医者のごっこ遊び

作者:ローボールヒッター

     先日油を注し直したために開閉が少しだけスムーズになった引き戸が、慎重に開かれていく音がする。わたしは自らの描いた絵図の出来栄えに満足しつつ、出入り口の方へ振り返った。
    「せんせえ、あのう……」
     いたいけな来訪者を歓待するように努めて優しい表情を作りながら、わたしが画策した通りに事が運んでいることを確認するため、訪れた女子児童に用件を訊いた。
    「えーと、椎名さんだね。どうしたの? 具合悪いのかな」
     椎名未織衣――しいな、みおい。
     二年三組、出席番号十七番、先日の健康診断でも一切の所見が見られなかった、健康体そのものの女子生徒。わたしが声を掛けても引き戸を開いたその場所から進みも退きもせず、ただそわそわと落ち着きなく身じろぎしながら立っている。さっと全身を眺める――どこかに外傷があるわけでもない。顔色も悪くない。呼吸の深度は正常。どう見てもわたしが勤めるこの場所に来る目的が、この女の子にあるようには見えない。
     いや、空惚けるのも止めにしよう。
     未織衣ちゃんを二時間目が始まろうとしているこの時間に指定して保健室へ呼んだのはわたしだ。
    「えっとー、中原せんせーが……みおい、もういっかい、けんさしなきゃだめだって」
     二年三組の担任、中原先生、よくやってくれた。
    「ああ。そうだったね、うん。そうなんだよ。どうぞ? 入ってください」
     いつまでも保健室の戸を開け放たれたままでいられるのはあまり良くない。何を言ったところで、今ここに未織衣ちゃんがいるのは、根本的には私用に連行されているだけなのだから。
     未織衣ちゃんは一歩入室してから律儀に戸へと向き直って出入り口をきっちり閉ざした。こわごわといった様子でわたしがいる作業机の傍まで歩み寄ってくる。
    「昨日、健康診断をしました。何をしたか、憶えてるかな?」
    「え? んーと、背と体重はかって、目とお耳して、それからね、それからー……」
     未織衣ちゃんが言葉を継げなくなってから五秒数えてわたしは先を促した。
    「うんうん。それから? 何をしたんだっけ」
    「……あっ、おむね、こうやって聞いた!」
     小さな手が握り込まれて、さらに小さくなる。その右手を、未織衣ちゃんは自分の胸の高さまで持ち上げながら、少し前に突き出して静止させた。
    「それは聴診器だね。よーし、ちゃんと憶えていたね」
     大人が褒めれば子どもは喜ぶ。子どもは喜ぶと緊張が解ける。
     わたしはデスクの傍に無造作に置かれていた背もたれのない丸椅子を引っ張ってきて、美織衣ちゃんを座らせた。
    「いいよ、そこに座って。それでね、椎名さん。昨日の健康診断で、椎名さんのお胸から悪い音がしました」
    「おむね、音、わるかったの」
    「うん。悪い音がするということは、もしかしたら椎名さんの身体には病気があるのかもしれない。でも病気があるか、ないか、まだちゃんとわからないんだ」
    「ええー……病気、やだあ……」
     もしかしたら怖がって泣いてしまうかもしれない、とも考えていたが、未織衣ちゃんは泣き出すというよりは拗ねているような、そんな不快の表情を露わにしていた。
    「まだ、病気かそうでないかはわからないんだ。だからね、もう一回検査してみないといけないと先生は思う。椎名さんはどうだろう。病気があるか、ないか、ちゃんと知りたくはないですか」
    「みおい、びょうきじゃないよー! だって元気だよ、こぉんなに」
    「でも、お胸の音が悪かったからね。もしかしたら今は元気かもしれないけど、病気のせいですぐに具合が悪くなっちゃうかもしれない」
    「えぇー……なんないよ」
     床まで届かない爪先をぶらぶらとさせながら美織衣ちゃんはか細い声で話す。胸中では芽生え始めた不安が少しずつその根を張って伸ばしているのだろう。わたしはあまり長い時間を説得に費やすわけにはいかないと考えながらも、決して優しげな物腰を崩さないように辛抱強く美織衣ちゃんに語り聞かせる。
    「病気はね、見つけてしまえば治せる。でも、見つからない病気は治せないんだ。先生はできるだけ早く椎名さんの病気を見つけて治したい」
     ここで一旦言葉を区切り、声色と表情を軽くするよう意識した。
    「それに、病気なんてないかもしれない。椎名さんも、検査してみて病気がないってわかったほうが嬉しいよね?」
    「うん」
    「検査、してみようか」
    「……はあい」
     下卑た笑いが込み上げてくるのを感じて、わたしは必死に自制した。首に掛けていた聴診器の耳管を両耳に挿入する。
     まだ七歳なんだよね。
    「それじゃ、検査始めるから、お胸を出してー」
     誕生日は半年後だって聞いているよ。
     目の前に佇む小さく幼い女の子が、一切の性徴もない未発達な裸をさらそうとしていた。



     一日前。時間も同じように一時間目が終わり、二時間目が始まろうとしている頃。保健室とそこへ隣接している廊下は、何十人もの児童でごった返していた。二年生のクラスの健康診断。まだそこに性差はなく、男子も女子も一緒くたになって次々に受診しては教室へ帰っていく。担当者の性別も問われない。それは非常に正しく合理的な措置だったと言える――わたしが担当者としてそこにいなければ、だ。
     正直なところを言えば、わたしは重度の小児性愛者だ。この仕事に就いたのも、幼い子どもの身体に触ることができれば、と考えていたからだ。毎年健康診断の時期が待ち遠しくてたまらない。四年生くらいより上の女子児童をわたしたち男の保健医は診ることができないが、わたしはそのことに興味がなかった。どうやらわたしの性的対象となる年齢は小児性愛者の中でも少し異常なほど低いようだった。
     保健室の中には備え付けのベッドを覆い隠す、カーテンのような仕切りがあり、そのベッドを一時的に逃がして心音聴診のスペースとしていた。順番の近づいた子どもは予め上に着ていた服を脱ぎ待機する。
     わたしは男児を愛する性癖を持ってはいないが、男の子の聴診をじっくり、丁寧に時間を掛けてこなした。そうすることで女の子の方にだけ時間を掛けていると疑念を持たれることもない。
     男の子の方が入ってくれば、真摯に、全力を傾けて医学的な姿勢で取り組むことで捌き、女の子の方が入ってくれば、わたしは医者としての本分を忘れた。
     上半身裸の女の子が目の前に座る。わたしは聴診器をまるで性玩具のように扱い、身体に触れる。握ったチェストピースで全く膨らんでいない乳房を撫でまわし、空いた手で身体が動かないようにという体で肩を触り、太股や二の腕をさする。ふにふにと軟らかいちっちゃな乳首を軽く潰す時の、きゅ、と引き結ばれる唇がとても可愛らしい。
     後ろを向かせれば身体を固定するための手は下がり、丸椅子の座面に拉げたぷりぷりのお尻にへばりつく。こちらが見えないのを良いことに、どんなパンツを穿いているのかを見ようと体操着のスパッツの腰ゴムをそっと引っ張る。
     男の子の時は身体の前と後ろ一度ずつだったのに対して、女の子の時には後ろ側の時間を短縮してもう一度前側を診察する。薄く儚い胸と、ぽっこりと突き出た丸いお腹との対比を視姦し続ける。
     自らの性癖が叫ぶ渇望を喜悦で満たしていると、彼女は現れた。椎名未織衣。わたしは天使のような、とか、お人形さんみたい、とか、トップアイドルになれそうな、とかそういう飛躍した比喩は好きではない。そうではなくて、この日見た女の子の中で一番可愛い、それでよかった。この子の後に入ってくる女の子にも、椎名未織衣より可愛い女の子は現れないだろう、それで、よかった。
     僅かに外ハネした毛先にさえダメージを感じさせず、滑らかでしっとりとした光沢を放つ黒髪が、肩より少し下まで伸びている。とても目が大きく、鼻は平均的な高さ、唇がとても小さい。美しい女の顔だったが、七歳という年齢ではパーツの全てが柔らかく丸みを帯びて、ただただ愛らしい女の子という容貌だった。
     日本人とは思えないほど色素の薄い乳頭、そして他の女児たちと変わらないぽっこりお腹の幼児体型。彼女がわたしの聴診を受けるために丸椅子へ腰掛ける。
     わたしは疼痛を訴える股間を意識しながら、彼女の身体をじっと見つめていた。



     キーンコーンカーンコーン
     二時間目始業のチャイムが鳴った。美織衣ちゃんがいる二年三組の一時間目は体育、知っている。だからこそこの時間をわたしは選択した。白いシャツに紺色のスパッツは昨日と同じ出で立ちだった。
    「はーい、じっとしていてくださいねー」
     美織衣ちゃんのぺったんこな胸にチェストピースをあてがう。聞こえる正常そのものの心音。先日の健康診断の時を思い出す。
     わたしは美織衣ちゃんにさらなる悪戯を敢行するべく、殆ど無意識的に正常なはずの美織衣ちゃんの診断結果に所見を書き連ねていた。こんな真似をするのは初めてだと思う。今までどんなに可愛い女の子を前にしても、その場でチェストピースの縁で乳首をくすぐったり、何食わぬ顔で太股やお尻に少し触れるだけに留めていたのに、美織衣ちゃんに対しては、その先を狂おしいほどに熱望している。
     性的に無知な美織衣ちゃんの、その身体にわたしの性をぶちまけたいと思った。
     美織衣ちゃんは体操服の裾を鎖骨が見えるまで持ち上げながら俯いて、性徴の兆しが一切ない平らな胸を這いまわるピースを目で追いかけていた。全く膨らみ始めてはいないはずなのに、浅くふにっ、とピースが沈み込むのは、女の子のこの場所には初期段階から脂肪がついているということなのだろうか。
     桜色の先端を中心に円を描くようにしながら、わたしはピースを滑らせていく。径が徐々に絞られていき、チェストピースの縁が周りと色の違う部分をかすめると、美織衣ちゃんの肩がびく、と震えた。顔を覗き見すると下唇を薄く噛んでいる。わたしの身体は少し前のめりになっていた。幼女特有のわけもなく甘い体臭が香ってくる。
    「うーん、やっぱり音が悪いかなぁ……」
     あくまでも聴診をしているだけだからね。
     ちゃんと音を確認しないといけないから。
     だから色んな場所に当てるからね。
     わたしは心の中で習熟度の極端に下がった拙い日本語で美織衣ちゃんに語りかけている。先程までよりも厚めに美織衣ちゃんの乳首を押さえつけてみた。
     ぷにゅ、くにに
    「っ……っ」
     ちっちゃい乳首に圧が加わる度、美織衣ちゃんは肩を震わせ鋭く呼吸した。多分くすぐったいのを堪えているのだろう。わたしの方はそろそろ何かが堪え切れなくなってきているのを感じる。俯いて前に突き出されるような形になっている頭頂部から美織衣ちゃんの匂いを摂取して、わたしは次を求めた。
    「うん。どうももう少しちゃんと聴かないとわからないみたいだね。手で直接聞いてみようか」
    「て? 手、つかうの?」
    「そうですよ。手や指は凄くよくわかるから」
     大嘘だった。確かに指先の感覚は鋭敏だが、感じ取れるのはあくまで表層部の起伏や動揺に限られる。
    「はあい」
     わたしは両耳の耳管を抜いて首に掛け直すと、中指と薬指を揃えて美織衣ちゃんの胸にそっと触れた。きめ細かい幼女の肌の感触に炎が逆巻くような熱を感じた。突き動かされるように、指先を接触させたまま右往左往させ、乳房とも呼べない幼い胸を触る。
     素晴らしい。子どものおっぱい……
     ただ指先で撫でているだけなのに、この多幸感はどうだろう。柔らかい。やわらかい。瑞々しくて張りがあって荒れた場所もなくひたすら滑らかだった。自らの意思を半ば喪失しながら、わたしの指先はぺたんこのおっぱいの低すぎる頂点に息づく、直径数センチもない乳首へと吸い寄せられていった。
     しゅりっ
    「きゅふふっ、あっ、ふふふ!」
     中指が美織衣ちゃんの乳首と接触した瞬間、我慢の限界とでも言うように美織衣ちゃんは、身体をよじるようにしてわたしの指から逃げた。くふくふふと忍び笑いを漏らしながら首は依然として俯いたままだった。
     一瞬だけ触れた美織衣ちゃんの乳首の感触が指先に焼き付いている。ふにゃふにゃの軟らかい皮膚の中に微かな芯が萌芽したような粒立ちがあった。
    「くすぐったかったかな? ごめんね、すこーし我慢してじっとしててください」
    「うふっ、はあぁい」
     目尻は下がっている。声も弾んで笑っている。しかし美織衣ちゃんは先程からわたしの顔を正面から見ようとはしない。愛撫されていた胸の辺りをずっと凝視していた。
     もしかして、何かを悟ったかな。
     けれど、それをリスクと恐れる気持ちが湧いてこなかった。わたしの方を見ようとしないならこういうことができる、と、わたしは人差し指と中指を口に含み、短い間に出せるだけの唾液を溜めて指に塗した。
    「はい、もう一度、ちょっと我慢してねー」
     わたしの唾液に濡れた指先を、色素が非常に希薄な美織衣ちゃんの先端へ再び着地させた。様子見で控えめに触れていた先程よりも大胆に、七歳の女の子の乳首を捏ねまわす。
     くに、ぴ、にちにちにち、くり、こりり
     はじめに指の腹の表皮と乳首の表皮とを、お互いに圧を感じないほど弱く接触させ、そのまま蠢かした。美織衣ちゃんの身体の至る場所がびくびくと震えるので、わたしは空いている手で背中から肩にかけてを撫でさすった。そして少しずつ乳首の薄皮へと圧をかけていき、わたしの唾液を塗り込みながら、ぷつんとした虫さされのような乳首を弱く押し潰した。決して痛くしないように手首から先の力を抜きながら、美織衣ちゃんのおっぱいそのものをほじくっていく。
     少しの間一心不乱に小学二年生の裸を触っていると、濡れた乳首はうっすらとテカり、わたしは思わず顔を寄せて舌を伸ばしてしまいそうになったが、行動を起こしてしまう寸前に自制できた。その時に初めて気がついたのだが、わたしは大分、“必要以上に”美織衣ちゃんの身体へと顔を寄せてしまっていた。視線を上げると、生まれた頃から殆ど育っていない、女性としての機能を未だ備えないはずの乳首をいじくりまわすわたしの指先と、それを執拗に繰り返し行うわたし自身の表情とを交互に窺う美織衣ちゃんと目が合った。
     唇を固く引き結んで、美織衣ちゃんはいつの間にか自分の呼吸さえも押し殺して一切の物音を立てないように硬直しているようだった。
    「せんせ、っ……ど、どっ、ん……どうです、ぁ、ですか」
     蚊の鳴くような音量で降り注ぐ、女児の震えた純真さにわたしは最早何を顧みることもなくなった。
    「うん……やっぱり、もっとちゃんとした検査を、しないとね」
     歯止めが効かないまま、美織衣ちゃんの裸に近づく一方だった顔を引き剥がすようにして上体を起こした。
    「ちゃんとした、けんさ……」
    「ちゃんとした検査、しても良いかな」
     本当ならばこの段階へ持ち込むとなった時のために準備していた説得の文面があった、はずだったように思う。しかし、わたしはこうして直接的かつ短絡的な迫り方しかできないでいる。
     嫌がられたらどうすればいいのだろう。無理矢理に襲いかかってしまいそうな気もする。しかしそんな真似はしたくない。自分の身を守るためにも。
    「それしたら、みおい、びょうきにならない?」
     やはり幼い子どもの考え方だ。診察で行われるのは病気の有無の調査であり、病気の治療や根絶、回避ではない。そんな当たり前のことが、まだこの女の子には知識として備わっていない。
    「うん、ならないよ……絶対」
     医師としてしてはいけないことはいくらでもある。確約もその内の一つだとわたしは考えている。つまり、“絶対”を医者は口にしてはいけないのだ。しかし既にわたしは医者ではなくなっている。美織衣ちゃんをこの手にかけることができるのなら、どんな“絶対”でも口にする。
    「じゃぁ……するー」
    「その前に、椎名さん、先生と約束できるかな」
    「やくそく? なあに」
     いくら理性を吹き飛ばしていようともやはり自分が可愛いものなのだと、わたしは自分で感心した。
    「これからするちゃんとした検査は、本当は大きな病院でしかやっちゃダメな検査なんだ。けれど先生はやりかたをしっかり憶えてるから、ちゃんとした検査ができる。でも本当はここでやっちゃダメ。だから、椎名さん、ここでちゃんとした検査をしたこと、中原先生にも、お父さんお母さんにも、お友達にも、誰にも、内緒にしなきゃいけないんだよ。できるかなあ」
    「ん、わかったー! ぜったい、ないしょ」
    「それとあと一つ」
    「もういっこ?」
     わたしは指を立てて再び美織衣ちゃんに話を聴く姿勢を要求した。
    「そう。このちゃんとした検査はさっきよりも辛い検査になるんだ。痛くはないんだよ。全然痛くはないんだけど、ちょっと辛いかもしれない。難しい検査だから、椎名さんが先生の言うことをちゃんと聞いてくれないと失敗しちゃうかもしれない。先生の言うこと聞けますか?」
    「きくー」
     裸の上半身を前後に揺らしながら、そんなの簡単だよ、と得意そうな表情で答えてくれる美織衣ちゃん。きしきしと丸椅子が軋んだ。



     健康診断の時、わたしたちはお互いに椅子に座った姿勢で聴診のスペースにいた。しかし今は少し違う。昨日と今日との共通点は場所。ベッドをどかして作った簡易的な個室の中。相違点は内装。仕切りの中のスペースのほぼ全てを占拠する清潔な白色のベッドに、わたしは幼く可愛らしい患者さんを寝かせた。
    「頑張ろうね、椎名さん」
    「はあい。せんせー、みおいのこと、ちゃんとなおしてね」
     うん、とわたしは最後の力を振り絞って優しく慈愛に充ち溢れた笑みを浮かべた。多分、これからこんなに穏やかな表情を作ることはできなくなるだろう。
     仰向けになってもなお突き出るような形の丸いお腹にゆるゆると手を置く。しとっ、と潤っていた。
    「ちょっと汗かいちゃったね。暑い?」
    「うんー、たいくであせいっぱい。ほけんしつもー、ちょっと、あつい」
     そうだろうね。体育で汗をかいてもらって、さらに発汗してもらうために保健室は今日ずっと閉め切って、空調もオフにしていたんだからね。
     ぴたあっ、と手のひらに吸いつくようなしっとりしたお腹を触ってから、わたしの手は脇腹を上へ這っていった。くすぐったがらないように割と強く不躾に腋の下へ手を入れると、さらなる潤いがそこに感じられた。わたしは女児の汗に特別強い性的嗜好を持ってはいないが、しかし女の子の香りが濃くなるような気がするので、できるだけ汗をかいていてほしい。
    「あ、そうだ。少し暑いかもしれないけど、我慢してねー」
     わたしは美織衣ちゃんの身体がもっと汗で蒸れるように、ベッドの足側へ畳んであった薄手の掛け布団を伸ばした。全部を綺麗に被ってもらう必要はない。掛け布団が身体の傍にあるだけでも、自らの体温を放射して布団に熱が籠り、人間は暑さを感じるようになる。
    「椎名さん、ばんざーい、してごらん」
    「こう?」
    「ありがとう」
     ベッドに寝る美織衣ちゃんの、露わになった腋の下が目の前に見えるくらいの位置にしゃがみこみ、わたしは自分の頭を横にして、美織衣ちゃんの胸へ乗せた。耳を押し当てて胸の音を聞いていますよ、というポーズのつもりだ。
     美織衣ちゃんの幼い匂いを堪能する。わたしの目論み通り汗と体温で幼女の体臭は頭を甘く殴打されるほど濃くなっている。何度も位置を変えては美織衣ちゃんの平らなおっぱいに受け止めてもらった頭をずらしていき、腋の下の方へと向かう。
    「せんせぃ、おむねのおと、どう?」
    「うん、今検査してますからね」
     最早検査という名を着せられただけの性的悪戯を、何も知らない子どもの身体に施していた。鼻先を腋の下に直に突っ込み、大きく息を吸い込むと、汗の匂いが強烈だった。その匂いはわたしが良く知る女性の汗臭さに似ていたが、尋常でない甘ったるさが他の要素を塗り潰しているような、そんな不思議な香りだった。
     依存性の高い強烈なレクリエーションドラッグが血管を駆け巡っているような、強迫的な多幸と、高まっていく性感。わたしは今度こそ、美織衣ちゃんの機嫌や心情を慮るような優しく下卑た嘘を忘れるほどに、理性のタガが外れるのを感じた。
    「みお、椎名、みっ、美織衣ちゃん!」
    「ひゅわっ!? せ、せんせぇ?」
     わたしは美織衣ちゃんの全身から立ち上る女児の香りごと、幼い女の子の裸を抱きすくめた。鼻や唇に絹糸のように細くまとまりの良い黒髪を絡ませながら、首筋に顔を埋める。どこもかしこも肌はうっすら汗をまとって濡れていた。細い首に何度も口づけしながら、過呼吸に陥るほど美織衣ちゃんの香りを肺に摂り込んだ。
     首筋への口づけに飽きると、わたしはずっと外気にさらされていた美織衣ちゃんの乳首へと今度こそ本当に顔を寄せていった。自分でもわかるほど熱くなった息を他のどこよりも薄く脆弱な皮膚へ吐きかける。
    「せんせ、くすぐ、った……ど、どっどうしたのぉ」
     困惑したような美織衣ちゃんの声が聞こえるが、わたしを制止させるまでには至らなかった。ぺたんこおっぱいに顔を埋めているので見えないが、美織衣ちゃんの大きな大きな瞳がぱちくりと瞬いているのを容易に想像できる。
     舌を伸ばし、七歳の乳首を汚した。
     ぴちゃぴちゃ、ちゅ、くちくちくちぃ、ぢゅぅううう、ぷじ、りゅぐりゅぐ
    「はぁ、はぷっ、美織衣ちゃ、じゅぞぞぞっ! ぇろぇろぇろ……」
     小学二年生の、女の子のおっぱいは端的に言って素晴らしく美味しい。舌先で触れるか触れないかの微妙な圧力を掛けて転がし、唇全体で押し潰し、出るはずもない母乳を絞り出そうとするかのように強く吸い付く。何度も何度も、何度も何度も、小指の爪ほどもない美織衣ちゃんの乳首に「えっち」した。
    「んんー……やぁぁ……んくっ! ぁ……せん、せ……なぁにい……?」
     恐らく初めて感じるだろう、淫らなくすぐったさを、美織衣ちゃんは持て余しているみたいだった。どうすればいいのかわからない、どう反応していいのかわからない、これが良いことなのか悪いことなのか、わからない、そんな具合に。
     舌のざらざらの表面を、乳首のつるつるな皮膚に擦り合わせていく。何時間でも、何日でもぶっ通しでしゃぶっていられると、心の底から思った。
    わたしはそんな自らの考えに触発されて、反射的に壁掛け時計を見上げた。
    二時間目の終業まで残りおよそ二十五分。わたしはまだ美織衣ちゃんの身体のほんの一部分しか堪能していないことを思い出す。おっぱいだけでも至福の一時を味わうことができたはずなのに、自らの内に猛る欲望の炎が天井知らずに燃焼を続け、その熱量を上げていくのをわたしは感じている。
    「ふー……美織衣ちゃん、お腹を下にして、寝てくれるかな……」
    「……っえ、こ、こう? ですか……」
     陶器のようにすべすべとした表面の背中と、まだ体操着に包まれたままのお尻が無防備にされる。何だか本当に、少し暑い。ふと観察してみると、美織衣ちゃんは体育を終えて保健室に来た時よりも肌が上気して汗をかいている。かく言うわたしの方も、汗ばむほどの蒸し暑さに閉口してしまい、白衣を脱ぎ捨てずにはいられなかった。
    「よし。そのまま、じっと、しているんだよ」
     興奮のあまり話す声の抑揚が変になりながら、わたしは両手を紺色のお尻にそっと置いた。ふわっ、とした温かい、緩く反発してくる感触に押し返されるのを皮切りに、わたしの両手は何かに憑かれたように美織衣ちゃんのお尻の上で暴れまわる。
    「おっほ……ぉ、すばらしい。子どものお尻……はっ、はっ、やわらか……」
     吸い込まれるように頭を下げる。美織衣ちゃんのお尻が視界にどんどん大きくなる。一度瞬きして、視界が暗くなったと同時に、わたしの顔面が小さくしかし肉付きの良い美織衣ちゃんのお尻に包まれたのを、両の頬で感じた。二つの柔らかい丘に挟まれた顔を、より一層強く挟みこむために両手で外側からお尻を揉み込みながら、恥も外聞もない獣の呻き声のような音を立てて、わたしは美織衣ちゃんのお尻の奥で躊躇いなく深呼吸した。
     お、おおおおっ。この美織衣ちゃんの、幼い女の子の甘ったるい体臭に微かに混ざる、鼻の曲がるような悪臭っ。お尻の奥の匂い。凄すぎる!
     スパッツ越しにほんの僅か漏れ出る美織衣ちゃんの便臭を嗅ぎ当て、それだけで射精してしまうほど股間が膨張した。
    「せんせぇ……なに、してるのお……?」
     顔を上げると、うつ伏せの体勢のまま首だけをこちらへ曲げてわたしの様子を窺っていた美織衣ちゃんと目が合った。その表情には、想像よりも恐怖や不安の色が少なかった。どちらかと言えば、困っているような、意味がわからない、目的があるなら教えてほしい、というような、純粋に理解できないことへ教えを乞おうとする表情のような、そんな風な印象を受けた。
    「みおいの、おしりかいで、た……?」
    「美織衣ちゃん、スパッツも脱いじゃおうか……」
     美織衣ちゃんの独白するような疑問には答えないまま、わたしは美織衣ちゃんの腰に指を掛ける。ぐっと引っ張るとスパッツの腰ゴムが伸びて、ちらっと白地のパンツが覗いて見えた。
    「ズボン、ぬぐのー」
    「うん、検査に、必要なことだから……ねっ?」
     答えを待たずにずりずりと紺色のスパッツを下ろしていく。膝までで止めておいて、七歳の女の子が穿いているパンツを舐めるような視線で見つめた。
    「あっ、パンツ、みえちゃう、よ……?」
     あれだ、プ○キュアだ。わたしでも知っている。小さな女の子から大きなお友達まで、尋常でないほど広大な視聴者層をターゲットにしている女児向けアニメのキャラ物パンツだった。白地にバックプリントで少女たちが集まって笑顔を見せている。いくつかシリーズがあることは知っていたが、わたしにはこの少女たちがどのシリーズの何というプ○キュアたちなのかはわからなかった。
    「せんせー……おしり、けんさするの」
    「しー。じっとして」
     美織衣ちゃんのパンツは、お尻の真ん中の割れ目に沿って一本溝が入っていた。余って皺になった生地が、美織衣ちゃんのお尻のシルエットを緩やかに解きほぐしている。
     先程と同じように、ぷるぷるふわふわのお尻に顔面を埋め込んだ。
     同時に女児パンツに染み込んだ美織衣ちゃんの汚れの香り――暴力的なまでに濃厚で強烈な香りがわたしの鼻腔に飛び込んできた。
    「ぅおおおっ! すうううっ、ぶひゅううう! ああっ、ああっ! み、みおいっ、ちゃんっ!」
    「やっぱりー……おしりかいでるぅ」
     ぐりぐりと顔を左右に動かしながら、お尻の奥へ奥へと鼻を捻じ込ませていく。熱がこもり、汗ばんで蒸れたお尻の谷間の奥底へと。
     それにしてもいくら体育でかいた汗と上昇した体温でむあ、と熱気を感じるほど蒸れているとしても、美織衣ちゃんのような端正な顔立ちの愛らしい女児のお尻から、これほどまでの便臭がするとは思わなかった。そこまでを感慨深く考えて、わたしはあることに気付く。
     もしかして、美織衣ちゃんのパンツにはあるのではないだろうか。
     わたしは名残惜しいのを振り切って七歳のお尻から顔を持ち上げると、美織衣ちゃんを再び仰向けにした。膝を曲げさせお腹の方へ引き込ませると、赤ん坊がおしめを替える時のような格好を取らせた。美織衣ちゃんは少しだけ恥ずかしがったものの、先生に検査してもらうためなら平気だと言ってすんなりとわたしの望む姿勢を取ってくれた。
    「おお。くく、くっくっ……やっぱりだ……」
     無防備にさらされた美織衣ちゃんの純白であるはずのクロッチが、うっすらと茶色く黄色く、汚れている。
     表に染み出すほど汚しているなんて……ああ、美味しそうだ……
     男の子では絶対に描くことのできない、マン土手の美しく起伏のない曲面を、指先でそっと突く。性感を覚える機能が七歳の女の子に備わっているはずもなく、美織衣ちゃんは性器に悪戯されても無反応だった。
     もう何を堪える必要もない。美織衣ちゃんはわたしのやることなすこと全てを検査のためだと解釈してくれるはずだ。
    「みっ、美織衣ちゃん、こんなにパンツ汚して、うふふふ、ダメですよぉ……」
    「う、ん。ごめんなさい……」
    「ここも、きちんと検査しないとねー……」
     汗で湿った内股をしつこく触りながら、幼い女の子の最も体温の高い場所に悪戯するべく、おしっこや汗で汚したクロッチに護られた女児の性器へ口を寄せた。
     ぢゅううううぢゅうぢゅううぢゅううっ ぢゅぞっ、ちうちうちう
     七歳女児のおまんこの汚れを全て受け止めたクロッチを口に含み、力一杯吸い上げた。尿や汗が液体として染み出してくるわけではなかったが、吸い上げる度、美織衣ちゃんの汚れの素、エキスのような、汚れそのものの香りや風味が口腔と鼻腔全体に広がった。しょっぱいようなにがいような……鼻を摘んでしまいそうなほど臭いような一生嗅いでいたいほど芳しいような、とにかく病み付きになるしかない、クセのある幼女の味だった。
    「みおいのパンツたべてる? おいしいの……? ばっちぃよう……?」
    「とても美味しいよ……とても、とても。ああ、ありがとう、美織衣ちゃん……」
     わたしは再び時計を見上げる。残り十分を切った。ここに来て、これ以上は本当にまずいことになるかもしれない、という恐れがわたしの頸をじん、と痺れさせたが、冷静に考えるともう手遅れだと気付いた。取り返しのつかないことなど、今日、数えきれないほど行っている。
    「……美織衣ちゃん、よく頑張ったね。次の検査で最後だよ」
    「おわり? けんさ、おわるの?」
    「ああ……あと一つ、検査したらおしまい。だから、ね? 頑張れるよね?」
     言いながらわたしは美織衣ちゃんの裸を護る、最後の衣類に手を掛けた。ずるずると右手で引っ張り下ろしながら、仰向けに寝てただじっとしている美織衣ちゃんのしなやかな黒髪を手で弄ぶ。
    「わかったあ。みおい、がんばってぇ、じっとしてます」
     白いパンツを完全に足から引き抜くと、わたしはそれを観察するように目の前に広げ、裏返した。七歳の、小学二年生の女の子のおまんこに直接当たっていたクロッチ部分は表から見たときの数倍色濃く、おしっこで汚れ、ぷん、と匂い立った。お尻の方にもおまんこの部分より黒めの汚れが付いている。これはおそらく――
    「検査のために今日穿いていた美織衣ちゃんのパンツは預かるからね。大丈夫、洗濯してある綺麗な替えのパンツは保健室に準備してあるから」
    「はあい」
     わたしは残り十分足らずでできることを、必死に頭を回転させて考えた。
     結論としては、最後には美織衣ちゃんのおまんこに“お薬”を注入したい。というよりは、それさえ達成できれば、と考えていた。時間が惜しかったので、先程パンツ越しにおまんこをしゃぶったときと同じ体勢を美織衣ちゃんに取らせた。
    「最後はここ、おしっこするところをちゃんと検査するからね。しょしょ、消毒しないといけ――っ」
     言い終わる前に産毛の一本さえ生えない完全な無毛の割れ目に口を被せた。もう喋るのに口を使っている暇はない。
     りゅちっ、ちゅぷちゅぷぷぷ、ちゅるん、じゅぽ、くちちちぃ、じゅるじゅるじゅぞっ
     滲み出してくるおしっこの塩味が完全になくなるまでしゃぶっていたかった。しかしいくら舐めてもしゃぶっても吸い付いてもおしっこ臭さとしょっぱさは僅かに残る。
     尿道を舌の先端で探り当てくにくにとほじくり、割れ目の上部に静かに息づくちっちゃなクリトリスに尖らせた唇を押しつけ、おまんこの土手まで上るとぷにぷにとこの世のなによりも柔らかく、軟らかいその肉を本気で、全力でしゃぶった。
    「せんせい……んん、ぁっ! な、なんかゃ、ゃぁだあっ……なんでぇ……? そこ、おしっこっ、する、っひ、とこだよっ……っ!」
     年端も行かない女児の、性器としての役割を果たせるはずもない、未発達な幼いおまんこを、その意味もわからせないまま自分のものにする。世の中に、そして人類に、これほど幸福で充足できて、そして性感を上り詰めさせることが他にあるだろうか。ない、ないんだ。少なくともわたしにとって、そんなものはない。
    「ひぐっ……! ひぃっ……ゃだ、ゃだぁ……っ! このけんさ、やだぁっ……」
     ついに性的なこと――えっちなことが何かを全く知らないはずの美織衣ちゃんが、わたしの行為を受けて拒否反応を示し始めた。えっちなこと、と確りと認識できていなくても、本当は軽々しくしてはいけないことだという行為の本質を、肌で感じているのだろう。
    それを頭や肩やお腹を撫でまわすことでいなしながら、わたしは七歳女児のおまんこを好き勝手に舐めまわし唾液まみれにした。ほくほくと湯気が立ちそうなほど、美織衣ちゃんの汗とわたしの唾液で蒸れた幼いおまんこは、柔らかくやわらかく、大福のような弾力を保ちながら解れていった。
    「ぶはぁっ! はっ、はっ、はぁぁぁ……! じゃっじゃあ、最後の検査するよ。最後は今消毒したおしっこするところにお薬を塗るから、ねっねっ! お薬だから!」
    「……こわい、よぉ……っ、っ、はやく、けんさ、おわりぃぃ……!」
    「終わりだからっ! お薬塗ったら終わりだからねぇ……っ!」
     この小一時間勃起しっぱなしで下手したら壊死寸前なのではないだろうかと不安になっていた己の強張りを、あっという間に引っ張り出した。生まれて初めての硬度だった。カウパーまみれでぬるぬるになった亀頭を、どろどろに解されながら、なおぴっちりと閉じ合わさろうとする頑なな幼女性器に押し当てた。僅かに突き進むと閉じていた薄い小陰唇がぐちっ、と抉られて、強引に割り開かれるのが見えた。しかしその奥に佇む膣口に先端が触れると、その鼻の穴のような小さなサイズに、挿入を諦めざるを得なかった。
     くじゅっ、ぷつゅる、じゅっちゅ、ずりゅにゅずずぅ、くちにちにちちゅ、ぐりゅぶぶ
     わたしは二時間目終了まで残り三分ほどであることを確認すると、いたいけな女児自身に押し当てた強張りの先端を滑らせ、美織衣ちゃんを素股で犯した。
    「ぅっ、ぅっ、うおぉ……美織衣、美織衣っ!」
     にゅぶっ、じゅっじゅっ、ぐちちっ、ぴちゃにちゃぐちゃ
     下腹部の奥から込み上げてくる“お薬”が、ぐつぐつと体内で煮え滾っているのがわかる。年齢一桁の、絶対に妊娠できないし、絶対に性交してはいけない歳の女の子を、汚そうと、一生消えないわたしのものだという証を刻もうと、わたしは一人の凶悪な変態となって小学二年生の、まだ七歳の、美織衣ちゃんへ「えっち」する。
    「せっせんせ……ぇ? どうしたのっ、けんさ、だいじょぉぶ……!?」
    「うほぉおっ、だ、だいじょうぶだよ……おっ、うっ、もっもうすぐっ、もう、っ終わるからねへぇっ!」
     ぴっちり閉じていたぷにぷにの小二おまんこは、わたしの強張りを受け止めて押し潰され、無理矢理に割り開かれていた。成熟した大人の醜悪に膨らんだペニスが膣口の浅い所で遮られ、焦らされる度にもどかしさと快感の涙を零すが、わたし自身は、七歳の女の子が、薄汚い大人の欲望の塊に汚されていくその光景だけで高ぶり、上り詰めそうになっていた。
     にゅずにゅずにゅずっ! ぴちっ、ちゅぐっ、りゅぷぶっ、くちゅ、ねぱっ!
    「ぁ、あっぁああっっ! おっおっおっおっほおお! でっ! ででっ!」
    「せん、ぐっ、せんせぇぇ……いた、ぃ、いょぉ……っ」
     無意識の動きだった。それまでは小陰唇の裂け目に包まれるような形にして動いていたのだが、その時を迎えた瞬間、わたしは美織衣ちゃんの小さな小さな、挿入できるわけもない膣口へ、自らの汚らしい欲望の象徴を突き立てていた。
     でるぅうぅううううっ!!
     妊娠できるわけもない、幼い女の子に、中出しっ!!
     びゅっ!! ぶびぶびゅううう!! びゅぐびゅぐびゅきゅっ!
     びゅる、ぶぴっ……びく、びゅく……
     長い、長すぎる射精だった。
     わたしが我に返ってすぐにしたことは、自分が果てた瞬間どんな体勢でどんな表情でその絶頂を受け止めていたのかを思い出し、自殺衝動に駆られる自分を忘却することだった。
     両手で殆ど無抵抗のままだった美織衣ちゃんの乳首をひっかき、つねりながら目一杯に背を反らして、目を見開いて半開きにした口から舌を伸ばす、そんな恰好でわたしは美織衣ちゃんに“お薬”を注入した。
     視線を、わたしの欲望そのものを全て受け止めた美織衣ちゃんのおまんこへとやる。信じられない景色だった。わたしの黄ばんでさえ見える精液は容易に摘めるほどに固く粘り、驚異的な濃度と、そしてちいさな美織衣ちゃんの股間のほぼ全体を覆い隠すほどの量で、排出した当人のわたしをも圧倒した。
     ぜえ、はあ、ぜえ、はあ、ふう、ふう、ふうぅぅうう
     わたしの荒い呼吸と、美織衣ちゃんのそれと、二つの呼吸がいつまでも重ならない。子ども呼吸のサイクルは大人に比べて速いのだ。
    「せんせ、おわ、った……ぁ?」
     不思議なものを見るような表情で美織衣ちゃんはわたしに訊ねた。検査は無事に終了したのかと訊いたのだろうか。この期に及んでまだ、これがちゃんとした医療行為だと思っているわけでもないだろうに。
    「ああ、うん……」
     わたしはふと自棄を起こしつつも、美織衣ちゃんを試したい気持ちに駆られた。どうせ、美織衣ちゃんが誰かに密告したその時に、わたしは破滅するのだから。
    「美織衣ちゃん、えっちさせてくれて、ありがとう……」
    「……? せんせー、えっち、って、なにー……?」
    キーンコーンカーンコーン
     二時間目終了のチャイムが鳴った。

    公開日:2015年06月10日

    最終更新日:2015年06月10日

    皆もっと書いてくれえ!

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    良いですが、やはり大型新人さんは偉大だったなと感じています。 みせたがりのゆかえをぜひ筆者さんもご覧下さい。あれを目標にしてみるといいかもしれません(2015-06-25) ID:f7693cf8

    設定なんてどうでもいい!行為の過程を非常に丁寧に書いてくれただけで満足だ!ありがとう!!!(2015-06-22) ID:959345f5

    内容は良くても、設定に無理がある…。そして、「保健医」って何?(苦笑)保健室の先生=養護教諭のこと?それなら、こんな内容で呼び出すこと自体不可能ですから…。現実を完全無視な設定に萌えきれず、とても残念…。(2015-06-13) ID:63c0bcba