色素沈着の仕組み
脇が黒ずんでしまう原因のひとつにメラニン色素の沈着があります。脇に限らず肌の天敵のように言われることの多いメラニン色素ですが、紫外線から肌や髪を守ってくれる大事な成分。メラニン色素が正常に働いていればターンオーバーにより体外へ排出されるので問題ありませんが、メラニン色素の過剰分泌やターンオーバーのリズムが崩れると色素沈着を起こすことに。
このメラニン色素が色素沈着を起こす仕組みを簡単に見ていきましょう。
②メラノサイトからメラニン色素が作り出される
③刺激量が多かったり繰り返し刺激されたりすることでメラニン色素が過剰に分泌される。また生活習慣の乱れによりターンオーバーが崩れてもメラニン色素の排出がうまく行われず色素沈着することに。
脇毛の処理で頻繁にカミソリや毛抜きを使うとメラニン色素が過剰に分泌されてメラニン色素が沈着して脇の黒ずみにつながります。
ファンデーションで隠すと脇の黒ずみは悪化する?
脇の黒ずみを目立たなくする方法にファンデーションを塗るというものがあります。一時的に行うものならば構いませんが、日常的に行っているとしたら注意が必要です。ファンデーションを脇に塗ることで黒ずみを悪化させる可能性あり。
ファンデーションは化粧下地に使ったりシミやそばかすを隠すために顔に使うことが多いですが、ファンデーションは毛穴を塞いでしまうので肌へ負担をかけることになります。脇は顔以上に汗をかく部分。ファンデーションを塗ることにより汗と一緒に毛穴から出る老廃物が詰まってしまいます。そうなると老廃物や汚れが角質化したり酸化することで脇の黒ずみに。
たまにファンデーションを使うのならば、使用後にきちんと洗い流せばそれほど気にする必要はありませんが、日常的に使っている方は脇の黒ずみを悪化させることになります。悪化すれば必要なファンデーション量が増えて、さらに悪化という悪循環に。
脇の黒ずみは2種類ある?それぞれの正しい対処方法は?
脇に色素が沈着して黒ずんでしまうメカニズムとそれを隠すためにファンデーションを使うと症状を悪化させることになることが分かりました。次は具体的な脇の黒ずみの対処法について見ていきましょう。
脇の黒ずみを大きく2種類に分けるとくすみ型とブツブツ型があります。それぞれの黒ずみの特徴と原因、対処法について紹介していきます。自分の脇の黒ずみがどちらのタイプが確認した上でご覧ください。
■くすみ型
くすんだように黒くなっているタイプ。黒ずんでいるだけではなく皮膚が乾燥していたり荒れている状態になっていることもあります。脇の黒ずみの多くがこのタイプ。黒ずみはもちろん肌環境の悪さが目立ちます。見た目が気になるのはもちろん悪化すると炎症になり、痛みやかゆみが起こることも。このくすみ型のタイプの原因はいくつかあります。
原因
脇のくすみ型黒ずみの原因を3つに分けて見ていきましょう。
①乾燥が原因
意外に思うかもしれませんが脇は乾燥しやすい部分。汗をかきやすい部分でもあるので保湿を行っていない方が多く乾燥が原因でダメージを受けて黒ずんでしまいます。また乾燥は他の外的要因のダメージを大きくすることにもつながります。
②脇毛処理のカミソリ使用が原因
脇にもっとも負担をかける行為の1つがこのカミソリでの剃毛。脇毛の処理としては手軽に行えるためもっともメジャーな方法です。しかし脇毛はすぐに生えてきてしまうので多い方では毎日のように処理している方も。カミソリは脇毛を剃ると同時に皮膚も傷付けることになります。目に見えて傷や出血がなくても細かい傷が付いています。
この刺激の繰り返しによりメラニン色素が過剰に作られて色素沈着を起こすことに。他にも衣服や下着の擦れによる刺激もメラニン色素が作られる要因になります。
③毛穴に詰まった汚れが原因
脇汗対策や臭い対策としてスプレーやデオドラントを利用している方は多いですが、これもきちんと処理しないとくすみの原因となります。制汗剤を利用した後はきちんとシャワーで洗い流さないと毛穴に詰まり老廃物の排出を阻害して黒ずみの原因に。
対処法
くすみ型の黒ずみの対処法をそれぞれの原因別に見ていきましょう。
①乾燥が原因の黒ずみの対処法
脇も他の身体の部分と同じように保湿をすることが必要。保湿クリームはニベアのような全身用のクリームで構いません。保湿効果を高めるコツとしては、入浴後の水分を含んだ肌にクリームを塗りこむこと。
②カミソリ使用が原因の黒ずみの対処法
カミソリでの脇毛処理は肌に与える刺激が強く、また頻繁に行う必要があるため脇の黒ずみにはもっとも良くない方法と言えます。脇毛の処理方法を刺激が弱いものか回数が少なくてすむものに変えると良いでしょう。
まず肌に与える刺激が弱いものには脱毛クリームでの処理があります。毛を溶かすクリームを塗って洗い流すだけなので皮膚に与える刺激は弱いと言えます。しかしながら、処理後はきちんとクリームを洗い流さないと毛穴が詰まることに。
回数が少なくてすむ脇毛の処理法にはレーザー脱毛があります。病院に足を運ぶ必要がありますが、一度脱毛してしまえばしばらくは処理の必要がありません。種類によっては1度脱毛してしまえば半永久的に処理が不要のものもあります。しかしながら、1度の処理で行うものではなく何度か病院に通う必要あり。
③毛穴の汚れが原因の黒ずみの対処法
1日の終わりにシャワーできれいに洗い流す必要があります。汗や老廃物はもちろん、制汗剤のすすぎ残しも毛穴が詰まる原因。1日に何度も制汗剤を付けたり寝るときも付けたりする方がいますが、皮膚を休ませてあげる時間がないと皮膚に負担がかかり黒ずむことにつながります。そのため寝る前はなるべく付けないのがおすすめ。
■ブツブツ型
脇毛が埋没しいることが原因で起こるブツブツ型の黒ずみ。脇毛を処理したくても皮膚の下にあるため手を出せないタイプ。皮膚の下で毛が成長してしまい目立ちはするものの、剃ったり切ったりすることができません。このブツブツ型も脇毛処理の方法が原因で引き起こされます。
また汚れが詰まってブツブツになることがあります。この場合は老廃物や制汗剤の成分が詰まっていることが原因なので上記の対処法をお試しください。
主な原因は毛抜きの使用
ブツブツ型の黒ずみは毛抜きでの脇毛処理によって引き起こされます。脇毛は毛の中でも毛根が深くにあるのが特徴。一方で脇の皮膚は他の部分よりも繊細です。そのため脇毛を抜くと毛穴部分にかさぶたができることがあります。かさぶたができると毛穴が塞がってしまい脇毛が埋没してしまいます。
毛抜きでの脇毛処理はカミソリでの処理と並んで脇の皮膚に大きな負担をかける処理方法。
対処法
カミソリによるものと同様、処理方法を変えれば良いのですが、その前に毛の埋没を正常なものに治す必要があります。自分でほじくり返して治そうとする方がいますがこれは逆効果。毛をほじくり出せても毛穴の傷が広がり、次に生えてくる毛はさらに埋没してしまいます。
正しい対処法は古い角質を落として自然に毛が出てくるようにすること。具体的な方法はスクラブを使います。使用するスクラブは市販のものでも塩とオリーブオイルを混ぜた手作りのものでも可。毎日行うと肌を痛めるので週に1回程度のペースであせらず治しましょう。