トレチノイン・ハイドロキノン療法
こんなシミに
トレチノイン・ハイドロキノン療法は紫外線や加齢に伴い目立ってきた、お顔のシミや肝斑、ソバカスなど、表皮にあるシミに有効です。残念ながら、真皮には作用しませんので、深いところにあるシミには効きません。ソバカスや肝斑のように見えて実は真皮に存在するシミもありますので鑑別が大切です。 体にトレチノインを使用すると効果よりも副作用の方が大きく出やすいので、体のシミはハイドロキノンのみをおすすめしています。
トレチノインについて
トレチノインは難治性ニキビの治療薬として米国で認可された後、シミやシワなどの紫外線による皮膚の老化にも効果が認められ、多くの患者さんに皮膚の若返り治療薬として使用されています。 トレチノイン(レチノイン酸)はレチノールやレチナールと同じくビタミンAの誘導体で、ビタミンAの活性本体です。生理作用はレチノールの100倍あります。
トレチノインの皮膚に対する作用
角質を剥がす
表皮の細胞分裂を促進し、皮膚の再生を促す
皮脂腺の働きを抑え、皮脂の分泌を抑える
真皮のコラーゲンの生成を促し、タルミや小ジワを改善する
表皮内でヒアルロン酸などの分泌を高め、皮膚をみずみずしく保つ
レチノイド反応
トレチノインは、どんどん角質を剥がすため、レチノイド反応が生じます。赤み・乾燥・ひりひり感・粉がふくような皮むけなどの症状です。この反応は薬が良く効いている証拠です。2週間以上経過して肌がトレチノインに慣れてくると治まりますし、使用を中止すれば治まります。強すぎる反応は、逆に炎症後色素沈着というシミを作ってしまうため、すぐに使用を中止して受診してください。
CDトレチノインとは
CDトレチノインとは、シクロデキストリン(環状オリゴ糖)でトレチノインを半分包んだもので、トレチノインを安定化させると共に、通常のトレチノインと同等の効果を維持しつつ、レチノイド反応を少なくしたものです。
水性ゲルトレチノインとは
同じ濃度のトレチノインでも、基材によって皮膚浸透性が大きくかわります。クリーム基材のものが一般的ですが、水性ゲル基材が最も皮膚浸透性がよく、効果的です。
但し、水性ゲルは劣化しやすい基材です。必ず冷蔵庫で保管して下さい。長期経過したものは濃度も一定ではなくなりますので、使用期限は1ヶ月です。1ヶ月経過したものは破棄してください。
トレチノインの安全性について
催奇形性の可能性が否定されていませんので使用中は避妊が必要です。妊娠中・授乳中の方も使用できません。
そけい部や乳輪、腋窩などの生理的色素沈着は、脱色してもすぐに再発する上、体の皮膚は顔よりも高率で炎症後色素沈着が生じますので、当院では体にあるシミへの使用はお勧めしていません。体にはハイドロキノンのみが良いでしょう。
ハイドロキノンについて
出来てしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療法です。
開始3日目位からレチノイド反応が出てきます。きれいな肌に入れ替わるまでの3ヶ月間継続します。
どちらの製剤も表皮までしか作用しないので、真皮にあるシミには効果はありません。また、メラニンがなくなってもメラニンを作る細胞はそのまま残っていますので、いずれ再発します。再発予防のためにはハイドロキノンを続けてご使用ください。
ハイドロキノン アレルギーテスト
2日間、朝晩の2回、肘の内側などの目立たないところに1円玉大に塗ります。通常は何も生じませんが、赤くなる、かゆくなるなどの反応があった方は、今後ハイドロキノンは使用できません。
ハイドロキノンの安全性について
ハイドロキノンは、不可逆的作用で白斑を生じるハイドロキノンモノベンジルエーテルとは別物です。現在まで白斑は報告されていません。
しかし妊婦、授乳婦の使用に際しての安全性は確立していませんので当院では使用をお勧めしていません。
トレチノイン・ハイドロキノン療法
出来てしまったメラニンを追い出す作用のトレチノインの上に、メラニンの新生を抑制するハイドロキノンを重ね塗りし、メラニンの塊であるシミを取り除いて薄くする治療法です。
開始3日目位からレチノイド反応が出てきます。きれいな肌に入れ替わるまでの3ヶ月間継続します。
どちらの製剤も表皮までしか作用しないので、真皮にあるシミには効果はありません。また、メラニンがなくなってもメラニンを作る細胞はそのまま残っていますので、いずれ再発します。再発予防のためにはハイドロキノンを続けてご使用ください。
使用方法
Step.1
患部よりはみ出さないように、トレチノイン水性ゲルを極薄くつけます。
Step.2
5分ほど放置してから、ハイドロキノンクリームを患部よりやや広めに極薄くつけます。
Step.3
保湿・遮光を徹底したスキンケアとメイクをしてください。
トレチノイン・ハイドロキノン療法の流れ
1ヶ月目
トレチノイン・ハイドロキノンの両方を1ヶ月塗布
2ヶ月目
トレチノインは休薬、ハイドロキノンのみ継続
3ヶ月目
新しいトレチノインで再開
※1ヶ月終了後トレチノインは破棄してください。
ビタミンA美肌スキンケア
マイルドに効果を出すトレチノイン・ハイドロキノン療法です。強いレチノイド反応が困る方にお勧めです。低濃度でクリームタイプのトレチノインや他種のビタミンAを低刺激・高保湿のセルニューの基礎化粧品とラインでお使いいただき、毎日のスキンケアを美肌治療にかえます。妊娠・授乳中の方でも使えるビタミンAの美肌スキンケアラインもあります。
ベーシックケア(基本のお手入れ)
メイク落とし
セルニュー
クレンジングジェル
落ちにくいメイクや毛穴の汚れをしっかり落とします。
洗顔料
セルニュー
ウォッシングクリーム
弾力のある泡でやさしく洗い、しっとりみずみずしいお肌に。
保湿化粧水
セルニュー
モイスチュアローションEX
しっかりうるおいを抱え込み、みずみずしくハリのあるお肌に。
CDトレチノインクリーム
ビタミンAの活性本体
CDトレチノインクリーム
最強の美白剤
さらに効果を得られたい方、妊娠中・授乳中の方はこちらのセットをご使用ください。
ビタミンAジェル
ビタミンAの活性本体
8.5%VCスティック
最強の美白剤
保湿乳液
セルニュー
モイスチュアミルクEX
うるおいをしっかり守り、みずみずしくなめらかなお肌に整えます。
日焼け止めクリーム
セルニュー
UVクリーム
UVA波を強力カット。
スペシャルケア(目的に合わせて選択)
石けん
スキンピールバー
AHA(サンソリット)
スキンピールバー
ティートゥリー(サンソリット)
化粧水
ピーリングローション
ふき取り化粧水。
美容液
アスタキサンチン
配合ジェル
抗酸化剤でお肌にハリを。ニキビ・ニキビ跡にも。
肌解析に使用する設備
肌解析写真
(ロボスキンアナライザー)
3ヶ月目が終了した時点で、解析写真(\500)で効果を確認しましょう。
効果に対する疑問や不安を解消できます。
ロボスキンアナライザーで写真撮影をすれば、肌の色に混じって目立たない薄い肝斑でも一目瞭然。美白治療は、毎日鏡をみていると、以前の記憶があいまいになり、どれくらい改善しているかわからなくなってしまいます。ロボスキンアナライザーは同じ条件での撮影が可能ですので治療開始前と治療開始後に撮影し、治療効果を評価します。
※お顔の施術をご希望の方は必ず受けて頂きます。洗顔してからの撮影です。
注意していただくこと
- 効果には個人差があります。
- トレチノインは塗り広がるため、塗っていないはずの箇所にもレチノイド反応が生じることがあります。
- 治療中は皮膚への刺激や摩擦(顔そりやスクラブ洗顔など)を避けてください。
- 治療中は保湿・遮光を徹底してください。
- 治療中は避妊が必要です。
- むけてきた皮を自分でめくらず、自然にはがれるのを待ってください。
- 1ヶ月以上経過したトレチノインは濃度が不安定になっていますので使用しないでください。