更年期とは、女性なら誰にでも訪れ、一定の期間悩まされるものです。
その症状は人それぞれで、軽く済む人もいれば、つらく重い症状が長く続いてしまう人と様々です。
しかしながら、更年期障害とは病気ではありません。
完全に治さなければ、生死につながるという事もなく、また、しっかり向き合いケアしていく事で、つらい時期も健やかに乗り越えることができます。
そんな更年期の女性が知っておいた方が良い、更年期障害の症状を和らげる方法として漢方薬があります。
ここでは、そんな漢方薬でも特に更年期の症状に活躍してくれるオススメの漢方薬を紹介していきます。
どんな漢方薬を選んでいいか悩んでいる方は参考にしてください。
漢方薬の魅力
病気や怪我を負っているわけではないけれど、カラダがつらい、気分がすぐれない、そんな不調を抱える現代人は多いはずです。
毎日忙しい中で、つい自分の健康管理を怠ってしまい疲労やストレスが溜まりなんとも言えない不調に悩まされるのです。
倦怠感やだるさ、カラダや気分の浮き沈みがあっては、毎日を全力で過ごすことなどできないですよね。
そんな不調をカラダに負担をかけずに予防したり、改善してくれるのが漢方薬です。
薬と違って、漢方薬は自然由来の生薬で木の実、葉、根などが主成分となり、凄いものでは動物のある一部分が入っているものなどもあります。
そのため、化学物質や添加物を含まず、カラダへの副作用の心配も薬と比べると激減します。
また、カラダの不調に合わせて様々な漢方と組み合わせることができ、一人一人の体調にあったものを使用できるのも魅力です。
精神的な症状や肉体的な症状の両方に合わせて、組み合わせることがきますよね。
最近では、漢方薬を取り入れる医師も多く、風邪の初期段階などでも漢方薬を処方する病院も増えてきました。
それだけ、漢方は今健康のために注目されているものなのです。
更年期障害と漢方薬
更年期障害とは、エストロゲンが減少することで、簡単にいえば様々な不調に悩まされてしまう症状のことです。
この不快な症状の多くは、自律神経の調子を崩すことで、血行不良やカラダの様々な機能が低下し、異常をきたしてしまう事が原因でおこります。
症状の重い人は婦人科などでホルモン補充療法を受け、ホルモンバランスを人工的に改善し、自律神経の調子を整える様な治療を進めていきます。
ただ、ホルモン補充療法などは副作用がないわけではありません。
そのため、あまり長く続けてよいものでもないとも言われています。
また、ひどい人はこのホルモン補充療法だけでは、なかなか更年期症状が改善されない事もあります。
この様に、
「婦人科などでの治療だけでは改善できない」
「更年期症状はあり毎日つらいが病院へいくほどではない」
という人に漢方薬が心強い味方となってくれるのです。
更年期症状の中で多くの女性が経験する、倦怠感やほてり、のぼせなどは、重度でなければ漢方薬をうまく取り入れることで軽減し、毎日を元気に過ごしやすくしてくれるキッカケを作ってくれるはずです。
また、漢方薬をのんでいるからという安心からつらい症状を忘れてしまうなんていう人もいる様です。
漢方薬を飲む際の注意点
そんな更年期の症状に効く漢方薬ですが、漢方薬は医薬品の1つなので、基本的に医師からの処方は受けるようにしてください。
薬局などにいけば、医薬品として簡単に手に入る漢方薬もありますが、漢方薬はたくさんの種類があり、漢方についての知識がない方が勝手に手をだしてしまうと、副作用が出てしまう場合もあります。
ですので、漢方薬を利用する場合は、まず医師に相談してどのような漢方薬が良いのかを聞いてから摂取することをオススメします。
漢方のサプリメントの活用
ただし、中には
「忙しくて病院にいけない」
「漢方薬なのはわかっているけど副作用が怖い」
などの理由がある方もいると思います。
私も実際に病院にいく時間などがないため、漢方治療はできませんでした。
しかし、実は漢方の中でも、医薬品ではなく漢方の生薬から作られたサプリメントもあります。
サプリメントでの摂取なら、基本的に食品と変わりはないので、ほとんど副作用などを気にすることはありません。
特に更年期用のサプリメントで使われているのは
- 田七人参
- 高麗人参
この2つの漢方が有名です。
どちらにもサポニンという女性ホルモンの乱れを改善してくれる働きがある成分が多く含まれている漢方になります。
- いきなり漢方薬を試すのが怖い方
- ホルモン治療の副作用が怖い方
- 手軽に摂取したい方
このような方は、まずは漢方のサプリメントで試してみてはどうでしょうか?
その他の更年期障害に効く5つの漢方薬
上記のサプリメントに使われている漢方薬以外にもオススメの漢方薬はたくさんあります。
その中でも代表的なものを5つご紹介します。
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
更年期以外でも、古くから女性に良いとされてきた漢方薬です。
- 体力不足
- 疲労回復
- めまい
- 頭痛
- 生理不順
- 貧血
- 肩こり
などに効果があり、更年期の疲れやすさ、血行不良からくる肩こりや頭痛などに良い漢方薬です。
また、更年期女性特有の寝つきの悪さなどにも効きめがあります。
睡眠不足からくる不調も改善してくれることでしょう。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
疲労回復や冷え症、生理不順、血行不良などからくる肩こりなどに効果があります。
また、更年期症状全般的に効果があると言われ、中でもイライラや、なかなか解消されないストレスからの疲労なども和らげてくれます。
イライラやストレスなどがあっては、やはり夜も眠れませんよね。
そんな時、この加味逍遥散は心をスッと落ち着かせ穏やかな気持ちにさせてくれるのではないでしょうか。
桂枝茯苓丸(けいしふくりょうがん)
更年期特有のうつなどの精神不安に効果の高い漢方薬です。
そのほか、
- のぼせ
- ほてり
- 手足の冷え
- めまい
などにも効果的です。
さらに、皮膚炎などにも効果を発揮するため更年期におこりがちな皮膚のトラブルも解消してくれることで有名です。
ニキビやシミの改善に使用されることもありますから、オトナニキビや加齢によるシミのケアにも良いですね。
半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)
神経性の胃炎や吐き気、喉のなどの異物感などに効果があり、ふさぎ込みがちな気分も改善してくれます。
更年期女性は、吐き気や胃のむかつきなども起こりやすくなります。
そういった症状がある人はぜひ、試してみたい漢方薬です。
気分が落ちて、何もやる気がない時や、悲しい気持ちになりやすい時、少し前向きな自分になれる様にしてくれることを期待したいですね。
温清飲(うんせいいん)
更年期障害の症状全般に良いと言われています。
また、肌の乾燥や更年期女性特有の肌のくすみなどにも良い漢方薬です。
肌のバリア機能が低下して、ひどい乾燥による肌のカサカサや痒みなどを軽減してくれます。
また、不安定で過敏になりやすい精神状態を、落ち着かせてくれる効果もあります。
内面、外見と両方からサポートしてくれることが期待できますね。
焦らずゆっくりと
漢方薬は、薬のように即効的な効果を得るのは少々難しいでしょう。
ですが、しっかり飲み続けることで、カラダは少しずつ良い方へと変化していき健やかになっていくはずです。
早い効果を期待して、数回飲んでも効果が出なかったとあきらめてしまっては、意味がありません。
自分のカラダは良い方へ変わっていってるんだと思いながら続けることで更年期症状も軽減されていきます。
自分に合う漢方薬を見つけて、少なくとも1か月くらいは続けてみてはいかがでしょうか。
まとめ
更年期は、心もカラダも重くなりがちでなんだか後ろ向きになってしまいますよね。
でも、そんな不快な症状を良くするんだという気持ちで毎日ケアしていれば、きっと楽になっていくものです。
つい、ふさぎ込みがちになってしまっても、力を出してほんの1歩進んでみるだけでも変わっていくことがあるかもしれませんね。