グラブミットのお手入れについては「オイルを塗ればいいんでしょ?」と言われる方がよくいらっしゃいます。
そもそもお手入れとはなんでしょうか?
なんのためにするのでしょうか?
お手入れとは、例えばトレーニング後のクールダウンと同じで、良い状態で次を迎えるためにする準備だと思います。
道具を使って野球をする限りその道具は体の一部です。
グラブミットは手の延長です。自分と一緒にボールを追いかけるまさに"相棒"です。
道具を大切に扱うということは自分を大切にするということでもあるのです。
こう考えてみると、「オイルを塗ればいいんでしょ?」では不十分な気もします。では実際にどのようにお手入れするか(大切に扱うか)ですが・・・
もし今お使いのグラブミットが
・湿っている
・使い始めより重たくなった
・臭い
といった状態であれば、オイル類をやや塗りすぎている可能性があります。
なぜかというと、これらの特徴の原因は手からグラブミットに染み込んだ汗が、革に残りすぎていている油分のために抜け(乾き)きれないからです。汗の水分で湿ったままでその重さと臭いが残ってしまっているという状態なのです。
こうなってしまったら、グラブミットにオイル類を塗る回数を減らし、使わないときはバックやケースに入れたままにせずに風通しのいい場所に保管することです。
使用時は余裕があればこまめに手の汗をユニフォームなどで拭くという心がけも予防と改善になります。
逆に以下の画像のような状態になっていると、オイル切れが考えられます。
革がカサカサで赤丸部分のレースが切れそうです。もし試合の途中で切れたら大変困りますね^^;レースも適度にオイルを塗ることが大切です。
背面の色が落ちてます。オイルが切れているか落ちやすかったのでしょうか・・・
ちなみにこのグラブは前回の記事にもあった「少年野球のぺちゃんこグラブ」の例です。
オイルを塗るときは赤丸部分の「ヘリ革」も忘れてはいけません(画像のグラブはヘリ革は合成皮革)。
青丸の部分(平裏)は汗のせいか革のせいか経年劣化なのか、ひび割れています。
普段のお手入れで基本的には
・レザーローション(汚れ落としに使うもので、乳化性のものが多い)
・オイル(保湿のために使うもので、油性)
を使います。
レザーローションには汚れを落とす効果があります。
オイルは革を保湿する効果があります。
ですから、レザーローションとオイルは使い分けていただければと思います。
オイルだけしか使わなかったため油分が革に砂と一緒にこびりついて固まり、とても重くなっていたグラブを見たとき、お手入れを「オイルを塗ればいい」で済ませてはいけないなと思いました。
汚れを落とすのはレザーローションです(なるべく革にしみこまない、純粋に汚れを落とすだけの製品がいいです)。使用後砂ぼこりを落としたあと、レザーローションで汚れを落としていきます。汚れを残さずしっかりと拭き取ります。
オイルを塗る頻度ですが、これは何日に一回など決まりはありません(グラブによって革は違いますし)。
ここは自分の感覚で判断することになります。グラブとの会話です。
ポイントは革が乾く前に塗るということです。人の肌と同じです。
オイルも必ず拭き取り、余分に残さないことが大切です。
以上、お手入れについてでした。
より詳しい手順は
こちらのページの一番下の記事をご覧下さい。
もしこんな小さなことでもこだわっていただけたとしたら大変嬉しいです。
モノがいつでもどこでも手に入る時代についつい「使い捨て」になりがちですが、自分の道具を大切に扱い、こだわりや愛着を持ち、モノを大切にする気持ちが人それぞれいろいろなことにつながるのだと思います。
次はオイルやレザーローションについて記事にします。
どちらも最近やたらと種類が増えている気がします^^;