こんにちは、ハゲラボ編集部です。
今回の記事は、「皮脂と薄毛」についてのお話です。
・朝起きたら髪の毛や頭皮がベトついていた
・ひどくはないが、なんとなく頭皮の脂っぽさが気になる
など、皮脂と頭皮について悩んでいる方は多くいらっしゃるように思います。
しかしこれ、なぜ悩みになるのでしょうか。
単にベトついているから?
脂っぽいと臭いが気になるから?
もちろん、そうした方もいらっしゃるでしょう。
ただ、この記事をご覧の方はこんな不安をお持ちだったのではないでしょうか。「頭皮の皮脂が多いと、薄毛になるのでは?」と。
実はこれ、よくある間違いなのです。
頭皮の皮脂が多いから薄毛になる、というわけではありません。
今回は、この間違いを正しい理解へと変え、確かな頭皮ケアの知識をお届けできればと考えています。
それではまず、「頭皮の皮脂が多いと薄毛になる」というウワサ自体について考えてみましょう。
AGAと皮脂に因果関係はない
そもそもなぜ、「皮脂が多い=薄毛」という印象があるのでしょうか。
残念ながらこのウワサ自体の出所が何かについては、特定が難しいところです。
少なくとも考えられるのは、こういったことでしょうか。
皮脂が汚れとなり、その汚れで毛穴が詰まって毛が抜けてしまうという「イメージ」です。
実は、皮脂が多いことと脱毛には、これまでわかっている範囲で因果関係は証明されていません。
たとえば、脱毛症の中でも代表的な存在である男性型脱毛症(AGA)。
その原因は、ある程度解明されています。
男性ホルモンの一種である「テストステロン」が、毛乳頭細胞の中で2型5α-リダクターゼと結合、ジヒドロテストステロン(DHT)となって脱毛を促すためです。
DHTも男性ホルモンの一種で、テストステロンより影響力が強く、M字部分をはじめとした前髪、頭頂部などの脱毛に関与します。
そう、AGAのメカニズムに「皮脂」は登場しないのです。
だからこそ、皮脂が多い=脱毛とは、今の医学では言えません。
また一点補足させていただくと、皮脂の分泌自体は男性ホルモンが関与しています。
男性ホルモンが活発であれば、皮脂の分泌も活発となるのです。
ただし繰り返しお伝えしているように、皮脂=脱毛とは必ずしも直結しません。
AGAも皮脂の分泌も、どちらも男性ホルモンが関係しています。
しかし、AGAと皮脂の分泌の間に何か因果関係があるわけでないのです。
AGA以外にも脱毛症はあるのでは?
ここまでで問題となるのが、脱毛症はAGA以外にもあるのでは?という点です。たとえば円形脱毛症。AGAとともに、代表的な脱毛症の一つです。
実は今のところ、原因は明確には解明されていません。
しかし、自己免疫疾患の一種という説が有力です。少なくとも皮脂の関与は認められていません。
やはり、皮脂=脱毛とは円形脱毛症においても言えないのです。
ここで一つだけ例外があります。皮脂が脱毛に関与しているものです。
それは脂漏性皮膚炎が進行し、脂漏性脱毛症にいたった場合です。
脂漏性皮膚炎は、ホルモンバランスが乱れた際に起こります。
健康な状態より皮脂が多く分泌され、皮膚にもともといた「マラセチア菌」という細菌が繁殖してしまうのです。
その結果、炎症を引き起こしたものです。
この脂漏性皮膚炎が進行すると、炎症がひどくなって脱毛が起こる場合があります。
ただそれはあくまでも、脂漏性皮膚炎が進行した場合の話です。
単に「髪の毛や頭皮がベトつく…」という程度では脱毛には至りません。
加えて、皮脂が脱毛の原因そのものでもないのです。
脂漏性脱毛症は、皮脂が過剰に発生、それにともなって細菌が繁殖して皮膚炎が進行した結果です。
よって、皮脂=脱毛とつなげるには、少し距離が遠いのがおわかりいただけたのではないでしょうか。
まとめ
AGAと皮脂の分泌はどちらも男性ホルモンが関与している
しかし、AGAと皮脂の分泌には直接的な因果関係はない
脂漏性脱毛症の場合は皮脂の分泌が関係するが、直接の原因ではない
ここまでみていただくと、頭皮のベタつき、ベトつきに悩まれていたみなさんは安心されたでしょうか?
いや、安心というよりはこう感じた方が多いかと思います。「それでもやっぱりベタつきは気になる」と。
皮脂は臭いの原因となる場合もあります。薄毛の原因ではないからOK、とはならないのが悩ましいところです。
皮脂に関する悩みを解決するには頭皮ケアが重要です。
その頭皮ケアで使える唯一のアイテムがシャンプーですから、自分にあったシャンプーであなたの頭皮をいたわりましょう。
ここでいう「自分にあった」というのは、自分の頭皮の状態に合ったという意味です。
たとえば脂性肌や乾燥肌。
脂性肌 →頭皮の脂分が多く、ベタベタした状態
乾燥肌 →頭皮の水分が少なく、カサカサした状態
それぞれの頭皮に適したシャンプーを見極めることが大切です。
この記事を読んでいる方はおそらく脂性肌のお悩みを持った方でしょうから、脂性肌に適したシャンプーをご紹介します。
では、どういったシャンプーが脂性肌にはオススメなのでしょうか?
実は、頭皮の体質(脂や水分の分泌量)はシャンプーでは大きくは変えられません。
分泌量自体を抑えるというのはなかか難しいのです。
そのため、分泌されたものをコントロールする役割を持ったものを選ぶのがいいでしょう。
皮脂は、多すぎても少なすぎてもいけません。
単に除去したり、抑えるのが吉、という問題でもないのです。
なぜなら、皮脂には頭皮や髪の毛を保護する役割もあるからです。
シャンプーで皮脂を洗い流すことはできますが、ここで洗い流しすぎるとかえって皮膚のバリアが失われ、それをカバーするためにさらなる皮脂の分泌を招きます。
まとめ
シャンプーは頭皮の体質によって変更する必要がある
頭皮に余分に分泌されてしまった脂を取り除くシャンプーがおすすめ
洗浄力の強さが何タイプかあるシャンプーシリーズこそが、自分に合ったシャンプーを見つける近道なのではないでしょうか。
あなたがシャンプーを選ぶときは恐らく、以前のシャンプーより洗浄力が強い、弱いなどの判断をするでしょう。
しかしながら、メーカーによって成分量と表現(脂性肌用・乾燥肌用)などは異なっていて、うまく比較することはできません。
同じシリーズでシャンプーを選べば、以前のものを比較して少しずつ本当に自分にあったシャンプーを探せるはずです。
頭皮のタイプ別にシリーズを出しているスカルプDはどうでしょう。
「頭皮を洗う」のキャッチフレーズでおなじみ、スカルプDシリーズのシャンプーは、男性用だけでも3種類の洗浄力が選べます。
以下の頭皮タイプの人にはコレがおすすめです。
| 肌のタイプ | 水分量 | 皮脂量 | 重視すべき要素 | こちらがオススメ |
|---|---|---|---|---|
| 乾燥肌 | 少ない | 少ない・普通 | 高い保湿力 | |
| 脂性肌 | 少ない・普通 | 多い | 高い皮脂洗浄力 |
ここで大事なことは、自分に合った洗浄力のシャンプーを選ぶこと。
さきほどお伝えした通り、皮脂を洗い流しすぎると良くないのです。
もちろん、洗い残しすぎてしまうと臭いの原因になりますから、自分にとってちょうどよい洗浄力のシャンプーを選びましょう。ポイントは、皮脂を抑えるのではなくコントロールすることです。
まずはこちらの中から、あなたの頭皮に合わせてシャンプーを選んでみてください。
まとめ
皮脂は多すぎても少なすぎても良くない
自分に合った洗浄力のシャンプー選びが大事
頭皮の皮脂と薄毛の関係、そして自分の皮脂量にあったシャンプーの選び方についてここまでお伝えしてきました。
頭皮の皮脂が多い=薄毛につながるというイメージは知られていますが、実はそうとは言えないことがお分かりいただけたのではないかと思います。
しかし、だからといって頭皮の皮脂が気にならなくなる、というわけでもありませんよね。
繰り返しにはなりますが、皮脂量に合わせたシャンプーでベトついた頭皮を正しくケアしていきましょう!