男子セブンズ日本代表「香港セブンズ」レビュー
男子セブンズ日本代表 ベルギーに勝利もコアチームには全敗仕留めの精度を上げて東京では8強へ3月27~29日に行われた香港セブンズに参加した男子セブンズ日本代表は、プール戦でフランス、南アフリカ、アルゼンチン相手に3戦3敗。最終日のボウル準々決勝でスコットランドに7―28で敗れた後のシールド準決勝では、ベルギーに対して6トライを奪う猛攻を見せて42―7で快勝。 (text by Kenji Demura)
金曜日に行われたプールC初戦で対戦したのはフランス。 後半1分に坂井主将、鈴木貴士などのチャンスメイクから20歳のスピードランナー松井千士が走り切って1トライを返し、逆転に望みをつないだが、結局、日本のトライはこの1本のみ。 自らフランスゴールに迫るシーンもあったが、サポートプレーヤーがいなかったためにトライに結びつけられなかった坂井主将は「誰かが抜けても簡単にはトライにならない。もう1枚、極端な話、3枚くらいのサポートがないと。サポートの意識をもっと徹底して、もう少し継続したい」と、反省点と課題を語っていた。 翌日、プール戦2戦目で対戦したのは現在シーズン総勝ち点で首位に立つ南アフリカ。 抜擢された若手が積極的にプレー続くプール戦3試合目のアルゼンチン戦。日本は思い切った選手起用で臨んだ。 アルゼンチンに対しては2月のラスベガス大会でも接戦を繰り広げていた(終了間際に決勝PGを決められて12―15で惜敗)だけに、今度こそ勝利への期待が高まった。 後半に入ると、「いまの現状だと、14分間持つかと言ったら、正直、持たない」(山下)という日本の攻撃時間が少なくなる一方、アルゼンチンは着実にチャンスをものにして2トライ。 「期待して投入した選手たちが粘りを見せてくれたし、基本的には良かった。ただ、アタックが単調になった時とかサポートが少なくなった時にターンオーバーされて、そこから一気にトライまで持っていかれた」(瀬川HC) 「3試合目でここで勝たないといけないというのがあったし、2試合目までよりいい面が出た。ディフェンスはよくなってきている。アタックでちょっとしたミスで取りきれなかった。そこを修正すれば勝てる」(合谷) 3戦3敗に終わったものの、若いメンバーを中心にそんな手応えもつかんだプール戦を終えて迎えた最終日。 いきなりスコットランドに先制トライを奪われたものの、3分にPKからトゥキリ ロテ ダウラアコから合谷とつないで同点に。 同点に追いついた後は、日本がいいリズムで攻めていただけに、何とかリードして折り返したかったが、逆に前半終了間際にスコットランドがしっかりフェイズを重ねてトライを奪って7-14。 続く、敗れた時点で日程終了となるシールド準決勝では、招待チームでコアチームに比べると力が劣るベルギーから6トライを奪って42―7で大勝。 「大会を通してみれば、1戦、1戦あと一歩のところまで追い詰めた部分はあったがコアチームには勝てなかった。これが現実。あと1本のパスが通らなかったりそういう部分が勝負の綾のところを左右した。 香港大会を終えての日本の総勝ち点は7でコアチーム中最下位の15位。残り3大会で14位のポルトガルとの勝ち点差=15点をひっくり返すためにも、まずは東京大会でカップトーナメント進出を果たし、最低でも勝ち点10を獲得したい。 シーズン勝ち点で首位を行く南アフリカに対しても粘れた部分はあったものの0-27で完敗 photo by RJP Kenji Demura 先発に抜擢された合谷など若手の活躍でアルゼンチンに対して互角の戦いぶりを見せたが、惜しくも5点差負け photo by RJP Kenji Demura 切り札のレメキもマークがきつく、なかなか本来の走りが見せられないシーンが続いた(写真はスコットランド戦) photo by RJP Kenji Demura 招待チームのベルギーに対しては42-7で大勝。シールド決勝戦に勝ち進んだ(写真は後半2分の後藤のトライ) photo by RJP Kenji Demura 目標のカップ戦出場は果たせず、シールド決勝でケニアに敗れて全日程を終えた日本。東京で再び8強入りを目指す photo by RJP Kenji Demura |