小島さん:
今日は、リスナーの方からこんな質問が届きました。
「私は高校生の頃から、ひどいニキビで悩んでいます。毎日マイクロ繊維の生地で洗顔。そしてやっと見つけた、肌に合った化粧品が手放せません。最近は多少の努力の甲斐あってか、『身体中の全毛穴がニキビ!』というほどだった頃より、だいぶよくなりました。ところが最近、日焼けや毛穴が気になり、ビタミン含有の化粧品を使ったところ、またニキビが増えてしまったのです。このような弱い肌には、ビタミン含有の化粧品は使わないほうがよいのでしょうか? 美白もしたいのですが、肌が荒れることを思うとできません。何か対処法はないでしょうか?」
という、かなり切実なお悩みが届いたのですが・・・。由美子先生、よいアドバイスをお願いします。
由美子先生:
このご質問を一言で回答する訳にはいかないので、まず"ニキビとは何?"というところからお話ししていきたいと思います。
よく、「20歳まではニキビ。20歳を過ぎたら吹き出物」と名前が変わると言われていますけれども、一番大きな原因は『ストレス』、それから特に女性の場合は『ホルモンバランスの乱れ』、『食事のアンバランス』、『便秘』などとの関連が考えられます。
まず、自分の顔のどこにブツブツができているのかによって、大体の原因がわかるのです。
小島さん:
そうなのですか。
由美子先生:
例えば、おでこに集中的にブツブツができる人、頬の周りにできる人、それから口の周りにできる人、大きくこの3つに分けて説明していきましょう。
まず、おでこにブツブツができやすい方は、食べた物を上手に便で捨てられないので、皮膚で捨てているのです。つまり、便秘との関わりがある場合が多いので、腸をきれいにすることが大事になってきます。
次は、目の下や頬を中心にブツブツができる方は、特に生理の前になるとできやすいとか、その人の生理の周期によって一定の時期に毎月できるという場合が多いのです。これは、女性ホルモンのアンバランスからきている場合が多いので、例えば生理痛がひどいとか、生理の前に胸が張るなどの『PMS(生理前症候群)』という症状や冷え性などを伴っている方が多いのです。その方はやはり、女性の母性機能を改善させるということが大切になります。
それから、口の周りにブツブツができる方は、特にストレスがあって胃が痛くなって口の周りにもブツブツができるというように、胃の症状と一緒に出てくるという方が多いですね。ストレスで胃が荒れて、口の周りにもブツブツできてしまっている訳です。ストレスの原因はすぐに消せないかも知れませんが、「6時間以上空腹にしないこと」、「一度に食べ過ぎないこと」など、胃をちょっといたわってあげるだけでも、胃からくる口の周りのブツブツは改善されるのです。こういうふうに、大きく分けると3つあります。
小島さん:
なるほど、私はニキビのできる場所までは全く考えたこともなかったですけれど、場所によって原因が違うということなのですね。では、どのように改善していけばよいのでしょうか?
由美子先生:
はい。まずおでこのブツブツは食生活のアンバランスからきているので、腸の大掃除をするための3つの方法をお話ししましょう。
1つ目は、ビフィズス菌やアシドフィルス菌、ヨーグルト菌などの醗酵菌を、食べ物から直接腸に取り入れることです。ここで注意することは、お砂糖(上白糖)は腸を汚しますから、甘味がほしい人は、無糖のヨーグルトやケフィアなどに、天然100%の蜂蜜や酵素で甘味をつけてください。
2つ目が、自分のお腹にいる善玉菌を増やすという目的で、乳果オリゴ糖やラフィノースという善玉菌のエサになるオリゴ糖を取り入れることです。オリゴ糖なら何でもいいのではありません。悪玉菌のエサにもなってしまうものでは、悪玉菌の数まで増やしてしまうことになりますので腸内環境は改善されません。ですから、悪玉菌のエサにはならずに、善玉菌だけのエサになる種類のオリゴ糖を食べるようにすることです。
3つ目は、食物繊維です。食物繊維には、水溶性と不溶性のものがあるのですけど、腸にはどちらも大事なので、バランスよく食べるようにしてください。芋類や野菜、海草や寒天などと果物類を、ともに少し多めに摂ってあげるようにすると、お通じがよくなってきちんと排泄できるようになります。
小島さん:
身体の中から、腸内をきれいにしてニキビのできない身体にしていくということなのですけど、できてしまったニキビはどのようにケアすればいいのでしょうか?
由美子先生:
今度はそのニキビが、どんな色をしているのかによって違ってくるのです。
まず、白ニキビというのは毛穴に何か詰まっているような感じで、ちょっとプクッと膨らんでいる状態です。それがもう少し進行していくと、詰まった毛穴の中から脂が固まってオデキみたいに脹らんで、色が黒くなってしまう場合があります。そういう状態まで悪化していく場合があるのですけど、とにかく一番やってはいけないのは爪で引っかくことや触ることです。
マニキュアをつけてきれいな爪であっても、内側はバイ菌の巣だと思ってください。ですから爪で引っかくことによって、バイ菌がニキビの中に入って繁殖して、更にひどい状態になってしまう場合があります。それからよく、膿を出そうと思ってつぶしたりする人もいますが、傷つけたり化膿させてしまったりして、結果的にニキビが治った後に、ボコッと月の表面状態のような穴があいてしまうことになるのです。
小島さん:
あー、クレーター状態になってしまう訳ですね(笑い)。
由美子先生:
そうなのです。とくかくできたニキビは、まず素人は自分で触らないことです。何が大事かというと、刺激の弱い、目にも染みないくらいの、アミノ酸系の洗顔剤でそーっと洗顔することが大事です。それから十二分によくすすぐことです。私はいつも、「30回は水ですすいでください」とお話しするのですね。
小島さん:
はー、30回ですか。ずいぶん念入りですね。
由美子先生:
そうです。まず、洗顔の目的は、ファンデーションや自分の皮脂が、時間と共に酸化して固まった過酸化皮脂などをしっかり除去して、しかもその洗顔剤自体がわずかでも残っていてはいけないのです。そのためには、十分なすすぎが大事なのです。
それと、ニキビの方に、私が化粧水の前にオススメするのは、「強酸性水(リフレッシュウォーター)」というお水です。これは、水を電気分解しただけの強酸性水で、何も足さない、つまりケミカルなものは一切入っていないものがあるのです。強酸性水は、塩酸と同じ強い酸性のph(ペーハー)ですから、当然のことながら雑菌の繁殖を防ぐことができます。
十分な水分を補給してあげると同時に、強酸性水で雑菌の繁殖を抑え、これ以上ひどくさせないようにしてから、自分に合った化粧水をたっぷりつけて、最後に保湿効果のある乳液でしめるのです。
ファンデーションを使わない訳にはいかないのですけど、塗り過ぎないで穴をふさがないように気を付けるようにしましょう。
小島さん:
はい。こういうことを実践していきましょう。あとは質問に書いてあります、「ビタミンは使わないほうがよいでしょうか?」という質問についてはどうでしょう。
由美子先生:
ビタミン含有の化粧水といっても、多分ビタミンAか、ビタミンCだと思うのです。まず、ビタミンそのものが、その方に合っているのかどうかと、そのビタミンが天然か合成か、それからその化粧水の中に入っているパラベンや防腐剤や香料など、ケミカルなものが肌に合ってない場合があるのです。ですから、何がその人の皮膚にあって合っていないのかによるのですが、合わないものは絶対に使わないほうがよいです。
我慢して1週間も2週間も使って、ひどい目に遭ったと言う人も多いですから。
小島さん:
はい。今日は、ニキビでお悩みの方のお悩みについてお答え頂いたのですけど、まずは腸内美人になって身体の内側から整えて、そして外にできてしまったものは絶対に触らない、そしてきちんと洗顔をするということですね。由美子先生、今日もありがとうございました。
由美子先生:
ありがとうございました。
(ベイFM「ベイカムフォート」 からだ美人コーナー 2005年6月8日放送分:月刊MRT195号掲載)