角栓を根本的に解決するには?
鼻や頬などにポツポツとできた角栓を見ると、ついつい引っこ抜いてしまいたい気持ちになりますよね。
確かに角栓を除去するためのパックなどもあるし、きれいに取れたときの爽快感は格別なのですが、ただ引き抜いただけでは一時的な対処に過ぎないのです。
根本的な解決、つまり角栓ができないようにするためには乱れてしまった肌のターンオーバーを正常にして、古い角質が残りにくい肌にならなければいけないのです。
では、どうしてターンオーバーが乱れてしまうのでしょうか?
ターンオーバーがどのような仕組みで行われていて、何が原因で乱れてしまうのかを理解することによって、日々の生活の中から悪影響を与える要因を取り除くように努めることが大切です。
そもそもターンオーバーって何?
ターンオーバーは、美容に関連する書籍や雑誌などを見ると必ずと言っていいほど登場するほど肌にとっては重要なことなんですが、言葉はよく聞くけど詳しくは知らないという方が多いのではないでしょうか?
簡単に言ってしまえば、肌の新陳代謝のことですね。
私たちの肌は、ケガなどをしない限りは生まれたときからの皮膚が体の表面を覆っているような気がしてしまいますよね。
でも、実際には肌の内部では常に新しい皮膚が作られていて、外側にある古い皮膚を押し出して一新されていくというサイクルを繰り返しているのです。
イメージとしてはトコロテンのような感じで、表面にある皮膚が押し出されて内側の新しい皮膚がでてくるのです。
このように皮膚が新しく作られてから垢になって剥がれ落ちていくという流れをひっくるめてターンオーバーと呼ぶんですね。
このターンオーバーは年齢や体調によっても変わってくるのですが、20代なら1ヶ月前後、35歳くらいでおおよそ1.5ヶ月前後、40代なら2ヶ月前後というように、年齢を重ねるごとに期間が伸びていくのです。
当たり前ですが、加齢に伴って体の中の細胞の活動が衰えていくために、新たに生まれる細胞の数も少なくなっていくので、お肌が新しくなるまでに時間がかかるようになるのです。
毛穴が詰まることとの関係は?
では、ターンオーバーが乱れて皮膚が生まれ変わるスピードが遅くなることによって、どうして毛穴に角栓ができてしまうのでしょうか?
簡単に言ってしまえば、古くなった角質は水分が少なく乾燥しているためハリがなくしぼみやすいため、毛穴の周囲に蓄積すると毛穴を埋めてしまいやすいのです。
私たちの肌は健康な状態ならば、うるおいや弾力、柔軟性を持っているため、毛穴の周囲に存在していても詰まらせてしまうようなことはありません。
しかし、何らかの理由でターンオーバーが乱れると、通常ならすでに垢として剥がれるはずの水分の少ない皮膚が残り続けてしまうために、毛穴の入り口付近の皮膚がしぼみやすくなって詰まりやすい状態になってしまうのです。
加齢によって肌が乾燥しやすくなったり小じわができやすくなるのも、ターンオーバーが乱れて乾燥した皮膚が多くなるからなんですね。
このように毛穴の周囲が狭められて詰まりやすくなっている状態になり、そこにメイクの汚れや角質そのものが詰まることによって毛穴をふさいでしまうわけです。
さらに、詰まった汚れや角質に皮脂などが加わって固まると、ポツポツとした頑固な角栓が完成してしまうのです。
どうしてターンオーバーが乱れるの?
角栓を発生しやすくする原因がターンオーバーの乱れであることは分かって頂けたかと思いますが、どうして乱れてしまうのでしょうか?
もちろん先ほど説明したように年齢的なものもあるのですが、年齢意外にも多くの要因があるため、若くてもターンオーバーは乱れてしまうものなのです。
では、どのような要因があるのかというと
- 生活習慣の乱れやストレス
- 食生活の偏りや運動不足
- 間違ったスキンケア
などですね。
どうしてこれらの要因がターンオーバーの乱れにつながってしまうのか、もう少し詳しく説明していきましょう
生活習慣の乱れやストレス
ターンオーバーというのは新旧の肌が入れ替わることですが、どんな時でも常に行われているわけではなくて、主に睡眠中、しかも深い眠りについている時に行われるものなのです。
脳から成長ホルモンというタンパク質の一種が血液内に分泌されると、新しい皮膚を作って古いは皮膚を捨てようとするのですが、成長ホルモンが分泌されるのは深い眠りについているときなんです。
寝る子は育つというのを言葉を聞いたことがありますよね?これはぐっすりと眠っている時に、身長を伸ばす作用もある成長ホルモンが分泌されるために言われるようになった表現なんですね。
しかし、寝ていればいいわけではなくて深い眠り、つまり質の良い睡眠を取ることが大事なんです。
あまり詳細な話は省略しますが、深い睡眠をするためには
- 毎日ある程度決まった時間に寝起きをする
- ストレスを溜めこまない
ということが大切なんですね。
昼寝をしてしまったので夜眠れないとか、イライラしすぎて眠れないなんてことを1度は経験したことがあると思いますが、不規則な生活やストレスは睡眠の質を落としてしまうのです。
そのため、ある程度規則正しい生活を送ったり、ストレスをうまく発散することが美のためには大事なんです。
食生活の偏りや運動不足
ターンオーバーは皮膚を新しく作るということですから、当然ながら原料となる栄養が必要になってきますね。
よって、偏った食生活を続けていれば、ターンオーバーが乱れていろいろな肌トラブルを抱えるようになる可能性があるのです。
そのため、角栓のない美肌を保つためには栄養の源である食事に気を使うことも大切なのです。
ただ、仕事をしていたりするとどうしても残業や付き合いで帰りが遅くなることも多く、バランスの良い食事を続けるのは難しいと思いますので、ある程度はサプリメントなどを利用するといいでしょう。
お肌に良い栄養と言えばビタミンB郡ですが、そればっかりを食べていればいいというわけではなくて、当然タンパク質なども体を作るためには必要なので、できるだけ色々なものを摂るように心がけて下さい。
完璧主義だと継続できなくなってしまうので、普段はできるだけ野菜を多く食べるようにするといった程度で、極端に(毎日パンだけとか)偏ってなければ良しとしましょう。
また、肌を作るための栄養は血液から運ばれるため、血行が悪ければターンオーバーに悪影響を与えてしまうわけです。
血行不良の一番の原因は筋肉を動かさないことです。
そのため運動不足がターンオーバーの乱れを招く可能性があるのです。
毎日少しでもいいので、ウォーキングやジョギングのような全身を使う運動を取り入れることで、体全体の血行が良くなるのでやらないよりはやった方がいい、という程度でやってみるといいでしょう。
間違ったスキンケア
これは簡単に言ってしまえば、極端なケアをしないということです。
極端なケアというのは、洗顔やクレンジングで汚れを落とし過ぎてしまったり、またはいい加減にやり過ぎて汚れが落ちていないという状態ですね。
洗いすぎによって必要な油分が失われてしまうことで逆に過剰に皮脂が分泌されるようになってしまったり、刺激を和らげようとして角質を厚くしようとするためにターンオーバーが遅れてしまうのです。
保湿が足りなくて乾燥してしまうのも洗いすぎと同じ状況になるため、同様にターンオーバーが遅れてしまいます。
基本的には、メイク汚れはクレンジングで溶かして落とす、皮脂汚れは洗顔料で分解することを心がけ、決してゴシゴシと擦らないことが大切です。
長期的な取り組みが必要です
以上のように、角栓の根本的な解決のためには古い角質が残らないようにするためにターンオーバーの改善が欠かせないのですが、原因が多岐に渡るために簡単に対処できるものではないのです。
しかも、睡眠や食生活、運動などのように長期的に継続しないと効果が期待できないものが多いので、角栓の根本的な解決には時間がかかるということも肝に銘じておきましょう。
ただし、1つ1つは今日からでも出来ることばかりです。
どれか1つだけでもいいので、ターンオーバーの乱れにつながる悪習慣を断ち切るように意識してみて下さい。