目次
- 鼻が赤いのは酒さという病気なの?
- 酒さとはいったいどんなもの?
- 酒さの症状は3段階
- 酒さの治療方法
- セルフケアが酒さには重要
- 酒さの治療は他の皮膚疾患の見分けから
鼻が赤いのは酒さという病気なの?
お酒を飲んでいないのに、どうして顔が赤いのだろう……。と感じている方はいませんか?その赤み、実は皮膚疾患の一つかも知れません。皮膚疾患は治療をするのが難しいといわれていたり、判断をするのが難しいといわれているものが多いです。写真のように赤みが出てしまう皮膚疾患を私、水野が徹底解説していきます!
酒さとはいったいどんなもの?
赤鼻や頬の赤みが特徴
酒さという言葉を聞いたことはありますか?なかなか耳にはしない言葉ですよね。酒さは、鼻や頬、眉間が赤くなる症状のことを主にいいます。赤ら顔になるのが特徴で、日本人よりも欧米人に発症することが多いです。日焼けやアレルギーのような症状にも見えるので、病院へ受診したとしても”酒さ”と診断されづらい病気でもあります。
お酒とは無関係、出来やすい人とは
なぜ、酒さという名前がつけられているのだろう、お酒が関係しているのかな……と感じる人も中にはいるかと思います。ですが、実際に”お酒(アルコール)”とは無関係なのです。お酒を飲むと、顔が赤くなる人を見たことはありますか?この酒さという病名は、お酒を飲むと顔が赤くなる人のようだということで名づけられました。
発症しやすい人は、30代~60代だといわれていて、この症状が慢性的に出るようです。先ほどもお話したように、日本人よりは欧米人に出やすいのも特徴的です。もちろん、だからといって日本人には全く発症しないわけではないので、酒さという病気があることを頭の片隅に入れておきましょう。
酒さの原因
でも、一体どうして酒さという症状が出始めてしまうのか不思議に思いますよね。顔が赤くなる理由として挙げられているのは、顔の血管が拡張することによって肌が透けて見えてしまい、赤ら顔になってしまっていると言われています。ですが、酒さになってしまう原因というものが定かになっていないのが現状です。ただ、若いうちに酒さになる事はほとんどなく、30代以降に発症するため、加齢によるものなのではないかとも言われているようです。
また、酒さとは別に皮膚科で処方されていたステロイド剤を使用することによって、顔が赤くなってしまう症状もあります。この症状のことを”酒さ様皮膚炎”といいます。酒さ様皮膚炎は、20代~50代の女性に発症してるケースが多いです。ステロイド剤を長期にわたり使用していることが原因で、顔に火照りや赤みが出てしまいます。酒さとは異なった病気ですが、同じような症状が出ることから、酒さに似ている皮膚炎ということで「酒さ様皮膚炎」と名づけられています。
酒さの症状は3段階
酒さの症状はズバリこれ!
- 頬や鼻が赤くなる。
- ニキビの様な症状がでる。
- 鼻の頭が腫れて盛り上がる。
- 頭痛や眼病などの合併症を起こしてしまう。
- 鼻だけでなく、鼻の下にも症状がでる。
このような症状があったら注意してみてください。次に詳しく説明しますね。
頬や鼻が赤い「紅班性酒さ」
酒さの初期段階として、頬や鼻に赤みが出るという症状があります。お酒を飲んで酔ったような色味が顔の中心に出てくるようです。この赤みを伴う症状は、酒さの代表的な症状とも言われているので、しっかりと覚えておくようにしましょう。他にも、少し熱を感じたり、ヒリヒリした感覚を感じるようになることもあるそうです。
この赤みが出る症状というのは、アレルギーの時に出る症状や夏場の日焼けと似ているため、なかなか判断することが難しいかもしれません。もしかして、アレルギーなのかな?日焼けでもしたのかな?と思うことがあるかもしれませんが、実は酒さだったということもあるので、注意が必要です。
また、香辛料や気温の変化によって、この赤みが悪化してしまうことがあります。酒さで顔が赤くなるのは、皮脂腺の増殖と一緒に毛細血管が増殖していることが原因で、炎症による赤みもあるといわれています。
ニキビ様の症状が出る「酒さ性座瘡」
段々と症状が進行するにつれて、赤みだけではなくニキビの様な症状が出てしまうことがあるようです。大人ニキビのような吹き出物ができ始め、次第に膿がたまってくることもあると言われます。それと共に、肌のべたつきもより一層強くなるのが特徴のようです。
また、女性でここまでの症状がでる人は少なく、男性によく見られる症状だそうです。もしもこのような症状が出てしまった場合には、段階だった酒さが2段階目へと移行してしまったと考えたほうが良いでしょう。
鼻の頭が腫れて盛り上がる「鼻瘤」
鼻瘤という症状になってしまうと、治すのに時間がかかってしまうことがあると言われています。この段階は既に酒さの3段階に突入してしまっているので、少し面倒な状態でしょう。ニキビ様の症状が増え、膿がつながってしまうことによって、鼻の頭が腫れて盛り上がってしまうようです。全く治療法がないというわけではなく、検査や診察をした後、膿を切開して治療をしたりと少し治療には手間がかかってしまうそうです。しかし、治すことができる症状ではあるので、諦めないようにしましょう。
頭痛・眼病などの合併症
本当に酒さと関係性があるかどうかは定かではありませんが、酒さの症状がひどくなると、頭痛が生じる人や眼病を併発する人が少なくないそうです。毛細血管への影響が考えられているので、そのせいで血流に何らかの問題が出てしまい、頭痛が起きているのではないかと考えられています。
また、眼型酒さというタイプの酒さもあり、ドライアイや充血、眼瞼炎などが起こる場合もあるようです。比較的軽い症状で済む場合が多いようですが、重症化しないとは言い切れません、もし、酒さで眼病を併発した場合は、すぐに眼科へ受診する必要があります。
鼻だけ?鼻の下にもできる?酒さの出る範囲
酒さの症状が出るのは主に、鼻や頬、眉間だとお伝えしてきました。ですが、鼻の上だけでなく、鼻の下にも赤みなどの症状が出ることがあります。毛細血管が通っているところには症状が現れるようですが、基本的に赤みは薄く鼻や頬などに強い赤みを生じるといわれています。
また、酒さは様々な症状に似ていることから、医者でも判断をすることが難しい病気だと言われています。そのため、自己判断をすることは難しいかと思います。まずは一度、病院へ受診して診断してもらうようにしましょう。酒さと診断されなくとも、治療をしていくうえで、酒さだと分かるようになることもあります。
酒さの治療方法
酒さは完治が難しい、対処療法がメイン
ニキビや皮膚炎などとは違い、酒さは基本的に慢性的な症状であり、完治をすることが難しいと言われています。治療方法が全くないというわけではなく、酒さの治療のほとんどが対処療法になってしまいます。まず、はじめに酒さには根本的な原因が存在しないので、治療方法が見つかっていません。
ですが、酒さは病状がどんどん進行していってしまう病気であるため、早い段階から対処することが大切なのです。また、症状がでないように予防することも可能なので、日々のケアや治療が重要になってくるでしょう。
抗生物質や抗菌剤治療
抗生物質や抗菌剤は、炎症を抑えたり、菌をやっつける効果があります。実際にこの治療法がどのような酒さに効果があるのかは定かではありませんが、多くの皮膚科で利用されている治療方法だそうです。内服薬、外用薬共に処方されることもあります。基本的に、酒さの症状で処方される薬は以下のようなものが挙げられます。
- ミノマイシン(ミノサイクリン系)
- ビブラマイシン(ドキシサイクリン系)
- アクロマイシン(テトラサイクリン系)
- レダマイシン(デメチルクロルテトラサイクリン系)
抗生物質や抗菌剤は、酒さの炎症を抑えようと処方されています。実際に、酒さで悩んできた多くの患者さんの症状を抑えているという実績もあります。そのため、皮膚科では抗生物質や抗菌剤の処方が主流となっているのです。
また、酒さ様皮膚炎の場合は、ステロイドを長期にわたって使用していることが原因で炎症が起きてしまっているようです。そのため、ステロイドの使用を中止する必要があるので、間違えてもステロイドを塗り続けないようにしてください。
保湿剤の使用は賛否両論
酒さになると肌の状態は、とても良い状態とはほど遠い状態になっているでしょう。
- 皮膚が薄くなっている
- 炎症を起こしている
- 血管が拡張している
この3つが酒さ時の肌の状態です。実際にこのような状態のときは肌に刺激を与えないほうが良い、何もしないほうが良いと考えている人も多く、もちろん皮膚科医の中でも二手に分かれるところではあります。その結果、保湿はしないほうが良い!保湿はしたほうが良い!と様々な意見に分かれてしまうようです。
保湿をすることによって、様々な良い効果があるのはご存知ですか?保湿をすると、血行を促進する効果があると言われています。そのため、血の巡りを良くすることによって分泌物が体内に循環するので、老廃物の排出を手助けしてくれたり、傷の治りが早くなります。そして血行を促進することによって、皮膚の温度が上昇するのです。血の巡りが良くなると、ぽかぽかしてくるのを感じるはずです。
ですが、酒さにとって、この皮膚体温が上がるというのは致命的なことだそうです。体温が上がることによって熱がこもってしまい、逆に炎症が促進されてしまうのです。そのため、保湿をすることによって酒さが悪化してしまう原因の一つになると考えられます。
じゃあ、保湿は絶対にしたらいけないの?と感じるかと思いますが、そうではありません。保湿をするタイミングがとても重要になります。保湿を上手に使いこなすことによって、肌の状態が改善したという人も多くいます。まずは皮膚科で自分の肌の状態をチェックしてもらい、保湿が必要かどうか判断したほうが良いでしょう。
レーザーやフォトフェイシャル
血管拡張を起こしている酒さに対して、レーザーやフォトフェイシャルは効果があるといわれています。ですが、炎症系の赤みにはレーザーやフォトフェイシャルは効果がないといわれています。鏡を見てうっすら赤い筋が見えるものは、血管が拡張している証拠です。そんな場合には、ぜひレーザーやフォトフェイシャルを試してみる価値はあるかと思います。
この手の治療法は保険が効かないことが多いため、全てが自費診療になってしまいます。そうなると金銭的に負担になることもあるので、保険診療と並行して治療を進めていくと良いでしょう。
漢方
皮膚科では、時には漢方を処方されることがあります。漢方薬は即効性はないものの続けることによって、症状を落ち着かせてくれる効果があると言われます。酒さの治療薬として、漢方は多くの皮膚科で処方されているようです。酒さの治療に用いている漢方は以下の通りです。
- 【清上防風湯】(せいじょうぼうふうとう)
- 【黄連解毒湯】(おうれんげどくとう)
- 【防風通聖散】(ぼうふうつうしょうさん)
- 【十味敗毒湯】(じゅうみはいどくとう)
ニキビの治療薬としても用いられることがあり、赤みや炎症に効果があると言われます。また、上記の漢方薬だけではなく、更年期の際に処方される漢方薬が出る場合もあるようです。
- 【加味逍遥散】(かみしょうようさん)
- 【桂枝茯苓丸】(けいしぶくりょうがん)
- 【桃核承気湯】(とうかくじょうきとう)
上記の漢方が処方される理由としては、赤みが顔に出てしまう原因として血液が滞ることがあるため、その症状を改善するために処方されるそうです。
乳酸菌LFK
乳酸菌LFKという成分を耳にしたことはありますか?実はこの成分が酒さに影響を与えていると話題になっているのです。健康的な人の体には、乳酸菌が多く活性化されているようですが、その乳酸菌の仲間の1種、フェカリス菌FK-23が注目を集めています。このFK-23を酵素溶解したものが乳酸菌抽出物LFKと言われます。
FK-23は通常時は細胞壁というものに覆われているのですが、LFKは細胞壁を壊して、中からビタミンやミネラル、核酸などの菌体成分を抽出した乳酸菌素材だそうです。このFK-23とLFKは酒さの治療剤として特許取得をしています。研究結果により、実績がしっかりと残されています。
研究では、酒さ患者15名に、LFKを4週間投与。投与前、投与後のスコアでは、「紅斑」が2.60から1.73に、「毛細血管拡張が」2.00から1.40に、「顔面潮紅」が2.07が1.53にと、各症状においてLFKの投与により改善効果が認められました。またLFKを投与したことで、症状が悪化するなどの副作用の報告もなく、酒さの新たな治療法として期待が高まっています。
カルグルト
乳酸菌抽出菌LFKを含んだサプリメントです。治療としての効果だけでなく、腸内環境も改善してくれて、健康的な体を目指すことができるでしょう。
(値段)
通常、税込み8,000円のところ、初回限定で税込み980円
お値段的にもとてもオススメで、2回目以降も50パーセントオフの3,980円で購入することができます。
セルフケアが酒さには重要
酒さは根本的な原因が分かっていないため、治療法は対処法しかないとお伝えしました。そのため、セルフケアをしても絶対完治をするということは言いがたいです。ですが、何かをするのと何も行動に移さないのとでは、やはり全然違ってくるでしょう。セルフケアをして、予防対策をしたり進行を防ぐことはできるかもしれないので、ぜひ試してみましょう。
セルフケアのポイント
- 紫外線対策
- 刺激の少ないスキンケア
- 寒暖差や冷水・温水の使用を避ける
- アルコールやタバコ、刺激物は避ける
- ストレスも悪化の原因になる
- メイクは肌に大負担
紫外線対策
酒さになっている時点で、お肌には強い影響が出ています。炎症によって肌に赤みが生じてしまっているので、更に日焼けをして炎症を与えてしまうと、良くなるものもなかなか改善することがありません。紫外線対策をするのは、女性にとってとても大切な心がけです。
日焼け止めを塗るということは普通の肌質ならば問題がありませんが、酒さになってしまっていると更に刺激を与えてしまうことになりかねます。低刺激の日焼け止めクリームを使用したり、なるべく日向にいないようにしたり、日傘を使用すると良いでしょう。
刺激の少ないスキンケア
スキンケアをする際には、刺激が少ない化粧用品を使用しましょう。例えば、敏感肌用の化粧水を使用したり、肌になるべく負担が少ないものを選ぶのがポイントです。通常の化粧用品を使用していると、肌がヒリヒリして痛くなってくるはずです。酒さの原因は不明だといわれていますが、炎症を抑えつつ肌を刺激から守ることが大切です。でも、どんな化粧水を使用したら良いのか分からないという方におすすめなのが”しろ彩”という化粧水です。
白漢 しろ彩
赤ら顔をケアするために開発された化粧水です。顔の赤みや、ニキビ後の赤みなど抑えたい赤みを抑えてくれるでしょう。また、低刺激なため、敏感肌の人も使用することができるのがポイントです。
(価格)
- 通常価格 税別5,600円
- 定期購入 税別4,480円
寒暖差や冷水・温水の使用を避ける
酒さの赤みは、温度差を感じると悪化することがあるようです。寒い日に温水を使ったり、暑い日に冷水を使ったりすることによって、赤みが増すことがあると言われます。確かに、寒い日には温水を、暑い日には冷水を使用したくなりますが、そこはグッと堪えるようにしましょう。そうすることによって、赤みの悪化を防ぐことができると思われます。
アルコールやタバコ、刺激物は避ける
アルコールには血管を拡張する作用があります。そのため、お酒を飲むと血管が広がってしまい、酒さの症状が悪化してしまうことがあるでしょう。また、タバコも血管には大きな悪影響を与えるため、直接的に酒さとは関わりがないとしても体には良い影響はありません。また、刺激物など、発汗作用のあるものは避けるようにしたほうが良いでしょう。
ストレスも悪化の原因になる
酒さはストレスが原因で生じることもあります。自律神経が乱れることによって、体には様々な不調が出てきます。ストレスを全く無くすということは生きていく上では、非常に難しいことです。ですが、自分の好きなことをしたり、運動を取り入れることによってストレスが軽減します。ストレスを減らせば酒さの症状を抑えることもできると考えられるので、なるべくストレスを溜めない生活を心がけると良いでしょう。
メイクは肌に大負担
敏感な肌にとって、メイクは非常に悪影響を及ぼします。炎症が起きているのに無理にメイクをしてしまうと更に状態を悪化させてしまうため、なるべく化粧は避けるようにしましょう。ですが、社会に出ている女性ならば、メイクをしないということは非常に難しいことかと思います。低刺激の化粧品を使用したり、皮膚科でオススメされている化粧品をしようするのが良いでしょう。
皮膚科ではNOVという化粧品がおすすめされてることが多いです。NOVは、敏感肌の人やニキビに悩んでいる人にも安心して使用してもらえる化粧品として有名です。ぜひ、興味のある方は試してみると良いでしょう。
酒さの治療は他の皮膚疾患の見分けから
酒さは非常に見分けが難しい病気ではあります。原因も定かではないため、完全に治す治療法もなく絶望的になってしまう方も中にはいるかもしれません。ですが、セルフケアや予防法などさまざまな方法が存在します。治療をしていく上で諦めてしまうことが一番の強敵です!病は気からというように、気持ちの持ちようも関わってきますので、長い目で治療を続けていきましょう。