ポジティブに、しなやかに、さまざまな分野で活躍している女性たちの素顔を紹介する「沖縄美人 ウーマンリアル」。第3回は、エキゾチックな顔立ちと明るいキャラクターが印象的な前堂ニイナさん。ラジオのリポーターやモデルとして活躍する彼女の豊かな才能と多彩な魅力にあふれた素顔に迫ります。
人生を変えた出来事は?
現代版組踊「肝高の阿麻和利」に出演して人生が変わりました。「肝高の阿麻和利」は伝統芸能の組踊をベースに、音楽とダンスを取り入れた沖縄版ミュージカルでうるま市の中高生が出演する舞台です。
中学入学後、入部する部活を探していたときに友達のお姉さんの紹介で見学に行ったら、舞台の素晴らしさに鳥肌が立ち、すぐに入ることを決めました。
舞台に立つにはオーディションに受からなければならず、ライバルは100人以上。共に切磋琢磨し練習に励みました。以前は人見知りだったのですが、学区や学年の違う同世代の仲間達と活動していくうちに、クラスで発言できるようになり、学校の弁論大会にも積極的に参加したりと性格も明るくなりました。
舞台を通して、「沖縄って狭い」「都会じゃない」と誇りを持てていなかった、劣等感の意識が変わりました。「地域ブランド」が生まれた場所にあるってカッコいい!
「未来遺産」という誇れるもので出来て、地元を好きになりました。今では、大好きすぎて、自宅でDVD鑑賞鍋会を開き、周りの友人に勧めています(笑)。見ると圧倒されますよ!
「肝高の阿麻和利」が空手のように世界中に広まってほしいです。中高6年間の経験は私の人生の軸。演出家・平田大一さんの“根っこは沖縄。視野は世界へ”の言葉を胸に、人々に感動と元気を届けていきたいです。
ハッピーでいるためには?
音楽が好きなので、よくライブやコンサートなどの音楽イベントに行って気分転換をしています。
他には、指先のオシャレです。自分の手はよく目につくところなので、好みのネイルをして気分をあげます。
手先がキレイだとテンションが上がりますよ!
座右の銘
“LOVE&PEACE”
LOVEは生きていくために必要なもので世界共通。人間誰しも感じているもので、なくてはならない大切なものです。
PEACEは私自身が平和主義の性格で、みんな仲良くがモットーだからです。
実は私、日本、フランス、メキシコ、コロンビア、韓国と5か国の血が流れているハーフクォーターなんです。
この言葉を知った時、とてもしっくりきました。様々な国の混血である自分のルーツをさかのぼると、LOVE&PEACEの精神にたどりつきました。
理想の女性像は?
“お母さん”
母はとにかく明るくていつも笑顔。人を笑わせるユーモアがあり、家庭がぱっと明るくなります。人を元気にする力を持っているんです。
母を見習ってポジティブでいたいのですが、私は神経質でくよくよしがち。実は人前に出るのが苦手です(笑)。本質はシャイなので、オーバーリアクションをしてしまうタイプなんです。
例えば、イベント番組で面白くしようと、なんでやねん!とつっこみ、放送終了後、実は怒っていないかなと相手がどう思うのか発言したことを気にしてしまうんです。人前に立つ仕事なので、その矛盾と葛藤しながらも、より人前に出ていけるようになるのが今後の課題です。
好きな男性のタイプは?
“有言実行で男らしい人”
「タバコをやめる」と言ってすぱっとやめる力を持っていたり、将来の夢を語りながら、その夢に近付くようその分野に携わって努力している人など、言っていることの筋が通っている男性が好きです。
“男の中の男”といった人が素敵ですね! 体形はマッチョ! 顔は韓国人のような「うす顔」がタイプです。
肉体系の仕事をしている人が好きで、大工さんはカッコいいと思います。街中でとび職さんを見かけたら、ついチラっと見てしまします(笑)。
落ち込んだ時の対処法
スピリチュアルが大好きなので、アマミキヨ伝説の伝わるうるま市の浜比嘉島へよく行きます。
悪いことが起きたり、気分が滅入っているときは、島内のパワースポットへお参りに行くんです。
海も好きなので、落ち込んでいる時は浜辺でゆっくりと過ごします。
波の音を聴いていると、心が洗われ、キレイになる気がするんです。
チャレンジしたいことは?
ラジオの次は映像の世界へチャレンジしたいです。「ハイサイ新婚さん」などにも出演してみたいですね。
もちろん、人前に立つと良くも悪くも注目され怖いなという気持ちもありますが、チャレンジしていきたいです。イベントや、結婚式の司会業も今以上に増やしていきたいですね♪
実は音楽好きが高じ、以前は東京や海外で、シンガーソングライターとして活動していたんです。
元々、趣味で作詞作曲をしていましたが、高校卒業後に上京し、ボーカルコースのある専門学校に進学しました。学生として学ぶ傍ら、三井不動産やはいむるぶしなどのCMソングを作詞作曲させてもらいました。
嬉しいことに、FM東京の「ヨコハマ・ミュージック・アワード」で3か月連続1位となり、グランプリにも選ばれました。その後、英語を学ぶため香港やコロンビアへ語学留学をしました。そのころもデパートのショーやイベントで沖縄の歌を唄っていました。ジャパンエキスポにも出ることができ、気が付けば海外でも芸能活動をしていました。現在は沖縄に帰って来て、リポーターやモデルの仕事をしていますが、歌うことが好きなので、機会があれば沖縄でも唄えたらいいなと思います。
小学生の頃、クリスマスプレゼントでピアノをもらったんです。楽譜は読めないのですが、大好きな曲を弾こうと音を探しながら弾いているうちに、曲を聞けば弾けるようになりました。
イチ押し美容法
以前、東京に住んでいた頃、マクロビオティッククッキングスクールのアシスタントとしてアルバイトをしていました。
そのため、体に気を遣うようになり、今でも塩、醤油、味噌は無添加にこだわっています。
【インタビュー後記】
明るく元気でフレンドリーな前堂さん。人見知りだったと思えないくらい自然体で、昔からの友人のようになんでもオープンに話してくれました。しばし取材と関係ないガールズトークで盛り上がり、塩顔イケメンの話題に花が咲いて脱線(笑)。まるで友人とお茶をしているようなとても楽しい時間。壁を作らず、自ら進んで話しかける愛嬌に親しみを感じるのでした。
“人はきっかけひとつで変わることが出来る”彼女の話を聞いていると改めてそう思えてくるのでした。小さなきっかけでもいい。環境のせいなどと言い訳をせず、本気になれば変わることが出来るのだと自分自身に言い聞かせる私がいました。まず、本気になるためには、自分自身と本気で向き合うことが大切なのかもしれません。
私も、地元に窮屈さを感じ、外へ飛び出したいと思うこともありました。地元愛を育むものは自分の足元にある!誇れるものは自分達の手で築いていく。外に求めるのではなく、身近なものに価値を見出し、その原石を磨いていくのも私達。彼女は自身の経験をもって体現してくれたように思います。
多国籍の血を受け継ぐ前堂さんは、自分が何者なのか、自分のアイディンティティについて思い悩むことがあったことでしょう。しかし、自分なりの答えを見付け、その個性を生かそうと高みを目指しています。彼女の飽くなき向上心にはフロンティアスピリッツを感じさせます。
「第一線で活躍する人は日々努力と挑戦をしている」
取材している女性の共通点です。劣等感に悩まされたとしても、諦めずに努力し、自信を積み上げてきた人は輝いている!彼女たちの瞳の奥にゆるぎない強さを感じるのでした。
(記事、写真 朱瞳碧晃)
朱瞳碧晃(あやとうみき)
ビューティーライター、フォトグラファーとして活動。美魔女フォト(ヘアメイク込)、出張撮影、HP・広告用の商用写真撮影やセールスライティング代行を行う。
リポーター経験より、白霧未來でイベントMC、披露宴司会としても活動中。
(月1回掲載)