赤ちゃんが、無意識に自分の爪で顔回りを触ってしまって、お肌にキズがついてしまって慌てたこと、子育てのご経験がある方ならあるのではないでしょうか。
でも驚くことに、翌日になったらそのキズがほとんど消えてなくなってしまっていることもあるほど、その回復力は早く、生まれたばかりの赤ちゃんや、また小さいお子さんもちょっとくらいのケガはすぐに治ってしまいます。
これは小さいころ、若いころは、細胞も若々しく、成長とともにどんどん新しく生まれ変わってくるから。
お年頃になった女子の場合も、ニキビなどに悩まされることもあるものの、代謝もよいため、生活習慣を整えたり、食生活を見直し、きちんとスキンケアできれば、意外とすぐに改善できたりもします。
でもこれがやがて、30代、40代…50代…と歳を重ねると、吹き出物が治らない、治ったあとにシミができた、いつの間にかシワやシミだらけになった…と悩むように…。
加齢肌のメカニズム
歳だからしかたがない、とも感じますが、これも実は「肌のメカニズム」によるもので、昨今実年齢よりも驚くほど見た目年齢が若いオトナ女子もいることを見れば、何らか努力すれば若々しくきめ細かい肌を保つことはできる、とも言えるのです。
ここに大きくかかわっているのが「肌周期」「ターンオーバー」。
ここでは、肌のメカニズム、「ターンオーバー」の仕組みについてチェックし、自身の肌のケアに生かしていけるよう、すこしおさらいしてみましょう。
ターンオーバーは基本年齢によって異なる
女性はお年頃になると、赤ちゃんを授かることができるように体も整ってきます。
その生理周期がおよそ「28日周期」であるのと同様に、肌の「ターンオーバー」の正常な周期、理想的な周期も「28日周期」と言われています。 確かに生理の周期で細胞が入れ替わる…と言われれば、納得がいきますよね。
ただし、この生理周期にしても、若い女性ですらもっと長かったり、あるいは2、3か月来ないだとか、1月に2回も生理がある、なんて方もいます。
こういった方はまず、自身のライフスタイルを見直し、「カラダそのものを整えること」を考えるべき。
体内のサイクルが狂っているのに、肌の「ターンオーバーだけが28日の正常な周期になるはずがない」からです。 生理の周期は、女性のホルモンバランスと直結しているものですので、肌の調子にも多いに影響しているといえます。
なのでまずは、こういった問題がある方は、速やかに自身のホルモンバランスが整うようなケアをしましょう。
少しお話がずれましたが、健康な女性の場合でも、30代、40代と年齢を重ねていくと、肌のターンオーバーについては、だんだんと周期が遅くなっていくものです。
もちろんこれも個人差がありますが、40代、50代ともなると、人によっては28日の倍ほどの周期となる方もいるとか。
だから、年齢を重ねると、ケガをしたらなかなか治らなかったり、アカとなって排出されるはずのメラニン色素が残ってしまい、シミが浮き出てくるなどの肌トラブルを起こすようになるのです。
ターンオーバーの仕組みと周期の計算方法(めやす)
「ターンオーバー」とは、ごく簡単にいうと、真皮から基底層など表皮の上のほうにだんだんと細胞が上がってきて、最後は角質となったのちアカとして剥がれ落ちる一連のサイクル。 おおよそ美意識高い系のオトナ女子のみなさんは、ある程度こういうことだ、ということはご存知だと思います。
でもちょっと間違えて認識しがちなのは、「年齢を重ねたら、老化して誰もがターンオーバーが遅くなるだけ」「ターンオーバーは遅いよりも、とにかく早いほうが肌にいい」と思われていること。
ごく一般的な考え方として、年齢による肌のターンオーバーの周期がどのくらいなのか?ということを知る計算式は以下の通り。
実年齢 × 1.5 = ターンオーバーの周期(めやす)
例えば40歳だったら、ターンオーバーの周期が60日くらい、ということですね。
ええ!と思うかもしれませんが、これは「あくまでもめやす」ですから、認識としては、年齢を重ねると、ターンオーバーの周期が遅くなりがちなものなのだ、と考えておくことです。
実際の個人個人の肌のターンオーバーについては、その人のライフスタイルによってかなり差があると思われます。
例えば40代でもストレスフリーでものすごく規則正しい暮らし、バランスのよい食生活を送っているといった方は、自律神経も整っているので、比較的ターンオーバーもきちんと行われます。
若年層でも乱れやすいターンオーバー
一方20代、30代であっても、夜遊びにタバコ、お酒、ファーストフードに脂っこい食事、食べたり食べなかったり、なんて方は、ターンオーバーも乱れがちでしょう。
健康状態や体内バランスは肌の調子に直結していますから、遅くなりがちなターンオーバーを正常化したい、と思うなら、ライフスタイルも見直してみることも必要かもしれません。
またターンオーバーの周期は、逆に「早すぎてもダメ」です。
間違った洗顔などで執拗に汚れを取り去ろうと洗いすぎた場合、ターンオーバーが早すぎて、きちんとバリア機能が働くなる場合も!
こうなると本来の肌がうるおいをとどめておこうとする保水力が無くなってしまい、慢性的に乾燥やトラブルを起こす肌になるリスクもあります。
年齢に合わせた長めのスパンでのスキンケアが大事
最近ではシミやシワに根本から効く、という薬品やサプリメント、またスキンケア商品がどんどん出てきています。 こういったものを上手に利用すれば、見た目年齢はマイナス5歳や10歳はどなたでも夢ではありません。
ただし!
やはり自身の肌のターンオーバーを意識して、こういった有効なアイテムを取り入れていく必要はあります。
ライフスタイルが乱れまくっていたり、ストレスを抱えたまま、または健康面での不安、血圧が高すぎる、低すぎるとか、血糖値が高いなどなどや、既往症がある場合、いくら美肌美肌!とアイテムを使っても、まったく効かない、ということも大いに考えられます。
これは受け入れるカラダのほうが、サイクルが乱れているからです。
できるなら、まずはそういった部分の問題を解消しつつ、有効なアイテムを使うこと。
ターンオーバーを有効に利用できるスキンケアアイテム
当然食生活もものすごく大事です。
栄養バランスが悪い食事を摂っていては、ターンオーバーが正常化するとは到底思えませんよね。 こういったことも美肌の根本だと認識し、問題があるかたは改めつつ、有効なアイテムを使いましょう。
また、特にオトナ女子の場合、美容に関する薬品やサプリ、スキンケア商品を使う場合、1か月程度では効果があった、なかった、とは判断しきれない場合が多いです。
これはここまでご説明してきた肌のターンオーバーの周期を考えればお分かりかと思いますが、その方の肌のターンオーバーが例えば50日だった場合、2か月ほど経って初めて1回細胞が入れ替わった時期、ということですよね。
なのに1か月程度で判断するのはどうでしょうか。
特に40代、50代という年代の場合、理想を言うなら、半年くらいは続けてみないと、効果をはっきりと感じるのはどなたでも難しいと思います。
ライフスタイルをきちんと整えつつ、じっくりと年齢に応じた正しいスキンケアを続けていくのが、実は美肌への一番の近道なのです。