なぜできるの?お尻ニキビの2大原因と適切な治療方法まとめ
特に夏になると水着や薄着になる季節も多いことから、体の中でできものができて困る場所というと、「お尻」という方は多いのではないでしょうか?
デリケートな場所なので、たくさんの人に見られることはないけれど、水着を着る機会などには特に気になるものです。また、痛みが生じていると、座ったときや摩擦などとてもつらいですよね。
そもそも、お尻にできるできものは「ニキビ」と「おでき」の2種類に分けられます。それぞれの症状がどのように違うのかを見ていきましょう。
お尻ニキビとおできの違い
お尻にできるニキビは、顔にできるものと同様の症状です。皮脂腺が詰まることによって起きるもので、特徴として痛みを生じることが多いタイプです。一方、お尻にできるおできは、ほとんどの場合が「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるものです。粉瘤は聞き慣れない言葉かもしれませんが、良性の腫瘍に分別されるものです。皮膚の下に何らかの原因で袋ができてしまい、そこに皮脂や垢などの老廃物が溜まってしまうものです。痛みの有無は個人差がありますが、症状の特徴は1度治ってもまた繰り返し同じ場所にできてしまうことです。
いまいち違いがわかりづらい、お尻にできる「ニキビ」と「おでき」ですが、その症状はまったく異なるものです。今回は、お尻ニキビについて原因や対策方法について説明します。
お尻ニキビの2大原因はムレと摩擦
それでは、お尻ニキビができてしまう原因は何でしょうか?
もともとお尻は、皮脂腺の分泌が少ない部位ですが、それ以上にニキビができやすい原因があります。お尻ニキビを悪化させないためには、原因を理解し対策を行うことが大切です。
お尻ニキビができる原因は主に、「ムレ」「摩擦」の2つです。それぞれについて詳しく見ていき、その対策をご説明します。
■ムレによる原因と対策
お尻ニキビのできる原因の1つ目が「ムレ」です。
夏などの気温の高い季節は、お尻に大量の汗をかいてしまうことがあります。夏以外でも目には見えなくても、お尻の皮膚は微量の汗や皮脂を分泌しています。
これらの水分が、肌や下着の中に残っている状態が続くことが「ムレ」です。
また、腕や足などと違って、お尻は1日中下着や衣服で覆われているため、ムレやすい場所です。
対策方法は、下着を工夫することです。
ツルツルとしたポリエステル素材の下着は、汗を吸い取らないためムレやすいことが特徴です。そのため、吸湿性や水分の発散性に優れている綿素材の下着を身に着けましょう。通気性に優れているシルク素材もおすすめです。
■摩擦や擦れによる原因と対策
2つ目の原因が「摩擦」や「擦れ」です。
体を締め付ける下着や衣服を着用していると、肌と下着がこすれることが多くなります。例えば、窮屈な靴を履いて長時間歩くと靴擦れを起こすことと同じく、摩擦が生じている箇所は炎症を引き起こします。
皮膚は摩擦や擦れが生じると、肌の角質を厚くしてしまう働きがあります。角質を厚くして肌表面を守ろうとする防御本能です。そしてこれはニキビをさらに悪化させてしまいます。
対策方法は、体に合ったサイズの下着を身に着けること、体を締め付けない下着を身に着けることです。デザイン性重視でサイズの合っていない下着を着用し続けると、お尻ニキビを悪化させてしまうため、サイズの合った下着を新調しましょう。
また、ガードルなど体を締め付ける補正下着も同様に、摩擦を引き起こす可能性があります。お尻ニキビ対策としては着用を避けた方が無難です。
お尻ニキビを早く治すなら皮膚科へ
早くお尻ニキビを改善したいという場合は、皮膚科を受診することが完治への一番の近道です。
お尻ニキビは治るまで数回程度通院する必要があるため、自宅や勤務先などから通いやすい病院を選ぶと良いでしょう。
受診する病院は、皮膚科か美容皮膚科です。どちらを選ぶかによって費用は変わってきます。
■皮膚科の場合
保険適用内の治療となり、主に塗り薬である外用薬、飲み薬である内服薬などが処方されます。状態によってはニキビ1つ1つの角栓を除去する治療もあります。
1回の治療にかかる費用は、1,000円から高くても2,000円程度です。
完治までの期間は程度や治療薬との相性もあるので個人差が大きいですが、★早ければ1か月程度、長ければ3か月以上★かかる場合もあります。
■美容皮膚科の場合
美容皮膚科の特徴は、保険適用外の治療を受けることができる点です。保険が適用されないため、治療費は全額自己負担で高額になります。
代表的な治療方法と費用の目安をご紹介します。
・ケミカルピーリング(角質除去):1回2~3万円
・イオン導入(有効成分を導入):1回5千円前後
・光線治療(殺菌):1回1~2万円
それぞれを2週間に1度程度の割合で施術を受けます。
完治までの期間は、皮膚科同様、程度や施術内容との相性もあるので個人差が大きいですが、★早ければ1か月程度、長ければ3か月以上★かかる場合もあります。
お尻ニキビをコッソリ治す市販薬
病院での治療が早く治るとはいえ、お尻はデリケートな部分なので、病院へ行くのは恥ずかしいと思う気持ちがありますよね。
そういった場合、市販薬でも十分治すことができますのでご安心ください。ただし、病院で治療することと比較すると、完治までの時間はどうしても長くかかってしまいいます。地道に完治を目指しましょう。
お尻ニキビを治すための市販薬は、薬局やドラッグストア、最近では通販でも購入できるようになりました。顔とお尻では皮膚の厚さなども異なるので、できればお尻ニキビ専用のケアアイテムを選ぶことが理想です。価格は商品によってさまざまですが、1,500円~5,000円程度です。
ニキビを退治するために炎症を抑える成分が含まれています。その効果を高めるためには、入浴後の清潔な肌に塗るのが一般的な使い方です。
商品の説明書きをよく読んで正しく使いましょう。
お尻ニキビをできないようにする為に
気になるお尻ニキビが完治したら、次はニキビができないお尻を維持していきましょう。
お尻ニキビを作らないための予防策は、先ほどご説明した原因があてはまらないように日頃から気を付けておくことが前提です。
・ムレないように通気性の良い下着をつける
・摩擦や擦れが生じないよう体を締め付ける下着は避ける
この2つについては、お尻ニキビだけでなく、黒ずみなどの色素沈着の原因にもなります。ニキビ・黒ずみの両方を予防するために、この2つを守りましょう。
その上で、ツルツルお尻を保つために重要なことが「保湿」です。
保湿とは、皮膚に十分水分を与えてあげることで、顔だけでなくお尻にも必要なケアです。保湿が重要な理由は、外部の刺激から守るため、肌をバリアしてくれるためです。ムレや摩擦などが起きても、保湿のバリアがあればニキビや黒ずみを未然に防いでくれます。
お尻の保湿ケアも、顔と同じくお風呂上りの清潔な肌に化粧水とクリームやオイルなどの油分を与えて行いましょう。顔のケアとセットで考えておくと良いですね。
毎日の継続が大切です。
まとめ
お尻ニキビの原因と対策についていかがでしたか?
考えてみると、いくら暑い季節でも、お尻の部分は下着+ボトムスで必ず2枚以上着用していますよね。これに加えてレギンスなど重ね着をしていると、それ以上の枚数になるので、ムレていて当然の場所ですね。夏に海と水着は欠かせない!という方は、日頃からムレと摩擦を防ぎ十分な保湿を行うことで、キレイでツルツルのお尻を保ちましょう。