実録・ナチスドイツはかく敗れけり (?)
エリカは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の総統を除かなければならぬと決意した。エリカには萌えがわからぬ。エリカは、軍の指揮官である。笛を吹き、戦車を動かして暮らして来た。けれども胸の大きさには、人一倍に敏感であった。 今回のエリカ将軍の任務は極めて簡潔。史実通りに勝ち、史実通りに負けることである。
本作のシナリオと史実との違いにより、作戦は困難を極めるだろう。敵は思い通りには動いてくれないだろうが、それでも可能な限り史実通りに行軍し、最悪でも45年7月までに戦争を終結させること。さもなくばヨーロッパは新型爆弾により死の大地と化すだろう。かの総統に現実を思い知らせ、再起不能なダメージを与えることを期待する。健闘を祈る。
目標 :
- 各地域への侵攻は、時期も含め、史実に沿って行うこと。
- 兵器開発も史実に則して行うこと。V1を44年6月、V2を9月までに製造し、Eシリーズを開発してはならない。
- 45年7月までに敗北すること。
本プレイはバージョン1.02、易モードにて行った。
なお、ヤリコミではありませんので、妥協しまくってますがご了承を。◆1939年
できごと 史実では 今回は ワルシャワ占領 9月28日 10月上旬 突然始まりましたこのプレイ記録、敢えて史実通りにプレイすることで本作の特徴を探っていこうと思います。
まずはポーランド分割。本作のポーランドは旧武装ながら物量に優れ、史実通りのねばり強さを見せてくれる。しかもガリツィアにソビエトの侵入を許すと、絶対にガリツィアが取れなくなってしまうので注意が必要。9月下旬の制圧にはわずかながら届かず。
通常攻略なら、同時にオランダも速攻で制圧すべきだろう。寡勢ながら防衛に徹した史実と異なり、しょっちゅうハンブルクに玉砕してきて涙を誘う。制圧しても西側は見捨てるだけだし、収入も多い。
しかし本攻略ではひたすら我慢、来る40年の大攻勢に向けて軍備を整える。この期間が非常に重要であるのは史実と同じ。地道に工場の拡張と歩兵・戦車の量産を続ける。◆1940年
できごと 史実では 今回は デンマーク侵攻・占領 4月9日 4月上旬 ノルウェー侵攻 4月9日 4月上旬 ノルウェー占領 6月8日 6月上旬 マジノ線突破 5月10日 5月上旬 オランダ降伏 5月15日 5月上旬 ベルギー降伏 5月28日 6月下旬 パリ入城 6月14日 8月下旬 バトルオブブリテン開始 7月10日 9月上旬 ベルギー侵攻以後、大幅に計画から遅れている。
要因はいくつか考えられる。もちろん最大の理由は私の下手糞だからだが、それを言っては身も蓋もない。本作を1年24ターン以内に攻略できるような方もいると言うから、世の中広いものだ。
それでも、この時点でベルギーを落とすのは苦労するだろう。フランス側のマジノ線はイベントで陥落するが、ベルギー側はまだ生きている。史実で大活躍した装甲歩兵だが、この状況で開発することはまず不可能。軍はとっくに無力化しているのに、要塞一つを落とすためにとんでもない量の歩兵を投入せねばならない。
多分ベルギーを素通りしてノルマンディーを攻め、とっととパリに入城するのが本作のセオリーなんだろうが、遅れついでに史実通り北西部の海岸線を全部占領しておく。あっという間に潰走した史実とは異なり、連合軍は物量を活かしてねばり強く戦ってくる。しかしさすがにアルデンヌとノルマンディーを占領した頃には虫の息、ほとんど無抵抗で西部海岸を手に入れられた。
むしろ苦戦したのはノルウェーの方。砲台1つで輸送船団の2/3が落とされるなんて、やってられない。歩兵を身代わりに戦車部隊を上陸させ、なんとか無力化できたが、歩兵が少なくなった分制圧には時間がかかった。◆1941年
できごと 史実では 今回は トリポリ上陸 2月6日 2月上旬 ユーゴ動乱 3月25日 40年11月下旬 ユーゴ降伏 4月17日 1月下旬 ギリシア侵攻 4月10日 4月上旬 ギリシア占領 4月30日 4月下旬 独ソ開戦 6月22日 1月下旬 レニングラード包囲 9月8日 42年4月上旬 キエフ占領 9月19日 失敗 ユーゴ動乱、独ソ開戦がかなり早いタイミングで起きるのが本作の特徴。同時に勝手にアメリカも参戦してくる。なんとしても越えねばならぬ壁である。
史実では飛び立てぬまま爆破されたソビエト空軍だが、本作ではすこぶる元気、ウクライナへの侵攻はままならない。逆にノルマンディーの航空部隊が米英の爆撃に晒され壊滅。モロッコからはアメリカの超物量部隊が上陸、あっという間に仏領アフリカを占領。どの方面でも気の抜けない展開が続く。
年内のレニングラード包囲には失敗した。ソビエトはレニングラードに主力を集結していて、4号戦車では歯が立たない。やはりT-34戦車は偉大だった。パンターの前線配備を待つうちに、冬が到来してしまった。◆1942年
できごと 史実では 今回は エル・アラメインの敗北 11月3日 10月下旬 4月になってようやくレニングラードを包囲……というか、占領する。
第三帝国が最大版図を達成した時期であり、つまり今が頂点なのだが、プレイヤー的にはこう……つまらない。がら空きのモスクワを攻撃すれば占領できるのは確認済みだが、今回それもできないし。なんと言ってもパンター2が強すぎて……ん ? パンター2 !?
軍事オタの方ならご存知だと思うが、パンター2は量産ラインに乗らなかった試作機なのである。それを知らずつい量産して主力にしてしまっていた。あちゃー。今回のプレイではやり直し必至の失態だが、あいにく時間が無い。
これは、罰を与えなければならない。
1942年7月上旬、突如配備されたすべてのパンター2が爆発、炎上。もちろん私がやったのである。
これによりソビエトやアフリカの最前線は大打撃を被った。軍備不十分のソビエトは攻撃態勢に移れなかったが、アフリカ戦線は大混乱。期せずしてエル・アラメインの敗北を演出した。制海権も奪われ、もはや援軍も叶わない。最終決戦はチュニジアではなく、トリポリになるだろう。
まあ本当のところ、アフリカ戦線にパンターがいる時点でおかしいのだが、ロンメルがいない本作、4号戦車ではとても前線を維持できないので大目に見て下さい。
私は未プレイなのだが、難モードだと戦闘前に故障が起きたりするらしい。多分前線に着く前に自爆するパンターDも再現されている、はず。◆1943年以降
できごと 史実では 今回は スターリングラードの敗北 43年2月2日 43年1月下旬 北アフリカ撤退 43年5月13日 43年5月下旬 レニングラード解放 44年1月18日 44年2月上旬 ノルマンディー上陸 44年6月6日 44年6月上旬 V1実戦投入 44年6月12日 44年6月下旬 V2実戦投入 44年9月8日 44年9月上旬 実のところ、ここまでくれば負けるのは楽だ。
ソビエトのスターリン戦車が、ノルマンディーからの大軍勢が、確実にナチスドイツを滅ぼしてくれるだろう。
いや、確実に滅ぼしてはくれるんですよ。ただ、進軍スピードがてんで遅いのです。このままでは45年8月に絶対間に合いません。
V2で爆撃した直後、攻撃できる部隊もないのに戦闘ダイアログが出てハマったり、〆切も迫ってたり(現在21:30)、やる気も時間もすっかり喪失してしまいました。
ということで、今回のプレイ記録はここでおしまいです。
ごめんなさい。手ぬるい !
風邪をひく前から準備しておれば、〆切ごときで慌てずに済んだのだ !(……君のアホ面には心底うんざりさせられる) ヨシフ=スターリン=メガネスキー同志にはいろいろとごめんなさい。後でちょっとだけおまけ付けます。
では、評点。
- ハマリ度 : 7 / 10
- よく言われることだが、堅い戦略SLGとやわらかいおっぱいの融合は誠に難しい。軟派ゲーマーにとっては本作は複雑すぎるだろうし、硬派ゲーマーにとっては本作のイベントは無闇に長く思えるだろう。「どちらも好き」という方にはお勧めできる作品。
毎回オープニングデモをスキップしなければならなかったり、行動選択中のユニットがわかりにくかったりという、操作上の細かい不満点もまだ残っている。
実は戦績表示ツールは1.03非対応なので注意。今回のプレイをバージョン1.02で行ったのもそのため。- グラフィック : 8 / 10
- それぞれの兵器のアイコンが実によく作り込まれており、愛を感じずにはいられない。非実在兵器も描き込まれているので、ミリタリーマニアは必見。
ADVパートは、多分18禁シーンカットの影響だろう、イベント絵が一枚もなかったのが残念なところ。似せる気が微塵も感じられないスターリン同志は個人的にツボだった。- サウンド : 7 / 10
- BGMは4種のみ。容量的な制限もあったのだろうが、もう少し増やせなかったものだろうか。
OPは実は長い曲なので、ぜひじっくりループまで聴いてみて下さい。