青汁だけ飲んでいれば野菜不足の解消ができる?
現代の日本人は野菜が不足していると言われています。そんな現代人の救世主になってくれるのが、手軽に野菜不足を解消できる青汁。
特に忙しくてなかなか自炊できない方や、野菜が苦手であまり食べられない方には大きな助けとなってくれます。それでは、野菜を食べなくても青汁さえ飲んでいれば、必要とする栄養素はまかなえるものなのでしょうか?
1日に野菜はどれだけ必要?
厚生労働省は、1日に野菜を350g以上食べるように勧めています。ところが、厚生労働省が平成25年に発表した「21世紀における国民健康づくり運動(第2次 健康日本21)」によれば、わが国の成人男女が1日に摂取している野菜の量は283.1g。あと70gが足りていない状況というわけです。
しかも目標値に達していないのはすべての年代の男女においてで、特に働き盛りの20代~40代では100g以上足りていません。100gと言えばほうれん草なら3分の1束、トマトなら小1コ、きゃべつなら葉2~3枚、レタスなら葉5枚程度。
こう書けばそれほどの量ではないようにも感じられますが、外食したりコンビニ弁当を食べたりしながら毎日コンスタントに必要な量をキープするのはなかなか簡単なことではないのです。
そして、その不足分を補うものとして注目されているのが野菜の成分がいっぱいにつまった青汁というわけですが、率直に言って「青汁だけ飲んでいれば野菜を食べなくてもいい」ことにはなりません。それには次のような理由があります。
青汁だけでは野菜の代わりにならないのはどうして?
理由1.加工によって青汁の栄養価が落ちるから
青汁や野菜ジュースのパッケージに「ほうれん草○束分」「にんじん○個分」などと説明されていることがあります。しかし実際には、青汁1杯でそれらの栄養素がすべて摂れるわけではありません。
なぜなら、たとえ原材料にそれだけの分量の野菜を使っていたとしても、加工の過程で栄養素にロスが出てしまうからなのです。つまり、350g分の野菜を使って青汁を作ったとしても、350g分の栄養素は摂れないのです。
これはジューサーを使って野菜ジュースを手作りしたり、野菜を調理したりするのと似ています。捨ててしまう搾りかすにも栄養素は残っていますし、加熱することで壊れてしまう栄養素もあるからです。
製法や商品によりますが、ごく一般的な粉末青汁では、加工過程で生の原材料の10分の1にまで減ってしまう栄養素もあると言われています。
理由2.青汁だけだと栄養素の偏りが出るから
「それなら減った栄養素の分まで補えるほどたくさん青汁を飲めばいいの?」と考える方もきっといらっしゃるのではないでしょうか。
もちろん理屈の上ではそれでもよさそうですが、それはお勧めできません。というのも、いくつかの野菜を組み合わせることではじめて栄養バランスは取れるもので、限られた原材料だけで作られた青汁では栄養素が偏ってしまうと考えられるからです。
一般的に野菜にはビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、ほとんどの方はそれらの栄養素が摂れることを期待して野菜を食べているはずです。青汁にももちろんこれらの栄養素がたくさん含まれているのですが、β-カロテンやビタミンKなどのように青汁だけで1日の必要量をまかなえる可能性があるものもあれば、ビタミンB群やC、E、鉄、食物繊維のようにそれだけでは十分ではない、もしくはビタミンDのように全く足らないものもあります。
もちろん、ご飯や肉、魚、果物などにも様々な栄養素が含まれているので、青汁だけで1日に必要な栄養素を満たす必要はないのですが、青汁を飲むだけではバランスが良くないのは否めません。
この青汁の欠点をカバーする手段として、複数の原材料を使用した青汁を選ぶ、何種類かの青汁を代わる代わる飲む、といった方法も考えられます。ただ、ほとんどの青汁の原材料は葉物野菜が中心であるため、それらの方法でも栄養素の偏りを100%解消するのはきわめて難しいと言えるでしょう。
野菜を食べるときにもバランスが必要
ちなみに青汁や野菜ジュースではなく、野菜そのものについてもバランスを考えて食べることが勧められています。1日に必要とされる野菜の量は350g。このうち120gは緑黄色野菜で摂り、残りの230gを淡色野菜、きのこ類、海藻類で摂るのがベストバランスだと言われています。
また、主菜・副菜合わせて1日に30品目以上食べると栄養の上でもバランスが取りやすくなるとも言われています。
それでも侮れない、青汁の魅力
確かに「青汁を飲みさえすれば、野菜を食べなくてもいい」ことにはなりませんが、それでも青汁にはたくさんの飲むべき理由があります。青汁にはどんなメリットがあるのかをご紹介しましょう。
1.青汁で「あと70g」の不足分を埋められる
成人が1日に必要な野菜「350g」までは摂れないまでも、不足分70g(年代によって30g~100g)を埋めるのには青汁はきわめて効果的です。特に普段から葉物野菜がなかなか摂れていない方には、非常に効率的に不足分を補うことができます。
2.野菜が毎日、安定・継続して摂れる
野菜を食べることを心がけていても、どうしても野菜が摂取できない日もあるのが忙しい現代人です。また天候不順などによって新鮮な野菜が十分に手に入らないこともあるかもしれません。
でも青汁を飲むことで毎日安定して野菜を摂取することができます。作るのも簡単なので、「忙しくて、気がついたら今日は野菜ゼロだった……」などといった事態も避けられます。
3.青汁なら微量ミネラルや酵素が摂れる
青汁の原材料として人気の高いケールや大麦若葉、明日葉、桑の葉などは普段食卓ではお目にかかれない食材です。そして、日常的に食べている食材からは摂れない貴重な栄養素がたくさん含まれています。
例えば大麦若葉や明日葉には血圧や血糖値を下げ、強い抗酸化作用を持つ「SOD(スーパーオキシドディスムターゼ)」と呼ばれる酵素が含まれていますが、これはこの2つの素材以外にはルイボスにしか含まれていません。
同じようにケールには、胃がんや胃潰瘍の原因になるピロリ菌を撃退する「スルフォラファン」や、不眠症の解消によいとされる「メラトニン」が含まれています。
また明日葉には強力なデトックス作用を持つ「カルコン」と血液さらさら効果、抗アルツハイマー作用が注目される「クマリン」が、桑の葉には血糖値やコレステロールに働きかける「DNJ(1-デオキシノジリマイシン)」や動脈硬化を防ぐ作用が期待される「Q3MG」が含まれています。
青汁を飲むことで、これらの貴重な栄養成分とともに、なかなか摂取しにくい微量ミネラルなどを毎日コンスタントに取り込むことができるわけです。
4.効率的にデトックス、便秘解消ができる
青汁には老廃物や余分な水分の排出に効果的な成分や便秘の解消に欠かせない食物繊維が豊富に含まれています。もちろん普通の野菜にもこれらの効果は期待できますが、より効率的なのはケールや大麦若葉、明日葉などの”スーパー野菜”を使用している青汁ならではと言えるでしょう。カラダの中から毒素がスムーズに抜けていって、気づいたら肌がぴかぴかになっていたという方も珍しくありません。
5.何と言っても青汁はおいしい!
青汁がまずいと言われたのは過去の話。今はおいしい青汁がたくさんあります。野菜が嫌いでも青汁は大好きという方も、実は少なくないはず。牛乳や豆乳、ヨーグルトに混ぜたら健康的なおやつ代わりにもなります。
このように魅力がいっぱいの青汁。1日1杯の青汁で野菜の恵みを余すことなく体の中に取り入れて、ぜひあなたの健康にお役立てください。
女子リキのおすすめ青汁のレビュー
★ふるさと青汁
「ぽっこり」「下半身太り」「むくみ」。ふるさと青汁に使われている主原料の明日葉は100%国産(八丈島)です。農薬・化学肥料に頼らない農法で栽培されています。
★やずやの養生青汁
やずやの養生青汁の主原料「大麦若葉」は、農薬、化学肥料を使わずに栽培された大分県産の「六条大麦若葉」を使用しています。