目次
- 皮膚のかゆみは6つのパターンがあるかも?
- 原因1.皮膚のかゆみはストレスから?
- 原因2.アレルギーかも
- 原因3.アトピー性皮膚炎による皮膚のかゆみ
- 原因4.内臓疾患
- 原因5.ダニ
- 原因6.皮膚のかゆみは皮膚がん??
- その他Q&A
- 皮膚のかゆみの原因はこんなにたくさん!
皮膚のかゆみは6つのパターンがあるかも?
身体がかゆくて眠れない!そんな経験をお持ちの人も多いのではないでしょうか?長引くかゆみは本当に辛いですよね。イライラして、ついストレスもたまりがちになります。ではそんな辛いかゆみはなぜ起こるのでしょう。じつはかゆみの原因は大きく6種類あると言われています。今回は気になるかゆみの原因について、私水野が解説をしていきますね。赤ちゃんからお年寄りまでよく見られるかゆみ、知っておけば役に立つこと間違いなしです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
原因1.皮膚のかゆみはストレスから?
皮膚のかゆみの原因のひとつがストレスです。仕事や勉強、家事に育児と何かと忙しい現代人。知らないうちにストレスをため込んでいる場合も少なくありません。蓄積したストレスが皮膚にかゆみを引き起こす場合があるのです。
ストレス性皮膚炎と呼ばれる病気
特に思い当たる原因も無いんですけどね…。どうしてだろう。
夜も眠れないし、なんだかイライラしちゃって。
ねぇアッキー。最近何かストレスを感じることってなかった?
もしかしてそのかゆみ、ストレスが原因かもしれないわ!
そういえば…数日前にお気に入りの時計が壊れてしまって。すごくショックで夜も眠れなくて…食欲もないんですよね…。
その時計が壊れてから、身体のかゆみが始まったのね?
それは、時計が壊れたことによるストレスが原因で起きたかゆみかも知れないわ!
ストレスがたまると、自律神経と呼ばれる体の機能をコントロールする神経が乱れてしまうの。
自律神経が乱れると体にさまざまな影響が出るわ。「自律神経失調症」という病気を聞いたことがあるかしら?あの病気はまさに自律神経の乱れが原因なのよ。
自律神経が乱れることで、免疫力も低下してしまうわ。するとさまざまな刺激に対してアレルギー反応を起こしやすくなってしまうの!
その結果皮膚に炎症が起きて、かゆみや赤みを引き起こしてしまうのよ。人によっては蕁麻疹が出る場合もあるのよ。
このようにストレスが原因で自律神経のバランスが乱れ、結果的に皮膚のかゆみを引き起こす場合があります。また、ストレスがたまっていると、皮膚のかゆみ以外にも体のさまざまな場所にトラブルが起こりがちです。ゆっくり休養するようにしましょう。
皮膚の炎症を抑えてもダメ!
ストレス性皮膚炎の主な症状は、皮膚のかゆみや湿疹、赤みなどです。一般的な皮膚炎の症状とほとんど同じなので、皮膚科を受診してもなかなか診断がつかない場合もあります。ただしストレス性皮膚炎の場合は、「ストレス」が原因で起きています。原因となるストレスの解決がされないと、症状が良くならない場合も多いです。そのため処方された薬を使用しても症状が改善しなかったり、むしろ悪化したりする場合もあります。
皮膚科を受診しても症状が改善しない場合や、ストレスを感じている場合は、皮膚科だけでなく心療内科を受診してみるのもおすすめです。適切な治療を受けることでストレスが解消され、皮膚のかゆみが改善する場合もありますよ!
原因2.アレルギーかも
卵アレルギーに小麦アレルギー…花粉症!悩まされている人も少なくないのではありませんか?アレルギーにはたくさんの種類がありますが、アレルギーが原因で皮膚のかゆみが起こる場合もあります。
アレルギー性皮膚炎と呼ばれる病気
そもそもアレルギーには、体の免疫機能が大きく関わっています。例えば風邪などの病気にかかると、体の中にウイルスや細菌などが侵入してきますよね。すると、体の中の免疫が病気のウイルスや細菌を異物とみなし攻撃します。アレルギーの場合も同じような現象が起こっています。ただし、アレルギーの場合は、花粉や小麦など体に対し害のない物質を異物とみなし攻撃してしまいます。そのため皮膚のかゆみや鼻水、咳などさまざまな症状が現れると言われています。
アレルギー性皮膚炎は、アレルギー反応が皮膚に現れた場合を言います。皮膚のかゆみや湿疹、赤みや腫れが見られることが多いです。時には痛みを伴う場合もあります。
よく見られるアレルギーの原因として、花粉やハウスダスト、卵や小麦などの食品、薬などがあります。
まずは医師に相談
アレルギーかも…と思ったら、まずは病院を受診しましょう。自分のアレルギーの原因物質をはっきりさせておくことが大切です。病院では血液検査やパッチテスト(アレルギー物質を肌に貼り反応を調べる検査)などを行い、アレルギーの原因を診断します。
アレルギー性皮膚炎の症状の程度によっては、薬を利用する場合もあります。かゆみや炎症を抑える飲み薬や、ステロイドを配合した塗り薬が処方される場合が多いです。また、できるだけアレルギー物質に接触しないよう注意して生活することも大切です。
原因3.アトピー性皮膚炎による皮膚のかゆみ
子どもにもよく見られるアトピー性皮膚炎。とてもメジャーな皮膚の病気にひとつなので、聞いたことがあるという人も多いのではないでしょうか?じつはかゆみがとても強い病気なのです。
皮脂が少なく乾燥肌の人は注意
アトピー性皮膚炎の場合は、肌が乾燥しやすいという特徴があります。肌の保湿に関わる成分はいくつかありますが、代表的なものが皮脂とセラミドです。アトピー性皮膚炎の人の場合、セラミドの含有量が少ないため肌が乾燥しやすいと言われています。
そもそも人間に皮膚は、外部からの異物の侵入を防ぐバリア機能を持っています。ところが、皮膚が乾燥しているとバリア機能がうまく働かなくなってしまいます。そのため異物の侵入や刺激を受けやすくなり、肌にかゆみや湿疹などの炎症が起こりやすくなってしまうのです。
アトピーは冷やすとかゆみが和らぐ!
アトピー性皮膚炎はかゆみが強い場合が多いです。特にかゆみは体が温まるとひどくなります。そのため、特にお風呂上りはかゆみが強くなる場合も多いです。とても辛いかゆみですが、じつは冷やすことでかゆみを抑えることができます! かゆみの強い場所を保冷剤で冷やしたり、冷たいタオルで冷やしたりするとかゆみが治まることが多いです。簡単にできて効果的なのでぜひ試してみてくださいね。
また、お風呂に入る時はできるだけぬるめのお湯につかるようにしましょう。室温もできるだけ低くしておくことをおすすめします。
生活習慣の改善
アトピー性皮膚炎は、生活習慣と大きく関係していると言われています。そのため症状を改善するためには、生活習慣の改善も大切なのです!いくつかご紹介させていただきますね。
まずはストレスを避けること。アトピー性皮膚炎はストレスで悪化しやすいと言われています。特に寝不足はよくありません。夜は早めに眠り、できるだけ疲れをためないように注意しましょう。適度に気分転換をはかり、気分をリフレッシュすることも大切です。
食生活の改善も大切です。できるだけ和食を食べるようにしましょう。和食は脂質が少なくとってもヘルシーです。さらに洋食に比べ野菜がたくさん含まれています。食事のバランスも良いので、必要な栄養素をまんべんなく摂ることができますよ!また、インスタント食品はできるだけ食べないようにしましょう。添加物が多く含まれているので、アトピーの症状が悪化する場合があると言われています。
こまめな掃除も大切です。アトピー性皮膚炎は、ダニやハウスダストで悪化しやすいと言われています。こまめに掃除機をかけ、部屋を清潔に保つようにしましょう。部屋の換気も定期的に行い、清潔な空気を取り入れるようにします。部屋の温度や湿度にも気を付け、乾燥しすぎないよう注意してください。特に寒い時期は空気が乾燥しやすいので、加湿を忘れずに行ってくださ。また寝具も清潔に保つことが大切です。晴れた日には布団を干し、布団に掃除機をかけダニやほこりを取り除きましょう。
簡単にできる内容も多いです。無理のない程度に少しずつ始めてみてはいかがでしょうか。
原因4.内臓疾患
内臓の病気が原因で皮膚にかゆみが出る場合もあります。特によく見られるのが肝臓と腎臓!とても大切な臓器です。この臓器が病気になってしまうと、症状のひとつとして皮膚のかゆみが現れる場合があるのです。
内臓が原因で生じるかゆみは「デルマドローム」
内臓に不調が起こると皮膚に症状が出る場合があるの。例えばかゆみとか…皮膚がざらざらしたり黒ずんだりとかね。
内臓が病気になることで起きる皮膚の症状のことを、「デルマドローム」と言うのよ。
内臓って…胃とか腸とかですか?たくさんありますよね。
デルマドロームが出る病気はたくさんあるの。例えば胃がんや肺がんとかの悪性腫瘍、糖尿病でも出ることがあると言われているわね。
でも特に出やすいのは肝臓と腎臓よ!
その通り!肝臓が病気になると肌とか白目とかが黄色くなる黄疸(おうだん)が現れることが多いの。あとは体がかゆくなったり、手のひらが赤くなったり…いろいろな皮膚の症状が現れるのよ。
腎臓の場合は、体に強いかゆみが出る場合が多いの。かゆみに耐えられなくて何度も掻いてしまうと、皮膚に湿疹ができてしまうこともあるのよ。
このように内臓が原因で起きるかゆみのことを「デルマドローム」と言います。皮膚のかゆみ以外にも症状が現れる場合がほとんどなので、自覚症状がある時は早めに病院を受診しましょう。
肝臓からくるかゆみ
この病気の特徴はとにかく強いかゆみ!夜眠れないほどかゆみが強いの。それなのにくすりがなかなか効かないのよ。
残念ながら有効な治療方法も無くて、対症療法が行われる場合が多いわ。例えば食事指導とかね。同時に骨粗鬆症とか高脂血症が見られる場合も多いから、薬の内服をする場合もあるわ。
症状が進行している場合は、肝臓の移植手術が選択される場合もあるのよ。日本では生体肝移植と言って、生きている人の肝臓の一部をもらって移植する手術が行われることが多いのよ。
このように、原発性胆汁性肝硬変は強いかゆみが特徴です。ただし症状には個人差があるため、もちろんかゆみがない場合もあります。気になる症状がある時は医師に相談してみることをおすすめします。
腎臓からくるかゆみ
そもそも腎臓ってどんな働きをしているか知ってる?
ところが腎臓に異常が現れると、この機能がうまく働かなくなるの。その結果体の中に老廃物がたまってしまうのよ。老廃物がたまることで体にかゆみが現れるの!
でも症状はそれだけではないわ。老廃物が体の中にたまり続けると「尿毒症」という状態になってしまう可能性があるの。
尿毒症になると体にさまざまな症状が現れるわ。例えば吐き気だとか貧血、手足がけいれんしたりとかね。放置すると命にも関わってくるのよ!
このように、腎臓に異常が起こるとかゆみが起こりやすいと言われています。保湿剤やステロイド薬などを処方される場合もあるので、指示に従って使用するようにしましょう。
原因5.ダニ
アレルギーの原因のひとつでもあるダニ!じつはダニに刺されることが原因でかゆみが現れる場合もあるのです。
ダニ刺されは赤い斑点が証拠!
ダニ刺されの特徴のひとつは赤い斑点です。ダニに刺されてから8~24時間後に0.5~1㎝程度の小さな赤い斑点が現れます。強いかゆみが長期間続くことが特徴です。ただし、見た目だけでダニ刺されを判断するのは難しいです。強いかゆみを伴う赤い斑点が出ている場合は、できるだけ早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
ダニに刺されやすいのは体の柔らかい部分
ダニは体の柔らかい部分を刺すことが多いです。脇や腕の内側、お腹や股など、服に覆われている部分を刺されることも珍しくありません。ダニはとても小さいので、服のすき間から簡単に侵入してしまうのです!
一方、蚊やアブなどの虫は腕や足などの服から露出している部分を刺すことが多いです。服に覆われた部分を刺された時は、ダニ刺されの可能性があることを頭に入れておきましょう。
掃除機や布団乾燥機でダニを撃退!
ダニはカーペットや畳などさまざまな場所に生息しています。中でもダニが繁殖しやすい場所のひとつが、毎日の睡眠に欠かせない布団です。布団には人の皮脂など、ダニのエサがたくさん付着しています。そのため春や夏のダニの繁殖シーズンには布団の中でダニが大増殖することも珍しくありません!
そんな恐ろしいダニを撃退するためには、掃除機や布団乾燥機が有効です。定期的に布団に掃除機をかけ、ほこりやダニを吸い取るようにしましょう。また布団乾燥機を高温モードで使用することで、ダニ退治をすることもできます。特に春や夏のダニの繁殖シーズンは、念入りにダニ対策を行うようにしましょう!
原因6.皮膚のかゆみは皮膚がん??
皮膚がんが原因でかゆみが出る場合もあります。数あるがんの中でも自覚症状が少ないことで知られる皮膚がん、どのような症状が現れるのでしょうか?
腰痛を伴う場合は要注意
皮膚がんはその名の通り皮膚に発生したがんのことを言います。皮膚がんは大きく3種類に分けることができ、日本人によく見られるのは基底細胞がんという皮膚がんです。顔や頭にできることが多いと言われています。初期症状が少ないので、がんが進行するまで気が付かない場合もあります。
皮膚がんが進行すると、骨やリンパ節へ転移することがあります。特に骨に転移した場合は強い痛みを伴うことが多いです。腰の周辺の骨に転移した場合は腰痛が見られることもあります。腰痛を抱える日本人は多いですよね。そのため腰痛があっても整形外科を受診するのみで、皮膚がんに気が付かない場合もあります。腰痛だけでなく2週間以上続く皮膚のかゆみを同時に伴う場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。
皮膚がんは自覚症状がほとんどない!
皮膚がんには自覚症状がほとんどありません!初期の段階では、黒っぽい吹き出物やシミのようなものが現れるのみで、痛みやかゆみはないことが多いです。そのため早期発見が難しく、がんが進行した段階で発見される場合が多いです。自覚症状が現れる段階では、皮膚がんが他の臓器に転移している場合も多く、治療は難しくなります。
突然ほくろやシミができた時やどんどんほくろが大きくなっていく時、皮膚やほくろのかゆみが治まらない時は、早めに病院を受診するようにしましょう。皮膚がんは早期の段階で発見することができれば、高い生存率が期待できるがんです。自分の皮膚の状態に気を配り、小さな変化も見逃さないように注意しましょう。
その他Q&A
皮膚のかゆみの原因についてご紹介してきましたが、肌のかゆみは色々な年代や場面で起こりうることですよね。かゆみに対しての質問にQ&A形式でお答えします!
子供が肌をかゆがるのですが…やっぱり皮膚科にかかった方がいいですか?
赤ちゃんや子どもは大人に比べて肌がデリケートです。そのため湿疹が出たり、かゆみが出たりすることも多いのですよ。
子供の肌にトラブルが起きた時に、皮膚科と小児科どちらにかかるべきか悩むママも多いですよね。小児科の医師は子どもの皮膚の病気の知識も豊富なので、まずは小児科を受診することをおすすめします。
夏になると肌がかゆくなります。何か対策はありませんか?
夏は汗をかきやすい時期ですよね。汗には塩分が含まれているのですが、この塩分によって肌荒れを起こしてしまう場合があります。その結果かゆみが出るのです。
汗をかいたときは、清潔なタオルでこまめにふき取りましょう。ボディソープや洗顔料はできるだけ弱酸性のものを利用し、肌荒れを悪化させないようにすることも大切です。ただしあまりにかゆみが強い時は無理をせず、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
突然蕁麻疹が出ました。どうすればいいですか?
蕁麻疹が出る原因はさまざまです。アレルギー反応でも出ますし、服の圧迫や気温の変化などで出る場合もあります。
蕁麻疹が出た時は、まず患部を冷たいタオルで冷やしましょう。冷やすことでかゆみを押さることができます。なかなか蕁麻疹が引かない場合は、皮膚科を受診し薬の処方をしてもらいましょう。状態によってはステロイド入りの塗り薬を使用する場合もあります。医師の指示に従って薬を使用するようにしてくださいね。
皮膚のかゆみの原因はこんなにたくさん!
いかがだったでしょうか。赤ちゃんから大人まで、幅広い年齢層に見られるかゆみ!長引くかゆみはとても辛いですよね。ご紹介したように、皮膚のかゆみの原因はさまざまです。ただし自己判断は禁物!必ず病院を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう!適切な治療を受けることで、劇的に症状が改善することも多いですよ。辛いかゆみが早く良くなることを祈っています!