ビション・フリーゼは、一昔前は街で見かけることも少なかったのですが、数年前からCM出演等の助けもあり、知名度も高まり人気もじわじわ出てきています。
ですが、まだまだ一般的によく知られている犬種とはいいがたく、めずらしい犬といわれる部類に入ると思います。
ビションってどんな犬? 家族に迎え入れることを検討中なのだけど注意点は? 我が家の11歳のビションのMocoと生活を共にし、少しずつ気づきがあって今に至ることをブログに綴っていきます。
まずは、ビションフリーゼとは。
今すでにビションと生活をされている方はビションあるあるをうなずきながら読んでいただけると嬉しいです。
ビションフリーゼ概観と特徴
真っ白でふわふわな毛が特徴。 定期的にカットしないと、全体の毛が伸びます。 季節による毛の生え変わりはなく、抜け毛は少ない。
長所
純白のフワフワ・モフモフの魅力に、何度となく顔を埋め抱きしめたくなることでしょう。 抜け毛が少なく体臭も少ないので、室内でも清潔に飼育することができます。
メイク道具のパフをイメージしたといわれる「パウダーパフカット」(ビションカット)はビションフリーゼのコートでなければできないスタイルであり、そのボリュームのあるコートがあればさまざまなトリミングスタイルを楽しむことができます。 また、大きな黒目もその可愛さの特徴でしょう。
トイプードルやマルチーズに比べ、一回り大きな目はアイラインを持っている子が多く、顔だちがはっきりします。
パッチリとくるくる動く大きな瞳がより一層ぬいぐるみ的な可愛らしさを作ります。 美しくまた個性的なカットに、愛くるしい表情のビション。
飼い主が目に入れても痛くないほど可愛がることはもちろん、ビションを目にする周りの人々も和ませ、笑顔にさせることでしょう。
短所
短所を一言で表すと、お手入れが「大変」ということになります。 きれい好きなビションフリーゼと快適に生活するためにも、お手入れは日常的な習慣にしたいものです。
- 比較的頻繁にシャンプーが必要:美しさを保とうと思うと、二週間に1度はシャンプーをしたいところ。毛量が多いのでドライに時間がかかります。
ビションの毛は、非常に細い毛が密集していて、それぞれに細かいウェーブがかかっています。根元からブローして乾かすことで、毛が立ち、あのアフロヘアーをキープできるボリュームがでます。 (シャンプーとドライで40分くらいはかかります)
- トリミングサロンでのカット:プロでも難しいといわれるビションのカットは、なかなか素人で対処するのは難しいようです。 ひと月半~2ヶ月に1度はサロンでのカットが必要でしょう。 (サロンやサイズにもよりますが、7000~8000円でしょうか?)
- 日々のブラッシング:2-3日に1度は丁寧にブラッシングしてあげないと、毛玉が出来やすいです。 (大きな毛玉があると通気性が悪くなり皮膚疾患になる場合があります)例えば黒い服を着て、ビションを抱いても服に毛がついて困る、ということがないくらい、毛は抜けにくいのですが、もちろん、ゼロではありません。ビションの毛は空気中にふわりと漂うくらい非常に細いです。私はコンタクトレンズレンズをしているのですが、目がコロコロするな、と違和感を感じレンズを外すと、もこの毛が入っていることがよくあります。 1本が細すぎて、目のどこに毛があるのか探すのが大変。 抜けにくいのですが、抜け毛にはこうした困ったこともあります。
お手入れに時間を割けないと思う方や、トリミングに費用をかけたくない方は、ビションフリーゼをパートナーに選ぶべきではないでしょう。
こうして上げた短所は多いように感じますが、ビションの愛くるしさや純白の毛の美しさには、そのお手入れの大変さを凌駕するほどに魅了されることでしょう。
体格
ビションは、小型犬~中型犬に位置します。4kg前後~10kgまでくらいの子が多いようです。 中には10kgを超える大きな子に成長することもあるようです。
愛玩犬としては少し大きめ、しっかりとした骨格を持っているので十分な運動をさせる必要があります。
ビションの体格の特徴は胴が長く手足が短いこと。
ダックスほどの胴長短足ではありませんが、胴が長いため抱っこしにくいと感じることかあります。 胴長足短ということで、犬用の洋服や、エリザベスカラー(傷口を舐めないようにガードする首に巻くラッパ状のもの)を選ぶときは、ダックス用を検討する必要があるでしょう。
また、ビションフリーゼを知らない人からは似ているということで、トイプードルやマルチーズに間違えられることがよくあります。 トイプードルとの違いは、しっぽを見れば分かるかもしれません。 尾をカットするトイプードルとは違い、ビションはしっぽは切らずに生まれ持ったままの姿です。
マルチーズとの違いは、ビションカットをせずペットカット(お手入れしやすいように短くしたカット)していれば、見分けにくいかもしれません。
よく観察すると、小柄な子が多いマルチーズに対して、ビションは一回り大きめだったり、マルチーズは直毛のシングルコートですが、ビションは巻毛のダブルコートです。
ビションフリーゼのトリミングに慣れたトリマーさんは、この胴長足短をカバーするようにカットしてくれたり、愛らしいビションカットに仕上げてくれることと思います。 大きな頭に短い手足のバランスはなんとも愛らしく、まるでぬいぐるみのようなシルエットです。
性格
一般的にビションフリーゼは、天真爛漫、飼い主に従順、頭がよく、人見知りをしない、懐っこい等といわれ、躾がしやすく、社交的で他のわんことも仲良くでき、飼いやすいと言われています。
しかしながら個人的に出会ったことがあるビションフリーゼは、猫的な気ままさ、マイペースな子が多い気がします。
頭が良いというのは言われている通りでしつけもしやすく、理解させれば無駄吠えもなく聞き分けの良いパートナーになることは間違いないでしょう。
お手入れ
わんこ全般に必要なお手入れ以外に、純白のビションフリーゼだからこそ必要なメンテナンスがあります。
定期的な・比較的頻繁なシャンプー(2週間~1ヶ月に1度)・トリミング、日々のブラッシングは美しいコートを保つのに必須のお手入れとなります。
お散歩帰りには、足先は汚れてグレーになっていることでしょう。
(特に冬の乾燥した季節) 足裏だけを拭くだけではなく、白さをキープしようと思うと足先を洗う必要があります。
ビションのみならずたれ耳のわんこはすべてですが、耳の疾患に掛かりやすいため(蒸れやすいので)耳掃除も定期的に行う必要があります。
通気性を良くするために耳の穴の毛を抜くいたり(カットしたり)、洗浄液で洗う等のメンテナンスが必要です。
顎下の毛も長いため水を飲むと顎の毛を濡らしている場合が多く、食事の後は口元を拭いてあげると、ボトボトと床を濡らすことがないと思います。
また、涙やけを防止し目元を美しく保つのに拭いてあげる、目やにを取ってあげるという事もこまめにしたいところです。
いかがでしょうか。
外犬にできトリミングの必要のない犬に比べれば、なかなか手がかかる犬といえると思います。
ですが、ビションはその白さゆえに汚れが目立つだけで、黒い犬であれば気づかないだけで本来は同じだけ汚れているのです。
犬と生活を共にするということは可愛がる他に、衣食住遊、すべてに対して面倒をみるということです。
それでもやっぱり、ビションをパートナーにしようと思われた方は、どこから譲り受けるかも慎重に検討する必要があると思います。
日本でのビションフリーゼにおける歴史は浅く、血統はそう豊富ではないそうです。(ビションの犬種としての歴史は非常に古いのですが) 安易な繁殖により近親繁殖となれば、遺伝的なトラブルのある子が生まれてくる可能性があります。
ビションは比較的、遺伝的疾患が少ないと言われているので、しっかりと血統を理解されているブリーダーさんに相談したいものです。
さぁ、ビションフリーゼに対する理解は深まりましたでしょうか。
私はビションに対してほぼ何の予備知識もなく迎えたので、ずいぶん経ってから気づいたこともたくさんあり、これからのシニア期は未知の領域で大変なことも待ち受けていると思います。
ですが、とにかく可愛く、一日に何度も名前を呼び、かわいい、かわいいと連呼しております(笑)
癒しを与えてくれる天使、それがビションフリーゼです。