酒好きダイエッター必見!ウイスキーが太りにくい理由まとめ

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お酒を嗜む人、大好きな人、全く飲めない人、人それぞれだと思いますが日本人は豊富な食文化をもつお国柄故なのかもしれませんが、庶民価格で売られているお酒もの種類も非常に豊富です。お酒を飲めるかどうかは最終的には体質によるもので、体質的にお酒が全く飲めないという割合は日本人には比較的高めなのだそうです。つまり基本的にお酒に強い欧米諸国の人々と比べてしまうと日本人にはお酒が苦手な人がやや多い事になりますが、それでもお酒は庶民の嗜好品としては大変人気を博しており、年々低下傾向にあるタバコの消費量をよそ目にお酒の消費量は年々右肩上がりです。その影響も受けて開発が進み、大手酒造メーカーはこぞって第3のビールと呼ばれる安価で非常にビールと酷似したお酒を開発、なかなか物が売れない現代においてお酒産業は好調のようです。

 

お酒は基本的には太らない?太る原因はお酒と一緒に食べるおつまみ。

 

お酒が大好きでついつい連日楽しく飲んでいるとお酒と一緒に食べてしまうおつまみのカロリーも気になるところです。お酒に合うおつまみは往々にして油っぽくて高カロリーなものと相場が決まっているものです。お酒自体にはどの種類のお酒で多少なりとも糖分が含まれてはいますが基本的にカロリーはさほど高いモノでありません。甘味料を多量に含んだ清涼飲料水、いわゆるジュースのほうがよほど高カロリーといえるでしょう。そういった意味でダイエットに気を遣っている人でもお酒自体が原因で太る事は考えにくいです。お酒がダイエットを妨げてしまう原因になるのは上の画像のような、いかにもお酒にピッタリ合いそうな美味しいおつまみにあります。おつまみを控えめにするように注意すればお酒が原因でカロリーオーバーになり太ってしまう事はあり得ません。むしろ飲酒は一時的に胃腸の働きを活発にして、さらにはアルコールを分解するために肝臓を酷使するため非常にエネルギーを消費します。一般的に体力がある人がお酒に強い傾向があるのはそのためです。しかしながらお酒を楽しく飲むのに一緒に食べるおつまみは制限しなければならないというのはなんとも寂しい限りですね。そもそもお酒を飲むのは日頃の疲れやストレスを発散させるためのリフレッシュ目的という意味合いが強いのではないでしょうか。美味しいおつまみを食べながら飲むのもお酒を楽しむうえでは重要な一部なのです。そこで着目したいのが、お酒の種類によって太りやすいお酒と、太りにくくダイエットの味方となるお酒が存在するのです。考えてみればお酒は製造工程で発酵を行う、いわゆる発酵食品(飲料?)という事になります。一般的に発酵食品といえば血をサラサラにする効果やコレステロール値の低下、基礎代謝のアップというダイエットにも関連している様々なメリットが存在します。お酒だって発酵飲料といえるわけだからダイエットに効果的な健康効果があっても不思議ではありません。お酒の種類によってはダイエットに非常に都合の良いものがあります。それが本記事の主題にもなっているウィスキーなのです。

 

ウイスキーの特徴。

 

まずお酒に関してのダイエットを考える場合、原則として覚えておきたいことは、お酒はアルコール度数の高いものほど高カロリーであるという事です。例えばビールよりも日本酒はアルコール度数が高いため同じ量を飲んだ場合はカロリーも高くついてしまいます。それならばさらにアルコール度数の高いウイスキーはもっと高カロリーなのでは?と思うでしょうが、なんとウイスイーは例外的に高いアルコール度数であるのにもかかわらずカロリーは低いのです。そして痛風の原因になるといわれているプリン体はほぼゼロです。ちなみにプリン体が非常に高く痛風の原因になり得るお酒の代表はビールです。ビールによく似た味のホッピーは、ビールに似ているけどプリン体がほぼゼロで痛風のリスクが少ないという点がセールスポイントでした。話をウイスキーに戻します。ウイスキーがなぜアルコール度数が高いのにもかかわらず摂取カロリーが低いのかといいますと、ウイスキーのカロリーのほとんどはアルコール分に含まれています。アルコールは摂取してもほとんどが肝臓で分解されるために体内にカロリーとして摂取される分はわずかなのです。そのためウイスキーは他のお酒とくらべて格段に低カロリーなお酒なのです。

 

ウイスキーはポリフェノールが豊富で高い抗酸化作用が期待できます

 

そしてウイスキーは製造工程で、オーク樽という木製の樽の中で長時間保存され発酵させます。このオーク樽の内側から溶け出した[樽ポリフェノール]というポリフェノール成分が添加されるため抗酸化作用により細胞を活性化、身体の基礎代謝をアップする働きがあるのです。ポリフェノールといえばワインに多く含まれる栄養素として認知されていますが、この樽ポリフェノールの抗酸化作用はワインのそれよりも強力であるというデータが最近の研究で明らかになりました。そしてこれはまだ仮説ですが、ウイスキーには肥満の原因となる脂肪細胞の増殖を抑える働きあるのではないかという説が発表され、研究が進んでいるそうです。

 

お酒の糖質について。ウイスキーの糖質は実質的にはゼロに近い?

お酒には大きく分けて2種類があり、[醸造酒]と[蒸留酒]に分けられます。一般的な醸造酒といえば米を原料とした日本酒、ブドウを原料としたワインがあげられます。そして麦を原料としたビールも醸造酒です。しかし同じ麦を原料としたウイスキーは蒸留酒です。蒸留酒とは簡単に説明すると発酵の後にさらに蒸留という工程が加わります。お酒の糖質とは原料となる米や麦に含まれるデンプンによるものです。そのため発酵したものをそのまま瓶詰する日本酒やビールなどの醸造酒は総じて糖質が高いのです。しかし発酵の後にさらに蒸留という製造工程がある蒸留酒は、その過程で糖質が抜けてしまうために蒸留酒は醸造酒と比べて糖質が低くヘルシーなお酒になるのです。上の画像を見ると蒸留酒は総じてアルコール度数の高いものが多いことがわかると思います。それは醸造酒には無い蒸留という過程で糖分が抜けることによってアルコール度数が高くなるからです。そして醸造酒はアルコール度数が低めになっているため一回に飲む量も多くなってしまいます。飲む量は多く、しかも糖質が高いというわけです。ダイエットの観点から見ればお酒は蒸留酒を選ぶ方が無難というわけです。

 

醸造酒と蒸留酒では酔い方にも違いがあります。

アルコールの度数が蒸留酒より低い醸造酒を飲んだほうが、酔いにくいのでは? と思う人もいるかもしれませんが、実は違います! 蒸留酒は醸造酒とちがって、アルコールの分解が早く、次の日に残りにくいのです。日本酒を飲んだ日よりも、焼酎や、泡盛など、日本のお酒でも蒸留酒を飲んだ時のほうが酔いの覚めも早い事に気づいた人もいるのでは? 蒸留酒には、醸造酒になりアルコールを分解する成分が多種含まれています。そのめ、肝臓でのアルコールの分解がはやくなり、成分も多いため臓器への負担も醸造酒よりはかかりません。

 

実践編・ダイエット中のウイスキーの飲み方

ここまでの解説をふまえてダイエット中にウイスキーを飲む場合を考えてみましょう。ロックでも美味しいですがアルコールがきついという人は水割りやソーダ割りでもいいでしょう。水もソーダも当然ノンカロリーなので安心です。そしてウイスキーは糖質が低いため血糖値の上昇の心配はほぼありません。おつまみは脂が多すぎないような肉や魚などのタンパク質を含んだものがベストです。お酒を飲むと肝臓に負担がかかるため肝臓の機能修復に効果のあるタンパク質が良いのです。泥酔まで飲むと二日酔いになる可能性が高いので控えるべきでしょう。これはどのお酒を飲む場合でもいえる事ですがアルコール度数の高いウイスキーは特に注意です。調子に乗ってピッチを速めると後で一気にきます(経験談)

 

ウイスキーの香りは樽の木の香りが含まれているため森林浴を行ったようなリラクゼーション効果があるそうです。お酒がやや苦手という人も香りを楽しみつつゆっくり自分のペースで飲みましょう。