多嚢胞性卵巣症候群とダイエットについて。
多嚢胞性卵巣症候群とダイエットについて。
私は現在27歳の女です。
結婚して1年半くらい経ちましたが、一向に妊娠の気配がなく、産婦人科に行ってきました。
そこで多嚢胞性卵巣症候群という診断を受けました。
先生の話では、「タイミング法が負担は少ないけど、体外授精までのステップは覚悟しておいてください」とのことでした。
その日は相談のみだったので、お薬などはいただいていません。
本当に今さらなのですが、太っているといいことなんてないんだなってつくづく感じました。
病院で太っていることで、妊娠から出産のリスクは大幅に膨れる、と言われました。
多嚢胞性卵巣症候群を抱えたまま、不妊治療することも考えたのですが、
まず、痩せることが大事じゃないのか、と悩んでいます。
最初に痩せて、体調や体のリズムを整えて、本格的な不妊治療に入るのがいいと思っています。
ですが、あと半年もすれば28歳になり、体力的な問題などのタイムリミットが迫ってくるようで、今すぐにでも妊娠したい!とも思っています。
ダイエットの期間は半年で、標準体重まではいかなくとも、20kgは落としたいです。
(現在身長155㎝体重80kg)
友人に話すと、「いきなり痩せたら生理止まるよ!そしたら元も子もないじゃん!もうすぐ28なんだし急いだ方がいいよ!」と言われてしまいました。
客観的に、この28歳という年齢は妊娠適齢期からどのくらい離れているのでしょうか。
急激なダイエットは生理を止めることは先生にも言われましたが、私の体重であれば月4kgくらいで調整してみては?とアドバイスされました。
ダイエットをしてから不妊治療というのは、太ったまま妊娠することと比べると甘いのでしょうか。
まさか自分が不妊症だとは思わずショックで、質問も支離滅裂でしたらすみません。
太った自分と戦ういい機会だと思うのですが、皆さんの意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
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簡潔にお答え致します。
肥満は多嚢胞卵巣症候群へのリスクがありますが、必ずしもそうではありません。血液検査でホルモン異常に加え、生理周期が異常に長いあるいは発来しないことが度々ありまししたか。そうでなければ、経膣超音波検査で多嚢胞卵巣が認められたに過ぎないです。但し、肥満は排卵障害になりやすいとは言えます。
そして、肥満の妊娠リスクとしては、妊娠高血圧・前期破水・帝王切開率上昇・周産期死亡率上昇などがありますので、ダイエットするに越したことはありません。しかし、月に4kgのダイエットは過酷です。そのようなダイエットをすると飢餓(下垂体-卵巣回路)による排卵障害(無排卵)や無月経になることも珍しくありません。現状では月に2kg以内で徐々に体重を減少させるのが良いでしょう。次に妊娠適齢期ですが、28歳はちょうど良い頃になります。東洋医学では28歳頃が妊娠適齢期になります。
したがって、現状から言えば、妊娠希望であれば、不妊治療しながら、徐々に体重を落としていくか、ある程度体重が落ちてから不妊治療を始めるかになりますが、その辺りは医師とよく相談することが良いでしょう。また、医師の対応次第では別の病院の受診も良いでしょう。尚、不妊治療については、下記に西洋医学、東洋医学(鍼灸医学)の記載がありますので参考になさって下さい。
http://www.eonet.ne.jp/~k-shinkyuu/topics8.html
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harikyuchoiceさんも仰ったように、1ヶ月4kgの減量は多すぎると思います。また、目標体重に達する前に妊娠も可能だと思いますが、harikyuchoiceさんも仰ったように、妊娠中毒症などのリスクも高くなってしまうと思います。
PCOS患者さんにとって、体重を減らすということは、排卵の確立を挙げるためにとても有効な手段の一つですが、ただ闇雲に減量すればいいというわけではありません。「~kgになるまでダイエットしなきゃ」ということを目的にするのではなく、「自分にあった健康的な生活習慣を身に着けよう」とすることが大切です。減量だけを目的にし、手段を選ばないダイエットは、体に負担をかけ、長続きしません。それどころか、余計妊娠しにくい体質を作ることになりかねません。
PCOS患者さんのほとんどがインスリン抵抗性をもっています。インスリン抵抗性とは、体がインスリンを効果的に使うことができないため、血糖値をコントロールするために、より多くのインスリンを分泌してしまう状態をいいます。インスリン抵抗性は、血糖値を急激に上げる食べ物を摂ると、悪化します。インスリンは、血中の余分な糖を脂肪に変えて蓄積する作用があるため、インスリン抵抗性を和らげなければ、減量はとても難しくなります。
では、インスリン抵抗性をコントロールする生活習慣とはどんなものでしょうか。簡単に言うと血糖値を急激に上げない生活習慣です。食べ物は体の中に入ると、肝臓でブドウ糖にまで分解されて吸収され、血液中に入ります。血液中のブドウ糖の値を血糖値と呼びますが、この血糖値が上がると、それをコントロールするために、インスリンが追加されます。血糖値が高いほど、より多くのインスリンが分泌されます。食べ物によっては、血糖値を上げにくいもの、上げやすいものがあります。
血糖値を上げやすい食べ物の例として、菓子パン・白米・麺類といった、糖質・炭水化物が多い食物が上げられます。これらのものをおなかいっぱい食べた後、余計おなかがすいてしまった、手が震えたといった経験はありませんか?これは、糖質・炭水化物の取りすぎによって急上昇した血糖値を、いち早く下げようと、体がインスリンを大量分泌したためです。
もうお分かりかもしれませんが、インスリン抵抗性をコントロールするには、糖・炭水化物の摂取量に気をつけることが重要です。しかし、これらを全く食べてはいけないということではありません。食べ方・量に気を配ればいいのです。
具体的には:
■ 2時間以内に摂る糖質・炭水化物の量を30g以内に抑える。
■ 糖質・炭水化物は、繊維質の多いものから摂る(たとえば、ご飯が欲しかったら、白米ではなく玄米を食べる。)
■ 糖質・炭水化物は、14g以上のたんぱく質と一緒に摂る。
■ 一度におなかいっぱいではなく、少量を頻繁に食べる。
などが挙げられます。また、ストレスは血糖値をあげますので、リラックス効果のある、ヨガ・アロマセラピー・ウォーキング・マッサージ・針灸などを習慣の一部として取り入られてもいい思います。
もう一度申し上げますが、減量が第一の目的にならないように気をつけてください。aoiumi90さんの体にあった、健康的な生活習慣を見つけ、それを持続されれば、aoiumi90さんにとってのベストな体重に自然に近づいていくと思います。
減量をしてから妊娠すべきかという質問ですが、harikyuchoiceさんも仰ったように、医師と相談されることが一番良いと思います。年齢に関するあせりも良くわかりますが、PCOSの方はもともと、卵子の数が多めに生まれてくる人が多く、「卵巣年齢」も年齢の割りに若い人が多いと聞いたことがあります。妊娠を目指す方にとって、あせりは禁物です。まずは、心・体とともに元気になることが、妊娠への一番の近道だと思います。
もっと書きたいことがありますが、長くなってしまうので、よろしければ下のHPへ遊びに来てください。
http://pcos-help.jp/
http://blog.pcos-help.jp/
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