皮膚の構造と新陳代謝|京都の自然派化粧品【ICHI化粧品】

   
 


ICHIの考える”素”の美しさをを引き出し表現する為にはまず素肌の状態を美しくするということです。その為にはまず肌という体の一部の器官について知ることから始まります。

 
 

私たちの体の表面を覆い包み込んでいるのが皮膚です。皮膚は大きく表面の表皮層、その深部の真皮層、皮下組織の3層から構成されています。

 
 

 

 
   

皮膚の一番外側の層は表皮(ひょうひ)層と呼ばれます。表皮層はわずか0.1~0.3ミリの非常に薄い皮膚の層です。皮膚全体の厚さは平均で1.3-1.5ミリなので、表皮層は皮膚の中でも極めて薄いことになります。この表皮層は身体の余分なな水分を外にだしたり、外からの異物を身体の内側に侵入するのを防ぐバリアの役目をしてくれたりと大変重要な器官なのです。

表皮層は皮膚表面から内側に向かって角質層、顆粒層、有棘層、基底層と4つの層によって構成されています。

 

 
 

 
 

新陳代謝という言葉を耳にされたことがあるはずです。美容の世界、スキンケアの世界において新陳代謝という言葉は非常に重要なキーワードです。ちなみに代謝という言葉は新旧の交代、物質の交代、とか生体内の物質変化を意味します。では新陳代謝とは一体どういうしくみかみていきましょう。

皮膚の新陳代謝は表皮層で行われている生理的なしくみです。表皮層は角質層、顆粒層、有棘層、基底層の4層から構成されています。

表皮層の一番下にある層が基底層です。基底層は新しい肌の細胞を生み出す基底細胞が存在します。子供細胞(新しい細胞)を産み出すお母さんの細胞(基底細胞)が基底層に存在すると考えてください。細胞は細胞が分裂する事によって増殖されます。その基底細胞から分裂する事によってできた新しい細胞は下から上に積み上げられるようにして皮膚の表面のほうに移動していきます。

基底層からの細胞は次に一つ上の層、有棘(ゆうきょく)層へと移ります。細胞と細胞が棘で結ばれているように見られる為にこのような名前がつけられているそうです。さらに細胞は有棘層の上の顆粒層に移動し、最終的に皮膚の表面の層、角質層に到着します。皮膚細胞が角質層にたどりついたとき、細胞は生命=活動力がなくなった状態になります。細胞の心臓にあたる核が角質層に移ると失われることになるのです。

角質層の細胞は核をうしなった角質細胞が重なり合って形成されています。ちなみに英語では角質細胞のことをデッドセル(Dead cell=死んだ細胞といいます。角質細胞は皮膚がバリアとしての役目を強化する為に互いの細胞の密接力が強くなっています。

では角質層まで積み上げられた肌細胞は最終的にどのようになるのでしょうか?角質細胞は角片(剥がれおちるそれぞれの細胞のこと)となって皮膚から剥がれ落ちていきます。角質層では細胞同士の密着力が弱くなり、角質細胞間に隙間ができてきます。そこから小さなかけらとなってヒフから剥がれ落ちていくのです。普通角片は非常に小さくて肉眼ではみえないのですが、お風呂で身体を洗っている時や、日中でも剥がれ落ちているのです。

 
   
 

まとめますと、基底層から分裂する事によって生まれたあたらしい細胞が最終的には核を失い古くなり皮膚から剥がれ落ちてゆく。このしくみが私たちの肌の中部で働いているのです。代謝とは新旧の交代を意味します。素肌の新陳代謝とは実は肌細胞の新旧の交代を意味するものだったのです。この生理的な皮膚の新陳代謝のしくみをターンオーバーともいいます。基底層から生まれた新しい細胞が皮膚表面より剥がれ落ちてゆく周期が約28日間といわれています。基底層から角質層にたどり着くまでに約14日間、角質層にたどり着いた細胞が無核化され皮膚から剥がれ落ちるのに約14日間です。肌の状態が健康であればこの周期が遅れることなく繰り返されます。新陳代謝がスムーズに行われている肌は柔らかさ、つや、みずみずしさ等、若々しい素肌を保つ事ができます。しかしながら加齢、紫外線や酸化といったあらゆる影響により新陳代謝の機能が弱くなり、ターンオーバーの周期も遅れていきます。ターンオーバーの周期が遅れると角質層から古くなった角質細胞が素肌に蓄積されてしまう為、皮膚が厚くなったり、キメが乱れ、ざらついたり滑らかさが失われます。美しい素肌を保つには新陳代謝の力をできるだけサポートしてあげる必要があります。

 
 

表皮層の一番底の基底層を境としてその下に真皮層と呼ばれる厚い層が形成されてます。真皮層は表皮層に比べると更に厚みがある皮膚の土台です。真皮層は皮膚の弾力性やはりと関係しています。真皮層は表皮層と比べると細胞がすくなくコラーゲン、エラスチンといったタンパク線維やヒアルロン酸等の多糖類、その他脂線、汗腺、毛包等と、細胞以外の成分が主体となって構成されています。

 

 
 

 

 

 
 

コラーゲンは体の中で最も多い線維性のタンパク質で真皮の約70%を占めています。皮膚においてのコラーゲンは弾力を保ち皮膚にハリを与える役割がありますがコラーゲンの新陳代謝が働きにくくなると古いコラーゲンが蓄積されます。古いコラーゲンは弾力性がなくなる為しわが目立ちやすくなる原因となります。

エラスチン繊維はコラーゲンにコイルのように巻きついて存在するタンパク質繊維です。コラーゲンとはちがって真皮の2%ほどしか占めていませんが、エラスチン繊維は皮膚の張りや弾力を保つ為の大切な役割を担っています。

ヒアルロン酸はムコ多糖類(英語名mucopolysaccharides,)の一種です。ムコ=mucoは英語のmucosからきていて粘度のあるという意味です。polysaccharideは多糖の意味です。ヒアルロン酸は皮膚の水分保持に大変重要な役割をもっていてヒアルロン酸1gで、6000ccもの水を保つ働きがあり、お肌につやを与えみずみずしさを保つ事ができます。

 
     
 

タンパク質は 糖質、脂質、ビタミン、ミネラルとともに五代栄養素の一種です。プロテインという言葉聞かれたことがあるとおもいますがプロテインは英語でたんぱく質という意味です。たんぱく質は生命の維持には必要不可欠な第一の栄養素にあたります。そのタンパク質は体内で筋肉や内臓などの臓器の構成成分となり私達には欠かせない栄養素です。そのほかに生体には不可欠なホルモンや触媒をする酵素などにもなります。タンパク質は沢山の種類があり真皮を構成するコラーゲン、エラスチン、筋肉の繊維を構成する ミオシンや筋肉を収縮させるアクチン。他には出血した後には血液を凝固させるはたらきのあるフィブリンもタンパク質の一種です。ちょっとなれない言葉が出てきたと思いますので、わかりやすくすると、タンパク質は総称です。たえば、”果物”と分類される総称のなかにバナナやリンゴ、モモという種類があるように。さまざまな種類のたんぱく質が生体によって重要な役割を果たします。

さてたんぱく質の次はアミノ酸。アミノ酸はたんぱく質を構成している素材です。アミノ酸という言葉も総称でアミノ酸は約20種類存在が確認されています。例えばアルギニン、グルタミン、ヒスチジン、バリン等。アミノ酸がパーツとなって手をつないだようにしてつながっていき(ペプチド結合)、決まった形が構成されるとそれが一つのタンパク質となります。

20種類のアミノ酸は生体内でつくられるものと生体ではつくられずに食物を通じて外から摂取されるものとに分かれます。外から摂取されるものを必須アミノ酸と呼びます。その他のアミノ酸は体内の細胞から合成されます。細胞からアミノ酸が合成されてそれがつなげられてタンパク質ができ生体に欠かせない働きをしはじめるのです。

アミノ酸にもそれぞれに特徴がありたとえば、必須アミノ酸のロイシンは肝臓の機能を高めたり、グリシンは お肌の保湿効果をたかめたり、アルギニンはコラーゲンをつくるのに関係したりと美容に重要な役割をもっています。