“朝の洗顔はすすぎだけがよい”このような内容のサッポー美肌塾は、これで三度目のような気がします。
それだけ質問や相談が多い項目といえます。
新しい読者が増えているから、過去の記事は読まれていないのかもしれません。
あるいは、すすぎ洗顔だけにしたら、肌の調子が良くなった!という体験を持つ肌が多いからかもしれません。
朝の洗顔についての美肌塾講義が三度目でも、正しい視点を伝える価値は大いにありそうです。迷わず今回のテーマにいたします。
「朝の洗顔はすすぎだけ」がよい肌とは?
いきなり結論からお話しします。
- よく育った肌は、洗浄剤を使った方が、さらに美しさと健康が育つ
- 育ちが不十分で敏感さのある肌は、すすぎだけの方が健康が育つ
つまり、「朝の洗顔はすすぎだけ」がよい肌とは、敏感さがある程度育った肌に限って言えることで、洗浄剤に肌が反応しない場合は、すすぎだけよりきちんと洗浄剤で洗った方が、さらに健康で美しい肌に育つ環境ができるのです。
言い換えると、「肌の育ち度状態に応じて、最適な洗顔をするのがよい」ということができます。
結論だけみると、とても簡単そうなのですが、実際にはそんなに単純な二者択一というわけにはいきません。解説を加えます。
よく育った肌は、洗浄剤を使った方が、さらに美しさと健康が育つ
肌上の汚れはない方がいいのは確かです。しかし、皮脂や汗・化粧品はけっして汚れとは言えません。肌の健康のために、そして美しく見せるためにあるはずです。
但し、時間が経つと、肌につく汚れも増え、雑菌の繁殖しやすい状況が作られることは否定できません。ただそれらが肌に悪い影響を与える汚れや雑菌であるとは必ずしも言えません。
しかし、時間が経つと確実に悪い影響を与えるものがあります。皮脂・油脂分の酸化が徐々に進行すると、肌上に過酸化脂質が多くなり、肌表層(角質層)を壊し始めることです。これは肌が育ち度を上げる明瞭なブレーキとして働きます。
このように、時間が経過するにしたがい、汚れの多少にかかわらずリスクが高まることは確かです。だから、1日2度くらいは洗浄剤を使った洗浄をして、障害となり得るものを取り除き、清浄さを取り戻しておくのが、肌の健康と美しさに良いとされているのです。
それなら、どんな肌でも1日2度は洗浄剤を使用した洗浄機会を持った方がいいのでは?と思います。
ところが、そうもいかない事情を持つ肌があります。敏感さが育ってしまった肌です。
育ちが不十分で敏感さのある肌は、すすぎだけの方が健康が育つ
肌が敏感さを訴えることをほとんど経験しなかった肌の持ち主には理解しがたいかもしれませんが、洗浄剤を使用した洗顔をすることにより、悲鳴をあげて、時には炎症反応を起こす肌があります。
- 肌上の皮脂や油脂分が取り除かれ、乾く時につっぱる等の強い刺激がある
- 洗顔後、乾いた肌に化粧品をつけるとピリピリ・ヒリヒリを感じる
敏感肌かな~?の段階。さらに敏感さが育つと、
- 洗浄剤を使用して洗浄している時に肌が刺激を感じ、時に赤みが現れる
- 洗浄剤を使用すると、赤みだけでなく、湿疹等の炎症が発生する
洗浄して肌を良い状態にリセットすることは大切ですが、肌が上のような小さな悲鳴~大きな悲鳴をあげている場合があります。この場合、肌は良い状態にリセットされません。
1や2のように肌が反応している場合、肌(細胞)の育ちにブレーキがかかります。しかし、緩やかなブレーキなので、「私の肌って敏感なの?」程度の自覚しかない段階です。
次のレベル、3や4の段階だと、反応がある度に肌の育ちを後退させています。少なくとも敏感肌・過敏肌の自覚があり、いったいどうしたらよいかと不安が大きい肌状態です。
ブレーキや後退というと、肌が不活発になるようなイメージですが、全く逆で細胞が角化を急ぐようになるのです。早くバリアーを作って身を守ろうとする生体防御反応ともいえます。つまり、細胞の未熟化を代償にバリアーを急造し、守ることに必死な状態といえます。
洗浄剤を使用した良い面よりも、悪い面の表れの方が大きいのですから、これはもう、肌の健康と美しさ作りには、洗浄の良さを捨てても、マイナス面を小さくすることの方が大切になります。すすぎ洗顔だけの洗浄が、最も安全なわけです。
いかがですか? あなたにとっての朝の洗顔スタイルはどちらが良いか、判断できたでしょうか?
敏感と言えなくはないが、過敏とは言えない~グレーゾーンの肌は?
肌が敏感さを育てていくのには、様々な背景や要因がありますが、共通の結果として、必ず次の2つの特性が肌に備わるようになっています。
- 角質層のバリア機能の低下=一つひとつの細胞の未熟化=育ちの悪い肌
- マスト細胞(※)が過剰に過敏になっている(反応しない領域が狭くなる)
肌細胞の未熟化と併行して、次第に過敏さが育ってくるのです。ところが、「肌が敏感なようにも思えるが、そこそこの見映えで、大きなトラブルもない」…といった肌は、どのような位置づけになるのか?朝の洗顔でいえば洗浄剤を使用した方がいいのか?すすぎだけにすべきか?いわゆるグレーゾーンの肌です。
すすぎ洗顔だけがよい/洗浄剤を使用する…の二者択一は、ちょっと差があり過ぎなのです。
サッポーは、肌状態に合わせて、適切な肌の洗浄レベルを、もう少しきめ細やかにレベル分けをしています。
- 1.育ち度レベル90%台の肌…健康で美しい肌に強さが備わる肌
- 夜:クレンジングクリーム+石けん(洗浄剤)洗顔
- 朝:石けん洗顔
- 2.育ち度レベル80%台の肌…健康で美しい肌、ダメージからの回復が早い肌
- 夜:クレンジングクリーム+石けん(洗浄剤)洗顔
- 朝:石けん洗顔
- 3.育ち度レベル70%台の肌…自立した肌、但しダメージで揺らぎが現れる(※グレーゾーンの肌)
- 夜:クレンジングクリーム+石けん(洗浄剤)洗顔
- 朝:クレンジングクリーム+石けん(洗浄剤)洗顔
- 4.育ち度レベル60%台の肌…肌の敏感さを日常的に自覚している肌(※グレーゾーンの肌)
- 夜:クレンジングクリームのみ(+すすぎ洗顔)
- 朝:クレンジングクリームのみ(+すすぎ洗顔)
- 5.育ち度レベル50%台の肌…超敏感な肌で、化粧品使用が困難な肌
- 夜:すすぎ洗顔のみ
- 朝:すすぎ洗顔のみ
3と4の肌が、ここでいうグレーゾーンにいる肌です。これくらいきめ細かく、洗浄レベルをコントロールできると、肌の育ちを効率よく高めていくのにロスが少なくなります。スムースに育ち度を上げていくことが出来るわけです。
洗浄力がなく、肌に侵入しにくい化粧浮かし(汚れ浮かし)、サッポーのクレンジングクリームの存在が、無理のない洗浄レベルのアップダウン、肌の育つ環境を損なわない洗浄レベルのアップダウンを可能にしています。
いかがでしたか、「朝の洗顔はすすぎだけ」がよい…としなければいけないのは、本当は超過敏な肌だけでいいわけです。
敏感さが気になる肌も、着実なステップで肌が育つ環境を作っていくと、案外早く、健康で美しい肌に成長していきます。その内に肌自身が強力な肌が育つ環境となっていきます。
読者の適切な洗浄レベルは、今どの辺りでしょうか?
2013年12月21日 更新
出来てるようで、出来ていない……“洗い過ぎない洗顔”
サッポー美肌塾では、洗顔による皮脂や汚れの「取り過ぎ」「洗い過ぎ」に警鐘を鳴らしています。でも、これは今では常識になってきました。しかし「洗い過ぎない洗顔」の出来ている方はごく少数です。
- 「もしかして私の洗顔も、“洗い過ぎ”なの?」
- 「洗浄力の弱いクレンジングなら、大丈夫なのでは?」
どこからが洗い過ぎなのか、ハッキリとした判断基準が無いので、次々と疑問や不安が湧いてきます。
洗い過ぎにならないためには『洗浄力』と『手指の力加減』がポイントです。
- 洗浄力の無いクレンジング料
- 界面活性剤が肌に残らない洗顔料
- 手指と肌の摩擦で汚れを取らない
これらが揃って“洗い過ぎない洗顔”だとサッポーは解説しています。
サッポーのクレンジング料も洗顔料も、上の条件を満たしています。あとは力加減を調節するだけ。
洗顔は、毎日行うスキンケアです。小さな変化の積み重ねが、大きな変化に繋がります。良い洗顔を選びたいですね。
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