刺激が少ない方法で行う必要があるでしょう。
カミソリでのムダ毛の自己処理は絶対にダメ
ムダ毛をなくすと聞いて最初に思い浮かぶのは「カミソリで剃ること」だと思います。しかしカミソリで剃ると毛と一緒に皮膚の表面も削り取るため「バリア機能」が弱まるので注意が必要です。
またカミソリを頻繁に交換したり清潔にしていない状態で使用しているとブツブツができすいです。さらに毛穴に細菌が入りこんでしまい色素沈着や黒ずみの原因となってしまいます。
アトピーの方は先ほども言ったように元々が
- 乾燥肌
- バリア機能が弱い
- 雑菌に感染しやすい
という特徴を持っていますのでカミソリでの行う方法には良いことがありませんし、わざわざ皮膚への負担が大きいやり方で行うのは得策ではないので、できればではなくとても避けてほしいやり方となっています。
毛抜きでムダ毛を抜くと、炎症や埋没毛ができやすいです
毛抜きでの自己処理は1本1本を毛穴から引き抜いて行う作業ですから、時間がとても掛かりますが持続期間が長いため行ってる方も多いようです。皮膚表面に影響が少なそうなので一見良さそうなのですが、実はこちらも皮膚の一部を引き抜くという行為になります。
また毛抜きで抜く際に痛みを伴う刺激がありますから皮膚への負担は意外に大きいので、アトピーの方にはあまり向いていない方法です。
それに毛穴が普段よりも大きくあいた状態になりますので雑菌などが入り込み炎症を起こしやすく、皮膚の下に毛が埋まってしまう埋没毛や色素沈着、そして抜く時に皮膚も引っ張りますので毛穴が盛り上がってしまいずっと鳥肌状態に見えるようになってしまうこともあります。
埋没毛について詳しい記事はこちら
除毛クリームや脱毛ワックスなどの除毛剤はどうでしょうか
除毛クリームは皮膚表面のムダ毛を溶かして除毛する方法になり、剃るのとは違い切り口がなめらかで痛みがなく塗って時間を置くだけなので人気です。
しかし除毛クリームはアルカリ性になり毛の主成分のタンパク質を溶かす性質がありますので、ムダ毛だけでなく皮膚のタンパク質にも影響を及ばします。ですから使用中に刺激がありヒリヒリすることがありますので、肌の荒れやすいアトピーの方には向いていません。
次に脱毛ワックスとはムダ毛にワックスを密着させてからはがす方法になり、毛根から抜けるので長持ちします。
しかし沢山を一気に引きはがすので刺激が強く、また含まれる成分によってはアレルギーを引き起こすこともあるためできれば避けて欲しいやり方です。
アトピー持ちの方のムダ毛処理には、どんな方法が良いのでしょう
肌へのダメージを少なくする方法としては、市販されている家庭用脱毛器があります。といってもムダ毛を引き抜くタイプや電熱線で毛を焼き切るタイプなどではなく、皮膚に影響を与えず毛根部分にだけダメージを与えて脱毛するフラッシュ方式の脱毛器が良いでしょう。
フラッシュ方式の家庭用脱毛器は特殊な光線を肌に触れずに照射できるので、直接傷つけることはほとんどありませんし、広い面積の脱毛が可能となりますので脱毛時間も短縮されます。
しかしスキンテストをすることや一番低いレベルの照射から始めること、終わったら冷やすなどして皮膚にダメージが残らないようにしっかりとケアすること、皮膚が凄く荒れている時には使用しないなどの注意も必要です。
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費用は自分で行ったり家庭用脱毛器を購入するなどより高くつきますが、専門家が施術してくれるエステサロンや美容クリニックでの脱毛もアトピーの方には向いているかもしれません。
エステやクリニックでの施術は必ずカウンセリングや肌の状態の確認をして、大丈夫だと確認してから行われます。また初めにテスト照射をしてその人に合ったダメージが少ない出力に調整もしてくれます。
またアフターケアも充実していたりクリニックなら医師が常駐していますので、トラブルが起こってもすぐに処置ができますから他の方法と比べてみると安全と言えるでしょう。
ただしステロイドを使用していたり薬を服用している場合などは、カウンセリングの段階で断られることもあります。
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アトピー持ちの方が肌荒れせずにムダ毛処理する方法とは
アトピーの方は刺激に弱く皮膚のバリア機能もうまく働いていない状態です。ですからできるだけ皮膚を刺激しない負担が少ない方法を選ぶ必要があります。
そのため皮膚の表面も削り取るカミソリや刺激を与える毛抜き、皮膚のタンパク質を溶かす除毛クリームや成分によってはアレルギーを引き起こす脱毛ワックスなどは避けてほしいやり方になります。
またこれらの方法には毛穴の色素沈着や黒ずみや埋没毛などのトラブルを引き起こす恐れもありますので、簡単だからと安易に自己処理するのは避けましょう。しかし皮膚には作用せずムダ毛だけに働きかける低刺激性成分の除毛クリームや、角質を傷つけにくいシェーバーなどという製品もありますのでエステは値段が高いという方はそちらを利用してみるのも良いでしょう。
ただしいずれもアトピーが酷い時には使用しない、また主治医に相談してから使用するなどの注意が必要になります。