| 新陳代謝という言葉を耳にされたことがあるはずです。美容の世界、スキンケアの世界において新陳代謝という言葉は非常に重要なキーワードです。ちなみに代謝という言葉は新旧の交代、物質の交代、とか生体内の物質変化を意味します。では新陳代謝とは一体どういうしくみかみていきましょう。 皮膚の新陳代謝は表皮層で行われている生理的なしくみです。表皮層は角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層から構成されています。 表皮層の一番下にある層が基底層です。基底層は新しい肌の細胞を生み出す基底細胞が存在します。子供細胞(新しい細胞)を産み出すお母さんの細胞(基底細胞)が基底層に存在すると考えてください。細胞は細胞が分裂する事によって増殖されます。その基底細胞から分裂する事によってできた新しい細胞は下から上に積み上げられるようにして皮膚の表面のほうに移動していきます。 基底層からの細胞は次に一つ上の層、有棘(ゆうきょく)層へと移ります。細胞と細胞が棘で結ばれているように見られる為にこのような名前がつけられているそうです。さらに細胞は有棘層の上の顆粒層に移動し、最終的に皮膚の表面の層、角質層に到着します。皮膚細胞が角質層にたどりついたとき、細胞は生命=活動力がなくなった状態になります。細胞の心臓にあたる核が角質層に移ると失われることになるのです。 角質層の細胞は核をうしなった角質細胞が重なり合って形成されています。ちなみに英語では角質細胞のことをデッドセル(Dead cell=死んだ細胞といいます。角質細胞は皮膚がバリアとしての役目を強化する為に互いの細胞の密接力が強くなっています。 では角質層まで積み上げられた肌細胞は最終的にどのようになるのでしょうか?角質細胞は角片(剥がれおちるそれぞれの細胞のこと)となって皮膚から剥がれ落ちていきます。角質層では細胞同士の密着力が弱くなり、角質細胞間に隙間ができてきます。そこから小さなかけらとなってヒフから剥がれ落ちていくのです。普通角片は非常に小さくて肉眼ではみえないのですが、お風呂で身体を洗っている時や、日中でも剥がれ落ちているのです。 |