――デトックスのためには、水はたくさん飲んだほうがいいのでしょうか?
お水はいけません。やはり冷えるからです。とにかく胃腸は冷やしてはいけません。普段から、温かいものを飲むようにしてください。デトックスするには、白湯を飲みながら食事をするのがいちばんです。
――ヨーグルトにデトックス効果はありますか?
ヨーグルトを食べると便通がよくなると思われがちですが、実は逆効果です。ヨーグルト自体はもともと胃腸にいい菌を持っていますが、とても消化が悪いので、日本人の胃腸では処理しきれない食べものなんです。しかも、買ってきたヨーグルトは、できあがってからかなり時間が経っています。古いものを冷蔵庫で冷やして食べるわけですから、アーマになりやすいのです。
――話題のホットヨーグルトはどうでしょうか!?
温めるという点では、冷えたヨーグルトよりはいいかもしれません。胃腸への負担はいくらか減るでしょう。でも、もっとヨーグルトを消化よく食べる方法があります。お湯で割るんです。ラッシーですね。ヨーグルトをぬるいお湯で5倍ほどに薄めて飲みます。よくかき混ぜながらつくってください。消化力が落ちていると感じる人は、そこにひとつまみの塩を入れます。クミンパウダーを入れてもいいですね。このラッシーを昼食のあとに飲むと、消化を助けてくれますよ。
――お砂糖を入れてはいけませんか?
酸味が苦手な人は、お砂糖を少量入れてもかまいません。ただ、消化力を強くしたい人やカラダをあたためたい人は、塩入りのラッシーにします。砂糖には冷やす質があるので、カラダの冷えている人は、砂糖は入れないようにしてください。
【デトックスpoint!】
白湯を飲みながら食事をする
ヨーグルトを食べるならラッシーで
白湯を飲みながら食事をする
ヨーグルトを食べるならラッシーで
――蕎麦やうどんのほうが、お米よりもデトックス効果がありますか?
お蕎麦は比較的軽いですが、うどんは重い食べものです。それから、白いパンやパスタなど、精白した小麦が原料の食べものは、基本とても重くて消化しにくいと思ってください。精白したお米も、同等に重い食べものです。穀物を軽い順番に見ていきましょう。
【消化にいいもの穀物ランキング】
1、大麦/押し麦
2、ライ麦
3、コーンフラワー
4、インディカ米
5、オートミール
6、蕎麦
7、雑穀
8、全粒粉
9、米/玄米
10、精白小麦
1、大麦/押し麦
2、ライ麦
3、コーンフラワー
4、インディカ米
5、オートミール
6、蕎麦
7、雑穀
8、全粒粉
9、米/玄米
10、精白小麦
【デトックスpoint!】
お米を食べたいときは、大麦や押し麦を混ぜて炊く
パンは全粒粉やライ麦のものを選ぶ
お米を食べたいときは、大麦や押し麦を混ぜて炊く
パンは全粒粉やライ麦のものを選ぶ
――お酢は血液をサラサラにすると言われますが、デトックス効果もありますか?
まったく効果がないとは言えませんが、お酢をそのまま飲むより、白湯を飲むほうがよっぽどデトックスになります。食間食中に白湯をすすようにすると、代謝もよくなりますし、排泄も促しますから、ダイエットにもなると思います。
――こんにゃくは、便秘解消になりますか?
腸を通過するだけなので、たしかにお掃除効果はあるかもしれません。ただ、毒素が溜まっている人というのは、消化力が落ちているはずなんです。つまり消化の火が落ちているわけですから、その人にちょうどよいものを食べて、火を元気にする必要があります。ですから、こんにゃくよりも、あたたかい野菜スープをおすすめしますね。
――スープは、いつ飲むのがいいですか?
夕食時がベストです。すごくデトックスしたいという人は、週に一日、夕食を野菜スープだけにしてみてください。カラダがとても軽くなると思います。仕事で夕食が遅くなりがちという人も、夕食をスープだけにする日をつくるといいですね。毎晩9時10時に夕食を食べている人は、おそらくアーマがいっぱいですから、一日スープにするだけで、胃腸も休まって、カラダもラクになるはずです。
――夜遅くなってしまったとき、何も食べないよりは食べたほうがいいのですか?
何も食べないのは正しくありませんね。消化力を使わないことになりますから、消化の火はますます弱ってしまいます。アーユルヴェーダでは、夕食は8時までにとるのが本来的とされていますが、どうしても8時以降になってしまう場合は、野菜スープを飲んでください。でも、毎日夕食が10時という人は、毎日スープというわけにはいきませんから、夕食を全般的に軽めにしましょう。とくに穀物をあまり多く食べすぎないようにしてください。
――スープの具材は何がいいでしょうか?
葉野菜はどれも最適です。根菜でも、ダイコン、ニンジン、カブはおすすめします。ただ、レンコンやゴボウ、おイモ類は避けましょう。大麦をスープにプラスしてもいいですね。
――繊維質の多い野菜を食べるとデトックス効果が高まる気がしますが……。
ゴボウなど繊維の多いものをとりすぎると、逆に詰まってしまって排泄しにくくなるという人もいます。厳密には体質チェックが必要ですが、繊維質を多く食べるよりも、あたたかい水分をとるほうが、排泄もラクになるはずです。
――女性に人気のドライフルーツは、デトックスにもいいですか?
とても消化しやすい食べものです。ただ、乾いているせいで、食べすぎてしまいがちですね。だから、煮ます。面倒くさければ、お湯に浸して戻します。すこしふやけたものを食べると、消化にもいいですし、食べすぎることもありません。ドライイチジクは、とくに便の排泄に効果的です。
――料理に使うオイルは、どんなものがデトックスに最適ですか?
ヒマワリ油がおすすめです。消化しやすくて軽いので、デトックスに向いています。オリーブオイルも悪くないですが、カラダを冷やす質があるので、冷えている人は避けたほうがいいでしょう。ごま油は、火の質を持っていますが、100度以上に熱してはいけないオイルなので、炒め物には向きません。できあがったものにたらすという使い方がおすすめです。食べてはいけないのは紅花油。毒素になります。
――食べもの/食べ方以外で、デトックスになる生活習慣はありますか?
はやく寝ることですね。ただし、長く寝ればいいというわけではありません。大切なのは、睡眠時間ではなく、早寝です。早寝をすると、排泄がとてもスムーズになってきます。早寝早起きがデトックスの第1条件とも言えますね。夜は10半までに寝て、朝は6時前に起きるのが理想的です。
――最後に、カラダに溜まった毒素と老化の関係を教えてください。
いわゆる加齢臭というのは、実はアーマの匂いです。カラダに溜まりすぎて腐敗してしまったアーマが、匂っているわけです。毒素を溜めたまま年齢を重ねてしまうと、老化も早まってしまいます。ですから、美容面を考えても、毒素は溜めないほうがいい。カラダのアーマがなくなると、こころのアーマもなくなります。今、女性も忙しく、日々緊張している人が多いですね。緊張はストレスですから、毒素になります。お仕事でも無理をしすぎず、〈食〉のデトックスを取り入れて、カラダもこころも軽くなりましょう。
【デトックスpoint!】
週1日、夕食を野菜スープだけにする
早寝早起きをこころがける
週1日、夕食を野菜スープだけにする
早寝早起きをこころがける
〜マハリシ・アーユルヴェーダの診療を受けたいなら〜
マハリシ南青山プライムクリニック
http://www.hoyurishikai.com/
手首の脈で体調を診察する脈診治療はもちろん、健康・美容を整えるプログラムが充実。通常の診察のほか、「体質チェック外来」など、15分で気軽に体質診断を受けられるコースもあります。
マハリシ南青山プライムクリニック
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手首の脈で体調を診察する脈診治療はもちろん、健康・美容を整えるプログラムが充実。通常の診察のほか、「体質チェック外来」など、15分で気軽に体質診断を受けられるコースもあります。
取材・文/山本貴緒
※ご紹介している療法は、マハリシアーユルヴェーダの考えによるもので、個人の体質や体調によって異なります。また、病気や体調不良にお悩みの方は、かかりつけの医師など専門家にご相談の上、お試しください。
蓮村誠【Profile】
1961年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。医療法人社団 邦友理至会理事長。マハリシ南青山プライムクリニック院長。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人 ヴェーダ平和協会理事長。
東京慈恵会医科大学病理学教室および神経病理研究室勤務の後、1992年オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成コースに参加。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。著書に、毒を出す食 ためる食」、「毒を出す生活 ためる生活」(いずれもPHP研究所)、「足りないのは消化力!」(朝日新聞出版)、「黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ」(河出書房新社)など多数。
1961年生まれ。東京慈恵会医科大学卒業、医学博士。医療法人社団 邦友理至会理事長。マハリシ南青山プライムクリニック院長。オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ認定医。特定非営利活動法人 ヴェーダ平和協会理事長。
東京慈恵会医科大学病理学教室および神経病理研究室勤務の後、1992年オランダマハリシ・ヴェーダ大学、マハリシ・アーユルヴェーダ医師養成コースに参加。現在、診療に当たる傍ら全国各地での講演活動、書籍執筆、テレビ出演、雑誌の連載などマハリシ・アーユルヴェーダの普及に努める。著書に、毒を出す食 ためる食」、「毒を出す生活 ためる生活」(いずれもPHP研究所)、「足りないのは消化力!」(朝日新聞出版)、「黄金のアーユルヴェーダセルフマッサージ」(河出書房新社)など多数。
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