Vol.5 糖質ダイエットで、糖尿病も癌も治る!?
糖質をとらなければ、糖尿病にならない。それどころか、あらゆる現代病にならない。歯槽膿漏から癌まで、すべての病気に可能性がある。要約すると、このような内容が、本には書かれていました。癌に効果があるというのは、本当ならばとても心強いですね。
「そうですね。もっと言うと、例えばエスキモーのイヌイットという部族はアザラシの肉などを主食にしていて、癌という病気はまれだったんですが、あるときにパンが入ってきてから、癌になる人が増えたそうです。日本でも、若者がピザやハンバーガーを食べはじめた頃から、急に癌になる人が増えています。今やヨーロッパ人よりも癌になっている人が多いという事実が統計に出ているんですね」
癌は本当に怖いです。わたしの友人にもたくさんいます。1人は、早期に発見できたものの、とても辛い治療を今も受けていますし、別の友人は、51歳という若さで命を落としました。女性はまず乳癌になる人がとても多いですし、現代では、2人に1人は癌が発生するとも言われています。それを思うと検査のたびに気が気じゃないです。
「現代病のもっとも恐ろしいものが、癌だと言えると思います。ご紹介した本の中には、癌の餌は糖質であると書かれています。もしもそれが事実なら、完璧な糖質ダイエットをすることによって、癌の恐怖が回避されることになります」
兵糧攻めにするわけですね。たとえば癌細胞が発生しても、糖質をシビアに制限することで癌細胞が生き延びられず、減ってくる可能性もあるかもしれません。
「医食同源という考え方があります。野菜をたっぷり食べることによって、ビタミンミネラルを摂取することができて、キラーT細胞など身体に害を与える菌をやっつける抵抗力が備わる、という考えを、ぼくは若い頃から持っていました。当時、癌を治療する民間療法で、ゲルソン療法というのがあるのを知り、癌になったらやろうと思って本を買ったんです。癌になったら読もうと思っているので、幸い、20年以上まだ詳しく読んでいません」
これは知っておきたいので、ちょっと調べてみました。マックス・ゲルソンという、ドイツの医学博士が開発した方法ですね。びっくりしたのですが、すべて食事療法なんですね。
「そうですね。ゲルソンは、シュバイツァーが『医学史上の大天才』と褒めたたえたほどの博士です。日本ではあまり知られてないのですが、昔から癌の多い欧米では、とてもよく知られた療法のようです。実際に、ゲルソン療法で癌を治した人が、何千人もいるそうですから」
ゲルソン療法を要約すると、癌の原因になる食品をとらないようにして、自然な食物の持つ様々な栄養をバランスよく摂取すること。人間が本来持つ自然治癒力を高めて、病気を治す、あるいは病気にならない身体にする、ということでした。
「この療法については、身近にも回復した例があります。昔からサテンドールに来ておられるお客様なのですが、ある日店にいらして、いま病院の帰りだが、医師に『あなたは余命3カ月です』と宣告された、とおっしゃるのです。それを聞いてぼくはショックを受けてしまい、すぐに本屋に飛んで行きました。ゲルソン療法の本を買って、よかったら試してみてくださいとお渡ししたんです。そのまま連絡はありませんでしたが、1年後、そのお客様が突然来店されたんです。彼は、『もう死んだと思ったでしょ』と、にっこり笑っておっしゃいました」
癌を克服されたんですね! ゲルソン療法を実行されたのでしょうか。
「お話をお聞きしたところによると、そのお客様は元ホテルマンで、奥様の実家が経営する埼玉の幼稚園を手伝っておられたようです。ですが、すぐに家を出て一人でアパートを借りて、ゲルソン療法を始められた、ということでした。食事については、細かくいろいろあるようですが、それは読んでいただきたいと思います。それにしても、ぼくも、本を渡したときは藁にもすがる思いでしたが、お客様はその何百倍もそういう気持ちでいらっしゃったのだと思います」
きっちりと実行されたこと、ただただ尊敬します。回復されて、本当によかったです。食事というのは大切なんですね。
「そうですね。すでに癌になった方、進行している方も、治る可能性があることをぜひ知っていただきたいと思い、このお話をしました」
糖質断ちは、ゲルソン療法とは若干方法は違いますが、かなり希望がありそうですね。
「今ぼくがやっている糖質ダイエットは緩やかですから、少しずつでも、癌の餌を毎日与えていることになり、癌になる可能性がないとは言えません。そこで考えました。年に一度、まったく糖質を絶つ日を何日か作り、癌細胞を殺します。食事はできるわけですから、断食ほど辛くはないはずです。その期間がどれぐらいなのかは、わかりません。毎日数千個できるという癌細胞ができなくなったり、もうすでに癌化している細胞が糖質絶ちをすることで縮小していく様子を観察できれば、ある程度目安を知ることができます。もちろん、これはすべて癌細胞が糖質を餌にしているということが大前提です」
これはもう、できるだけ糖質を絶つしかないです。心底、そう思います。
「そうですね。もっともっとどんどん研究をすすめてくれることを願っています」
癌についてはまだはっきりしていませんが、糖尿病については、糖質制限をすることで実際に結果が出ていますね。
「糖尿病の例では、ぴったりの方がいますよ。ぼくが、神戸から東京へ来たとき、最初に住んでいた青山の近所におられた林さんという方です。長年大手商社に勤務され、その後数社関係会社の役員を務められ、現在は趣味のビンテージカーのレストアーにあけくれる毎日を過ごされてるのですが、知り合ってから数えると、もう30年来のお付き合いになります。今年の1月7~9日に行った『マリーンライヴinセブ』にご夫婦でご参加いただいて、そのときに本をご紹介しました」
今から3か月前ですね。
「ぼく自身、ふだんは忙しくてなかなか本も読めませんので、その際に糖質関係の本を2冊持って行ったのですが、帰りの飛行機で興味を示されたので、お貸ししたんです。すると、ここが林さんの素晴らしいところで、帰国の翌日には同じ本を買われ、すぐ実行されました。結果、4日後には2キロ減り、さらに1カ月後には7キロ減。167センチ、70キロであった体重が63キロになったそうです。見た目もずいぶんすっきりして、店に報告に来られたときには驚きました」
それは順調ですね!
「体重もですが、大切なのはここからです。林さんはじつは数年前から糖尿病を患われ、ずっと薬とインシュリンを投入されている状態だったそうです。本には、糖質ダイエットを始めると同時に、それまでの治療や投薬を一切をやめるようにと書かれています。それを実行されたんです。信じなければできないことで、非常に危険を伴いますが、すごい決断力だったと思います」
それは……大変なことですね。数値のほうはどうだったんでしょうか。
「結果として、血糖値の数値は一ヶ月もたたないうちに下がりだし3ヶ月後の現在では正常値になっていたそうです。当初は治療を受けている医師には内緒でやったそうですが、目まぐるしい回復に、その医師も驚いていたそうです。医師はあまりの体重変化を心配し、血液検査による癌をチェックされ「何事も無くて良かったね」と後で言われ林さんは驚いたそうです(笑)
そのお医者さんのことを考えると複雑ですが(笑)、でも本当によかったです。
「林さんの場合は、お酒も飲まず、料理も自分で作るので、糖質を5g以内に抑えるスーパー糖質ダイエットを30日、徹底的に続けられました。自分自身が成功したことに非常に喜びを感じ、友人にもすすめて輪が広がって、今では20人にも上っているそうです。次回はぜひ、林さんにお話をお聞きしましょう。データも見せていただけるそうです」
それはぜひお願いします。お聞きして、皆さんにお伝えしたいですね!