ピンポイントでウエスト痩せしたい、ダイエットは面倒だけどポッコリ下腹だけ何とかできれば。
こんなわがままな望みをかなえてくれる最新の部分痩身術が脂肪冷却です。

 

脂肪冷却を受けてみたいけど、失敗はないの?副作用は?そもそも効果はあるの?
そんな疑問にお答えします。

 

失敗?脂肪冷却効果なし!?こんな人は受けてはいけない!

まず、実際に脂肪冷却の施術を受けた人たちの評判を見てみましょう。
喜びの声が多くを占める中、こんな辛口の批評も散見されました。

まずは効果を感じなかったという口コミから。

  • 1ヶ月経つけど全然細くなってない
  • 痩せたという実感がない、体重もまったく減ってない

これらは失敗というよりも、そもそも目的と方法が合っていない残念な例です。

 

 

脂肪冷却は皮膚の内側にある脂肪細胞を破壊して自然に排除するという技術です。
脂肪を物理的に好きなだけ取り去る脂肪吸引などとは違い、
脂肪冷却の効果は3ヶ月ほどかけて少しづつ出てきます。
気付かないうちに施術した部分が少しづつスッキリしてくる、ボディラインが変わる。
これが脂肪冷却の目指す痩身効果です。

 

脂肪冷却の誤解の一つに、体重が落ちないというものがあります。
脂肪は元々非常に軽く、体重のほとんどは水分の重量で決まります。
脂肪冷却で脂肪細胞を減らしたとしても、それだけで体重が激減することはあり得ません。
体重を減らすなら、有酸素運動や食事制限を取り入れたダイエットの方がはるかに有効です。

 

ごくわずかですが、失敗どころか治療に時間がかかる後遺症が出たという声もありました。

  • 施術後に肌が黒ずんでしまった。その上脂肪冷却をしたところがへこんでしまい戻らない

 

これは恐ろしいですね。
メスを入れない脂肪冷却は本来跡が残るような副作用や後遺症はありません。
この口コミに類似のものを探してみましたが、ほかに見つけることはできませんでした。

 

 

吸引して低温にさらされるので皮膚の赤みやかるい内出血は当然考えられますが、
特に施術部位がへこむというのは通常考えられないことです。

 

このような副作用の原因として考えられることとしては、施術を受けたエステサロンが
中国などから導入した安全性の低い機器を使っていた場合です。
加えて技術力が高くないスタッフが、脂肪冷却技術や装置の特性を理解しないまま施術を行った可能性もあるでしょう。

 

正規の機器を使ってこのような副作用が起こればそれは医療事故ですから、
きちんとした技術を持つクリニックやサロンでは起こりえないことと考えて良いでしょう。

 

【脂肪冷却の原理】きちんと把握して臨もう!脂肪冷却の基礎知識

 

脂肪冷却術は、2008年にハーバード大学の研究から産まれた新しい医療技術です。
元々は、高度肥満者の膝の負担を軽くするための治療法として開発されました。
メスを入れない痩身術として定着し、ヨーロッパやアメリカで300万件以上の成功例を誇ります。

 

脂肪は低温に弱く、水よりも高い温度で凝固・凍結を始めることで知られています。
冷めたスープの上に白く脂が固まっているのを見たことはありませんか?
そう。液体が固まらない温度でも、脂肪だけが分離して固化する目に見える例があの白い脂です。

 

この脂肪の性質を利用して、ほかの組織や血液に影響を与えずに脂肪だけを凍らせてしまえないか。
それが脂肪冷却の原理の出発点となりました。

 

とはいっても、人間の体を丸ごと0℃近くの低温に長時間さらすのは危険です。
まして皮下脂肪は皮膚のバリアに守られていますから、
体表を低温にしても脂肪だけを冷やすことは不可能です。

 

 

そこでターゲットとなる部分を皮膚ごと装置の中に吸い込み、
装置の内側だけを脂肪が凍る温度にしてしまおうと考えました。

 

元々の脂肪冷却技術では、はがき大ほどの部分を
皮膚ごと特殊なカップ型アプリケーターに吸い込んで施術をします。

 

カップの内側は精密に温度管理され、脂肪が凍る4℃にセットされています。
皮膚や血液、細胞には全く影響がありませんが、皮下脂肪だけは凍結してシャーベット状になります。
最も効率よく、安全確実に効果を上げるために作り上げられた形なのです。

 

【装置】脂肪だけを凍らせる装置ってどんなもの?

医療機器

最初に脂肪冷却を提唱したハーバード大の技術を使った医療機器は、
「ゼルティック(クールスカルプティング)」という名称で販売されています。

 

性能に信頼がおけるとして、アメリカの米国食品医療品局(FDA)の認可を受けている高価な機器です。
冷却時に脂肪細胞以外に影響が及ぶ可能性が出れば自動的に動作を停止するようにプログラムされており、安全性もバッチリ。

 

ただ、ゼルティックにも弱点はあります。
医療機器としての承認を受けているがために、医療機関でなければ使うことができないのです。
専門の教育を受けることが条件となっており、そのため一回の施術が10万円以上と非常に高額になることも気軽に利用しにくい理由になっています。

 

エステ用

 

これに対し、医療機関ではない一般のサロンでも利用できる機器として、いくつかの製品が現れました。
その代表格が「CRY-O(クリオ)」で、スペインのメーカーが販売しています。
カップ式のアプリケーターを使うゼルティックと違い、平面のパットを使って皮膚の表面から脂肪を冷却します。
一度に複数の部位の処理ができるため人気がありますが、カップ式と比べると効果がやや落ちるのが欠点です。

 

サロンで使えるカップ式の冷却装置もあります。
クライオ」「Dr.クライオ」などの名称で呼ばれるもので、基本的な性能はゼルティックとさほど変わりません。
そもそも脂肪冷却自体は非常に単純な技術なので、機器を作ることだけなら難しくないのです。

 

中には30万円程度でネット購入できるものまで現れていますが、
効果や安全性を考えるとあまりお勧めできるものではないでしょう。

 

クライオなどの信頼性の高い機器は数百万円と高額で、これを使用しているサロンは多くありません。
脂肪冷却を受けるなら、技術力が高いことはもちろんですが、
信頼性のおける機器を使っていることも大きなポイントです。

 

【効果】結局、脂肪冷却では何ができるの?どう変われるの?

最初の失敗例で挙げたとおり、ダイエットの目標と方法を間違うとガッカリする結果になってしまいますね。

 

改めて強調しますが、脂肪冷却は

  • ポイント痩せ
  • 皮下脂肪減少
  • ボディメイク

を目的とした痩身術です。
気になるおなかやウエスト、太ももなどの皮下脂肪をピンポイントで減らすための技術です。

 

脂肪をため込むための脂肪細胞は、凍ると破壊されて死滅します。
死滅した細胞はウイルスや異物を排除する「マクロファージ」によって取り込まれて排出されます。
こうして脂肪細胞自体の数を減らし、脂肪が運ばれてきても蓄積できないようにしてしまうのが脂肪冷却の効果です。
ですから、脂肪冷却を受けた部分はリバウンドしません。
脂肪細胞が小さくなる燃焼系のダイエットと大きく違うのは、この「溜め込む細胞自体がなくなる」という点なのです。

 

その代わり、即効性はありません。
死滅した細胞がすべて除去されるまでには、長くて2~3ヶ月かかります。

 

 

また皮下脂肪すべてを死滅させるわけではなく、その部位の脂肪細胞の20%程度を除去するにとどまります。
余分な脂肪を2割カットするわけなので、「ほっそりした」という感じの痩せ方になります。

 

元々ダイエットが必要なくらい全身に脂肪がついている人には向いていませんが、
体形的にウエストのくびれができにくかったり、太ももやお尻がたるんでしまっている状態には
高い効果を発揮します。

 

まとめ

脂肪冷却について、危険性や効果、使用する機器などの気になる点をまとめてみました。
流行の痩身術なので検討している方も多いと思いますが、
特に使用している機器やサロンの技術力によって効果が変わってくる点は要注意。

 

冷却による効果が出やすいように、あらかじめ硬くなったセルライトのもみほぐしなどをセットにしているサロンもありますから、特にお腹、お尻や太ももなどセルライトが多い部分を考えているなら、そういったサロンを選ぶのもポイントですね。