唐辛子に含まれる辛み成分「カプサイシン」。最近、このカプサイシンを摂りながら運動することによって脂肪燃焼し、スリムな身体を実現するカプサイシンダイエットが注目されています。
「辛いものを食べると汗をかくから痩せる気もするけれど本当にダイエットできるの?」と嘘ではないかと疑問に思っても無理もありません。
ここでは、カプサイシンダイエットの効果とやり方、メリットやデメリット、致死量になる摂取量などの注意点についてご紹介します。
カプサイシンダイエットとは?
カプサイシンダイエットとは、カプサイシンを摂取した後に有酸素運動をすることによって、カプサイシンの「脂肪を分解する」働きと有酸素運動の「脂肪を燃焼する」働きの相乗効果で効率良く痩せるダイエット法です。
辛い食事やサプリメントでカプサイシンを摂取するだけで運動をしなければ、分解された脂肪が燃焼されずに元の脂肪に戻るためダイエット効果を期待できません。カプサイシンに有酸素運動を組み合わせることが不可欠です。
カプサイシンダイエットの効果
どうしてカプサイシンと運動を組み合わせると有効なのでしょうか。ここでは、メカニズムと効果についてご説明します。
カプサイシンが小腸で吸収され血液として脳まで運ばれると、アドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されると次のような作用が見られます。
・体温が上昇し、発汗や新陳代謝が活発になる
・肝臓内のグリコーゲンがグリコースに分解されるためエネルギーを消費する
・脂肪分解酵素リパーゼが活性化され、特に中性脂肪の分解が進む
有酸素運動をすると通常、開始20分後から脂肪が燃焼し始めます。カプサイシンを摂取して代謝や脂肪分解が活発になった状態で有酸素運動をすると、脂肪が燃焼し始める時間が早くなり脂肪燃焼量も増えダイエット効果がアップします。
また、イギリスでネズミにカプサイシンを混ぜた餌を与える実験を実施したところ、安静時代謝の向上、内臓周りの脂肪の減少が認められました。
しかし、ヒトでもカプサイシンの有効性に関する試験や評価が実施されていますが、現在のところ効果は認められていないようです。
カプサイシンダイエットがおすすめな人
どんなタイプの人にカプサイシンダイエットが向いているのでしょうか?
・運動ダイエットをしている人または検討中の人
・運動をしながら健康的に痩せたい人
・コツコツと運動やカプサイシン摂取を続けられる人
・冷え性、肩こりなど血行不良による不調を改善したい人
・便秘を解消したい人
カプサイシンダイエットのやり方
続いて、カプサイシンダイエットのやり方をご紹介します。
まず、カプサイシンを食事やサプリメントで摂取し、脂肪分解やエネルギー消費が活発になる約30分~2時間後に有酸素運動をするのが効率的な方法です。
胃が弱い人は、食前ではなく食事中(他の食べ物と同時に)または食後にカプサイシンを摂取しましょう。また、サプリメントを摂取する場合の用法や用量はそれぞれの商品の記載内容に従ってください。
カプサイシンの摂取方法
カプサイシンをどのように摂取したら良いでしょうか?摂取方法をお伝えします。
食事で摂る
唐辛子を使った料理はスパイスには、キムチ、チゲ鍋、チリペッパー、タバスコ、一味唐辛子、豆板醤などが挙げられます。
唐辛子入りのシチューやスープ、大根に唐辛子を合わせたもみじおろし、唐辛子入りのドレッシングなど毎日の料理にちょっと工夫するだけで少しずつ摂取できます。
キムチは発酵食品のため整腸効果も期待できます。冷え性の人はチゲ鍋などで体を温めて代謝を良くすることをお勧めします。
また、ダイエットサポート食品にもカプサイシン配合の商品がありますのでお知らせします。
<DHC 燃えるウマ辛 純豆腐>
「燃焼成分配合でぽかぽかおいしくダイエット」と手軽に美味しくカプサイシンを摂取できる商品です。高たんぱく低カロリーに作られ、キムチチゲ味と黒胡麻担担味が楽しめます。
サプリメントで摂る
辛い味が苦手な人、効率的に摂取したい人でサプリメントを利用する人も多く見られます。インターネットで注目されているサプリメントを2つご紹介します。
<ogalandカプサイシン>
カプサイシンに、ビール酵母、プーアール茶末、ウーロン茶末、黒コショウ抽出物を加えてアミノ酸や栄養成分も摂取できるように配合されています。Yahooショッピングサイトのカプサイシンダイエットサプリメント商品で売り上げ1位を獲得しています。
<W IMPACT(ダブルインパクト)カプサイシン>
業界No.1のカプサイシン高濃度であり、不純物を全く含まずに作られているカプサイシンタブレットです。食中や食後に飲むなど飲み方が細かく指定されていますが、その分効果が期待できるタブレットです。
カプサイシンダイエットのメリット・デメリット
次に、カプサイシンダイエットのメリットとデメリットをお知らせします。ダイエット効果以外にも様々な効果があるようです。
メリット
・効率良く脂肪燃焼できるため、同じ量の運動でもダイエット効果がアップする
・血行が良くなるため、コルステロール値が下がる、内臓の働きが良くなり体調が改善される(過敏性腸症候群を除く)
・便秘解消が期待できる
・代謝が上がるため、肌のトラブルが解消される
・ビタミンAやビタミンCが多く含まれているため、美肌効果がある
・料理の味付けに唐辛子を使うと減塩ができるため高血圧予防につながる
・寒い季節には冷え性の改善される
・暑い季節には食欲増進効果がある
・殺菌作用があり、免疫も向上する
・疲労回復や不眠解消につながる
デメリット
・過剰摂取すると胃などの内臓に悪影響を及ぼす
・ダイエット効果を実感するまでに、ある程度の期間がかかる
・カプサイシンを摂るだけで運動しないと逆効果になる
・激辛料理を食べ続けると、舌の味蕾が破壊され味覚障害を引き起こすこともある
・食欲が増進されるため、食べ過ぎてしまう
カプサイシンダイエットの注意点
大量に摂取しない
カプサイシンは適量ならばダイエットや健康に効果的ですが、長期的に大量摂取するとアドレナリンが過剰に放出されるため注意が必要です。
脳細胞の破壊や精神障害(うつ、不眠など)につながる可能性、免疫細胞の活動を妨げガン発症率が高まる可能性、胃潰瘍の持病がある場合には悪化する可能性が指摘されています。
尚、致死量は摂取する人の体重1kgあたり60mg~75mgとされています。ちなみに、乾燥唐辛子1本(約2g)中にカプサイシン6mg程度が含まれている場合、体重50kgの人だと3000mg~3750mg(唐辛子500本~625本)が致死量になります。
食事ではあまり心配しなくて良いかもしれませんが、サプリメントで摂取する場合には用量を守ることが大切です。
医学的には効果や安全性が認められていない
国立健康・栄養研究所によると、カプサイシンの有効性や安全性に関してヒトでの信頼できるデータは見当たらないとしています。「通常の食事に含まれる量を摂取する程度であれば安全である」としています。
痔になりやすい人は避ける
カプサイシンは腸で分解されないため、痔が再発や悪化する可能性があります。痔になりやすい人はカプサイシンダイエットを避けた方が良いでしょう。
運動が必須
辛い食べ物はカロリーが高いことが多く、特にレストランなど外食して辛い料理を食べる場合には、辛みを中和させるために砂糖や油を多く使われていることを知っておきましょう。このため、カプサイシン入りの料理を食べて有酸素運動をしない場合、ダイエットには逆効果になります。
まとめ
以上、カプサイシンダイエットについてご説明しましたが、参考になりましたか?
インターネットなどのダイエット情報、サポート食品やサプリメントなどの商品パッケージではカプサイシンダイエットの効果が紹介され、実際にトライしてサイズダウンしたという嬉しい声も少なくありません。
その一方で、医学的に有効性や安全性が確立されているわけでもありません。カプサイシンダイエットに挑戦される方は、カプサイシンを過剰摂取にならないように適度に摂取し有酸素運動を続けることが成功への鍵になるようです。