なで肩でお悩みの方は必見! 〜なで肩の原因や治し方3つのポイント〜
日本人に多いといわれる「なで肩」に悩む人は少なくありません。和服はなで肩がさまになりますが、普段のファッションではきまらないことも多いですよね。また、肩や首のこりにお悩みの人もいます。なで肩の原因や治し方に関する情報をご紹介しましょう!
目次
- なで肩の原因とは
- なで肩に見られる悩みや症状
- なで肩の治し方
- まとめ
1.なで肩の原因とは
鎖骨と肩甲骨の高さが、通常よりも低い位置にある状態を「なで肩」と呼びます。
時計の9時15分の位置(水平の位置)よりも下がっている場合は、なで肩になるのです。
なで肩は、比較的日本人に多いといわれています。
和服の場合は、なで肩のほうがきれいに着こなせるのですが、普段の洋服は着こなしが難しいようです。
ビジネススーツも、ニットやカットソーなどのカジュアル着も、なで肩だとかっこよく着こなせないこともあります。
なで肩はどのようなことが原因なのでしょうか?
1-1.先天的なもの
生まれつきの骨格が、なで肩になっているケースです。
遺伝的なものという意見もありますが、なで肩は遺伝的な要因より長年の生活習慣の影響が多いといわれています。
先天的になで肩の人も、あきらめないで改善しましょう。
1-2.重いものを下に引っ張る動作が多い
日常的に肩甲骨を下に引っ張るような動作が多いと、肩甲骨自体の位置が下がります。
仕事で常に重いものなどを引っ張るような動作が続くと、肩甲骨を囲む筋肉が緊張しやすくなるそうです。
そして、肩甲骨や周囲の筋肉のバランスが崩れ、鎖骨や肩甲骨が下の方向に引っ張られてなで肩を引き起こします。
1-3.重いカバンやリュックを常に肩にかけている
毎日たくさん荷物が入ったカバンやリュックを肩にかけることも、なで肩の原因となるようです。
重い負荷が肩にかかるので、肩甲骨や鎖骨を下に引き下げてしまいます。
また、同じがわの肩に重いカバンをかけるクセがある人も要注意です。
左右交互の肩にかけ変える工夫をしましょう。
1-4.猫背
おなかや背中の筋力が弱っている人は、正しい姿勢で立ったり座ったりがつらいものです。
ついおなかの力を抜いて、ラクチンな猫背の状態になります。
背中を丸めた猫背の状態は、肩が内側に入った「巻き肩」になるので、なで肩に見えるのです。
また、長時間スマホを見ていると自然と巻き肩になってしまいます。
巻き肩による猫背が定着すると、なで肩に見えるだけではなく、年老いた印象を与えるので注意したいものですね。
2.なで肩に見られる悩みや症状
2-1.なで肩による肉体的な症状
なで肩によってさまざまな症状がでることを、医学的には「下垂肩症候群(droopy shoulder syndrome)」と呼びます。
下垂肩症候群は「胸郭出口症候群」のなかのひとつの症状です。
胸郭出口とは首の付け根付近で、さまざまな神経や血管集まっている場所でもあります。
さらに、胸郭出口に至る通り道には筋肉や骨も集まっているのです。
胸郭出口周辺がなで肩により引っ張られると、さまざまな症状に悩まされる人もいます。
腕神経そう(わんしんけいそう)圧迫型 胸郭出口症侯群
胸郭出口を通る神経を圧迫する状態で、男性に多いようです。
リハビリや投薬で症状が改善されず生活に支障をきたす場合、5〜6%ですが手術に至ることもあります。
「腕神経そう(わんしんけいそう)けん引型 胸郭出口症侯群」
なで肩によって肩や腕が下がり、その重みが神経にストレスを与える症状で、女性に多く見られます。
けん引型胸郭出口症候群の日常的に見られる症状としては…
- 肩こり
- 首こり
- 背中の痛み
- 肩から腕や指先にかけての傷みやしびれ、だるさ
- 筋力の低下
- 手や指先の冷えやむくみ
上記の症状にお悩みの、なで肩の人は多いようです。
2-2.なで肩による外見的な悩み
肉体的なお悩みの他にも、なで肩のお悩みはいろいろあります。
- 肩幅が狭いので、市販のスーツがフィットしにくい。
- えりぐりがあいた服やボートネックの服は、肩が落ちる。
- 背中に「たすきじわ」ができやすい。
- 肩が下がっているので脇の着丈が長くなり、洋服のバランスが崩れる。
なで肩の場合は、肩のラインを強調する洋服はNGです。
- ドルマンスリーブやラグランスリーブなど、「肩のない」洋服
- ぴったりしたタートルネック
- タンクトップやキャミソールなど肩がでる洋服
上記のようななで肩を強調する洋服は、できるだけ避けたほうよいでしょう。
もしくは、ニットなどを肩にかけるトレンドの「プロデューサー巻き」は肩のラインを隠せるのでおすすめです。
ストールなどを巻いて、肩のラインを見せない工夫をするのもいいでしょう。
3.なで肩の治し方
なで肩を治す方法としては、下記のようなことが挙げられます。
- 日常生活で注意する。
- 毎日継続的にストレッチを行う。
- 整体で姿勢を整える。
詳しく説明しましょう。
3-1.日常生活で注意したいこと
- 重いものを持たない、重いバッグを肩にかけないなど、できるかぎり肩甲骨を下に引っ張る状態を作らない工夫をする。
- 猫背にならないように正しい姿勢を意識する。
- スマホやパソコンを使用するときの巻き肩に気をつける。
- 歩くときも座っているときも腹筋を使うように意識する。
3-2.なで肩を改善するストレッチ
日常的になで肩を改善するストレッチで、なで肩に伴う肩や首・背中のこりも解消しましょう。
〜なで肩解消ストレッチ〜
- リラックスした状態で立ち、両腕を背中にまわしておしりの後ろで組んでください。
- 頭部を後ろにゆっくり倒しながら、同時に後ろで組んだままの腕を上に向かってそらすようにあげて10秒キープします。(このときにおなかが突き出ないように注意してください)
- ゆっくり元に戻しましょう。(2〜3回行ってください)
〜僧帽筋の筋力強化〜
僧帽筋は背中の一番表層にあり、首・左右の肩・第12胸椎が作る台形の筋肉です。
僧帽筋を強化し、下がり気味の肩を上に持ちあげる運動をしましょう。
- 両方の腕をL字型(直角)に曲げてください。肩から肘にかけてまっすぐになるように意識しましょう。
- そのまま鎖骨や肩甲骨を上に引っぱり上げるイメージで、上にあげてください。腕は曲げないように気をつけてましょう。
- 腕を元に戻したら、また1を行います。(10回を1セット、1日3〜4回行ってください)
上記のストレッチは座ったままできるので、デスクワークの合間に試してみてはいかがでしょう。
〜僧帽筋のストレッチ〜
- 首をまっすぐにした状態から、ゆっくりと耳が肩に近づくように頭を倒して首を傾けます。
- 傾けたがわと反対側の方向に顔だけを回してください。
- 肩周辺が引っ張られるのを感じながら、そのまま20秒キープして戻しましょう。
- 反対側も同様に行ってください。(2〜3回行いましょう)
〜猫伸びストレッチ〜
ひなたぼっこをしている猫が、起きたときに背伸びをしている姿勢をイメージして行いましょう。
肩を引き上げる広背筋(背中の下方にある逆三角形の筋肉)をゆるめる効果があるそうです。
- 床に四つんばいになり、膝は正座の状態に曲げます。
- 両腕を前に突き出し、猫が伸びをするように胸を床につけましょう。そのまま息を吐きながら20秒ほどキープしてください。
- ゆっくりと1の状態に戻ります。
上記を1セット3回行ってください。
3-3.整体で体を整える
ストレッチや運動のコツがよくわからない、なで肩だけではなく姿勢も改善したいという人は、整体に行ってみてはいかがでしょう。
骨格そのものは治せなくても、なで肩に伴う症状を改善したり体全体のバランスを整えたりできます。
4.まとめ
いかがでしたか?
なで肩にお悩みの人に向けて、なで肩の原因や症状、治し方などの情報をご紹介しました。
- なで肩の原因とは
- なで肩に見られる悩みや症状
- なで肩の治し方
なで肩でお悩み人は、肩こりや首の痛みなど肉体的な症状を感じている人が少なくないようです。
さらに、洋服のコーディネートがさまにならない、バッグがすぐずり落ちるなど日常的なお悩みもあります。
なで肩は、日常生活の改善やこまめなストレッチなどで改善することもできるのです。
骨格の問題だから…とあきらめずに、根気よく続けてお悩みを解消してくださいね。