スピルリナとは?ユーグレナとの違いや期待できる7つの効果
スピルリナは、今話題のユーグレナ(ミドリムシ)と同じく微細藻類の一種で、約35億年前から地球上に生育しており、熱帯地方の塩湖の他の生物が生息できないような環境でないと育ちません。
ユーグレナよりも30年ほど前から大量培養に成功して食品化がされ、「スーパーフードの王様」、「最も完璧な食品」とも呼ばれていてじわじわと注目され始めています。
スピルリナとユーグレナの違いは?
同じ微細藻類の一種ですが、色や形、大きさなどは異なります。
中でも健康食品として摂取される場合に、疑問に思うスピルリナとユーグレナの違いのポイントとしては、やはり「含有している成分」、「消化吸収」といった所ではないでしょうか。
今回はその2点に特化して、ついてまとめてみました。
含有している成分
60種類以上の栄養素を含有。ビタミンやミネラル、γリノレン酸、アミノ酸バランスに優れた良質なたんぱく質を60%以上含んでいます。
またスピルリナの特有成分として、フィコシアニンという青色色素が含まれており、抗酸化作用による活性酸素の除去、免疫力アップ、抗炎症作用による痛み抑制の働きも期待できます。
59種類の栄養素を含有。ビタミン、ミネラルの他、DHAやEPAといった不飽和脂肪酸などバランスよく配合されています。
またユーグレナの特有成分として、パラミロンという余分な油や悪玉コレステロールといった不要物を取り込んでそのまま排出します。また二酸化炭素を大量に吸収したり、プリン体を摂取した際に吸収抑制の働きも期待できます。
消化吸収
細胞壁はなく、水溶性食物繊維・ペクチンが主体の薄くて弱い細胞膜で覆われているため、消化率が良く2時間で95%が消化吸収されるという実験結果があります。
スピルリナと同様に細胞壁はなく、細胞膜の成分や消化までの時間は公表されていませんが、93.1%が消化吸収されると言われています。
含有している成分、吸収率に違いはありますが、お互いに含有していない栄養素が含まれていたりと、どちらの方が栄養価が高いとは一概には言い切れません。
スピルリナに期待できる7つの効果
髪を強くする
良質なミネラルがたっぷり含まれているので、髪を丈夫にしたり、抜けにくい髪を作る効果が期待できます。ミネラルの中でも特に亜鉛は、日本人が不足しやすい栄養素で、発毛にも深く関わっています。
スピルリナには血行を良くする栄養素もあるので、髪まで必要な栄養が届きやすくなります。実際に髪のツヤが良くなったと感じる人もいるようですよ。
満腹感UPでダイエット効果
スピルリナは体の中に入ると水分を吸収して大きく膨らみます。食事の前にスピルリナを食べておくと、程よくお腹が膨らんでいるので食べる量を減らせます。スピルリナに含まれている必須アミノ酸には脂肪燃焼効果もあるので、痩せやすい体質作りにも役立ちます。
便秘改善
日本人女性は1/2の割合で便秘だと言われています。スピルリナは1割近くが食物繊維。食物繊維は腸の環境を整えて、便が柔らかくなります。水分を便に含ませるので便が大きくなり排便を促します。
生活習慣病の予防
スピルリナはたった4g程で、1日の緑黄色野菜の理想摂取量分のβカロテンが摂れます。βカロテンの効果は高い抗酸化作用。癌や心臓病、脳卒中などの原因と言われている活性酸素を取り除く効果があるのです。
美肌効果
活性酸素は肌の老化の原因にもなります。アンチエイジングでは活性酸素と、抗酸化作用はよく耳にするようになった言葉です。活性酸素は殺菌作用が高く、体を守るために必要なものですが、量が増えすぎると細胞にもダメージを与えてしまいます。
スピルリナでβカロテンを補給することによって増えすぎた活性酸素を減らすことができれば、肌の老化を防ぐことができます。
貧血改善
月経で定期的に血液を消費する女性は血液の材料になる鉄分が不足しやすくなります。急に動いたときにめまいがするなど、血液が足りずに貧血になってしまう女性は多いです。
スピルリナは、レバーよりも鉄分がたっぷり含まれていて、血液の材料となります。更に、スピルリナにはクロロフィルという葉緑素が含まれているのですが、クロロフィルは鉄分とよく似た構造をしているため、鉄分と同じく血液を作る原料にもなります。
免疫力UP
体の中に入り込んだ微生物や、壊死した細胞の残りを取り除くマクロファージ機能が向上するフィコシアニンという栄養素が含まれています。免疫力が上がる効果もあるので、アレルギーに対して強くなる効果が期待できます。
※動物実験によるデータで、スピルリナのヒトでの有効性について信頼できるデータはまた報告されていないようです。
スピルリナの凄い効果の理由
スピルリナの様々な効果を紹介しましたが、スピルリナそのものにこれらの効果があるわけではありません。様々な栄養素が体で働くことによって効果が現れてくるのです。
私たちの体は維持するために様々な栄養素が必要です。中には体では作られず、食品から補給するしかない栄養素もあります。毎日毎日食事でそれらの栄養素を全て網羅するのはとても大変ですよね。
スピルリナにはなんと50種類以上もの栄養素が含まれています。崩れやすい栄養バランスを手軽に補えるのが、スピルリナの最大の効果かもしれません。
スピルリナに副作用ってあるの?
スピルリナは、別途加工したりしておらず、100%自然食品となっていますので、薬のような副作用というのはありません。
ただ人によって体質は様々なので、ごくまれに好転反応による症状として現れたり、海産物に対するアレルギー反応として現れる恐れがあり、具体的には下記のような症状が報告されているようです。
- 熱っぽさ
- 喉の渇き
- 肌のかゆみと湿疹
- 腹痛・下痢・便秘
- フラフラとする
- 光過敏症
- 頭痛
- 胃の不快感
スピルリナの安全性は?
スピルリナは100%自然食品なので、安全性は高いです。
ただ注意したいのは、健康食品として購入する場合、原材料名にスピルリナとしか表示されていなくても、仮にスピルリナに重金属 (水銀、鉛、ヒ素、カドミウム)などの不純物や、肝臓に毒性のあるミクロシスチンなどの有害物質が混入している場合は危険性が高くなります。
実際にスピルリナ含有の健康食品から有害物質が検出されたという報告もあるようです。そのため、安全性が高いスピルリナの健康食品を購入したいのであれば、聞いたことがないようなメーカーの激安商品は購入せず、公的機関から製造許可の認定を受けている工場で製造されているのか、品質検査はされているのかを確認してから購入するようにしてください。
スピルリナの摂取量や摂るタイミングは?
スピルリナの摂取量の目安は、1日あたり2~6gとなっています。ただし商品によって摂取量の目安や摂り方などは異なりますので、各商品に記載されている量を守るようにしましょう。
あと摂るタイミングについては、薬などではないので特に決まりはありませんが、一気に摂るよりも複数回に分ける方が、体内でしっかりと栄養素を補えると思いますので、ライフスタイルに合わせて色々試してみてください。
スピルリナの商品の種類は?
スピルリナの健康食品の種類には、主に錠剤タイプと粉末タイプの2種類があり、人によって好みはありますが、個人的には錠剤タイプがおすすめです。
錠剤タイプ
- 1日の目安量を水などで流し込むだけなので、手軽に摂ることができる。
- 商品によっては余計な添加物が含まれている場合がある。
- 1日の目安量が20粒~30粒前後と多い。
粉末タイプ
- 色々な料理や飲み物に混ぜて摂ることができる
- 水などで割ると味や匂いなどで好みが分かれる。
- 多少手間がかかるので毎日摂るとなると困難な場合がある。
ただメタボー的には、錠剤タイプのデメリットに関しては、添加物が含まれていない原末のみの商品を選べば解決しますし、1日の目安量の多さも、数回に分ければそこまで摂りにくいということもなくなると思いますので、錠剤タイプがおすすめですね。
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