| プラセンタとは、「胎盤」の英語名(PLACENTA)。 受精卵の一部が胎児となり、それ以外が胎盤となります。プラセンタの役割は、胎児と母親を結ぶところに位置し胎児の各種臓器を代行することで、母親から供給される栄養分を胎児に運び、胎児の排泄物を母親の体に渡す役割があります。 プラセンタには、ホルモン分泌するほか、毒物などの物質の侵入から胎児を守る免疫機能の働きがあります。着床した受精卵(1g)がわずか10ヵ月でみごとな赤ちゃんに成長するのは、胎盤の働きによるところが大きく、その役割を果たす期間は短いものの、プラセンタはまさに万能臓器と言っても過言ではありません。 |
プラセンタエキスの成分には、アミノ酸、ミネラル、ビタミン、タンパク質、糖類、核酸関連物質、酵素、活性ペプチド、グロスファクター(成長因子)などが入っています。 下記以外にも色々な成分の存在が認められており、特に最近は微量で非常に生理作用の強い各種成長因子(グロスファクター)の存在が確認されています。 |
| アミノ酸 | ロイシン、リジン、バリン、スレオニン、イソロイシンなどの必須アミノ酸を始め、グリシン、アラニン、アルギニンなど数10種類のアミノ酸 |
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| ミネラル | カルシウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リン、亜鉛、鉄 |
| ビタミン | ビタミンB1、B2、B6、B12、C、D、E、ナイアシン |
| タンパク質 | アルブミン、グロブリン |
| 糖類 | グルコース、ガラクトース、ショ糖、ムコ多糖類 |
| 核酸 | DNA、RNA及び代謝産物 |
| 酵素 | アルカリホスファターゼ、酸性ホスファターゼ、ヒアルロニダーゼ、アデノシン三リン酸など55種類の存在が認められている。 |
| 活性ペプチド | 薬理活性中心の活性ペプチドが数多く認められている。 |
| グロスファクター(成長因子) | HGF、NGF、EGF、FGF、CSF、IGFなど |
プラセンタエキスにはさまざまな美容作用があります。お産婆さんの手がきれいなのは、胎盤やへその緒などを幾度も触っているからだと考えられています。プラセンタエキスを直接肌に触れることによっての美容作用を紹介します。
プラセンタエキスは皮膚の本来保持する生理機能を高めることにより新しい皮膚を作ります。
| 抹消血流増加作用 | 直接血管、心筋、子宮などを作っている平滑筋に作用して、抹消血管の収縮力を高め、皮膚の血行を良くすることで細胞に栄養を補給し、老廃物の除去をスムーズにします。 |
|---|---|
| 皮膚組織呼吸促進 | 皮膚組織呼吸の酸素消費量を10~20%増加させ、皮膚組織代謝を促進させます。 |
| 細胞増殖再生作用 | 直接細胞のエネルギー代謝過程に細胞栄養素源として取り込まれて細胞を賦活します。切り傷、火傷、ニキビ、ただれなどの治癒を早め、皮膚を滑らかにし、傷痕を残さないようにします。 |
| 結合組織新生作用 | 可溶性コラーゲンを生成するなど、結合組織の新生を助けることで、新陳代謝を促進します。 |
| 組織代謝機能促進 | 皮膚組織細胞のタンパク体アミノ酸代謝を改善させ、表皮の角質形成を正常にし、滑らかな肌にし、低下した汗腺、皮脂などの分泌腺の機能を高め、新陳代謝を活発にします。 |
| 保湿作用 | アミノ酸、ペプチド、DNAなどが角質層の水分を保持し、潤いのある肌を保ちます。 |
| 抗炎症作用 | 日焼けによる熱、紫外線などの外界からの刺激による皮膚の炎症を鎮めます。 |
| 抗アレルギー作用 | 異物が体内に侵入した場合、正常よりも敏感な反応を示し、組織障害を引き起こすことをアレルギーといい、これを抑えます。 |
| 美白作用 | チロシナーゼ活性を抑制することにより、シミの原因になるメラニン生成を抑える作用があります。ビタミンCなどより安定性と持続性があります。 |
| 活性酸素除去作用 | コラーゲン生産能を低下させ、シワ、シミなど皮膚の老化現象を招く活性酸素を除去します。 |
| 免疫増強作用 | 白血球、リンパ液を増殖させ、免疫力を高めます。 |
プラセンタエキスには、多くの研究者によって様々な薬理作用があることが確認されています。
| 自律神経調整作用 | 自律神経のバランスを整える | 強肝・解毒作用 | 肝臓の働きを強める |
|---|---|---|---|
| 基礎代謝向上作用 | 基礎代謝の向上、新陳代謝の活性化で細胞や器官、臓器の活動を活性化させる | 免疫賦活作用 | 免疫カを強化し、抵抗カを高める |
| 抗炎症作用 | 炎症を抑え壊れた組織の修復を促進する | 内分泌調整作用 | 内分泌系のバランスを整え・ホルモンバランスを調整する |
| 活性酸素除去作用 | 活性酸素を除去し酸化を防ぐ | 血行促進・造血作用 | 造血組織を刺激し血流を良くする |
| 細胞賦活作用 | 細胞の代謝を促す | 呼吸促進作用 | 呼吸を促す |
| 血圧調節作用 | 血圧を調節する | 疲労回復作用 | 疲労の回復を促す |
| 抗突然変異作用 | 突然変異を抑える | 創傷回復促進作用 | 損傷した組織の修復を促す |
| 抗アレルギー作用 | アレルギーを抑える | 体質改善作用 | 体質の改善を促す |
| 乳汁分泌促進作用 | 妊婦の乳汁分泌を促す | 精神安定作用 | 精神を安定させる |
| 食欲増進作用 | 食欲を促す |
| 肺臓(呼吸作用) | 子宮内において呼吸のできない胎児に代わって、母親の血液の中から酸素を取り出して胎児に供給し、胎児から排泄される炭酸ガス(二酸化炭素)は母親の血液に送られます。 |
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| 脾臓(免疫作用) | 免疫細胞(マクロファージ)の活性を高めます。まだ自分では抵抗力を持たない胎児に対して、病原菌や毒素などの異物が侵入しないようにします。 |
| 肝臓(代謝・解毒作用) | 胎盤中に数多くの酵素が存在し、胎児の成長に必要なタンパク質の代謝、有害物質の解毒を行います。 |
| 腎臓(排泄作用) | 胎児の老廃物を処理し、母体の血液中に送り出します。 |
| 脳下垂体・卵巣(内分泌作用) | 胎児の発育や出産に使われるホルモンを作ります。胎児だけでなく母体のホルモンコントロールも行います。妊娠初期は、妊娠を維持するホルモンとして絨毛性性腺刺激ホルモンを作り出し、中期から後期にかけては女性ホルモンを作り出します。 |
| Q.プラセンタって何? |
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プラセンタは英語で胎盤のこと。胎児の発育に必用不可欠なものです。1個の受精卵をわずか10ヶ月程度で平均3kgにまで育て上げるための各種栄養素や生理活性物質を蓄えている組織です。その潜在力は、医薬治療分野をはじめ、化粧品や健康食品など様々な日常生活に浸透しています。 |
| Q.プラセンタは昔から使われているの? |
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プラセンタの歴史は古く、それは紀元前4世紀にヒポクラテスが紹介したことに始まります。また中国では、約 4千年前に「紫河車」という名で産後の回復や滋養強壮、末期症状の蘇生薬として使用されたと記録されています。そして日本でも、加賀の三大秘薬の一つである「混元丹」に不老長寿の薬として使われていました。 |
| Q.プラセンタにはどのような美容効果があるの? |
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プラセンタには栄養成分であるアミノ酸や、皮膚の弾力やみずみずしさを保つ成分であるコラーゲン、ヒアルロン酸、そして皮膚細胞を若返らせて細胞増殖を促進させるグロースファクターなどが含まれています。これらの有効成分が効率的にお肌に浸透することで、保水力と新陳代謝の活性化、シミ・ソバカスの原因となるメラニンの排除が効果的に行われ、潤いとハリ、そして美白効果を生みだすのです。 |
| Q.プラセンタは健康にもいいって本当? |
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プラセンタの最大の特徴として「自然治癒力」の増大があります。胃が重い、肩がこる、頭痛がする、貧血、冷え性、不眠、めまい、どうき、体がだるいなどの体の不調は、本来誰にでも備わっている「自然治癒力」の低下が考えられます。「自然治癒力」が低下している状態では、栄養剤の効果もあまり期待できないのが実情です。プラセンタはその「自然治癒力」を増大させ、体の不調を慢性化させない自然薬として注目を集めています。また、その副作用の少なさから肝炎と更年期障害の適応症として厚生労働省から許可されている医薬品でもあります。 |
| Q.プラセンタの効果はどれも同じ? |
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プラセンタに対する評価は、年々高くなっており、化粧品や健康食品として数多く商品化されています。しかし中には、濃度が薄いものや、分解方法によっては有効成分が少ないものもあり、その効果は商品によって差があるのが現状です。成分表示の明記や使用用途がはっきりしている商品を選ぶのが得策といえるでしょう。 |