1.美白成分ってどんな効果があるの?
シミの原因になるメラニンは、紫外線が肌に当たることで肌の内部を守ろうとして作られます。
美白成分には、そのメラニンを作らせないことでシミを防ぐという働きがあるんです。
肌を白くしてくれるわけではない!?
美白成分の効果はメラニンの生成を抑えること。
つまり、シミを防ぐ効果はありますが、すでにできてしまったシミを消してくれるわけではないんです。
そもそも、シミができてしまう原因は肌のターンオーバーが正常に行われていないから。
健康な肌はメラニンができてもターンオーバーによって排出されますが、加齢や肌への刺激によってメラニンが排出されず残ることで、シミになっていきます。
シミを薄くするには美白成分配合の化粧品でメラニンの生成を防いで、肌のターンオーバーを促すのが有効なんです。
ターンオーバーとは
ターンオーバーとは、肌の新陳代謝のことを言います。
健康な肌の場合は、一定の周期で表皮が新陳代謝により綺麗な肌に生まれ変わっているんです。
ターンオーバー周期はこんなに違う!
肌のターンオーバーは、10代では20日だったのが20代では28日、30代では40日、さらには40代では55日と年齢とともにどんどん周期が長くなっていくと言われています。
20代と30代ではターンオーバー周期は約2週間も変わってきます。
それを知らずに美白コスメを使い始めると、すぐに効果が出ないと思って別のコスメに変えてしまうようなもったいないこともしてしまいがちです。
ですので、ターンオーバーの周期を知って、肌が生まれ変わるタイミングを待つことも大切です。
基本的に肌トラブルが起きなければ、3ヶ月は同じ化粧品を使ってみることをおすすめします。
シミの原因は紫外線だけではないんです
じつは紫外線対策さえしておけばシミが防げるというわけではありません。
加齢によって肌の代謝が落ちることでもシミはできますし、他にもストレスや睡眠不足、肌荒れ・ニキビなどの炎症、妊娠によるホルモンの乱れなど様々な要因がシミには関係してきます。
美白コスメでメラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを正常にすることが美肌には必要ですが、ストレスのない健康的な生活を送ることも併せて心がけることが大切です。
2.代表的な美白成分
ビタミンC誘導体
ビタミンC誘導体は壊れやすいビタミンCを肌へ浸透しやすく変換したもの。
できてしまったメラニンの沈着を防ぐ、皮脂の分泌をコントロール、抗酸化作用、肌の代謝をよくするなどの効果が期待できます。
ビタミンC誘導体には種類があり、下記のように表示されている場合があります。
ビタミンC誘導体の主な種類
1.水に溶けやすく化粧水や美容液に多く配合されている成分
リン酸型ビタミンC
アスコルビン酸グルコシド
アスコルビルエチル
2.油脂性でクリームなどに配合されている成分
テトラヘキシルデカン酸アスコビル
ステアリン酸アスコビル
3.水溶性と油脂性の両方の特徴をもつ成分
パルミチン酸アスコビルリン酸3Na
アルブチン
梨やコケモモなどの植物に含まれる成分。そのままでは刺激の強いハイドロキノンをブドウ糖と結合させたものです。
効果は、メラニンの生成を抑えシミをできにくくすること。
肌に吸収されることでハイドロキノンの作用も発揮しますが、ハイドロキノンより肌への刺激が少なく成分としても安定しています。
ビタミンCと一緒に使うことで効果がアップ。
トラネキサム酸
肝斑の治療にも使われる成分で、メラニンの生成を抑える・肌の炎症を抑える効果もあります。
化粧品以外にも、シミ・そばかすの治療のための内服薬にも配合されています。
肌に付ける化粧品では問題ありませんが、内服する場合には副作用が出ることもあるので注意が必要です。
プラセンタエキス
豚や牛などの哺乳類の胎盤から抽出された成分で、化粧品をはじめとする美容商品に多く使われています。
プラセンタにはミネラルとアミノ酸が豊富!肌のターンオーバーを促したり、肌にハリを与えたりする効果が有名ですが美白にも効果があるんです。
その理由は、メラニンの生成を抑え肌のターンオーバーを促すことで、できてしまったメラニン色素が外に排出されやすくなるから。
効果がたっぷりの嬉しい成分です。
他の美白成分と合わせることでさらに効果が期待できます。
3.美白効果のある化粧品の選び方
化粧品ではなく医薬部外品を選ぶとGOOD
医薬部外品とは、厚生労働省が認可している有効成分が配合されている処方箋のいらない主に予防を目的としたものを指します。
つまり、医薬部外品はあくまでも予防効果があるもので症状自体を治すものではありません。
しかし、「美白効果があるものを使いたいけれど、どういったものを選んでいいかわからない」といった場合には、化粧品ではなく効能や効果が明記されている医薬部外品がオススメです。
医薬品
処方箋が必要な症状の治療や改善を目的としたもの。
医薬部外品
処方箋のいらない主に予防を目的としたもの。
薬用と書かれているものも医薬部外品に含まれます。
美白成分を活かすためには保湿成分が大切
美白成分の効果を最大限吸収するためにも、肌の保湿は大切。特にビタミンC誘導体は乾燥しやすいので保湿成分が入っていると安心です。
保湿は健康的な肌を作るうえで必要不可欠です。
しっかり潤った肌をキープし肌のターンオーバーを正常に整えた上で美白ケアをするのが最も効率的といえます。
長く続けられる価格のものを選ぼう
メンズ用の美白コスメは、まだまだそれをうたう商品も少なく、その都度成分をチェックするのも大変です。
男性も女性も美白に関しては基本的に同じ成分が有効なので、女性用の美白化粧品でも使えます。
大切なのは継続的なケアをしてシミは作らせないことです。あまり高価な化粧品だと続けられなくなってしまうので、まずは、手に取りやすい価格で長く続けられるものを選んでみるのが良いでしょう。
ハイドロキノンは取扱いに注意
肌の漂白剤と呼ばれるハイドロキノン。メラノサイト(メラニン色素の細胞)を減少させたり、沈着してしまったメラニン色素にも働きかけることで注目されていますが、効果が高い分肌への刺激など気をつけなければならないこともあります。
・配合濃度に注意
もともとは皮膚科で処方されていた成分です。
規制緩和に伴い化粧品にも使用できるようになったので、最近ではハイドロキノン配合の化粧品をよく見かけますが、購入する時は配合濃度に気を付けて選びましょう。特に肌の弱い人は1%の濃度でも肌がピリピリしたり、赤くなったりすることがあります。長く使い続けることで白斑ができる可能性もあります。
4~5%という高濃度の商品も販売されていますが刺激が強いので、まずは1%の濃度から使い、様子をみながら濃度を上げていくことをおすすめします。
・保存方法に注意
また、ハイドロキノンは酸化しやすいという特徴もあるので冷暗所で保管し、なるべく早く使い切りましょう。目安は1カ月ほどです。
・使用のタイミングに注意
ハイドロキノンを塗る時は肌が紫外線の影響を受けやすくなるので、夜の使用をおすすめします。朝使用する場合には必ず日焼け止めを使ってください。
4.美白コスメは自分に合ったものを継続するのが一番
シミの原因や美白成分のことがわかると、化粧品選びにも役立ちますね。
どんなに口コミが良くても人によって肌に合う・合わないがあるので効果に差がます。効果がないからと諦めずに、自分に合った美白化粧品を見つけることを楽しみながら続けていきましょう。
ただし、ヒリヒリする・赤くなるなど肌に違和感を感じたら、使用を止めて様子をみたり受診するなどしてください。