ニキビ肌のメイクアップをするときの注意点とテクニック
ニキビが治るまではお化粧はしないという考えもあります。けれど、自分の顔をみるたびニキビに目がいってしまうのでは気持ちが暗くなってしまいます。
またメイクをしてみても、メイク前とあまり変わらない。思ったように仕上がらないなどの不満もあると思います。
ここではニキビ肌を隠すよりも目立たなくする!というスタンスのもとメイクアップの注意点とテクニックについてご紹介します。
ニキビ肌にメイクはいけないのでは?
ニキビ肌にメイクはいけないのでは?という疑問を持っていますか?
確かに、ニキビがある人はニキビの赤みやニキビ跡、色素沈着などの悩みを解消したいと、カバー力の高いクリームファンデーションやリキッドファンデーション、コンシーラーを厚く塗り重ねて隠そうとします。
ニキビを治療する側からみれば、化粧品は毛包を覆いニキビの悪化因子なるため禁止したい思いがあります。
けれども、ニキビの人のお化粧に対する満足度をVAS(Visual Analogue Scale…不満から満足までの距離 0mmを非常に不満~100mmを非常に満足で表したもの)で調べてみると、平均が33.8と低い値であることが報告されています。
そのため、現在ではニキビ治療の妨げにならず、ニキビの人が満足できるメイク方法を提案することが、QOL(Quality of Life…生活の質)を向上ざるために重要であるという考えになってきています。
なぜニキビ肌でメイクアップが駄目と言われたのか?
なぜ、そこまでニキビ肌でメイクアップは駄目と言われたのでしょうか?。
これは化粧品の刺激や毛包を覆ってしまうことも原因ですが、ニキビの人の悪化原因のひとつ掻破行動(掻いた部分を傷つけること)があげられます。
ニキビ肌の人が行うファンデーションの塗り方に問題があり、ニキビを「隠そう」とするあまり、指先やスポンジでニキビにファンデーションをこすり塗ってしまうのです。
これがニキビを悪化させる大きな要因になっています。そのためニキビでメイクは駄目と言われてきました。
しかし現在は、「ニキビ治療の妨げにならない」「正しいメイクをした場合」と条件はつきますが、メイクアップを施した場合のQOL(Quality of Life…生活の質)の改善を考慮すると、ニキビ肌でもメイクすることはニキビ治療の過程において、治療を継続する意思を持ち続けることができ有効である、と考えが変化してきています。
またメイクをしていると、お化粧を崩したくないという心理が働き、ニキビ部分を触らなくなる効果があるとも言われています。
ニキビ肌にあったメイクアップ方法とは?
ニキビ肌を「隠す」に重点を置くと、ファンデーションの厚塗りになったり過剰なメイクになりがちです。ニキビを「隠す」という考えではなくニキビを「目立たなくする」と考えてはいかがでしょうか。
では「目立たなくするメイクアップ」とはどのようなものでしょうか。
「ニキビを目立たなくするメイクアップ」とは
1 ベースメイクに「補色」を用いる方法
2 目元や口元にポイントメイクを用いてニキビから視線をそらす方法
3 光沢を加えてニキビを目立たなくする方法
の3点を利用することで、ニキビを「隠す」のと同じ効果を望むものです。
ベースメイクアップ編
化粧下地について
ベースメイクの前に化粧下地として使える日焼け止めの使用がおすすめです。化粧下地としてだけでなく、紫外線から肌を守り、色素沈着の防止になります。
ニキビの場所はこすらず薄く均一にのばすこと。皮膚の赤みが目立つときは黄色のコントーロールカラーを使用しましょう。なお、化粧下地にもなる日焼け止め(サンスクリーン剤)を使用する場合は、以下の点を確認してください。
化粧下地にもなる日焼け止め(サンスクリーン剤)を使用するときの注意点
ウォータープループタイプ(汗や涙、水などで落ちにくいタイプ)の日焼け止めは、普通の洗顔料ではすべてを落としきれないことがあります。ニキビを悪化させないよう注意してください。
日常使用の場合、SPF20~30であれば問題ありません。
ニキビのある肌にはノンコメドジェニック化粧品が良い
臨床試験で安全性が確立されているニキビ用化粧品の使用をおすすめします。
1 ノンコメドジェニック化粧品(面皰を誘発しにくい化粧品)
2 皮膚に刺激がない
3 洗浄剤で簡単におとせる(ウォータープループ製品は避ける)
の要件を満たしたものが望ましいです。
ファンデーションの種類について
ファンデーションはクリーム、リキッド、パウダーなどの種類があります。皮膚の色を隠す力はクリーム>リキッド>パウダーですが、ニキビ肌の場合は油脂が少ないパウダーのファンデーションを使用します。
ファンデーションはこすらず置きのせる感じで塗り、擦らないようにしましょう。
ファンデーションの色について
今回、ファンデーションの使用目的は、ニキビを完全に「隠す」ことではなく「補色」を用いて「皮膚色をコントロール」し目立たなくすることにあります。
ですから、ファンデーションの二色使いをおすすめしています。
まず、ニキビの赤みを普通の部分の皮膚色に近づけるため、ニキビの部分には自分の肌色より黄色めのファンデーションを塗ります。そしてニキビ部分の色調を整えたあと、顔全体に自分の皮膚色のファンデーションを塗ります。
ファンデーションを塗る時のスポンジやパフはファンデーションを置くように皮膚に垂直に上下に動かし塗ることで、ニキビを擦らずにすみます。
ニキビ部分に対しては、小さいスポンジで赤みを補正したあと、顔全体には粉おしろい用などの大きくて柔らかいパフでファンデーションを塗ると肌への負担がより少なくてすみます。
今までクリームタイプやリキッドファンデーションを使用していた場合、パウダーファンデーションでは思ったようにニキビが隠れないと感じるかもしれません。そのときは下記のポイントメイクアップおよび小物使いでアクセントをつけ、ニキビから人の視線をそらしましょう。
ポイントメイクアップ編
ポイントメイク前と後だと、こんなにイメージが変わります。
ポイントメイクアップは表情や顔立ちを引き出す効果があります。ですから、ポイントメイクアップをすることで人の目をニキビからそらせます。
まぶたや唇はニキビができにくいため、口紅やアイライン、アイシャドウのポイントメイクがおすすめです。
眉毛の長さと形について
どんなシーンにも対応可能な基本の眉毛です。
長さと形のバランスはこんな感じです。この長さとバランスでしたらどんな眉メイクにも対応可能です。眉を整えるだけで、顔の印象が変わります。
アイシャドーについて
アイシャドーのポイントメイクについては、一重か二重か、奥二重か、また人によって自分をどう見せたいか、似合う色などでかなりメイク方法が異なるため、上記の方法でベースメイクをしていただいた上でメイクアップ本などを参考にしていただければと思います。
唇のメイクについて
唇のメイクですが、ただ口紅を塗るのではなくリップブラシで描くと綺麗に仕上がります。
1 リップブラシに口紅を含ませませ、筆先を整えます。
2 下記の順番で唇の外側を描きます。口角はあげて描きましよう。上唇の口角を、1~2mm上側に描き下唇と自然な感じでつなげましょう。
3 内側を塗ります。
もっと唇の印象をはっきりさせたいときは、口紅と同色系のリップペンシル(リップライナーとも言います。)で唇の外側を描くとはっきりします。また、はんなりやわらかにみせたいときは、唇の外側をぼかすとやさしい感じに仕上がります。
色っぽく見せたいとき
唇全体を1~2mmくらい外側に描きましょう。丸みを帯びるようカーブはなだらかに!口角は上げてつなぎましょう。
きりっと知的に見せたいとき
唇全体を1~2mmくらい内側に描きましょう。上唇の山の角度をややシャープに描きましょう。知的に見えます。
小物の利用について
ニキビから人の視線をそらせることは、小物を利用することでも可能です。
眼鏡をかけることやイヤリングをつけることで、眼鏡やイヤリングに人の視線がいきますし、首周りにスカーフやアクセサリーをつけることでも、顔以外に視線が移動します。
すこし視点を変えれば、ニキビがあってもキレイでいられます。上記を参考にしてメイクアップしてみてくださいね。