トーンモバイル専用端末のm14の魅力とデメリット・注意点 総合解説
トーンモバイルm14の特徴とは?
- 2016年5月7日現在のトーンモバイルエントリーモデルm14
トーンモバイルを契約するにはトーンスマホ「m14」または「m15」どちらかの購入および利用が条件です。m14は19,800円(税抜)とm15の29,800円と比べて購入しやすいエントリーモデル向けの価格になっています。
■m14のスペック
| 項目 | スペック |
| OS | Android 4.2.2 |
| CPU | クアッドコア 1.3GHz |
| 内蔵メモリ容量 | 1GB |
| 内部ストレージ容量 | 4GB(ユーザー領域2GB) |
| 外部ストレージ | micro SDカード対応(最大32GB) |
| 画面 | 960×540ピクセル 5.5インチ液晶 |
| カメラ | 背面800万画素前面200万画素 |
| バッテリー | 2,500mAh |
| 携帯電話通信方式 | GSM 850/900/1800/1900、UMTS 800/850/1900/2100、HSDPA、HSUPA |
| Bluetooth | 4.0 |
| Wi-fi | 802.11b/g/n |
| GPS | GPS(A-GPS)およびネットワーク |
| SIMカードサイズ | micro SIM |
| 寸法 | 高さ151mm 幅77.5mm 厚さ9.5mm |
| 重量 | 189g |
■m14の特徴
m14の特徴のメリット・デメリットを見ていきましょう。
▽メリット
・解像度が低いので文字が大きい
解像度が低いと文字が大きくなるためお年寄りや小さいお子様向けです。
・プリインストールされているアプリが充実している
トーンモバイルで格安SIM運用をしていくには十分なアプリケーションが最初から搭載されているので、ユーザーがアプリを取捨選択しインストールする手間が省けます。初心者向けだと言えるでしょう。
▽デメリット
・解像度が低いので画像や動画表示があまり綺麗ではなくなる
解像度が低いことにより文字が相対的に大きくなることがメリットでしたが、一度に表示できるデータ量が少なくなることを意味します。同じ5.5インチの液晶でもデータ量を多く表示できるほうが綺麗な傾向にありますので、文字の大きさと表示の綺麗さはトレードオフの関係にあると考えておいた方が良いでしょう。
・重量が重い
3G専用端末にしてはかなり重い部類に入ります。FREETEL社の近いモデル「priori」シリーズを参考に重量の比較表を掲載しておきます。
| 機種名 | 重量 | 画面サイズ | LTE対応 |
| トーンm14 | 189g | 5.5インチ | 非対応 |
| priori3 LTE | 120g | 4.5インチ | 対応 |
| priori3S | 161g | 5.0インチ | 対応 |
・メモリが少ない
1GBのメモリ量はスマホ業界において最低限のレベルのものです。アプリ利用をメインに考えている方は要注意です。
・内部ストレージ容量が少ない
ユーザーが利用できる容量は2GBです。こちらも決して多いとは言えない容量です。次の表はコンテンツによりどれだけの保存数を確保できるのかを示した物です。
| 取り扱いコンテンツ | 参考容量 | 2GBで保存できる最大数 |
| 写真 | 3MB | 666枚 |
| 動画 | 100MB | 20ファイル |
| メール | 5KB | 400,000通 |
※保存数は小数点以下切り捨てしています
※参考容量はあくまで参考としての容量です。同じコンテンツでも容量は大幅に異なりますので注意してください
※1GB=1,000MBとして計算しています
ユーザーコンテンツ以外にもアプリのインストール、利用にも内部ストレージは消費されてしまいます。従って、上記の表よりもさらに保存できる実際の数は少なくなるでしょう。
・Android OSのバージョンが少し古い
2016年5月7日現在、Android OSの最新版は6.0.1となっています。m14に搭載されている4.2.2から比較するとメジャーバージョンで2世代も離れていることになるのです。年代からすると約3年前のOSとなります。
・ユーザーインターフェースが変わるため、一般的なヘルプが参照しづらくなる
ウェブサイトでもスマホの使い方や設定の仕方は掲載されています。しかし、古いOSと新しいOSではユーザーインターフェース(画面のデザインや操作方法)が変更されている事も多くあります。同じような設定でも参考画面の内容が大きく異なることにより、ヘルプが参照しづらいといったことも想定されます。
・OSのセキュリティホール対策が取りづらい
OSのセキュリティ強化はOSのバージョンアップ(もしくはパッチによるホットフィックス)でしか行えません。iOSもそうですが、OSメーカーは最新(もしくはそれに近しいバージョンの)OS開発に集中しているため古いバージョンではそのようなセキュリティ的なサポートはほぼ受けられない状況にあります。また、サードパーティーが開発・販売を行っているスマホはGoogle直ではなくメーカーの独自カスタマイズを経てやっとOSのアップデータが配布されるという状況です。そのため、メーカーがアップデート対応をしなければm14では今後一切Android OSのアップデートを行うことができないのです。これはトーンモバイル販売のスマホだけではなく、Androidスマホ全体に該当することです。
箱は捨てずに取っておいた方がいいの?
▽売却を想定するケース
トーンスマホだけでなく、今後もし中古ショップに売却することが想定されるならば箱は取っておいた方が良いでしょう。筆者は化粧箱が無いだけで1割程度買取価格が下がってしまった経験があります。
▽契約を続けている限りは取っておいた方が良い
これも全てのスマホについて同様のことが言えます。保証の面、修理に出す際の箱、少し場所を取ってしまいますが、残しておいた方が良いでしょう。
m14はこんなに人にオススメ!
▽トーンモバイルの契約を少しでも安く済ませたい方
トーンモバイル契約時には次の初期費用がかかります。m14の購入価格は19,800円ですが、24回の分割払いも可能です。下記の参考では24回払いを想定しています。
・初期費用 3,000円(税抜)
・m14購入費用 月825円(税抜・24回払い)
・上記に加え基本プラン月額料金1,000円(税抜)
1ヶ月目の支払いは4,825円(税抜)、2ヶ月目以降は1,825円(税抜)かかることになります。m15との支払い額の差を表にまとめてみました。
| 購入モデル | 1ヶ月目の支払い額 | 2ヶ月目以降の支払い額 | 25ヶ月目以降の支払い額 |
| m14 | 4,825円 | 1,825円 | 1,000円 |
| m15 | 5,242円 | 2,242円 | 1,000円 |
※表示価格はすべて税抜価格です
※どちらのモデルも24回分割払いにて計算を行っています。
全て契約上において最低料金を想定した価格です。ここからさらに各種オプション料金、MNP転入時の初期費用や月額料金への加算が行われますのでご注意ください。
m14モデルを選択するとm15に比べて1万円安くなります。トーンモバイル契約を少しでも安く済ませたい方に向いています。
▽IP電話や通話が主体でスマホのアプリをあまり使わない方
m14は内蔵メモリが1GB搭載していますが、現行のスマホアプリ利用の観点からするとこの数値は十分であるとは言えません。
▽周りにスマホの使い方を教えてくれる方が居ない場合
トーンモバイルには電話&遠隔サポートというかなり手厚いサポート体制を用意しています。そのため、近くにスマホが得意で教えてくれそうな方がいなくとも、トーンモバイルに頼ることで大抵のことが解決可能です。スマホが得意でない方、使い方を教わりたい方、困ったときはトーンモバイルに解決してもらいたい方などに向いています。
トーンモバイルm14のここに注意する
■トレンドの機種、同価格帯の機種と比べると割高
同価格帯のSIMフリースマホと比べると機能性・処理速度・重量の面で不安が残ります。「どんな方に向いているのか」でも挙げましたが、スマホ操作が少ない方という条件に加えてトーンモバイルの契約に魅力を感じていることが重要になってくるでしょう。
■動画閲覧にはWi-Fi利用で
トーンスマホは動画閲覧も厳しいとされています。理由は2つあります。
・トーンモバイルの回線速度が遅い(500-600kbps)
・m14のスペックが不足がち
ストレス無く動画を見ることにあまり期待しない方がよいでしょう。それでも動画が見たいという方は(バックボーンがブロードバンド回線の)Wi-Fi利用を強くおすすめします。
■IP電話は通話回線ほど万能ではない
IP電話はインターネット回線を用いて通話を行う方法です。通話回線との大きな違いは帯域保証がされるかされないかの違いです(IP電話は保証されません)特に回線混雑時や電波が飛び交っている繁華街ではIP電話の通話品質は下がるとされています。通話回線はこのような状況でも品質低下がしにくいのが売りです。トーンモバイルの基本プランのみでは標準で通話ができる機能というとIP電話のみとなります。そのため、ユーザー側でより品質の良い通話アプリを見つけるか、通話回線を利用するか、それともIP電話を使い続けるのか?という3つの選択肢から選ぶことになるでしょう。
■通話の使い放題は無い
トーンモバイルのIP電話、提携先のIP電話の連絡先以外は「国内固定電話で3分13円」「国内携帯電話宛てで1分21円」「有料通話先プロバイダーで3分13円」となっています。
また、トーンモバイルの通話オプション経由で通話を行った場合には「30秒18円」がかかります。このようにキャリア契約と違って、通話用の割引オプションが無く、通話時間が長い方には不利となっています。