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意識しておきたいのは、食物にはニオイを作る食材と作らない食材があるということです。この「ニオイを作る食材」を避けた食生活を心掛けることが、体臭予防のためのスタートとなります。

では、ニオイや体臭を作る食材とはどういった物が挙げられるでしょう。次にその食材を挙げていきますが、ニンニクやネギ類など、いかにもニオイを出しているとわかる食材だけでなく、「え、こんなものまで?」と思うようなものも多く含まれているはずです。

 

動物性タンパク質は腸内環境も体臭も悪化させる

肉などの脂質の多い食べ物は消化されにくく腸内に溜まりやすい

腸の中の環境を悪化させる大きな原因となるのが、肉類あるいは動物性タンパク質や脂質の摂りすぎです。肉の何が問題なのかというと、消化・分解に時間がかかる食材であるという点です。それでなくても日本人は欧米人に比べて腸が長く、分解された食べ物が腸内にとどまる時間が長いという特徴がありますから、肉はより一層長い時間とどまり、腸内で発酵して腐敗臭を生じさせてしまいます。

また、消化のために臓器の活動が活発化すると、体温が上昇し、発汗が発生します。これも体臭を強くする原因になります。汗をかけば、体がにおいやすくなります。さらにタンパク質は体内でアミノ酸になりますが、その一部からはニオイのもとになるアンモニアが作られます。これだけの体臭要素が揃っているのが、肉類なのです。食べるのであれば、できるだけ早く排出させるために、食物繊維を多く含んだ食材をつけ合わせに、少量をとるとよいでしょう。

 

「体を冷やす食べ物」も体臭が出る大きな原因

知っておくだけで安心!体を冷やす食材と、体を温める食材

お肉がNGなら、野菜を摂ればいいか、と思うかもしれません。確かに野菜は動物性タンパク質や脂質がない上、食物繊維も豊富で体臭予防にうってつけの食べ物といえます。ところが、ここに1つ落とし穴があるのです。食べ物には体を温かくする食材と冷やす食材があります。野菜でいえば夏が旬の野菜類、たとえばキュウリやレタスなどは、体を冷やす食材に分類されます。

キュウリばかりをパリパリかじる人はいないと思いますが、健康法として、毎日たっぷりの生野菜サラダを食べ、冷たい水を1日2リットル飲むといったことを実施している人は、気をつける必要があります。習慣化しているようであれば、体は冷える一方。

人間の体は血液がめぐることで全身の温度が規定に保たれるのですが、どこか一箇所でも急激に冷やされるところがあると、そこから冷えが身体全体に広がって行ってしまうからです。体が冷えると、常在菌の活動がにぶってしまいます。常在菌は体表面で35℃以下、体の内側で36度以下になると元気を失うといわれています。

常在菌の元気がなくなると、腸内および体表面の体臭ケアが十分でなくなり、体臭が強くなるわけですのです。そうならないよう、野菜をとるなら体を冷やす食材は回避し、温野菜や根菜類など体をあたためるものを選びましょう。

 

米や砂糖などの「精白食材」がもたらす腸内腐敗

普段から口にする白米の食べ過ぎが体臭をひどくさせる?!

日本人であれば「嫌い」という人はまずいない、ほかほかと湯気を上げる白いごはん。実は白米もまた、摂取し過ぎることで体臭の原因となる可能性があります。 また、パスタやパンに用いられている精白した小麦粉やお菓子作りや料理で欠かすことができない調味料の1つである白砂糖も、体臭を作り出す食べ物です。

こうした炭水化物や精白された食品は、乳酸や酢酸などの疲労物質を発生させます。すると体の中で活性酸素が大量に発生し、脂質が酸化します。このようにして生まれた過酸化脂質が皮脂腺に詰まると、悪臭が発生するのです。ちなみに、白米やパンを食べすぎたり、よく噛まないでいるうちに腸内腐敗が起こって、ニオイの原因となります。ごはんを口にするなら精白されていない玄米を選び、よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。

 

発酵食品で腸内の善玉菌を活発化させる

大豆イソフラボンが多く含まれた食材を積極的に食べて体臭を撃退

味噌、しょうゆ、納豆、漬物、酢などの日本の昔ながらの発酵食品も消臭に効果のある食べ物に挙げられます。これらの食材は腸内の腐敗物質を燃焼させて善玉菌を増やすほか、全身の代謝をよくする効果があります。その中においても特に納豆がベストです。納豆に含まれている納豆菌は、腸内の善玉菌を増加させて悪玉菌を削減し、腸の活動を活発にする働きがあります。

さらに、味噌やしょうゆ、納豆の原料である大豆には、女性ホルモンに似た作用のある大豆イソフラボンが含まれます。大豆イソフラボンは自律神経を整える機能があり、発汗を抑える効果があります。納豆ご飯にお味噌汁をすすり、たくあんをかじる。私たちがずっと前から食べてきた昔ながらの和食を食べれば、自然と体臭を抑えることが可能です。

 

体臭予防に効果的な食べ物「納豆」

大豆は高い品質のタンパク質であるサポニンやイソフラボン、ビタミンE、オリゴ糖など、免疫力増強成分の塊であるのですが、納豆にはそこに納豆菌がプラスされます。納豆菌が理想的な点は2つあります。本来であれば、人の体が保持している能力では、大豆の含むタンパク質の60%ほどしか吸収できません。

しかしながら、納豆になると納豆菌の作用で80%くらいまで吸収でき、その栄養を効率的に摂り入れることが出来ます。また、ネバネバの元であるナットウキナーゼ(納豆菌が排出する酵素) には、抗菌作用があります。納豆本体のニオイに避けようとする人も多いと思いますが、体臭対策の食べ物として、ぜひ摂り入れてみてください。

納豆汁

味噌汁に豆腐、油揚げ、納豆と大豆タンパクを4つも揃えた納豆汁で免疫力をアップさせ、体の内側からニオイを消し去りましょう!

【用意するもの】

・納豆1パック ・木綿豆腐2分の1丁 ・油揚げ1枚(湯抜きしたもの)

・こんにゃく4分の1枚(湯通ししたもの) ・長ネギ5cm ・だし汁2カップ ・味噌大さじ1と2分の1

・酒大さじ2分の1

①納豆をきざみ、すり潰す。豆腐、油揚げ、こんにゃく、長ネギを食べやすい大きさに切る。

②鍋にだし汁を沸かし、油揚げとこんにゃくを入れて一煮立ちさせ、火をとめる。

③① の納豆に味噌と酒を入れて混ぜ合わせておく。

④② の煮汁を火にかけ、煮立ったら豆腐と③ の納豆を入れてかきまぜ、沸騰する手前で火を止めて完成。お椀にもってネギをふりかける。

 

食事の内容や方法を改めることで体臭は防げる!

体臭を強くしてしまう食事の悪い例

(1) バランスの悪い、乱れた食生活

(2) タバコや、お酒が大好き

(3) 卵や肉を多く使った高たんぱく、高脂肪の酸性食品をよく食べる

(4) 自分の好きなものばかり食べて、偏食になりがち

(5) インスタント食品や、害のある添加物が含まれた食品を摂る

(6) 早食いや大食いなどで胃に大きな負担をかけている

(7) 香辛料や匂いが強い食品を好んで食べることが多い

(8) 塩分や糖分の摂りすぎ

 

 

体臭を抑えることが出来る食生活の基本

(1) できるだけ多くの種類の食品を食べるようにして、栄養のバランスを改善する

(2) 規則正しい食生活を心がけるようにする

(3) 糖分と塩分は摂りすぎないように注意する

(4) 匂いの強い食品や刺激の強い香辛料は控えるようにする

(5) 動物性脂肪は避け、優良な植物性の脂肪を摂るようにする

(6) 食事の際は、腹八分目にとどめるように意識し胃に負担をかけないようにする

(7) アルカリ性の食品を中心とした食生活に努める

(8) カルシウムやナトリウム、カリウムなどといったミネラル分をたくさん含んでいる食品(海藻や緑黄色野菜など)を多く食べる

 

体臭をこれ以上ひどくさせない為にも気をつけたい生活習慣

気を付けたいことは、食事や食生活の見直しだけではありません。もちろん体臭をひどくさせる食材や摂取量には気をつけたいものですが、何よりも大事なのは規則正しい生活を心がける事です。寝不足も体臭をひどくさせる原因の一因になり得ます。日頃から、体のことも考えて体臭対策に励むことが大事なことです。

 

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