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あなたの家のエキストラバージンオリーブオイルは本物?実はエキストラバージンオリーブオイルの偽装は世界中に蔓延していて、スーパーに並んだものの99%が偽物だと言われています。ではどうすれば本物を手に入れられるのか、見分け方をお教えしましょう。

最高峰のオリーブオイルは偽物だらけ

少し前からオリーブオイルの健康・美容効果が話題となっていますね。その最高峰であるエキストラバージンオリーブオイルを選んで買い求める人が増えているそうですが、そこでひとつ質問です。あなたが使っているそのオイル、本物だと自信をもって言えますか?

というのは、エキストラバージンオリーブオイルには偽造品がとても多いから。誇張もありますが、スーパーの棚に並んだエキストラバージンオリーブオイルの半分以上は偽物だ、なんて話もあるくらいです。

エキストラバージンオリーブオイルの偽造には長い歴史があり、ルネサンス期のヨーロッパでオリーブオイルの品質・用途ごとの区分けが行われるようになった頃にはすでに不正があったといわれています。

その手口は巧妙で、ある国では政府関係者まで抱き込んで偽装を黙認させるネットワークができあがっているとか。

でも、安心してください。エキストラバージンオリーブオイルとはどういうものかを知り、見分け方を覚えれば、高い確率で本物を買えるようになりますよ。

3種類のオリーブオイル

IOC(国際オリーブ協会)では、オリーブオイルを以下の3種類に区分しています。

●バージンオリーブオイル
●複製オリーブオイル
●オリーブオイル

この中でもっとも品質が高いのはバージンオリーブオイル。オリーブの果実を搾ってろ過しただけの、科学的な処理を一切用いずに抽出されたオイルです。

そして、その中でも本当に一部のオリーブオイルだけが、エキストラバージンオリーブオイルの表示を許されています。

日本で偽物が多く出回るわけ

実は、日本の市場にはほかの国よりも多くの偽物エキストラバージンオリーブオイルが出回っています。どうしてそのようなことになっているのかというと、エキストラバージンオリーブオイルの基準が世界と日本で異なるから。

オリーブオイルを市場に流通させている多くの国が参加しているIOCに、日本は加盟していないのです。

世界の国々がIOCの基準によってオリーブオイルを区分けして販売している中、日本だけはJAS(日本農林規格)の基準に合わせてオリーブオイルを区分けしています。

エキストラバージンオリーブオイルに関して、2つの基準のもっとも大きな違いは酸度。IOCの基準が酸度0.8%以下(100gあたり)のオイルだけをエキストラバージンオリーブオイルと認定しているのに対して、JASの基準は2.0%以下(100gあたり)。それ以外はピュアオリーブオイルに分類されています。

これが原因で、世界基準に満たない品質のオイルが、さも本物のようにエキストラバージンオリーブオイルの名を冠して販売されているのですね。

本物のエキストラバージンオリーブオイルの選び方

では、エキストラバージンオリーブオイルを購入するとき、どんなことに気をつければ本物を手に取れるのでしょう。

1. 遮光性のボトルに入ったものを選ぶ

オリーブオイルにとって光は大敵。太陽光どころか蛍光灯の光ですら劣化が進んでしまいます。

誠実な生産者なら、わが子のように大切なエキストラバージンオリーブオイルの品質を守るため、濃い色をつけたビンにボトリングしているはず。色の薄いビンやプラスチックのボトルのオイルは避けた方がよいでしょう。

2. オーガニック認証マークの有無

化学肥料や農薬を使わずに生産されたと商品だと保証するのがオーガニック認証マーク。国ごとにマークは異なるようですが、ボトルにこれがあるようなら本物の可能性が高くなります。

3. 酸度が0.8%以下であるかチェック

IOCが定めるエキストラバージンオリーブオイルの基準は酸度0.8%以下。手に取ったオイルのボトルにこの表記があるかどうかをチェックしてください。英語表記だと、acidやacidityという表記があるでしょう。

4. 価格を見る

1本のオリーブの木から採取できるオリーブオイルはわずか20kg。エキストラバージンオリーブオイルの認定を受けられるオイルはその中でもほんのひと握りです。

それだけ希少なオイルを安く売るにはかなりの企業努力が必要で、そのような商品はごくわずか。より確実に本物を買いたいなら、1mlが3円以下のものは買わない方がいいかもしれません。

5. ラベルの情報を確認する

最低限、収穫時期、原産国(地域)、オリーブの品種についての記載がされていなければ、そのオイルは偽物であると判断しましょう。

6. コールドプレス製法で作られているか

高音で抽出されたオイルは栄養成分が少なく、トランス脂肪酸が発生している可能性も。非加熱か30度以下の低音で処理されたものを選ぶようにしてください。

7. テイスティング

購入する場所によっては味見をさせてもらえます。本物のエキストラバージンオリーブオイルはオリーブの果実を搾っただけのもの、つまりジュースなので、果実味が強く、サラッとしていてさわやかです。

本物の味を知り、テイスティングを心がければ、偽物を買ってしまうことはないでしょう。

8. 品評会での受賞歴のあるオイルを選ぶ

テイスティングをさせてくれるお店はそれほど多くありません。もし断られてしまったら、国際エクストラバージンオイル品評会(OLIVE JAPAN International Extra Virgin Olive Oil Competition)での受賞歴があるものを選ぶようにしてください。

オリーブオイルのプロであるオリーブオイルソムリエたちが選び抜いたオイルですから、まず間違いなく高品質な本物のエキストラバージンオリーブオイルであるはずです。

おすすめのエキストラバージンオリーブオイルはこちら

以下の2ブランドのオイルは、国際大会での受賞歴もある確かなエキストラバージンオリーブオイルです。こうしたオイルなら、あなたをがっかりさせることはまずなさそうです。

ゾットペラ

オリーブジャパン国際エキストラバージンオリーブオイルコンテストで5年連続金賞以上を受賞しているオイルです。2013年には最優秀賞に輝き、その品質を疑う余地はありません。

特徴は、独特なパンチのある香りと口に広がるフルーティーな味わい。焼きたてのバケットにつけたり、ホワイトバルサミコと合わせてドレッシングにしたりするとおいしいといいます。

マシニシャ

100%自家栽培のオリーブで作られたエキストラバージンオリーブオイル。国際大会での受賞歴も多く、品質は確かです。原料のオリーブはチュニジア産の品種、シェトウイ種。光沢のある黄色が美しい、ハーブのようにさわやかな香りがするオイルです。

オリーブオイルの使い分け

エキストラバージンオリーブオイルを無事に買えたらさっそく料理に使ってみましょう。ただし、このオイルは加熱には向きません。加熱調理をするときは通常のオリーブオイル、日本の区分けでピュアオリーブオイルと呼ばれているオイルを使用してください。

なぜかというと、エキストラバージンオリーブオイルはピュアオリーブオイルよりも香り成分が多く、低い温度で発煙してしまうから。お鍋に入れて加熱したとして、170度を超える頃にはかなりの煙が出てきます。

エキストラバージンオリーブオイルはぜひ生のまま、たとえばサラダやマリネ、ドレッシングとして使うようにしてください。

おわりに

本物のと偽物では、味も香りも美容・健康効果もまったく違います。食を楽しみながら健やかな体を手に入れたいというあなたは、ぜひこだわりにこだわって、本物のエキストラバージンオリーブオイルを手に入れてください。

一度その風味を味わったなら、偽物でもいいとはとても思えなくなるはずですよ。
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