「ニキビといえばクレアラシル」というイメージを浸透させるのに十分なほど、80~90年代あたりにはクレアラシルのTVCMが頻繁に流れていました。広末涼子さんのCMなどが印象的で、思春期の人に向けたニキビケア商品というイメージが強かったのを覚えています。現在は、広告展開をWEBなどのデジタル媒体のみにシフトしているようで、TVCMでクレアラシルを見かけることはなくなりました。いくつかあるクレアラシル商品の中から、ニキビ治療用のクリームとジェル、そして洗顔料にフォーカスを当て、その効能と体験談を紹介していきます。
1.クレアラシルについて
クレアラシルはもともとアメリカの製薬会社から発売され、後に日本でニキビ治療クリームとして輸入販売されました。昔のクレアラシルをご存知の方は、このニキビ治療クリームのイメージが強いかもしれません。次第に治療クリーム以外にも洗顔フォームや化粧水といったアイテムを増やし、その商品ラインナップを充実させていきました。
数ある商品の中でも、クレアラシルにはクリームタイプとジェルタイプのニキビケア商品があります。
【効果】
- 皮脂吸収 ニキビの頭部を開き皮脂を吸収
- 殺菌 アクネ菌を殺菌
- 消炎 ニキビのはれや赤みをおさえる
ジェルタイプ:薬用アクネジェル
【効果】
- 殺菌作用 アクネ菌をしっかり殺菌
- 消炎作用 ニキビの炎症・赤みを抑え、ニキビを防ぐ
- 角質軟化作用 炎症を抑え、角質を軟化
クリームタイプとジェルタイプに共通している効果は、「殺菌」と「消炎」。それぞれ違う点は、クリームタイプは、ニキビの頭部を開いて皮脂を吸収する「皮脂吸収」、ジェルタイプには「角質軟化作用」があることです。
このクリームタイプとジェルタイプ、どちらを使ったら良いのか迷うところですよね。そこで、背中のニキビに悩んでいる10代の女性Sさんにクリームタイプとジェルタイプを使ってもらい、症状の経過写真とともに、それぞれの使用感を聞いてみました。
2.クレアラシルの治療薬のクリームタイプとジェルタイプを使ってみた
【使用者Sさんのデータ】
- 性別:女性
- 年齢:18歳
- 肌質:乾燥肌
- 使った場所:背中の一部分
【クリームタイプを使ったときの症状の経過写真】
【クリームタイプの写真】
クリームがなかなかのびないので、患部にピンポイントで塗っていく感じで使いました。使った後しばらくすると、皮のようなものがぽろぽろとれました。乾燥肌のためか、塗ってしばらくすると更に肌が乾燥する感じがしたので気になりましたが、ニキビの状態は良くなったように思います。
【ジェルタイプを使ったときの症状の経過写真】
クリームタイプに比べ、塗った直後にベタつく感じがないので、塗った感触はクリームタイプよりも好みです。クリーム同様、塗ってしばらくすると肌が乾燥する感じがするので、乾燥肌の人は注意した方がいいと思います。
【考察】
Sさんの症状を見る限り、クリームタイプとジェルタイプ両方ともにニキビの赤みを薄くする効果はあったようです。しかし、アットコスメなどの口コミではニキビが改善したという意見がある一方、肌が乾燥して荒れた、ニキビの赤みが悪化したという意見もみられます。使用する際は、腕などでパッチテストを行ってから使った方が良いでしょう。
また、クリームタイプとジェルタイプの違いは以下のようにまとめられます。
クリームタイプ…Sさんの使用例にあるように、一時的に白ニキビは増えたが、最終的にその数は減ったので、クリームタイプには皮脂吸収効果があったといえる。また、クリームはのびにくいので、患部にピンポイントで使うのに適している。
ジェルタイプ…クリームタイプのように皮脂吸収効果はないが、透明で塗った跡がわからないので、顔などの目立つところにも抵抗なく使用できる。クリームタイプに比べ、のびがいいので、広い範囲の白ニキビ等にオススメ。
※クリームタイプの塗り方についてお客様相談室に問い合わせてみた
ネットの口コミを見ていると、ニキビの部分にたっぷり盛るようにつけているという書き込みを見かけます。そのような塗り方をすると塗った跡が白く固まるので、それが不満に感じるという意見があります。クレアラシルのサイトに記載されている用法を見ると「適量を患部及びその周辺の皮フに塗布する」という表現にとどまっています。
そこでクレアラシルを扱っている会社、レキットベンキーザー・ジャパン(株)のお客様相談室に問い合わせて確認したところ、「患部に薄くのばすように塗れば、十分効果はあり、盛るように塗る必要はない」とのことでした。クリームを塗った後に白く固まるのは厚めに塗った場合なので、白く固まるのが気になる方は薄くのばしてつけるようにしましょう。
なお、治療クリーム、またはジェルを塗った後、他に何か塗るのは効果が半減するためやめた方が良いとのことです。
3.クレアラシルの洗顔料について
クレアラシルの洗顔料は、上表の3種類に分類されます。上記3種類以外にも泡洗顔タイプのものがありますが、内容は上記アイテムと同じものなのでここでは割愛します。
まずそれぞれ共通している点として、殺菌成分としてサリチル酸が配合されていること、何らかの保湿成分が含まれていることが挙げられます。違うところは、「薬用洗顔料フォーム10x マイルドタイプ」に消炎成分が配合されていること、「薬用クリアー・アド・スクラブ 10x」にはスクラブが入っている点です。
クレアラシルの洗顔料を選ぶ基準は、上記の有効成分で判断するなら、以下のようになります。
【皮脂の分泌を抑えたい場合】→ビタミンC誘導体を含むオーソドックスな「薬用洗顔料フォーム10x」
【ニキビの赤みを抑えたい場合】→消炎成分を含む「薬用洗顔料フォーム10x マイルドタイプ」
【ニキビ跡の原因を抑えたい場合】→スクラブ入りの「薬用クリアー・アド・スクラブ 10x」
「薬用洗顔料フォーム10x マイルドタイプ」の使用感としては以下でした。
【「薬用洗顔料フォーム10x マイルドタイプ」を使った感想】
- 泡立ちがもっちりしていて弾力があり、泡のきめが細かい
- 洗い上がりがさっぱりしていて、しっかり洗っているという感じがする
- 洗い上がりのしっとり感はないが、特に肌がつっぱるという感じはしない
【考察】
今回使ったのは、3種類のうち最もやさしいタイプの洗顔料ですが、それでも潤いを与えるというタイプの洗顔料ではないようです。実際に使った感想とネット上の口コミ等から、クレアラシルの各洗顔料に共通して言えるのは、いずれも洗浄力が強く、それぞれ保湿成分は含まれているが、しっとりするものではないという点です。皮脂が気になる方、洗い上がりのさっぱり感が欲しいという方に向いている洗顔料だと言えるでしょう。乾燥・敏感肌でクレアラシルを使ってみようと考えている方は、マイルドタイプを使い、洗った後はしっかり保湿をした方が良さそうです。
また、ニキビを改善させるにはこの洗顔料に加え、先に挙げた治療クリーム、または保湿クリーム等でケアする必要があるでしょう。
まとめ
ニキビをなんとかしたいけれど、なんとか安く済ませたい…と考えている人にとっては、ドラッグストアで手軽に手に入るクレアラシルは心強い味方です。ただし、どのニキビケア商品にも言えることですが、使ってみないことには自分の肌に合うかどうかはわかりません。不安な場合は、肌に異常がない部分でパッチテストをしてからニキビのある場所で使ってみましょう。
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